シンフォギアにオリーシュをぶち込んで最低系小説にする   作:逆に天才

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 シンフォギアXDUでパヴァリアメモリアを手に入れたので初投稿です。

-推奨BGM-
バカロリート(化物語)


そうかシンフォギアとは、フォニックゲインとは…

 人生というものは自らの予期しない出来事の連続である。昨日まで何事もなく暮らしていたがある日突然世界を救う力を手に入れた! なんてものは極端な例だが、人生とは得てせずそういうものだと考えている。

 ならばこの状況もそういうものだと考えて受け入れなければならないだろう。そう、この独房ぐらしもそういうものだと受け入れるべきなのだ。

 お部屋の説明をすると、窓はなく鉄格子が唯一外界の情報を取得できる。(向かい側も独房だが)。石のように固く、布が一枚だけ引かれたベット、外からは見えないようになっているが全体的に開放感がありすぎなトイレ。そして極めつけに、僕の行動を監視するためだろうか、片手で数え切れない程のカメラ。それがワンルームにまとめられており、非常に居心地の悪いお部屋となっている。この人権などを何処かに放り捨てたお部屋の値段はプライスレス。ふざけた話である。

 しかし、この状況もあることを考えればなんてことはない、むしろ過ごしやすくなる。それは、天羽奏のことだ。彼女のことを考えれば自然と心が軽くなるような気がし、この不快な状況も天上の心地へと変わっていくのだ。そうこれもまた様々な形をほこる。

 

「愛なのか…」

 

「なぜそこで愛…」

 

 鉄格子の外から筋肉隆々の赤い髪の男が呆れたといった表情で呟いた。その隣には白衣を着た女性と、風鳴翼が立っていた。

 なんで聞いているんだ。少し恥ずかしいじゃないか。

 

 

 ネフシュタン起動実験から1週間ほど経っただろうか。僕は今特異災害対策機動部二課の廊下を歩いている。歩いているというのはいささか語弊があるかもしれない、正確には連行されている。僕の前を先程の赤い服の男、風鳴弦十郎と名乗った男が先行する。

 データによれば彼はこの得意災害対策機動部二課の司令を努めているらしく、非常に強い権限を有しているらしい。これは彼個人だけのものでなく彼の血筋が関係しているらしいが今は関係ない。

 僕の後ろを歩いている二人の女性。一人は考古学者と名乗った櫻井了子。彼女は自らのことを一介の研究者だといっていたがそうは思わない。彼女の目は僕の全身を油断なく見つめており、何かただならぬ感情を抱いているということが分かる。それは決して好意的なものではなく、ただならぬプレッシャーを感じる。

 最後は風鳴翼。彼女はこちらに対して様々な感情が混ざった視線を向けてくる。おそらくは先日のこともあり、自らの中で折り合いが着いていないのだろう。まだまだ未熟ということか。

 10分ほど歩いただろうか。ようやく目的地へとたどり着いた。そこは施設の端にあり、人が寄り付くことはなさそうな立地であった。扉の見た目は倉庫かそれに準ずるものに見え、げんに扉上部に掲げられたプレートには第5倉庫と記されていた。

 風鳴弦十郎がポケットからカードを取り出し、そのままそれをカードリーダーにスキャンした。すると扉が音もなく開き中へ入れるようになった。

 そこは倉庫ではなく、なにもない部屋であった。壁際に設置された微かな照明だけがあり、他はなにもない。壁や天井などはコンクリートが打ちっぱなしであり、まさにまだ未使用の倉庫であると言えるだろう。

 周りを見渡している僕を尻目に櫻井了子はヒールの音を響かせながら壁へと近づき、そのまま何かをスライドする。そうすると、タッチパネルが現れる。どうやら壁に埋め込まれており、一般の職員の目にはふれないようになっているらしい。

 彼女がそこに手を触れると唸りをあげるような音が部屋全体から響き、そして壁が一部せり上がりそこから大型のモニターがその姿を表す。

 

「メリクリウス君と言ったか。今から君にはとある人物と話をしてもらう。緊張することはない。君はただ質問に答えればいい」

 

 風鳴弦十郎が僕の肩に手を置きながらそう告げる。モニターに光が灯りそこに目を閉じた一人の老人が映る。見た目こそ老人だがその身に纏う迫力はおおよそ常人には持ちえないものだ。

 老人はゆっくりとその目を開きこちらを射抜くような視線で観察してきた。近くにいた三人が息を呑むのを感じる。

 

「貴様が件の異端技術を扱うものか」

 

「ええそうです。お初にお目にかかります風鳴訃堂、僕は錬金術師メルクリウス。以後お見知りおきを」

 

 さあ、プランBの始まりだ。無論プランBなんて物は元から存在していないのですべてアドリブとなる。高度な柔軟性を持って臨機応変に対応するだけだ。なんともまあ簡単な話である。

 

 

 

 

「さて、先日のネフシュタン起動実験時、なぜ貴様はあそこへといた?」

 

「とある筋から情報が入りまして、私利私欲で多くの人間を傷つけようとする者がいると」

 

 僕と風鳴訃堂の話し合いはまず探り合いから始まった。奴の意図することは内通者のあぶり出し、異端技術である錬金術の危険性と有用性。そして最後に僕自身が使えるかどうかだ。

 

「貴様はなぜあの局面になり姿を晒すことにしたのだ」

 

