バディカフェ“ゴールデンフリース”   作:雪咲

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 さて、第2話です。何かプレイングミスがあればご指摘ください。正直、プロットを作るのとても疲れる……。

 私の場合、カードの説明を完全に省いて雰囲気重視にしようとしているので余計にですね。


《2》

 デバイスが先行後行を決定する。……今回は私が先行のようだ。

 

「始めようか、アマリリス。チャージ&ドロー。まずは手札をコストに装備、《金羊の衣 ゴールデンフリース》」

(手札5→4)

 

 出てきたのは黄金の羊から作られた1枚の布。これ自体に戦闘能力は無いけど、少なくとも私を守ってくれる。

 

「ちょっと待って。今捨てたのは……、《戦乙女 全知のアルヴィドル》!?」

 

「そう。手札から捨てられた時、ゲージ+1、1ドロー。そして、ゲージ1を払いセンターにバディコール。《華咲く乙女 アマリリス》」

(手札4→5 G3→4→3)

 

『マスター、一緒に頑張りましょうっ』

 

「バディギフトでライフ回復。ライフが増えたとき、《金羊の衣 ゴールデンフリース》の能力が起動。ゲージ+1、1枚ドロー。アタックフェイズ、アマリリスで火野さんに攻撃」

(手札4→5 G3→4 L10→11)

 

 アマリリスが弓に矢をつがえて放つ。

 

「うわっ……」

(L10→9)

 

「これで私はムーブエンド」

 

 マスター・洋

 手札5/ゲージ4/ライフ12

 

 火野真火炉

 手札6/ゲージ2/ライフ9

 

「私のターン! ドロー、チャージ&ドロー! 連続キャスト! 《竜枯盛衰》、《天竜開闢》! それぞれライフ2ずつ、合計4払いゲージ+4と2ドロー! そして、ゲージ1とライフ1を払いセンターにコール! 《激動たる角王 ジウン》!」

(手札5→7→6 G3→7→6 L9→4)

 

『おいどんの名はジウン! さあ、いくでごわす!』

 

 火野さんのセンターに現れたのは、額に角を持つ荒々しき灰色の髑髏武者。たしか、あのカードは相手に攻撃を無効化されない事を得意としていたはず……。

 

「さらにキャスト、《竜王伝》! 最後にジウンの能力でゲージ1を払い、自身に【貫通】を付与!」

(手札5→6 G6→7→6 L4→5)

 

 《激動たる角王 ジウン》 攻撃力6000→8000 【貫通】付与

 

「ライフを削りつつも、盤面を整え、魔法でアドバンテージを取った……エンシェントワールドお得意の戦術だね」

 

「ええ! さあ、アタックフェイズ! 《激動たる角王 ジウン》で《華咲く乙女 アマリリス》を攻撃! 【貫通】4点!」

 

『歯を食いしばるでごわす!』

 

 ジウンのショルダータックルによってアマリリスが吹き飛ばされ宙を舞い、地面に叩きつけられた。

 

「アマリリス!」

 

『大丈夫、です。【ソウルガード】! そして私の“深紅の華”でマスターのライフ+2です!』

 

「さらにゴールデンフリースの能力でゲージ+1、1ドローする」

(手5→6 G4→5 L12→8→10)

 

「しっかり入ったのに殆どダメージになってない……。それなら、ファイナルフェイズ! 1枚目、《無双奥義 角王∞弾!》でアマリリスを破壊!」

 

「アマリリス!」

 

『きゃぁっ! だけど、もう一度私の能力でマスターのライフを+2ですっ』

(L10→12)

 

「ドロップゾーンの《“絢爛朱雀”ヴァリアブルコード》をデッキの一番下に戻してこのカードは手札に戻る。2枚目、ゲージ3払いキャスト! 《破邪顕正 剛竜火弾!》、ダメージ4!」

(G6→3)

 

「それもライフで受ける」

(L12→8)

 

「う……、レジェンドWでゲージが多いと嫌な予感がするんだけど。ムーブエンド」

 

 マスター・洋

 手札6/ゲージ5/ライフ8

 

 火野真火炉

 手札5/ゲージ3/ライフ5

 

「私のターン、ドロー。チャージ&ドロー。まずはキャスト《イング・ガルド》で手札の《春風の運び手 シルフ》を捨てて2枚ドロー。ライフ1を払い、レフトに《大魔女 キルケー》をコール」

 

「キルケーって確か、自分のモンスターを破壊すればゲージをを貯められるカード。……あ」

 

『マスター、もう一度私を!』

 

「ああ。ゲージ1を払い、センターに再び《華咲く乙女 アマリリス》! そして、キルケーの“大魔女のもてなし”でアマリリスを破壊しゲージ+2。そして、アマリリスとゴールデンフリースの能力も合わせてライフ+2、ゲージ+1、1枚ドローだ。そして《スンペル・ガルド》でキルケ―を破壊してゲージ+1、1枚ドロー。アタックフェイズ――を飛ばして、ファイナルフェイズ」

