気付けば3週間たってました
これは~あれです。
ちょっとプロデューサーとしてあるアイドルの投票権を貰って投票してたとかそういうわけではありませんから。ちゃんとそれ相応の理由が合って投稿できてなかったとかじゃないですから!
楽しみにして待っていたなら本当にすいません!
それではどうぞ
「さあ、ゲームスタートだ」
「その意気だよ。それで、いつから澪ルートに入るつもりなの?私はなるべく早くしてほしいかな」
「ああ、そうだな。出来れば早く僕もルートに入れるようにはしたいとは思う。だけど、僕のこのリアル女子に対してのコミュ障を直せたら完璧な主人公に成れると思うんだけど。このままだと、たどたどしく話していれば気を悪くさせて逆に好感度を下げてしまう可能性がある」
何でこんな体質になってしまったのだろうか。
「それも君の自業自得だよね」
「勝手に人の心読まないでくれますかね!」
僕が悪いんじゃない。こんな僕に育てた社会が悪い。リアル女の魅力がない事が悪い。
「暁って結構、性根腐ってるよね」
「sarape!椿!」
Really!? Tubaaki, Are you psychic?
「NO IDON’T!」
……Tubaaki, A…Are you alien?
「YES I AM!」
はいっ!そこで椿さん決めポーズ入りました!ジョジョ立ちかな~
「本当に心の声と会話しないでください。お願いします。どうかもう勘弁してください!」
なんか椿キャラ変わってね?
「それなら早くその体質と性根を治してね」
「はい」
はいとは言ったもののこんなもの治るものなのか?
性根はどうにか治ると思うけどこの体質はすぐに治るものではないと思う。実際初対面の女子、深くかかわってない女子と話したり、話しかけに言ったりする事は受け身な僕には難しい。
「…………まあ明日からすぐに取り掛かってとは言わないし、今日はこの辺にして帰ろうか」
「そうだな、もうこんな時間だしな。」
時間はもう7時前だった。案内から考えるともう3時間くらい経ったか。
この3時間は僕の今までの人生で一番密度の濃い3時間だった。それは話数にして3…………ぐっ急に頭が、痛い!この世界に対してメタ発言したせいか…………。
「じゃあまた明日、暁」
「あ、ああ、じゃあな椿」
そうして、僕と椿は別れた。
僕もこのまま家に帰ろうと思ったが、どうしてもよらないといけないところがある。
「そこに行ってから帰るか。まあ明日でも良いんだけど」
そして、僕は家とは逆方向、駅の方へ向かった。
電車に乗って僕は隣町まで来た。両親とも夜は遅いので別にこれくらいの時間になっていてもばれない。それに今日が初めてというわけではない。何回か中学生の時もこんな事はやっていた。
僕は駅から停車してしばらく歩いていた。結構駅から目的の場所まで距離があるため僕はサウンド設定の音量調整のバーを上げたり下げたりいじってマウスの操作を練習しながら向かっていた。
歩くこと10分。目的地に辿り着いた。僕は隣町まで何をしに来たかと言うと。
「やっぱりまだ空いてたな、井上書店。なんだかんだ言ってここが一番だな」
ここは隣町の中野町の中野商店街。そこはもう7時をまわって他の店はもう閉まっている。
だがここ、井上書店だけがこの暗闇の商店街の中でチカチカと点滅する蛍光灯の光が哀愁を漂わせていた。僕はそう感じながら井上書店に入っていった。
中にはこんなに遅いのにまだ人が10数人ぐらい居た。中にいる人達の年齢は様々だった。おそらく出勤帰りだろう。スーツを着てその足下に鞄を置いて本を試し読みしている人もいる。
おそらく近所のお年寄りだろう。数脚ある椅子のうち、60~70代の人達が笑いながらいろんな本の話、世間話など、他愛のない話がワイワイと店内からは聞こえてくる。
そして、この僕。下校途中の学生もいる。まあ、学生は僕だけなんだけど。
僕はこの井上書店が大好きだ。地域の人、出勤帰りの人、男子高校生、3世代の本好きが集まる憩いの場、それが井上書店だ。井上書店はこの3世代の好みに合わせて沢山の種類の本が店頭に置かれている。もちろん漫画、ラノベ、文芸作品、人文作品……etc.
