城下町の上条当麻   作:アギマスゼロ

10 / 10
今回はタイトルの通りで 会長 回です

今さらですが、いつの間にかお気に入り 100越えてました(笑)
とても驚きました(゚Д゚)

皆様本当にありがとうございます

今後とも面白い話を投稿できるように頑張りますので応援よろしくお願いします!








8話 会長

( 学校校門前 )

 

茜「到着っ!」ザァァーッ

 

サラリーマンA「茜様~!ハンカチ落とされましたよー!」

 

茜「ふぇっ!?」

 

サラリーマンA「すぐにお渡ししようと思ったのですが…、なかなか追い付けなくて」

 

茜「あわわわわわわわわ」

 

???「あっ、櫻田さんだ」ちらっ

 

茜「すみませんごめんなさい!ありがとうこじあますっ!」

 

サラリーマンA「いえ、いいんですよ」

 

茜「えっと……、あのこれ!つまらないものですがっ!」 ←拾ってもらったハンカチを差し出す

 

サラリーマンA「え!?」

 

???「櫻田さん今日も人見知り全開で可愛いなぁ……」

 

 

茜のクラスの副委員長である 福品 創 はそう思った

 

 

 

 

 

( 茜のクラス前 )

 

茜「朝礼あるから、皆廊下に出て並んで~!」

 

クラスメイト「「「「「は~い!(うーっす)」」」」」

 

( 5分後 )

 

茜「………………」 イライラ

 

男子A、B ぺちゃくちゃ

 

福品「櫻田さん、整列終わった?はい、鍵」

 

茜「ありがとう福品君。ちょうどよかった!」

 

福品君「?」

 

 

ブゥンッ! ←鍵を投げる音

 

ガッ! ←喋ってる男子二人の近くの壁に鍵が刺さる音

 

男子A「あ、危ねぇよ!いいんちょry」

 

茜「さっさと並びなさい」ニコッ

 

男子A、B「「う、うっす!」」

 

男子C「いいんちょー、あいつらは注意しなくていいのか?」

 

 

青髪「見ろや!上やん!これがワイの手札や!!」フルハウス!

 

当麻「なに!?くっそ……負けた…っ」ツーペアー

 

青髪「はん!ワイに勝とうなんて50年早いんや!雑魚が!」

 

当麻「くっ」

 

土御門「ふっ、甘いぜよ。お前ら」ロイヤルストレートフラッシュ!!

 

青髪「なっ!?なんやと!!」

 

当麻「おまえ、運良すぎだろ!?」

 

土御門「ま、俺が本気だせばこんなもん楽勝だぜよ。それで俺に何か言うことは?なぁ……雑魚が!」

 

青髪、当麻「「くっ…」」

 

茜「アンタ達……さっさと並びなさい!!」バシッ!

 

土御門「!!」

 

バサバサバサ ←土御門のズボンのポケットからトランプがこぼれ落ちた音

 

青髪、当麻、土御門「「「……………………」」」

 

青髪「イカサマや!!」

 

当麻「勝負は無効だ!!」

 

土御門「はん!勝てば官軍!勝負の時にバレなきゃいいんだぜよ!今さら言っても時効だにゃー!」

 

青髪、当麻、土御門「「「……………………」」」

 

青髪、当麻、「「ちょっと表でろや!野郎ぶっ殺してやる!」」

 

土御門「上等!受けてたつぜよ!」

 

茜「…………」スゥー

 

 

ごっ!

 

土御門「がっ!?」

 

 

ドスっ!

 

青髪「へあ!?」

 

 

ドカッ!ベコッ!バキッ!!

