博麗の妹   作:ガムラピッド

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どうも、他のまだ書いている途中のくせに違うの書いてしまった。ガムラピッドです。今回は東方Projectの作品に手を出した訳ですが、私自身、原作未プレイ者です。その代わり資料集や他の作品、ネットをあさりまくって情報集めて投稿します。ではどうぞ


博麗夢命

 博麗霊夢には妹がいた。血もつながっている正真正銘の姉妹である。赤ん坊の時、先代の博麗の巫女が道に捨てられていたのを見つけ拾ったのだ。この二人はすくすくと育って行った。

 そして、先代が巫女の役目を下りる時、次の巫女は先代が育てていた二人のどちらかがなる。

 

 妖怪の賢者、八雲紫は姉である霊夢を推薦した。確かに霊夢には紫でさへ目を見開くような霊力を兼ね備えていた。だが、先代は違った。先代はその妹を推薦していた。だが、妹は霊夢とは違い霊力はほとんどなかった。

紫が考えている幻想郷の新しいルール、その要の“スペルカード”を一つも組めないほどだった。それは、先代も同じであった。

 

 紫は疑問に思いそれを問うてみた。

 

 「何故、あの子なの?あなたと同じ道を辿らせるつもり?」

 

 その問いに先代は、

 

 「霊夢やあの子がまだ小さかったとき霊夢が熱を出してしまったんだ。私はすぐに医師に見せないと、と思 い急ぎ、二人を抱えてここを出たんだ。だが、運が悪い事に外は豪雨で人里に向かうにはある森を抜けないと行けなかった。森の中は雨で視界が悪くどこが出口かもわからなかった。その時だ、突然あの子が指を指したのだ。まるで、この道を行けと言っているようだった。私はあの子をみた。その時、自分は息を飲んだよ」

 

 ふぅ、先代は一息つくき

 

 「幼子がするような顔ではなかった。そして、特にあの子の目はしっかりと前を見据え、確信しているようだった。私はそれを信じ指指した方向ヘ進んだ。そしたら、本当に森を抜け人里についたのだ」

 

 「あの子は確かに私と同じように霊力は無い。だが、あの子はそれすら関係なく前へ突き進み、また新しい幻想郷にしてくれるのではないかと、私はそう思っている」

 

 「·······」

 

 先代が話している間、紫は一切口を挟む、聞き入っていた。そして、そのままこの会議はお開きになった。

 

 

 

ーーー数ヶ月後

 

 

 

 13代目の巫女は博麗霊夢に決まった。

 

 

 

 

 理由は2つ、一つは霊力の多さこれ(霊力)の違いはどうしても覆せなかった。

 

2つ目、理由はこちらの方が大きい。

 

 

 

 

 妹が病で倒れた。

 

 

 

 突然、ある日咳をし始め、吐血したのだ。その後は先代や霊夢の看病によってなんとか一命はとりとめた。しかし、高熱が出始め、熱が下がったとしても前のように体が動かなくなり病弱になってしまった。妹は神社の中で寝込むことになってしまった。だとしても、妹の病が一向に良くなることはなかった。

 

 

 ーーーそして、その妹の名は、

 

■◆■◆■◆■◆■

 

 場所は博麗神社、その神社の縁側に人影が見えた。彼女は今の博麗の巫女、博麗霊夢であった。彼女は今、布団を干していた所である。 

 すると、

 

 「お〜い、霊夢〜」

 

 「あら、魔理沙また来たの」

 

 「あぁ、暇だったからな。来ちまったゼ」

 

 「暇って···あなたそう言って昨日も来たじゃない」

 

 「いいじゃねか、そこは気にするなだゼ」

 

 霧雨魔理沙、自称“普通の魔法使い”見た目は白黒の魔女が被っていそうな三角帽子と箒に乗ってやってくるのでまさにその名の通りだ。彼女はこうやってよく霊夢の所にくるのだ。

 

 

 「まぁいいは、上がっておきなさいお茶ぐらいはだしてあげる」

 

 「へへ、サンキューだゼ····。ん?」

 

 魔理沙は箒から降りて、地面に立つとあることに気がついた。

 

 「なぁ、霊夢」

 

 「何よ」

 

 「この神社てっお前一人だけだろ、何で布団が二枚もあるんだ?」

 

