私、生きてましたよ~あと長らく放置してすいません。
本業の他に副業(バイト)を始めたら時間と心のゆとりが削れる削れる・・・まあ、言い訳なんですけどね。
いつも投稿作品の事を頭の片隅に生活をしていてようやく続き出来ました。
暇つぶしに読んでくれたら嬉しいです。
────ホラー─────
彼らは精神世界『魔界』から
まあ、メタな話をするならば牙狼ワールドに於いて分かりやすい人間に害を及ぼす敵役である。
ゲートから出現時は基本的に素体ホラーの姿で現れる。奴らは放置すると増えたり強化したりする上にそのままでも空を飛翔し、更に口が凄まじく臭いっと人間にとって百害あっても一利無しと言っても良い存在だろう。
さて、奴らが現れるゲートは前の段階がある。
それら名称を『オブジェ』と呼び、コレを見つけ次第その影に溜まる陰我を魔戒剣で突き刺し浄化する事が魔戒騎士の主な昼間の活動である。
雑踏っと人々が忙しなく行き交う繁華街の表通りとは正反対に人通りが疎らな裏通りの脇道、いわゆる裏路地に
雲が疎らな快晴の空の下、俺は───
「災いの芽、っと!」
渡された指令書の一文を呟きながら眼前のモヤモヤと黒い陽炎のような邪気を放つ『ソレ』に魔戒剣を突き刺す───途端にシュワシュワっと炭酸ガスが抜ける様な音とともに魔戒剣を鞘に戻しそれっぽく残心する。
本日、とある街の小汚い路地裏で目の前のモヤモヤ・・・もとい邪気以上陰我未満の 『ソレ』もとい『オブジェ』を手にする魔戒剣で突き刺し浄化する
「おい、マサヒロ 気配が消えるどころか増えているぞ!」
カタカタっと左腕から腕時計型魔導具である相棒のサルパが口のカタチを摸した装飾からの言葉に耳を傾けながら再び周囲探索に思考を切り替え裏路地の角を右に曲がる───
「───ああ、そうだな・・・だがいい加減嫌んなるなぁー───」
路地の片隅に放置された古タイヤ、ちょっと尋常じゃない悪臭を放つポリバケツの影、空家と化した店舗のシャッターに画かれた前衛的な
文字通り現在進行形で『オブジェ』を潰して回っているというの新たな『オブジェ』が出現し続けている。
その光景に俺は内心画像をネットに投稿して───「うわ、この裏路地邪気呼びすぎwww」───って他人事のように草生やしてよぉ!!!(泣)
そんな現実逃避じみた巫山戯た事を頭の端に追いやり再び『オブジェ』の浄化に没頭する俺である。
『オブジェ』は特殊な例えだが超常的ながら自然現象だと俺は解釈している。
前提として他所様の宗教観念を借りるとするなら『人も自然の一部』であると前提とし、人の心から生まれる負の思念や願い、願望などが絡んだ間接的原因あるいはバタフライエフェクトと表現して良いだろ。
それらの他に『土地』の力や『時期』やら様々な要素も含めなければならないが───さて、そんな偶然が幾つも話を例に挙げるがある一定の場所でこんなにも複数の『オブジェ』が出現するだろうか? あるとすれば各率の数時が天文学的になるだろう。
ぶっちゃけ闇落ちした騎士や法師が───あるいは『ホラー』が作為的に作ったと仮定した方がまだあり得る。
「───♪~♪~♪───」
───手にする魔戒剣がそれ相応に重いと感じられる程に疲弊し終わりの見えない浄化作業にストレスがマッハで溜まったりつつある時───如何にもお気楽そうなメロデイの鼻歌が耳に届いた。
「───」
こんな邪気だまりみたいな裏路地に場違いな鼻歌、俺はようやく見えてきた
今回の所謂
かなり見覚えのある『ソイツ』は鼻歌を交えながら電柱、今時ありえない程に無数に貼られたテレクラのシールに邪気を込めているのだろう『ソイツ』の後ろ姿を視界に収めてスニーキング・ミッションの得意な某蛇さんの如く背後に忍び寄り『ソイツ』の脳天に力いっぱい手刀を振り落とした!
「なにやってんじゃ!ワレーーー!!」
「ッッッツツ!!!!??───wう、う・・・あ、ま、マサヒロさんちーす・・・(。・ ω<)ゞてへぺろ───」
俺はテンプレヤクザみたいな恫喝行為を及んでしまうが反省しない───『ソイツ』は後頭部の痛みと突然の打撃に混乱しかかった頭を抱えながらもふざけた挨拶をする見た目、白地に有名ブランド『ルイ●トン』似の柄がレインボー色な全身に刻まれた素体ホラー・・・コイツの名は『サンセーイ』。
俺とは少し・・・不本意ながら縁のある、かなり変わったホラーである。
今回登場した『サンセーイ』君はCR牙狼シリーズを愛好している人にはピーンとくるかもしれません!
主な事はまた次回に(なお、次回投稿は未定の模様)。