 

当麻「おぶ!?ちょっ、ぶ!?たすけ、ぎゃぁぁぁぁ!!??」

 

 

茜「…さっさと並びなさい、くそ虫ども…」

 

青髪、当麻、土御門「「「……………………」」」ビクンビクン

 

 

茜「 返事!!!!!! 」

 

青髪、当麻、土御門「「「sir,yes,sir!」」」

 

福品「…………じゃあ、皆行こうか」

 

 

 

 

 

 

 

 

( 朝礼 )

 

「ー続いて、生徒会長に代わり櫻田副会長より連絡事項です」

 

「会長さんってまた休みなの?」ヒソヒソ

 

「私、顔見たことないな…」ヒソヒソ

 

「そういえば、入学してから一度も見てなくね?」ヒソヒソ

 

「噂によると1年らしいよ」ヒソヒソ

 

 

 

当麻「青髪、おまえ何か知らないのか?」ボロボロッ

 

青髪「ワイの情報によれば3年の女子やな。身長が小さくて1年によく間違われるらしいで」ボロボロ

 

土御門「もとから体が弱いから滅多にこういった所には現れないって話ぜよ」ボロボロ

 

当麻「へー」

 

 

 

 

奏「ーー来週末、全校をあげて町内清掃活動を実施します」

 

 

茜(町内っ…!)

 

 

 

 

 

 

 

 

( 午後 )

 

 

福品「悪い、ノート届けてくるー」

 

クラス男子A「ほーい、掃除さぼるなよー」

 

福品「わかってるよ!じゃあ行こうか櫻田さん」

 

茜「うんっ!」

 

 

 

 

茜「それにしても町内清掃憂鬱だわ……うちのクラスだけ校内限定にしてもらえないかなー」

 

福品「僕がお願いして来ようか?」

 

茜「そんなわがまま言えないわ!住民の人達だって町が綺麗になったら嬉しいだろうし……。でもそれで住民の見世物になるんだわ~!」うぅぅ

 

福品「あははは……(あいつらを召集するか……)」

 

???「会長!今朝の朝礼の件ですが……!?あか、櫻田さん!?」

 

茜「あ、武田センパイ。ど、どうも」

 

福品「…………ごめん櫻田さん急な要みたいだからちょっと行ってくるよ。ノートお願いね」

 

茜「……あ、うん……(先輩今、福品君を会長って……。生徒会長は確か女の人だったはず……。)」

 

福品「……さて、行きましょうか。先輩」メガネ チャキッ

 

武田先輩「あ、ああ…」

 

 

茜(福品君って一体何者なの…?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

( とある準備室 )

 

福品「校内であの呼び方はやめてくださいと…」

 

武田先輩「す、すみません…」

 

福品「……まぁ、いいです。さて、お察しの通り彼女はとても困っている様子でした……」

 

武田先輩「やはり……。くそっ!誰が坤南ひどい仕打ちを……!」

 

福品「……十中八九奏副会長でしょう」

 

武田先輩「頭数を揃えて意見を申し立てましょう」

 

幹部A「こちらはいつでも動けます」

 

福品「いえ、あまり騒ぎ立てるのはかえって逆効果かと……」

 

幹部B「し、しかし……」

 

福品「……仕方ありません。僕が直接動きます。ただ最悪すぐに動けるように皆に連絡を」

 

幹部A、B「「了解です!」」

 

 

 

( 教室 )

 

当麻「うぉぉぉ!!」モップ ぶんっ

 

クラス男子A「ストライク!」

 

当麻「くっそ…当たらねぇ!」

 

土御門「どうした、上やん!お前の力はその程度なのか!」

 

青髪「上やんー、こっちに全然飛んでこないで~」

 

クラス男子B「下手くそが!」

 

当麻「外野は黙ってらっしゃい!次は絶対当てる!上条さんの本気を見せてやりますよ!」

 

 

茜「…………」ゴキッ

 

 

 

ギャァァァァ!?

ヤメテー!?

イェァァァァ!?

タスケテクレー!?

