城下町の上条当麻   作:アギマスゼロ

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これから1~2週間ぐらいは投稿し続ける予定です。




幕間 1 櫻田家意見調査会

(とある休日) 櫻田家

 

奏「休日に悪いんだけど、折角皆揃ってるからこの機会に各々所信表明してもらおうと思うの」

 

岬「暇だったから別にいいよ」

 

茜「うん」

 

岬「…」

 

櫻田家の父はこの国の王様である。

 

ゆえに次の王様はその子供達の誰かがやらなければならない。

 

近い将来、全国国民投票による次期国王選挙を行われる。

 

これは、次期国王選挙の前哨戦のようなものである。

 

 

奏「では、これより櫻田家第1回意見調査会を開催します!」

 

 

遥(まぁ、僕ともう一人は皆には内緒で別の目的があったりするけど……)

 

 

 

 

 

 

 

( 調査会が始まる少し前のこと…)

 

 

( 遥の部屋 )

 

 

遥「…なんか用?奏姉さん」

 

奏「うん、遥の能力使わせてよ」

 

僕の能力は【 確率予知 】[ ロッツオブネクスト ]

 

あらゆる可能性を確率で知ることができる。

 

例えば…今日の天気だったら、晴れ60% 曇り10% 雨30%といった具合だ。

 

正確な予知とはいかなくても数字自体は信頼できる。

ある程度の目星はつけられる。

 

遥「なんで?まずいことでも起きたの?」

 

奏「後で買い物行くからどこのお店が一番卵安いか確認したいだけ。教えろ♪」

 

遥「イヤだ」 キッパリ

 

遥「下らない。卵の値段なんて10円も違わないだろ。そんなことのために僕の力を使わないでよ。」

 

遥「昔から奏姉さんはお金に細かいけどもっと王族としての自覚をもったら? お姫様がそんなケチ臭かったら王族の威厳に関わるよ」 はぁー

 

奏「は?そんなの関係ないでしょう。 あんたお金をなんだと思ってるの? パパが一生懸命稼いでくれた10円よ! これだから社会に出たことのない子供は~」 ふっ

 

遥「…」いらっ

 

遥「そっちだって子供じゃないか」

 

奏「お金の大切さを知らないほど愚かじゃないてすから。その分マシよ」 へっへーん!

 

奏「アンタももう中学生でしょ? 下らない事で意地張らずに協力しなさいよ」

 

遥「ぐっ…」

 

奏「それともなに? 自分の力に自信がないのかしら? 失敗を恐れてたらなにもできないわよ。 あ、遥には元々そんな度胸ないかー」 あー

 

遥「っさいな!!僕の能力は絶対だ!!」

 

奏「はん! なら勝負なさいよ! そうね…、兄弟9人のうち王様をやる気がある者とない者。どちらが多いか賭けるのはどうかしら?」

 

奏「選択権をあげるわ。勿論ご自慢の能力を使ってもいいわよ? ま、自信がないなら別の勝負でもいいけどね?」 クスッ

 

(僕に賭けの勝負を挑むだと!?バカにするのも大概にしろよ)

 

遥「……いいよ。その勝負乗った。だが、負けた方は素直に謝ること。敬語でな!!!」

 

 

 

( 回想 終 )

 

ーーー 遥 side ーーー

 

という訳で確率確率予知によると、 6対3 でやる気のない人が多い結果になると出た。

 

そして調査会の途中経過を見ると今のところは

 

 

やる気ある 光、輝 2人

 

やる気ない 茜、遥、岬 3人

 

未回答 栞、葵、修、奏 4人 となっている。

 

 

僕は当然やる気のない方に賭けた。今のところは順調に進んでいるが…

 

奏姉さんめ…!少し年上だからって全てわかったような顔しやがって…! 見てろ! 全てが思い通りになると思うなよ!!

 

修「俺は王様になる気はない。というかそもそも無理だろ」(世論調査 9位 ←最下位 )

 

 

 

(遥脳内イメージ)

 

やる気ある 2人

 

 

やる気ない 3人 + 修 → 4人

 

 

未回答 葵、奏、栞 3人

 

 

 

よっし、きたぁぁぁぁぁ! ほら見ろ! あと1人でも「ないの組」に来ればこっちが過半数を占めて僕の勝ちぃ!!

 

遥「…ふふふっ」

 

岬「……(なんか遥だけ様子が違う。)」ちらっ

 

だが姉さんのあの妙な余裕はなんだ? そもそもこんな賭け、力を使うまでもなく普段の皆の言動から簡単に予想がつくはず…。 実際予知は予想通りだった。なのに何故選択権を僕に渡してまでこの勝負を提案してきた? まさか!? 僕がどちらに賭けようと関係ないのか!?

 

 

つまり結果が問題でない…? 奴は勝負自体にこだわりはなく負けてもいいとおもっているのか……?