(手6→7 G6→5→9 L7→9)

 

「な!? ジウンを無視する気!?」

 

「バディファイトは極論相手のライフを先に0にすれば勝てるゲームだ。そしてレジェンドワールドには、ライフ5からでも相手のライフを0にできる必殺技がある」

 

「まさか――!?」

 

「《戦乙女 全知のアルヴィドル》の属性は[アースガルド]と[英雄]。《大魔女 キルケー》は[オリンピア]と[魔術師]と[神]。《春風の運び手 シルフ》は[ワイダーサカー]と[妖精]。ここに[アースガルド][オリンピア][英雄][ワイダーサカー][神][妖精]の6つの種族が相成り、神話が築かれる。ゲージ6を払いキャスト――《ザ・ゴッドジェネシス!》! 私のドロップゾーンにあるカード全てをデッキに戻し、6ダメージだ」

(G9→3)

 

「きゃ、キャスト! 《竜枯盛衰》でゲージ+4! きゃぁああああああ!!」

(G3→7 L5→0)

 

『やったっ、勝ちました、マスター! ……マスター?』

 

「ここで勝利を確信できるなら、君をセンターにコールしたりなんかしない。……来るよ」

 

「こんなに早くライフを0にされるとは思わなかった。……予定より早いけどあなたの出番よ、私のバディ! ゲージ3を払いセンターにバディーコール!」

(G7→3 L0→1→2)

 

『炎の如き情熱で、魔に侵された百騎の鬼に、バーンとヤキを叩っ込む。この俺が炎魔連合の頭、《四角炎王 バーンノヴァ》よぉ! 後は任せろ、ジウンの旦那ァ!』

 

『バーンノヴァよ、後は任せたでごわす』

 

 サイズオーバーで、火野さんの場からジウンが消え、目の前に炎を纏いし巨大な竜が現れる。……これが、《四角炎王 バーンノヴァ》。

 

「このターン中、私は火野さんにダメージを与えられない。これで、ムーブエンドだ」

 

 マスター・洋

 手札5/ゲージ5/ライフ9

 

 火野真火炉

 手札0/ゲージ4/ライフ2

 

「ターン開始時、ライフ1を払い、《七角地王 ドーン伯爵》をレフトにコールするよ」

(L2→1)

 

『さて、そろそろ私の出番だな』

 

「そして私のターン、ドロー。チャージ&ドロー! これが私の逆天の一手、キャスト《起死竜生》! 3枚ドロー!」

(G5 手1→3)

 

「この土壇場で《起死竜生》」

 

「まだ、手札が足りない! キャスト、《竜王伝》でゲージ+1、ライフ+1、2枚ドロー、《タイムセール》で2枚ドロー! ドロップゾーンにある《炎王の舎弟 リッキー》の“舎弟の心意気”でドロップゾーンのこのカードを回収してコール、更にゲージを使って《四角炎王 バーンノヴァ》に【貫通】を与えるよ! 最後に《同床竜夢》でライフ+3! これで準備は整った!」

(手3→4→3 G6→4→3 L2→5)

 

「一度ライフが0になってからあの状態まで立て直すとは……」

 

「アタックフェイズ、《四角炎王 バーンノヴァ》でセンターの《華咲く乙女 アマリリス》を攻撃! 【貫通】2点!」

 

「くっ……」

(L9→7)

 

『マスターさん、頑張ってください。“深紅の華”っ! ライフは元に戻りますっ!』

 

「さらにゴールデンフリースの能力でゲージ+1と1枚ドロー。助かった、アマリリス」

(手札5→6 G5→6 L7→9)

 

「なら、効果が使えなくなるまで殴るまで! バーンノヴァ、【2回攻撃】!」

 

「ライフで受けよう」

(L9→7)

 

「【3回攻撃】!」

 

「もう一度ライフだ」

(L7→5)

 

「ドーン伯爵とリッキーも続いて!」

 

「それもライフで受ける」

(L5→3)

 

「うー、手札に必殺技があればよかったんだけどね。ムーブエンド」

 

 マスター・洋

 手札6/ゲージ6/ライフ3

 

 火野真火炉

 手札3/ゲージ4/ライフ5

 

「私のターン、ドロー。チャージ&ドロー。ゲージ1を払いライトに《壱の試練 ネメアの金獅子》をコール。デッキから[オリンピア]のモンスター1枚を手札に加え、《壱の試練 ネメアの金獅子》をドロップゾーンに置きゲージ2を払い、ライトに《大英雄 ヘラクレス》をコール」

(G7→4)

 

「ここで……《大英雄 ヘラクレス》」

 

「ヘラクレスは決して破壊されない能力と、最大3回までの攻撃を可能にする能力を持つ。レフトに《呼びかける声 エコー》を、センターに《春風の運び手 シルフ》をコール。そしてこの1枚でフィナーレだ、キャスト《パワー・オブ・ミソロジー》。モードは私の場のモンスターの攻撃力+5000を選択」

