ふぅ、と息をつく。楽しかった、と感情の残滓を抱きながら、ゲームのコントローラーを置き、テーブルへ。
「―ふぅ。楽しかった。」
そう呟き、昨日から置いてあるコップに水を注ぐ。朝に一気に飲み干すと気持ちいい。...そろそろパンも焼けてるかな、とトースターを開け、中のパンを加えながら、軽く用意をする。それじゃ―
「行ってきまーす。」
といって、鍵もかけずに誰も居ない家をあとにするのだった。
・・・
さて、私は―恋に恋する■校■年生...なんて訳もなく。まぁ普通に―普通とはかけ離れているが。まぁ、少々じと目が気になる女学生だ。といっても、他に言われて気付いたような、いわゆる「ズボラ」だが。別に服に興味があるわけでもなく、むしろゲームの方が好きな質だが...これが青春漫画ならここで素敵な出会いがあるはずだが...今日も日々はスローライフで日常系。相も変わらずネットゲームでハイスコアを突破するばかりである。当然そんなわけで学校に行くのだが...
・・・
「俺野 畳さん?」
「はーい。」
...どうやら私以外にもちょっと変わった子は居るようで。例えば前の、この子。...俺野、畳(おれの たたみ)。ちょっと機械染みた体を持つ、変わった女の子。...これは生物学的に女の子といっていいのかはわからないが、きっと見た目と本人の主張から女の子と言っていいのだろう。
「―さん?」
「はい。」
自分もすかさず答える。...正直何度登校しても慣れない。いや私も人外...というか多少人間離れしたとこはあるのだが。機械である。そう。機械である。下手したら私の異常性とか再現できそうな機械である。そして―
「個機 鳴使さん?」
「はい!」
この子に至っては何処かスマホっぽい。断言しよう。何処かスマホだ。というか、明らかに「エーもしもし?」と耳に手を当てて話していたのを見た。というか仮にアレがコスプレで電波だとしたら相当ヤバい奴だろう。ちなみに、名前は解りにくいが、個機 鳴使(こき ならし) という。...少しヒビが入ってるのは、何かあったのだろうか?
とりあえず今日も勉強、さすがに長寿とはいえ、やはり勉強しないと困るものだ。
そんな事を考えたところで、終わりと一時限目の合図が鳴る。
・・・
「...ふぅ。」
と、まぁ。思い出すのも面倒臭い、―ので―ノートに確り書き残した―授業内容が終わると、さて、学食の時間だ―
「―さん!」
...ん?
「―さん、ノート見せてくんない?ちょっとスリープモードになっちゃってさ。」
そういうのは個機さん。...というか、「スリープモード」って隠す気あるんだろうか。まぁ、
「後で返してね。それじゃ学食行くけど―なんなら買ってこようか?お金くれたら行くけど...」
「えっ?私は充電器でバッテリー充電するから...」
「そう。じゃあ私は行ってくるけど...頑張ってね。あと寝ないようにした方がいいんじゃない?人生は、貴重なんだから。」
さて、今日は何にしようかな...普段お弁当を食べてるのは何だったのか。何より充電で漏電したらたまったもんじゃない。そう思いながら、今日も今日とて。ちょっとお土産代わりみたいにメロンパンを買って、生徒の列に並ぶのだった。
(オレのPCマンとオレのスマホマン巻き込んで)スマーン!
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