 「それは妹の分よ」

 

 「ふ〜ん、妹の·····はぁ!?妹!?」

 

 「ちょっと、急に大きな声出さないでよ」

 

 「いや、だってお前妹いたのか!?」

 

 「ええ、そうよ知らなかった?」

 

 「私、一度も見たことがないぞ」

 

 「そういえばそうね。あの子今まで部屋で寝込んでいたからあなたは見たことはないわね」

 

 「ふーん、お前(霊夢)の妹ねー」

 

 「·····何よ」

 

 「いや、お前の妹だからどんなのか考えていたとこだゼ。」

 

 「ちょっと、なんか失礼なこと考えてたでしょ」

 

 「いいや、そんなことはないゼ」

 

 そんなことを二人で話していると、

 

 

 

 

 

 

 「姉さん」

 

 

 

 

 

 

 

 そんな声が聞こえた。弱々しくも凛とした声だった。

 

 「あら、今は大丈夫なの····夢命(むめい)

 

 「うん、今は調子がいいから動いても大丈夫」 

 

 顔立ちは確かに霊夢に似ている。服は巫女の格好をしているが、こちらはスカート足元まで長く、袖は大きくダボっとしていた。霊夢と話していると彼女は魔理沙に気がついた。

 

 「姉さん、この人は?」

 

 「あぁ、そうね紹介するわ、私の親友の魔理沙よ」

 

 「ちょっ⁉、れ、霊夢」

 

 「まぁ!姉さんの?では改めてはじめまして、私の名は博麗夢命(はくれいむめい)と申します。以後お見知りおきを」

 

 「あっ、こ、こちらこそ霧雨魔理沙です」

 

 「フフ、そんなに畏まらないでください。あ、そうだ。姉さんちっょと厨房を借りますね」

 

 「べつにいいけど···、あなた大丈夫なの?」

 

 「うん、今日は調子が良いから大丈夫。あ、魔理沙さんはそのままお二人で会話を楽しんでくださいね」

 

 夢命はつまり、『一緒にご飯もどうぞ』と言っているのだ。そう言って夢命は廊下の奥に消えていった。魔理沙は夢命がいなくなると、大きく息を吐いた。

 

 「どうしたのよ?そんな大きな息吐いちゃって」

 

 「いや、なんというかすごいなお前の妹」

 

 「何よそれ」

 

 「なんというか、こう···自分よりもっと年上の人と話してた気分だゼ。そういえば、さっき言ってたけどああいつ、なんかの病気なのか?」

 

 「····ええ、小さい頃に突然咳をして血を吐き出したの。原因は不明、それ以来ずっと寝たきりだったの」

 

 「ふーん、なんというか···すごいなお前の妹って」

 

 「·····ええ、そうね」

 

 その時、ほんの一瞬だけ霊夢の顔に影がさしたのを魔理沙は気づかなかった。

 

■◆■◆■◆■◆

ーー厨房

 

 ふふっ、姉さんは魔理沙さんと何か話してますね。何を話てるのかちょっと気になりますが、自分はこっち(料理)に専念ですね。材料は人参、じゃがいも、玉ねぎに豚肉。まぁ、つまるところあれです。『肉じゃが』です。これが一番作るのに良いのです。あ、そうだ。

 

 夢命は後ろを振り向くと、

 

 

 

 

 

 「あなたもどうですか?“紫さん”?」

 

 

 

 

 すると、後ろの空間が裂け、一人の女性が出てきた。

 

 「驚いたわね。どうやって私がいるのが解ったの?」

 

 「勘です」

 

 この人は八雲紫、この幻想郷を創った人だ。私がまだ病気にかかってない頃、縁側で遊んでいると何か変な感じがして、なんとなく「誰?」と問いかけたら本当に出てきたので本当にびっくりした。その後は色々遊んでもらったけど。

 

 「残念だけど遠慮しておくわ。まだ私が出てきていい時ではないからね」

 

 「そうですか·····残念です」

 

 (出来れば姉さんに紹介したかったのですが仕方ありませんね)

 

 夢命はそう思いつつ調理の手を進める。

トントントン

 リズムのいいまな板を叩くような音が厨房に響いていた。夢命はテンポよく調理を続けていた。だが、気になることが一つだけあった。

 

 (···いつまでいるのでしょうか)

