獣物語   作:火炎放射機

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なんだか心暖まるフォルムをした不思議なロボット(だと思う)"ラッキービースト"が現れて、サーバルちゃんは知ってるみたいで「ボス」と呼んでいて、なのにそれが喋っただけで、てんてこ舞いになっているサーバルちゃんなのだった



コツメわーい 1

 

安心していい存在だと分かり、僕はそのラッキービーストの前で座りこんで、先程まで落ち着きの無かったサーバルちゃんも隣でお行儀よく座っている

 

 

「普段は喋らないのか?」

 

 

「はじめてこえきいたよー なんで? えっボスってしゃべれたの??」

 

 

食いぎみにラッキービーストを見ては喋りかけているサーバルちゃんである、しかしそんなサーバルちゃんを流して僕に近寄ってくるラッキービーストである

 

 

 

「コヨミ キミハナニガミタイ?」

 

 

「えっと・・・図書館へ行こうとしてるんだけど」

 

 

 

サーバルちゃんは"僕が何の動物なのか調べる"という経緯と理由で図書館へと案内してくれている、だが僕はというと僕自身の成り立ちよりもなぜここへ僕が来たのか、もしくは連れてこられたのかとか、元の場所へ戻る手掛かりになるものや、それに繋がる取っ掛かりとなる事が分かったりしないかと考えている

 

 

 

だが

 

 

 

"考える" 事と "思う" 事は、別だといえる

 

 

 

「ワカッタ トショカンマデノルートヲ ケンサクスルヨ ソノマエニ ジャパリパークニツイテハナスネ」

 

 

どうやら、ラッキービーストによるジャパリパーク講座が聞けるようである、僕自身、この"ジャパリパーク"はサファリパークのような自然溢れる所でフレンズという女の子がいてセルリアンという怪異みたいなのがいる世界としか分かっていない

 

 

 

これはしっかり聞かないとだな

 

 

「ジャパリパークハ キコウヲモトニシテ イクツカノチホーニワカレテイルヨ ソレゾレニドウブツ ショクブツガテンジサレテイルンダ」

 

 

聞かないと・・・・

 

 

「オオキクミッツノキコウタイニブンリ・・・・」

 

 

きかNIGHT・・・

 

 

「フレンズトヨバレルイキモノタチデ・・・」

 

 

 

ここ"ジャパリパーク"にきてから、慣れない地を動き回った僕は至って疲れていたのだろう、うつらうつらとしていてラッキービーストの声が耳に入ったとしても、頭に入ってこなくなっていた

 

 

 

ついに眠気に勝てなくなり、頭が落ちてきてしまった僕だった

 

 

 

 

「カノジョラハドウブツヤソノ・・・・・・ア 」

 

 

 

 

「ケンサクチュウ・・・・・エラー エラー」

 

 

 

「あれ?」

 

 

 

「エラー エラー」

 

 

「ボスってば、こよみおにーちゃんのちゃーむぽいんと見てるー!」

 

 

 

「エラー エラー・・・ア 」

 

 

「えらーってなに?あっ こよみおにーちゃん寝ちゃったね きょうはいろんなことがあったからなー つかれちゃったんだねー」

 

 

「でもびっくりしたよー ボスがしゃべれたなんて はじめてきいたけどふしぎなこえしてるんだね」

 

 

 

「・・・」

 

 

 

「みんなボスとおはなししたいとおもうよー なんでいままでしゃべらなかったのー?」

 

 

 

「・・・・」

 

 

 

「ねーなにか言ってよー!」

 

 

 

「・・・・・」

 

 

 

 

後で聞いたことだが、この夜なか中サーバルちゃんは「しゃべってよー」とか「ねーってばー」だの、ラッキービーストが言っていたらしき言葉を真似て「えらー!えらー!」等と言ってラッキービーストに話しかけていたらしい

 

 

 

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