ここは僕達のかけがえのない場所だ。
僕は書店員が選ぶお薦めコーナーの棚の角を曲がった所にあり、新刊コーナーとラノベコーナーのところに向かって小説にスーっと手を添えて端から端までくまなく探した。
そこで今日僕が買いに来たのは
「あったこれだ」
そして意外とあっさりと見つけることが出来た
一昨日、前田も言っていたがラノベの最新巻が出ていた。だが、この2日間いろいろ、本当にいろいろあって買えていなかったラノベを買いに来たというわけだ。
「あっこれも面白そうだな」
ついつい他の小説にも目がいってしまう。
井上書店の良いところがこれだ。沢山のジャンルが置いてあるため、1冊買いに来ただけなのに偶然目に入った本が奇跡の出会いになる時がある。これはショッピングモールの中にある大規模な本屋は広すぎてこんなことはないだろう。だからこんな沢山のジャンルが混ざった本棚ならではの体験でショッピングモールの本屋などでは体験できないことだってある。
そしてさらに井上書店のすごいところは、あまり広いとは言えないこの店内には何故か、僕が欲しいと思ったあまり有名ではない本が絶対に置いてあるというところだ。現に僕が持っている本のほとんどはこの本屋で1巻を買っている。そしてこの本屋で買った本は大体メディアミックス化するのだ。
メディアミックス化の養鶏場や~
「おっといけね、また新しい本に手を出しかけた」
僕は今日はあまりお金を使いたくないので魅惑の本棚を目に入れないように視線を天井に向けて歩いていた。それが不注意につながった。
「キャッ⁉」
会計場所に向かっていた僕は途中本棚の角を曲がったとこで人とぶつかってしまったらしい。
ちょっとぶつかっただけだったが、ぶつかった人は顔が隠れるくらい本を高く積んで沢山の本を持っていたためにバランスを崩して本を滝のようにバサバサバサと、手から流れ落としていった。
「だ、大丈夫ですか⁉」
僕は尻餅をつかなかったが、ぶつかってしまった人は綺麗にペタンという音が聞こえてくるような見事な尻餅をついていた。
「イタタ…あっ!だ、だだだだだだだ、大丈夫です!」
声からしてぶつかった人は僕と同じくらいかちょっと下ぐらいの少女だった。彼女は何かすごく焦っている様でさらに、人見知りなのか僕と目を合わそうとせず、俯いたまま本を丁寧に1冊1冊集めていた。
僕も見たまま立っているのではなく一緒に本を拾っていった。
あれ?なんかデジャヴじゃね?どこかで最近体験したような気がするぞ……?
まあそんな事は今はそうでも良い、早く拾おう。全て拾った本を僕はほこりを払い、僕達はぐちゃぐちゃになっていた本を拾い終わった。
もしかしてこんなに買うのかな?
「すいません不注意でした!本を傷めさせてしまって、全部買わせてください!」
おこずかいは全て吹っ飛ぶだろうが全部弁償しよう。本を傷つける奴は自分でも許さないからな。
僕の家は月初めにおこずかいを貰うという事になっている
トホホ……まだ15日、あと15日も金が無いと思うと今から何も買えないな。まだ下旬にも沢山の最新巻が発売されるのにな。目から涙、いや血が出そうだ。
「いえいえいえ!ととと、とんでもないです!わわ、私も棚に入れようとした本で前が見えなくなっていたのでお互い様です!弁償しなくて大丈夫ですよ!」
「いえいえ!それでは申し訳ないです!」
僕は深々と下げていた頭を上げて本を買おうと頭を上げるとそこにはエプロン姿の背の小さな女の子が立っていた。
「えっ!」
つい口に出してしまった。
別にどこにでもいる普通の女の子なのだが、いや、普通とは言ったがかわいい顔だと思うよ。髪はショートカットではあるが前髪は結構伸ばしていてあまり顔は見えないのだが、隠れていてもわかるくらいかわいい。だけど別にそれに対して驚いたわけではない。
「あの、あなたは誰ですか?」
ここの店員は井上
「え、えと、わ、私は正男の孫のあ、
まあ孫とかそんなとこだろうなとは思ったよ。
「僕が暁ですけど。そんなに僕の事を言っていますか?正男さんはどうしたんですか?ま、まさか……!お悔やみ申し上げます……」
ついこの間まで元気だったのに……
「い、いえいえ!死んでません!死んでませんから!か、勝手に殺さないでください!」
「でっすよね~働くって素敵!あ~良かった~でも何で今日はいないんですか?正男さんがいないって結構珍しいと思うんですけど」
「きょ、今日はちょっと用事があるらしくて。え、えとでもちょくちょくは、私が切り盛りする時とかありますよ。」
「あ、そうだったのか。じゃあ今まで奇跡的に出会わなかっただけか」
「そ、そうだと思います」
「そうか」
「そ、そうです」
「…そうか」
「……そ、そうです」
「そうか」
「…………そ、そうです…………」
「「…………」」
「……………それよりも本弁償させてください!買おうとしたものではなく、店に並ばせようとした本ならなおさらです!」
「え、ええ!そ、その話まだ続いてたんですか!」
「この暁。自分自身がやった罪を絶対に忘れない&恩を返すのをモットーにしてますんで」
「せ、せっかく話変えられた、『やったー!』って思ったのに!も、もう良いですって!」
「いや、遠慮はしなくていいですって」
「え、遠慮なんてしてません!」
「平行線だな」
「へ、平行線です!」
「じゃあ半分だけ」
「は、半分も全部も一緒です!」
「平行線だな」
「へ、平行線です!」
「じゃあじゃあ、先っちょだけ!」
「そ、それは、絶対に男が言う言葉で一番信じちゃいけない言葉だっておじいちゃんが言ってたです!」
「チッ」
あのクソジジイ悪い事吹き込みやがって。
「い、今チッて!チッて言いましたね!口癖のように言っていたおじいちゃんの言っていた事が今役立ちました!お、男の事は信じちゃいけねえっておじいちゃん言ってたです!」
「いや、それを言ったおじいちゃんも男だからな!」
「そ、そうでした!わ、私は誰を信じればいいのですか!」
知らねえよ!愛栞ちゃん、ちょっと落ち着こうか!
