織斑千冬の弟に転生したからIS世界を徘徊する! 作:如月 霊
んじゃあ!いきましょうか!
第七話 玲の試験 その1
玲がシュバルツァ・ハーゼの隊長になってから3年が経過した。その間に玲の階級は‘’大佐”となっていた。そしてある日の夕方、隊のみんなと夕飯をしているとテレビに見覚えのある人が現れた。
『ハロハロ~♪みんなのアイドル~束さんだよ~♪』
『今日は皆にお知らせがあるんだ~♪IS男性操縦者を見つけたんだよ!その子の名前は織斑玲君、ブリュンヒルデの弟で今はある軍の部隊にいるんだよ~。私の知り合いだから手を出したら許さないからね?それじゃあね~♪バイバ~イ!』
そしてテレビは切れてしまった。その後しばらく皆が沈黙していた。その中で玲の携帯が鳴った。着信の主は千冬だった。
『玲か?』
「うん。千冬姉さん」
『突然だがお前には身の安全の為にIS学園に入ってもらう事になった。お前はシュバルツァ・ハーゼの隊長をしてるんだからISを学ぶのも兼ねてな、だから日本に戻ってこい。一週間後に試験だからな』
「わかったよ…」
『ならばいいが』
そう言うと通信が切れた。
「「「「「……」」」」」
「日本のIS学園に行くことになった…」
沈黙が続いている隊員達を見ると玲はそう短く言った。
「「「「「え~!」」」」」
すると隊員達は大声で叫んだ。それから玲は理由を説明し、司令部からも“IS学園に行きISの事を学べ”という辞令が下り一週間後玲は日本に向かった。
日本に渡ってから2日後
玲は試験の為にIS学園に来ていた。そして玲がIS学園の校門で待っていると千冬に声をかけられた。
「久しぶりだな玲」
「ほんとだね、2年ぶりかな?」
玲は千冬の問いかけに応じて返す。
「玲、早速だが試験をするからアリーナについて来てくれないか?」
「わかったよ、千冬姉さん」
玲はそう言い千冬の後についてアリーナに向かった。
アリーナ
玲が千冬に連れられてやって来たアリーナのピットには
緑色の髪の女性が一人いた。
「山田先生、任せてしまってすまないな」
「いえいえ、それよりその子ですよね?」
すると緑の髪の女性は玲を見ると千冬に聞いた。
「ああ、玲。この人は私の同僚で後輩の山田真耶だ」
すると玲は敬礼をして自己紹介をする。
「ドイツ軍IS部隊シュバルツァ・ハーゼ隊隊長をしています。織斑玲です。よろしくお願いします。山田先生」
「シュ、シュバルツァ・ハーゼ~!それって任務成功率が物凄く高い部隊じゃないですか!」
すると山田先生はシュバルツァ・ハーゼの名前を聞いて驚きの声を上げた。
「山田先生、落ち着いて。深呼吸、深呼吸」
「は、はい」
千冬に言われて山田先生は深呼吸して心を落ち着かせた。それから千冬は玲に向いて話をしだした。
「玲、お前の試験官は山田先生にして貰おうかと思っていたが……私がしよう」
「はい!負けませんからね」
玲は即答した。それを聞いた山田先生が慌てて止めに入る。
「お、織斑君!危険です!」
「問題ありません。千冬姉さんには2回戦ったら1回はいつも勝ってますから」
すると玲は爆弾発言をして山田先生は驚きの顔を見せた。
「確かにな、私も勝てるかどうかわからなくなる時があるからな」
そしてさらに千冬の追い討ちの爆弾発言に山田先生は固まってしまった。それを放置して千冬は玲に話しかけた。
「玲には打鉄に乗ってもらいたい。それから私は反対側のピットから出るからな」
「わかったよ。負けないよ?千冬姉さん」
「私も負けはしたくないさ」
そう言うと千冬は山田先生を引っ張って反対側のピットに向かった。