ここは何処かの裏路地にあるバディカフェ“ゴールデンフリース”。バディファイトができるカフェとして、バディファイター達の間で話題になっているお店です。
このカフェはマスターとバディである看板娘の二人、そして何名かのアルバイトで営んでいます。
そして、この場所には時空を問わずバディファイターがやってくる、という噂があるのでした……。
*
「マスター、デザートの補充終わりましたよ。次は――あれ? 新しいお客様ですか?」
「ああ、この子は真火炉ちゃん。で、真火炉ちゃん。彼女はこの店の看板娘で私のバディのアマリリス。主にデザートを担当しているんだ」
厨房から戻ってきたアマリリスに、訪れた客を紹介する。この店が繁盛するのは決まって昼頃と夜の為に、店内には点々としか客は座っていない。
「初めまして、《華咲く乙女 アマリリス》です。マスターが仰っていた通り、主にデザートを担当しています。今後もこの店に通って頂けると嬉しいですよ」
「私は
「ええ、是非!」
火野さんのいるカウンターには空になった皿が何枚か置かれている。二人が会話に花を咲かせているのをみても、どうやらこのお店のことを気に入ってくれたようだ。
店内がざわめき始めたので、設置してある時計に目を通す。……もうそんな時間か。
アルバイトに後を任せて、肩を回しながらカウンターを出る。
「火野さん、これから“いつもの時間”なんだけど。参加していくかい?」
「いつもの? ……ああ、看板に書いてあったね。もちろん、参加するよ」
ちゃんと看板を見ていたらしい火野さんが手をぽんと叩いた。
――そう、このお店はバディファイトのできるカフェなのだ。
*
「今回対戦するのは我らが店長と~! 本日来店した火野真火炉さんの対決だ~! 二人とも、準備はOK?」
「はい、いつでも」
「私もいいよ!」
少し広めの庭で火野さんと対峙する、互いにカードデバイスを構え、ルミナイズの宣言を行う。時間の関係上観客もまばらだが……、バディファイトで盛り上がるのは夜が殆どなので仕方ない。
「語られない物語……、伝説の世界へと招待しよう。ルミナイズ、“シークレット・ミソロジー”!」
「我が炎の元に集え! 数多の世界の王達よ! ルミナイズ、“炎王大号令”!」
「「バディファイト! オープン・ザ・フラッグ!」」
「レジェンドワールド! バディは《華咲く乙女 アマリリス》」
『はいっ、がんばりますっ!』
「エンシェントワールド! バディは《四角炎王 バーン・ノヴァ》!」
『おうよっ!』
次回、レジェンドW VS エンシェントW!
《華咲く乙女 アマリリス》
モンスター
サイズ1/攻撃力3000/打撃力1/防御力3000
クラン:レジェンドW 属性:オリンピア/星
【コールコスト】君のデッキの上から1枚をこのカードのソウルに入れ、ゲージ1を払う。
“深紅の華”このカードが破壊された時、君のライフ+2!
【ソウルガード】
『内気でおしゃべりで、少し見栄っ張りで。それでも、彼女は美しく、そして誇らしい』
『血は繋がっていなくてもマスターの事、……おとーさんって呼んでもいいのかな?』