…いや、ありえない! 負けず嫌いの奏姉さんがそれを認めるとおもうのか! だが、だとしたらあの余裕は…?

 

遥「……」ガクガクブルブル

 

岬「……(震えてる?お腹痛いのかな?)」ちらっ

 

俺は何を考えているんだ! 今更どうでもいいことだ。僕はこの勝負に勝てればいい。あと1人こちらの陣営に加われば僕の勝ちなんだ。

 

残る3人のうち葵姉さんは90%でこちら側! 普段の言動からもこれは確実。 やつは当然あちら側…、栞は微妙な確率だから候補から除外しても、すでにこちらは5人以上。 過半数は越えている! 残念だったな、姉さん。僕の勝ちだ!

 

 

奏「もう4人もやる気がないと答えたわね。これじゃ、国の将来が心配だわ」 はぁー

 

奏「じゃ、私もやる気がない方に♪」にやっ

 

遥「!?」

 

葵「あれ?急にどうしたの?昨日まであんなに真剣だったのに」

 

奏「だって~、有力候補がやる気がないのなら全く張り合いがないじゃない」

 

葵「うっ…」←グサッ

 

奏「勝てる勝負したってつまらないじゃない。全く、皆にはガッカリしました。」

 

光「!?(私はやる気あるよ!)」

 

茜「奏ちゃん、その発言に私はがっかりだよ」おいおい

 

修「…(この会ってこんな適当でいいのか?)」

 

遥「……」

 

 

 

( 遥脳内イメージ )

 

やる気ある 2人

 

やる気ない 4人 + 奏 → 5人!?(過半数)

 

未回答 葵、栞 2人

 

《 勝利! 》

 

 

 

これだと、やる気のない方に奏姉さんが加わって全部で5人だ。 僕の勝ち…? 元々絶望的とはいえまだ奏姉さんが勝てる可能性はあったのに…。 それを自ら潰してしまうとは一体どういうことだ?…何を狙ってる?

 

 

修「……じゃあ、おれやっぱり移るわ」

 

…はっ?

 

修「正直勝てる見込みがないから諦めていたけど、ライバルが誰もいないなら話が別だ! …そうだな、俺が王様になった暁には茜のイメージビデオでも作るかな。当然茜の部屋にカメラを設置するぞ」

 

茜「はい!?ちょ、やめてよ!?」

 

修「ふっ、心配ない。誰にも見せたりしないさ」

 

茜「そういう問題じゃねーわ!」 ウガーッ!

 

茜「それなら私も王様目指す!! 24時間監視なんて絶対にさせるものですか!」

 

えぇー!?

 

修「それだけで済めばいいがなー(笑)」

 

茜「なっ!?い、1日何時間独占するつもりだ!!この独裁者め!!」

 

修「は?何の話だ?」

 

岬「相変わらず、あか姉のこと大好きだね。修ちゃん」

 

修「はははは、まぁな!」

 

岬「キモいけど」

 

修「……」

 

 

ちょっと待てよ!まずいぞ!茜姉さんや修兄さんが移りやがった!

 

 

( 遥脳内イメージ )

 

やる気ある 2人 + 修、茜 → 4人

 

やる気ない 5人 - 2人 → 3人

 

未回答 葵、栞 2人

 

 

こちら側が負けてるじゃないか!いや、葵姉さんはほぼ確実にこちら側のはず。 そして残りの栞は60%で僅かだがこちらにつく可能性が高い。 これで5人…! いけるぞ! これ以上の動きがなければ僕の勝ry

 

 

岬「じゃー!私もそっちに移る!」

 

遥「」 ドーンッ! ←天井に刺さった音

 

岬「皆!次期国王選挙をなんだと思ってるの! 王様を決めるんだよ? 真面目にやりなよ。こんなんじゃ、皆に任せられない。私がry 「おいおい岬!!」 え?」

 

遥「お前、一体何を言ってるんだよ! 落ち着けよ! お前はあれか!? 状況に流される最近の子かよ!? お前も僕のイメージビデオを作りたいのか!? 落ち着いてもう一度考え直せよ!!」

 

岬「ちょ、な、なに?」

 

遥「まさか、金か!?お金の心配をしてるのか!?わかったよ!僕が一生養ってやるよ!!だから考え直せよ!!」

 

岬「……」 ひきつり

 

奏「まぁまぁ、落ち着きなさいな少年(笑)。とりあえず座って残りの人の意見を聞きましょう。」 ニコニコッ

 

遥「……」

 

ふ、ふふふ…。そうだな、葵姉さんや栞の意見を聞いて、移る人がいるかもしれない。大丈夫だ。僕の能力は完璧だ。最後は僕が勝つ…!!

 

奏「ふふふっ♪」

 

 

 

結果 負けました ///orz///ズーン

 

 

 

( 遥の部屋 )

 

遥「…………」

 

奏「…私の勝ち、ね?」 どや!

