こっそり王都から抜け出し、外の世界にでてみるも、サテュロスどもに襲われてしまった。
そこに、アポラスと言う少年が駆けつけ、アルテナを助け王都へ戻った...。
ペルセポネ「今まで何処行ってたのアルテナっ!」
いきなりの怒号。
アルテナ「ごめんなさいぃ~、ママぁ~(泣)。」
ペルセポネ「今回は運良く助けられたけど、次は無いからね!」
アルテナ「はぃ~っ、もうしません~。」
半泣きで謝罪する。それも無理はない。初めて出た外の世界にワクワクしていたのにいきなり魔物に襲われるという最悪なことになったからだ。だがそう、ペルセポネが言うようにアルテナは運良く助けられたのだ。そこで同じく王都ルナの出身という同い年位の少年に助けられた。そういえばと言うようにペルセポネはアルテナの方を向いて聞いた。
ペルセポネ「そういや、あんた誰に助けられたの?」
アルテナははっと気づいて応答しようとする。
が...しかし
アルテナ「あ、えっと...。誰だっけ?」
そう、アルテナは名前を今さっき聞いたのにも関わらず覚えていなかったのだ。
アルテナ「んと、ん~思い出せない!」
ペルセポネは呆れるように首を振った。その後、
ペルセポネ「あんたは、まだ能力が開花してないんだからまだ外は行っちゃ駄目だからね!」
ペルセポネは全てを言いきった如くまだ不機嫌なまま身を翻し部屋を退室した。
そう、この世界には、能力という異能が存在する。いわば、人それぞれの個性とも言う。
その能力をまだアルテナは、開花していなかった。実はアルテナが行った壁の外の世界は、戦闘に活かせることの出来る能力者しか出ることが出来ないのが、最低条件だった。それを、どうにかくぐり抜け出たアルテナの末路がこれだ。
アルテナはそんなことを思い返しながら呟く。
アルテナ「私だって早く能力使えるようになるもん。」
むーっと頬を膨らませ、今回の一連を起こした自分の愚かさを呪い、ふて腐れる。
アルテナ「あーあ、いつになったら能力が出るのぉ?」
広い部屋にぽつんと一人少女が横たわっている。
その時、アルテナから小さな光の粒子のようなものが出た。それが、自ら発しているものだとは気づかずアルテナはその光の粒子に目を向け、
アルテナ「何これ、綺麗...。」
と、溢した。その瞬間その光の粒子はアルテナを導くようにフワフワと動き始めた。
アルテナ「あ、待って!」
その光の粒子はアルテナの飼っている犬、ガヴにたどり着いた。アルテナもそのあとに続いた。
ガヴはぐっすりと眠っている。と、いきなり光の粒子はガヴにまとわりついて、まるでガヴそのものが光っているように見えた。アルテナはその光景に見とれて突っ立っていた。
とうとう光は消え、何事もなかったようにその空間は終わる。
ガヴはピーピーイビキをかきながら寝ている。アルテナもそのまま突っ立っている。
が、変わったこともある。
アルテナ「な、何か感じる。ち、力みたいな?」
そう言うと、アルテナの周囲から例の光が出され、集まる。それは、犬の形をしていた。
アルテナ「あ、あれ私、能力使っちゃてる?」
そのとうり。アルテナは突如能力を開花し、今発動しているのだ。アルテナによって生み出された光の犬はアルテナに寄り添い、何だか神々しいものを感じる。
アルテナ「ガ、ガヴちゃん?」
その、ガヴらしき形をした光の犬は、まっすぐ凛々しく静止していた。
アルテナ「どんな能力なんだろ?」
アルテナは疑問を覚えるも、意外に早く能力の使い方を理解していた...?
アルテナ「は~い、次は掃除ね~。あ、そん次はおつかいも頼むわ。」
はぁ。全く理解はしていなかった。が、やっていることは半分あっていた。
光の犬は全くの苦を感じさせない動きを見せていた。
そう、していることがあっているというのはアルテナの能力は「加護」である。能力の内容は自らの意思で、ある生命体に光の粒子を浴びさせ、その光の生命体を自分の支配下に置く、いわば守護者にすることが出来るのだ。
その能力の欠点は、生命体の大きさに応じて光がその生命体をコピーする時間が伸びてしまうことだ。それの何が欠点だと言う。この能力は戦闘用の能力な為、時間と言うのはかなり大きなリスクになりざるを得ないからだ。
と、説明は以上だ。アルテナは大喜びで開花した能力を使っている。
「加護」がどんな恐ろしい能力か知るよしも無いまま....
どうも太郎吉です。二作目の投稿です。どうでしたでしょうか?相変わらず設定がぐちゃぐちゃのまま書き進めてしまいましたw。特に、アルテナの能力開花は無理矢理過ぎたかなと反省しています。それはさておき、さぁさてアルテナ遂に能力が開花しました!ざっくりとした能力内容は載せましたが、実は恐ろしい能力らしいです。その続きはいかに?
眠すぎて意識が朦朧だったので誤字があるかもです。そこんとこよろしく。