「ま、まあこれもまた平行線だな」
「あ、当たり前の平行線です!」
「もう一度確認しますが、弁償は無理だと」
「は、はい」
「平行線だな」
「へ、平行線です」
「その本を読むために買うという口実を使っても?」
「そ、それは………よ、読みたいとか、お、お薦めされたとかじゃなくて、義務として文字を視界に入れているに過ぎません!」
「平行線だな」
「へ、平行線です」
「でっすよね~読みたい、お薦めされたわけじゃないっすからね~そうお薦めね、
お薦めねぇ~おや~?お薦めされれば良いと?」
「ま、まあそれなら、よ、読んだという事には……なります……けど」
「おわかりいただけただろうか……」
「ま、ま、まさか私にお薦めしろ…ってことですか?」
「そういうことです。」
「そ、そんなの屁理屈、詭弁です!」
「なんか、面白い本無いかな~?何か……あ!そこの店員さん!ちょっと良いですか~?』
「そ、そんなのインチキです!」
「お客様は神様でしょうが!」
「そ、そんn―『お客様は神様でしょうが!』―ぐ………お、お客様は、ど、どんなジャンルがお好みでしょうか?」
「えっとですね~まあ新しいのにチャレンジしたいので店員さんの
「え、えっとですね。で、では、ご、ご予算の方は?」
「う~んそうですね~?まあその店員さんが
「………はあぁ~」
彼女は何か諦めたように一気に体から力が抜けていった。
「わ、私はわ、私ではなく、一書店員として、い、今からお薦めします………暁さんは意地悪です…」
「お客様は神様でしょうが!」
「もうそれは結構です」
「あ、はい」
「で、では………ぜ、絶対に選びたくなかったのに………また
ん?……一瞬だが、愛栞さんが悲しそうな顔をしていたような…………
「書店員として私がお薦めする本ですと…」
愛栞さんは淡々とそう言うと、何かスイッチが入ったように考える素振りを見せずにジャンルも全て違う小説をパパっと選んで10冊くらいを棚から取って手にいっぱいに抱えた。
「まあ、これとかこれとかですね。面白くなかったら、読まなくて良いですよ」
…………
「いや、面白くなくても読むよ」
「それは義務ですか?義務なら読まなくても良いです」
前髪で顔が隠れてどんな表情をしているかわからないが、たぶん今は、ジト目にして本当ですか?と言いたげな顔でこちらを見ているのだと思う。
ピローン♪
1.「せっかく君が真剣に考えて選んでくれたんだから、読むよ」
2.「本屋の店員なんだから面白い本に決まってるだろ」
また選択肢が出たな。このタイミングで選択肢が出たか。この選択肢一見どちらも一緒に見えるところだ。だがここで軽い気持ちで選択してしまうことで決定的に未来が変わる。
あまり待たせてはいけない、どうしようかな、なんか愛栞さんもなんか返答待ちっぽいし、ああなんかこういう時ゲームなら待ってくれるのに…………
その時不思議なことが起きた。
新章に入らせようと思ったんのですが中々の文量になったので何話かに分けさせてもらいます。
それでは次回もお楽しみに
次回も、もしかした投稿に2週間以上かかるかもしれませんがどうか温かい目で見てくださいそれではお楽しみに