「世界の、ひいては人類の希望であるシンフォギア装者に死なれたら困りますからね」

 

 僕が重要視するのは一番最後の部分だ。僕のミッションは結局フィーネの計画を妨害することに対して重点が置かれている。その理由としては、僕の所属するパヴァリア光明結社の目指す理想とは違うらしく、「神の力」とやらを使わせないためらしい。もう一つは、サンジェルマンの個人的な確執とも呼べるものだ。サンジェルマンは意外とねちっこい性格であり、やられたことは絶対に忘れない、らしい。ちなみにこのことを言っていたのはカリオストロなので、何か忘れてほしいことがあるのだろう。

 

「そうか、だいたいわかった。故に、これ以上無駄な時間を使う気はない。最後の質問だ。異端技術を提供し生きるか、拒否して死ぬか。好きな方を選べ」

 

「無論後者を選ばしてもらいますよ」

 

  それを聞き目を閉じ深く考える風鳴訃堂。僕の後ろでは緊張の面持ちの三人がいることが何となく分かる。ごく僅かな時間静寂に包まれたが、その時間が果てしなく長く感じた。奴が一言「弦十郎」と呟くと、風鳴弦十郎が短く返事をした。どうやら話はまとまったらしい。僕は実際の所ほとんど緊張はしていなかった。なぜなら、奴は国防のためならば例え毒がもられているとわかっていてもそれを呑み込むだけの胆力があると知っていたからだ。その生き様は防人に人生を捧げていると言えるだろう。

 

「メルクリウス君、すまなかったなこのような手間を掛けさせてしまって。改めて名乗らせてもらう、俺の名は風鳴弦十郎、特異災害対策機動部二課の司令という立場だが、気軽に話しかけてくれ」

 

「ええ、よろしくお願いします。弦十郎さん。まあ、僕は錬金術師と言ってもまだ若造ですがね」

 

 彼はそういうと右手を差し出してくる。僕がそれを握り返した時、その大きさと熱さに少し驚いた。見た目からわかっていたが、彼はかなり肉体を鍛え上げているようだ。それに、陳腐な言い方だが、器と呼ばれるものもかなり大きように感じられる。

 僕がそのことに感心し間抜け面を晒していると、風鳴弦十郎の後ろからメガネの女性が顔を出す。

 

「私の名前は櫻井了子よ。この特異災害対策機動二課で研究者をやらせてもらっているわ。シンフォギアの生みの親って言えば分かるかしら?」

 

「ええ、よろしくおねがいします。もしも、僕が役に立てることがあったらなんでも言ってください。錬金術師をやっている以上研究は切っても切れないものですから」

 

 彼女もまた右手を差し出してくる。どことなく掴みどころのない女性だ。こちらを見ているようでどこか遠くを見ている。そのような心持ちに陥る。まあ、あの三人よりは付き合い安いだろう。

 

「私の名前は風鳴翼だ。以上だ」

 

「あ、っはい。よろしく」

 

 彼女はそれだけ言うとプイッと視線を横に外してしまった。風鳴弦十郎と櫻井了子はそれを見て苦笑いをしている。正直ちょっと面食らったが、小動物みたいで少し可愛いと思ったのは秘密だ。

 そこで僕はあることに気づいた、重要な人物が一人欠けていると。

 

「天羽奏さん、僕の愛しい人はどうしたんですか?」

 

「彼女は今…」

 

「奏ちゃんはLiNKERが切れたあとも戦い続けたせいでバックファイアに苦しんでいるわ」

 

「了子君それは!?」

 

僕の質問に対して風鳴弦十郎が悲痛な面持ちでいるのに対して櫻井了子は淡々と事実を告げている。それを聞き風鳴翼は視線を下げ苦痛に満ちた面持ちになる。天羽奏は多くの人に思われているのだなと思うと、少し胸が暖かくなってくる。

 

「もしかしたら、錬金術で少しは彼女の負担を軽減させることが可能かもしれません」

 

「それは本当かっ!?」

 

 風鳴翼がこちらに詰め寄ってくる。彼女の顔と僕の顔が数センチの距離まで近づく。その目はよくよく見ると充血していた。恐らくあまり寝られていないのだろう。

 これに対して櫻井了子がため息を付きながら近づいてきた。

 

「落ち着きなさい翼ちゃん。今ここで彼を問い詰めても意味はないわ。それに、錬金術がどれほどのものかよくわからない内にホイホイ手を出しちゃ騙されちゃうわよ」

 

「っ!?はい、すいません了子さん。奏がもう二度と目覚めないんじゃないかと思うと…」

 

 どうやら風鳴翼を沈めてくれたようだ。こちらを力強く見つめる風鳴弦十郎と、新たな技術に対して貪欲に学ぼうとしている櫻井了子。そして、不安と期待が入り混じった視線を寄越す風鳴翼という三者三様の反応を示してくれた。

 

「ええ安心してください。全力を尽くします。なぜなら、彼女を治すことが今の僕にできる全力の愛情表現なのですから!」

 

 三人はさっきまでと打って変わって少し呆れたようにこちらを見ていた。なぜだ。

 




 この作品を書き始めたそもそもの理由は、シンフォギアもっと流行れ!という理由で書き始めたのでこの作品を読んでいる人も是非書いてください(暴論)

 批評オネシャス! あと文量どうですかね?教えてください何でもしますんで。(何でもするとは言ってない)
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