仕事やら、スランプやらで書くのが遅くなりました。
後、今回台詞が長いので読みにくかったらごめんなさい。
再び蛍光灯を消して蝋燭の灯りだけに生徒会室。
「次は僕の番だね」
そう言うと皆が一気にごくりと唾を飲む音が聞こえる。
「これはね、僕が小学生の時に遠足で行った山の近くにあるお寺に伝わるお話でね。
その近くに二人身の丘って呼ばれている場所が合ったんだ。
その場所は立ち入り禁止になってたから行けなかったけど、住職さんに話を聞かせてもらったんだ。
何でもその場所は深い木々に囲まれた小高い山の上にあるんだって。
その丘には霧の日に登るともう一人の自分に会う何て噂があって誰も近づこうとしなかったんだって。
でも江戸時代、其処が立ち入り禁止になる前の頃、度胸だめしで名をあげようと3人の若者達、壱野宮、仁平、三吉が来たんだって。
最初に一晩、壱野宮が一人で丘に登ることにしたそうだよ。
その壱野宮の自慢は人並みはずれた腕力のいる巨大な弓を一人で使える事だった。
そしてその夜、生温い雨が降ってきた。
次第に雨は濃い霧に変わって丘を包みこんだ。まるでそれが魔物であるかのように。
そして次の朝になっても壱野宮は帰って来なかった。二人身の丘は周りが崖で囲まれていて石段を登るしかなかった。
頂上には人1人がやっと登れる櫓が1つ。その櫓の上で壱野宮は死んでいた。
その胸には大きな壱野宮の矢が刺さっていた。何でもその言い伝えには続きが合ってね、残った2人も知る事になるんだけど、その続きってのがもう一人の自分に会った者は自分に殺されると。
それ以来その場所は立ち入り禁止になったんだって」
僕が話終わるとくりむちゃんは紅葉さんの腕を掴んでガタガタ震えていた。
「それって、ドッペルゲンガーって奴ですよね」
「まぁ、当時はそんな呼ばれ方をしてなかったと思うけどね」
「さて、次は杉崎さんの番ですよ」
「ま、まだ続けるの?」
僕が杉崎さんに向かって話し掛けるとくりむちゃんが真っ青な顔をしていた。
「あら、アカちゃん。怖いの?」
紅葉さんがそんな言い方をするものだからくりむちゃんは。
「怖くないわよ」
なんて言ってるけど思いっきりガタガタ震えながら言っても説得力皆無だよ。
「じゃあ、改めて俺の怪談を話させて貰います。これは俺の友人から聞いた、この学校の七不思議の1つです。
何でもこの学校の倉庫には新品同様な状態で残されている机が残っているそうですよ。
何でも昔、勉強するのが好きな生徒がいてその机を使っていたそうなんですが、勉強のしすぎで体を壊してしまったそうなんです。
医者に行くと勉強のしすぎだから少しは体を休ませるように言われたそうなんですけど、その生徒は大好きな勉強が出来ないならと自殺してしまったそうです。
問題はその後、数年経った後の出来事が起こったんです。
どこにでもあるようにそんな悲惨な事件が怪談に換えられるようにその事件も怪談に置き換えられてしまったそうです。
そこに一人の転校生がやってきてその自殺した生徒が使っていた机を使うことになったそうです。最初はみんなその事を黙ってたんだけどクラスメートの一人がつい、口をすべらせてその事を話してしまったそうです。
実はその転校生はそのテの話がダメだったらしく動揺してそれ以来勉強に集中できなくなってしまったそうです。
でもその転校生は三年生で受験の大事な時期ということもあって家で夜遅くまで起きて頑張って勉強したそうですよ。
そして試験日、テストを始めると教室の中だと言うのに霧がかかってきて体も動かないという状態になってしまったそうですが急に体が軽くなってどんな問題でも、今なら解ける気になったそうです。
そしてその霧はチャイムの音ともに消えたそうですが書いたはずの答案用紙は白紙のままだったそうですよ。
ショックでその後のテストも上手くいかなかった転校生は屋上から飛び降り自殺したそうですよ。あの机には座るなという遺書を残して」
杉崎さんが話が終わると静寂が訪れていた。
「アレ、俺の怪談、怖かったですか?」
くりむちゃんは震えてるけど。
「キー君に友人なんていたのね」
「杉崎さん、その友人て実在する人ですか」
「お姉ちゃん、杉崎先輩がおかしいです」
「鍵、私が叩きすぎたばかりに」
すると杉崎さんが急に立ち上がり、一言叫んだ。
「俺だって友人くらいいるよ。宇宙姉弟とか。ってか深夏は知ってるだろ」
すると先輩は口笛を吹いて誤魔化してた。