 

遥「……ねぇ、結局あの流れは狙い通りだったの?」

 

奏「……ふふ、さぁ?」

 

こいつ…

 

 

奏 (ま、本音をいえば修ちゃんが私の逆を行くこと(・・・・・・・・・・・・・)は読めていたわ。まさかあんなに上手くいくとはね…) どーん!

 

奏「ま、数字というものにとらわれすぎで人の心というものをわかっていなかったわね! 数字からだけじゃ感情を読み取ることは難しいの。 上に立つものは書類だけじゃなく直接人を見ることが大切なのよ!」

 

遥「………くっ」

 

奏「で?少年よ、何か言うことは?」

 

遥「……ごめん…なさい」

 

奏「よろしい!」

 

奏(これで少しは人との関わりを持ってくれるといいけどねて…)

 

 

 

( 後日 )

 

光「そういえば、茜ちゃんは王様なるの?昨日はあんなこと言ってたけど」

 

茜「あ、あのときはその場の勢いで……。その…やっぱり王様になるのやめようかな~」

 

遥「はぁーーー!?」

 

茜「な、なによ!」

 

遥「ふざけるな!今さら撤回するなんて僕は絶対許さないぞ!」

 

茜「なんでよーー!?」 えぇー!

 

奏「(たっく、騒がしいわね)」 ふふっ

 

 

 

 

 

 

岬「遥!私はもう変えないよ!」

 

遥「…そりゃ、どうも」

 

いや、今さらなんだが

 

 

ーーー 遥 side out ーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

( 登校中 )

 

当麻「ふーん、そんなことしてたのか。それで、お前は王様目指すのか?」

 

茜「うぅ……」

 

当麻「まぁ、無理してやる必要はねえんじゃないのか?できるやつがやればいい。(というかその会話的にこいつらにこの国任せて大丈夫なのだろうか…)」

 

茜「そう…だよね…」

 

当麻「でも、お前が王様になれば監視カメラを全て撤去するとか命令できるんじゃないか?」

 

茜「!?」

 

そ、そうか!その手があったか!王様の命令は絶対だから監視カメラを無くすことができるかも…

 

茜「私、王様になる!!」

 

当麻「お、おう…。がんばれよ」

 

茜「うん!頑張る!」

 

私王様になって監視カメラを絶対に撤去してやるんだから!

 

葵「ふふっ、頑張ってね、茜。それで…当麻くんは誰王様になったらいいと思う?」

 

当麻「へ?俺?」

 

葵「うん。やっぱり茜?」

 

当麻「……俺はたぶん修ですかね…」

 

茜「むっ…」

 

葵「どうして? あ!もしかして、修ちゃんと同じで茜のイメージビデオが欲しいのかな?」

 

当麻「いや、あいつと一緒にしないでください。そんなんじゃないっす。と言っても…ちゃんとした理由があるわけじゃないんですがね。消去法で消してってあいつが残った…。それだけです」

 

茜「なんで修ちゃんが残ったの?私やちびっこ達はまだわかるけど、奏ちゃんや葵お姉ちゃんは?」

 

葵「うんうん」

 

当麻「確かに葵さんが王様になったら安心なんだろうけど、やる気がないのに王様になっても長くは続かなさそうだし。奏はやる気はあるし、しっかりしてるけどなんかな……あいつじゃないんだよな…」

 

茜「何それ?はっきりしないね。」

 

当麻「別にいいだろう!修はあんなだけど意外としっかりしてるからな。任せても大丈夫だろ。」

 

茜「私は修ちゃんだけは絶対やだ!!監視カメラ増やされちゃうから!!」

 

当麻「おまえら…」

 

 

 

当麻(そういえばあいつ…)

 

 

 

〔 俺は、あいつを王様にさせない。どんな手を使っても妨害する。〕

 

〔 は?お前が王様になるじゃダメなのか?〕

 

〔俺は王様には向いてない。俺より相応しいやつはいるからな。だがあいつはダメだ。あのままじゃ…。〕

 

〔あいつが王様にならない方があいつの為なんだ。それに…〕ちらっ

 

〔?〕

 

〔…いや、何でもない。とにかく王様になるのは無理だから妨害に専念する。このことは誰にも言うなよ〕

 

〔俺が誰かに言わないなんて保証はあるのか?〕

 

〔その点は問題ない。たぶんお前のことだ、すぐ忘れるだろ〕

 

〔おい!……ならなんでそんなことを俺に言うんだよ?〕

 

〔…………さあな?〕

 

 

 

 

 

当麻(あのときはたいして気にしなかったが、何であんなこと言ったんだろうな)

 

 

葵「…………」

 

 




番外編や幕間をこの先いくつか出していきます。

7話は明日には投稿できると思います。

それでは、お楽しみに!

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