マテ!?ウデハソンナトコロマデマガラナry

 

 

 

 

屍の山「「「「「…………」」」」」

 

茜「ちゃんと掃除しなさい!……ねぇ福品君見なかった?」

 

クラス女子A「あれ?一緒じゃなかったの?2年棟の方に行ったよ」

 

茜「そうなんだ……(2年棟にはかなちゃんがもしかして本当に福品君が……?)」

 

 

 

( 2年棟 )

 

「奏さーん、1年生が呼んでるよー!」

 

「なになに告白?」

 

奏「からかわないでくださいっ」

 

「おいおい、修。奏ちゃん告られるってよ?」

 

修「?……なんだ会長か…。いや、あれなら大丈夫だ」

 

「?なんだそりゃ?」

 

「つか、町内清掃とかだるいよなー。お前から奏ちゃん説得してくれよー」

 

修「あー、はいはい(しかし、会長とかなでが話すことと言ったら……茜関連か)」

 

 

( 廊下 )

 

奏「なんでしょうか?」

 

福品「わかっているでしょう?町内清掃の件です」

 

奏「粗方、校内清掃に切り替えてほしいということですか……」

 

福品「はい」

 

奏「イヤです」

 

福品「な、なぜですか!?」

 

奏「茜には4000万の貸しがあるので」

 

福品「?」

 

奏「いえ、こちらの話です。……それにこれは茜の恥ずかしがる姿を見放題ですよ?あなたも本当は嬉しいのではないですか?」

 

福品「はっ!?…………」

 

 

 

 

( 福品脳内イメージ)

 

茜「イヤー!見ないでー!?」 キャー

 

 

 

福品「……………っ………っ」 もんもん

 

奏「(分かりやすいわね)もう用がないなら失礼します」

 

 

 

 

( その頃茜は……)

 

 

茜「…………(気になって2年棟に来てしまった…)」そろ~り

 

 

「おや?可愛いやつがいるぞ」

 

茜は上級生に見つかった。

 

茜は《逃げる》を選択。

 

しかし先輩は逃がしてくれなかった。

 

先輩Aは仲間を呼んだ。

 

「お姉さんに会いに来たの?それともお兄さん?」

 

「なになに珍しいね」

 

先輩の群れに囲まれた!

 

茜はどうする? →《逃げる》

 

茜は逃げるを選択。

 

しかし人が多くて逃げられなかった

 

 

 

 

 

しばらく先輩達に遊ばれていました

 

イヤァァー!

 

 

 

 

 

修「おい、奏。さっきは会長と何を話してた」

 

奏「……茜を嫁にください!って」

 

修「冗談じゃないぞ!!俺は絶対に認めん!!アイツのことは嫌いじゃないがそれとこれとは話が別だ!!!」

 

奏「うそです。今朝の朝礼の件でry」

 

修「あっそ、ならいい。じゃあな!」

 

奏「っておーい!?」

 

 

 

 

 

 

 

(3年棟 )

 

「くしゅん!」

 

葵「卯月ちゃん、大丈夫?無理してない?」

 

卯月「はい、大丈夫です!ありがとう葵さん」

 

「葵~、1年生の子が読んでる~」

 

葵「はーい、ゴメンちょっと行ってくるね」

 

 

 

 

 

福品「正直茜様の恥ずかしがる御姿は見たいですよ。ええ!けど、そんな私欲のために行動するなんて人として会長としていかがなものかと……」ブヅブヅ

 

葵「……えっと…、好きな人の色んな表情を見たいって思うのは当然なんじゃないのかな?それに茜自身は嫌だけど頑張ろうとしてるんだよね。折角やる気を出してるならやらせてあげたいかな。町内の方が茜の為になるしね」

 

 

福品「!……そうですね!彼女の為(・・・・)になるならそれもいいか!」

 

葵(たぶん欲望の方が強いんだろうな……) あはは

 

福品「うん……そうか…、うん……そうだよな…」 ボソボソ

 

 

 

 

 

「葵~、またお客さん~」

 

茜「…………」げっそり

 

葵「茜っ!?珍しいね、どうしたの?」

 

茜「えっど……お姉ちゃんって生徒会長さんの友達だよね?」

 

葵「?そうだよ。うちのクラスの子だよ。……それだけ?」

 

茜「えっ!あっ、じゃあ……」

 

茜「助けてっ!」両腕ガシッ

 

「えー、茜ちゃんつれないなぁー」 もー!

 

「せっかくだから遊んでこーよ」きゃー!