(G4→2)

 

 《春風の運び手 シルフ》パワー8000

 《呼びかける声 エコー》パワー9000

 《大英雄 ヘラクレス》パワー12000

 

 《パワー・オブ・ミソロジー》の発動に対して、火野さんの眉が一瞬動いた。これは……。

 

「アタックフェイズ。開始時にシルフの効果で手札1枚を捨てて、場のモンスターの打撃力を+1。シルフでバーンノヴァを攻撃」

(手3→2)

 

「キャスト、《逆鱗》! バーンノヴァを場に残して、【反撃】を与えます!」

 

「それに対して《ブレッフェン・ガルド》をキャスト。効果で《逆鱗》を無効」

(G2→0)

 

「なっ、バーンノヴァ!」

 

 シルフの攻撃で膝をつくバーンノヴァ。だが、彼の意志はまだ消えていないように見える。

 

『シャッキリとしろよ、真火炉。まだファイトは終わってねぇ!』

 

「うん、どんとこい!」

 

「ヘラクレスで火野さんを攻撃。この時、エコーの能力でライフ+1、ゴールデンフリースの能力でゲージ+1枚ドロー」

(手1→2 G0→1 L3→4)

 

「その攻撃は受けるけど、【対抗】でゲージ3を払い、戻って来て! バーンノヴァ!」

(L5→2→5)

 

『漢気の拳王となって復活ッ! 登場時能力で真火炉のライフ+3だ!』

 

「もう1枚のバーンノヴァか、これは確かに強いな。……エコーでバーンノヴァに攻撃!」

 

 それでも、《パワー・オブ・ミソロジー》力はすさまじく、2体目のバーンノヴァもあっけなく倒れた。

 

「でも、まだ私が残っている!」

 

「ヘラクレスで火野さんを攻撃」

 

「ライフで受ける!」

(L5→2)

 

「ヘラクレスの【対抗】。ライフ2を払ってヘラクレスをスタンド、3回目の攻撃だ」

 

 手札のカードを見て、火野さんが首を振った。そして、ヘラクレスの攻撃をその身で受ける

 

「――ありがとうございました!」

(L2→0)




《大英雄 ヘラクレス》
 モンスター
 サイズ2/攻撃力7000/打撃力2/防御力3000
 クラン:レジェンドW 属性:英雄/オリンピア
 【コールコスト】君の場のモンスター1枚をドロップゾーンに置き、ゲージ2を払う。
 君のレフトかライトにいるこのモンスターは破壊されない。
 【対抗】【起動】ライフ2を払う。払ったら、このカードをスタンドする。この能力は1ターンに1回だけ使える。
 【2回攻撃】

《呼びかける声 エコー》
 モンスター
 サイズ1/攻撃力4000/打撃力1/防御力3000
 クラン:レジェンドW 属性:オリンピア/妖精
 君の他の[オリンピア]が攻撃した時、君のライフ+1! この能力は1ターンに1回だけ発動する。
 『ナルキソス様。私の声、聞こえてますか?』

《大魔女 キルケー》
 モンスター
 サイズ2/攻撃力5000/打撃力2/防御力6000
 クラン:レジェンドW 属性:オリンピア/魔術師/神
 【コールコスト】ゲージ1を払う。
 【起動】“大魔女のもてなし”君の場の他の[オリンピア]のモンスター1枚を破壊する。破壊したら、君のデッキの上から2枚をゲージに置く。“大魔女のもてなし”は1ターンに1回だけ使える。
 『さあ、今日は誰で宴を開こうか?』

《金毛の衣 ゴールデンフリース》
 アイテム
 攻撃力0/打撃力0/防御力3000
 クラン:レジェンドW 属性;オリンピア/装飾品
 【装備コスト】手札1枚を捨てる。
 君の場に[オリンピア]があり、君のライフが回復した時、君のデッキの上から1枚をゲージに置き、カード1枚を引く。この能力は1ターンに1回だけ発動する。
 『眠らぬ竜に守らせたという、黄金の羊の衣。英雄たちが困難を乗り越えた象徴だ』

《テルモピュライの門》(今回未使用)
 魔法
 クラン:レジェンドW 属性:オリンピア/地形
 【設置】
 【使用コスト】ゲージ1とライフ1を払う。
 君と相手のモンスターは、レフトとライトのモンスターに攻撃できない。
 相手のターン終了時、君のセンターに[オリンピア]のモンスターがいるなら、君のドロップゾーンにあるサイズ1のモンスター1枚を手札に加える。
 『たとえどんなに苦しい戦いであれど、守る戦いであれば勇気が湧いてくる』

 いかがでしたでしょうか。[オリンピア]の個性が無いと、個性を頑張ってつけたら、思ったより強い感じになっていました……。
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