戸塚彩加は隠していた。   作:蒼井夕日

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なんだかコメントが増えて嬉しい!!

にしてもコメント欄見てて思うんですが、やっぱ僕の小説読む人は変態と変人が多いんですかね。(みんないい人)

面白くて好きですよ。

あと、できるだけ書き続けていきたい...でも4月から色々忙しいんだァ。


第12話 愛。

「八幡は、やっぱり大きいほうが好き、かな...」

 

「え...と...」

 

何が、と聞かなかったのは、抽象的な大きさを表すものがそれしか浮かばなかったからだ。

 

そしてなによりも、俺がそのようなことを期待しているのは間違いないのだ。

 

戸塚も、そうなのだろうか。

 

「...急、だな」

 

「...」

 

戸塚はただ答えを待っている。赤らめた顔は、段々と色気を増していくような気がした。

 

俺はきっと、戸塚の胸部に意識が集中している。

 

「挑戦だったら、何を命令するんだ?」

 

ここへ来て、このゲームのもう一方の選択肢、挑戦へと逃げる。

 

このゲームは真実の質問に答えられない場合、挑戦に変更することができるのだ。

 

「挑戦、だったら...」

 

戸塚は顔を染めたまま少しだけ考えると、両手で胸を押さえながらこう言った。

 

「証明、するよ」

 

戸塚が口にした言葉は、主語も補語も目的語もない言葉足らずで不完全な文だったが、その意味が俺に伝わるのは容易だった。

 

「...いいのか」

 

俺は無意識のうちにそう答えていた。

 

目の前の女の子にしか意識が集中しておらず、思考回路はほとんど停止していたのだ。

 

このままでは止まらない。止まれない。以前風邪を引いた時にもこんな雰囲気になったが、俺が気を失ったせいで何もすることはなかった。

 

しかし、今の俺は熱もなければ風邪も引いてない。

 

戸塚は無言のままベッドを立ち上がり、そしてまたベッドに腰掛けた。俺の隣だ。

 

戸塚が俺にぴったりと密着すると、シャンプーの香りが俺の理性にちょっかいを出す。

 

そして戸塚は俺の太ももに右手を乗せると、少し前かがみな姿勢になる。ラフな部屋着の胸元から、慎ましやかな谷間が覗き、その谷間に釘付けになった俺は、下半身へと血液が滝のように流れ込む。

 

俺の下半身が元気になり始めてやっと僅かな理性を取り戻す。逆だろと思うかもしれないが、俺もそう思う。

 

「な、なぁ戸塚」

 

「真実の選択肢、もう選べないよ」

 

「...」

 

思考を読んだのか、俺の言わんとしたことは阻まれる。

 

「でも、色々準備してないしな...」

 

「それは...」

 

戸塚は、期待している。それは今日に限ったことではないし、かくいう俺も何倍も期待している。

 

「戸塚は、俺のことが好きか?」

 

「当たり前だよ!!!大好き、じゃなきゃ、こんなことしないし...」

 

「それは俺も同じだ」

 

「なら...!」

 

「俺は戸塚を愛してる。でももし今日ここでして万が一のことがあった時、正直俺は責任をとれない」

 

戸塚は、きっと甘えベタなのだと思う。

 

ずっと一人で生きてきたから、秘密を隠してきたから、誰かに甘えるという事が今までできなかった。

 

だから、これが第一の甘えだと思っている。

 

俺たちは、まだそのステージに立っていないし、立てないのだ。それは気持ちとか同意とかそういう感情的なものではなく、単に年齢的なものとして。

 

こればかりは、理屈でしかないのだ。己の欲情に負けてしまえば、それこそただの”甘え”だ。

 

「でも、僕は...」

 

「俺だってしたい。けど、戸塚ならわかるだろ?」

 

「...うん、わかる」

 

「よし、それなら今日はもう寝ま」

 

「なら代わりに命令!!」

 

俺が説得するにつれて段々と落ち込んでいた戸塚は、バッと立ち上がり、潤んだ目で俺を見る。

 

「一緒に寝て」

 

拗ねるような戸塚のお願いがあまりに可愛いせいで、危なく理性が切れてしまうところだったが堪える。

 

「...わかった」

 

了承した後、お互い無言のまま歯を磨き、窓側のベッドに二人潜る。

 

しかし、先ほどの余韻は完全に消化できていない。それは、戸塚も同じだった。

 

「ねぇ、八幡...」

 

「...」

 

俺たちはベッドの中で、いつもしているよりも深い、お互いを感じ、求めあうようなキスを、日付が替わっても止めることはなかった。

 

 




今回短くて申し訳ない。

作者はクリスマスデートとかしたことないんですよね。

皆さんはクリパとかするんでしょうか。

しないですよね。俺ガイル読者はみんな、”ぼっち”のはずだもんね。ね。
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