 

葵「………………」

 

( とある準備室 )

 

福品「我々も町内清掃に賛同することにしました」

 

武田先輩「会長っ!?どういうおつもりですか!?」

 

福品「改めて考えてみたんです。我が何のために在るのか……。(彼女)の意思を尊重し(彼女)の為に行動することー」

 

 

福品「ーそれこそが!!茜ファンクラブ(・・・・・・・)の存在意義だっ!!」

 

福品「そしてェ!!FC会長(・・・・)としてのォ!!僕の義務であるとォォッ!!」 くわっ!

 

武田先輩「ま、待ってください!我々は櫻田茜様(プリンセス)のおかれる特異な環境の中少しでも平穏無事な生活を遅れるよう……」

 

福品「ですから……それでは彼女の意思を無視することになるんですよっ。彼女は自ら困難に立ち向かい壁を乗り越えようとしている……」

 

福品「………そ…それに町内なら彼女の恥じらう姿が一日中見放題なんだぞ……」ぼそっ

 

 

「「「!!」」」

 

武田先輩「貴様ー!!それが本名だなッ!!」ギャアギャア

 

福品「う、うるさい!!これは彼女の為でもあるんだ!!」ギャアギャア

 

幹部A「…………」

 

幹部B「そ、それは確かに素晴らしい……」

 

幹部C「お前もか!?」

 

 

 

 

( 茜の教室 )

 

茜「結局わからなかった……追跡は諦めよう……」

 

福品「あ、櫻田さん。さっきはノートありがとう」

 

茜「あれ!?いる!?」

 

福品「?」

 

茜「う、ううん。全然いいよ!重いものは慣れてますから……(福品って一体何の会長なのかな……)」

 

 

福品「……(あ、後で押し入れのカメラを回収しとかないと……)」ニコニコ

 

茜「……?な、何かいいことでもあったの?」

 

福品「いえ、別に」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

( 町内清掃活動当日 )

 

卯月「それでは、皆さん頑張って町を綺麗にしましょう!」

 

 

卯月「ふー……」

 

奏「お疲れ様です、卯月生徒会長。お体の具合はよろしいですか?」

 

卯月「はい!今日は調子が良いみたいです!いつもお仕事任せっきりですみません」

 

奏「いいえ、お安いご用です。私の仕事を手伝ってくれる心の優しいボランティア()がいますから…」

 

 

 

( 回想 )

 

奏「当麻、ちょっと生徒会の資料運ぶの手伝って♪ちなみに拒否権はないから♪」

 

 

当麻「えっ、なんでだよ!!」

 

奏「手伝ってくれたら、昼御飯おごるわ!(茜が)」

 

 

当麻「どこまでもお供いたします!姫!」

 

 

( 回想 終了 )

 

卯月「へぇ!そうなんですか!なら今度その人にお礼を言わないと!」

 

奏「……会長のお手を煩わせる必要はありませんわ。私の方からその人に伝えておきます」

 

 

 

( 茜のクラス )

 

茜「えっと……それじゃ…頑張ろう…」ぼそっ

 

福品「聞いたかみんな!!櫻田さんの名誉の為にもうちのクラスが一番多くゴミを回収するんだ!!」

 

「「「おぉぉぉー!!!」」」

 

茜(……福品君ってこんなテンションだっけ……?しかも……)

 

当麻「やるぞ!てめぇら!」 ←既に食べ物で買収済み

 

 

土御門「各班!連携してクラス委員長のフォローも忘れるな!!」 ←既にある本(妹に好かれる兄の極意という内容)で買収済み

 

 

青髪「我らが茜様に勝利を捧げるんや!!」←エロ本で買収済み

 

市民「さすが茜様のクラスは団結力が違うねぇ」

 

 

茜(なんで当麻達もあんなにやる気になってるの!?いつもなら、だらだらしたり遊んでるのに……)

 

 

 

もちろん茜のクラスが一番ゴミを多く回収したクラスであることは語るまでもない……

 

 

 




次は日曜日か月曜日に投稿します!

輝、栞の回は書かないです。
なので次は、修の話か葵の話にしたいと思います。

次回もお楽しみに!



▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10についてはそれぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。