 

 あの後も紫は後ろで夢命の調理している様子をじっと見ていた。初めはすごく気になったのだが気にしていたら進まないと思いスルーすることにした。調理は丁度終盤だ。切った野菜と炒めた豚肉を鍋に入れて調味料などを足してから蓋をしてから後は待つだけだ。

 

 「あら、目を離していいのか?」

 

 「はい、もう煮るだけなので少しぐらい離しても」

 

 「そう、なら丁度いいわね」

 

 紫は夢命と向き合うと

 

 「博麗夢命、今から重大な事を言います」

 

 「?」

 

 「明日、この幻想郷に“異変”が発生します」

 

 「異変?」

 

 「異変とはこの幻想郷に異常な現象が発生することです。これをスペル·カードを用意て解決させるのです」

 

 なるほど。つまりは姉さんの晴れ舞台ということですね。·····ちょっと待ってください。何か変ですね?何故そんなことが起こるというのがわかるのだろうか、それに姉さんが巫女になってそれなりに立ったこのタイミングで何故?

 

 「····なるほど、もう物語(シナリオ)はできている訳ですか」

 

 「ッ!!·····よく分かったわね。ええ、そのとうりよ。もう首謀者とは話をつけてあるの。この異変でスペル·カードルールを広める切欠にもなるわ」

 

 「なるほど、よくわかりました。ですか、何故それを私に?」

 

 「さぁ?なぜかしらね。夢命、あなたは博麗の巫女ではない。それに燃え尽きるかもしれないその体を哀れんでかもしれないわね」

 

 その言葉に夢命は

 

 「·····ねぇ、紫さん」

 

 「何?」

 

 「確かに自分はこんなに病弱でいつかは本当に死んてでしまうのかもしれない。でも、私はここにいる。確かに今、生きている。だからこそ」

 

 夢命は紫を改めて見つめ

 

 

 

 

 「私がここにいたという真実は消されることはない。何人たりとも」

 

 

 

 

 その言葉に紫は

 

 「····そうなの、あなたはそこまで覚悟があるのね」

 

 「はい、それくらいは」

 

 「そう、なら私は帰るは」

 

 「はい、ではまた明日」

 

 「そうね。また明日ね」

 

 紫はそう言ってスキマを開けその中に消えていった。そして、スキマは閉じていった。

 

 「あ、そういえば肉じゃが」

 

 話に夢中ですっかり肉じゃがを忘れていた夢命であった。

 

■◆■◆■◆■◆

 

ーースキマ内

 

 「ハァ、本当何故ゆってしまったのでしょうか?」

 

 紫自身にもわからなかった。本当は夢命にも異変のことなんて言うつもりはなかった。あの時だってそうだ。先代をあそこまで言わしめたあの子がどれくらいかこっそり見ていたのにもかかわらずあの子は

 

 

 

 

 

 「誰?」

 

 

 

 

 

 自分でもわからない何かに釘付けにされたのかもしれない。でも私はあの時出てしまった。一体何故?

 

 そう紫が考えに浸っていると

 

 

 

 

 

 「おやおやぁ?、どうやら妖怪の賢者にもわからないことがあるようですねぇ」

 

 

 

 

 

 その声に紫はその声の主を睨むと

 

 「一体何しに来たの?靑蓮(しょうれん)

 

 そう呼ばれた妖怪は長いオレンジの髪、縁無しの眼鏡をかけていた。服装は浴衣のような服であった。

 

 「いえいえ、べつに貴女の顔を見に来たと言うことではだめですか?」

 

 「去りなさい。私は貴女の事を一切信用していないの」

 

 「ひどいですねぇ。せっかくの貴女との仲じゃないですかー」

 

 「·······」

 

 「あらあら、怖い怖い。仕方ありませんね。今回は帰りますか」

 

 靑蓮はそう言って後ろを向いた。すると突然、スキマ空間に“穴があいた”。

 

 「それではまた会いましょう。紫さん」

 

 靑蓮はそう言って穴の中に入っていった。しばらくしてその穴はふさがっていった。

 

 「······」

 

 紫はそこを無言で見つめていた。

 

■◆■◆■◆■◆

 

 ーー博麗神社

 

 「うめー!お前の妹の料理美味いな!」

 

 「当然でしょ私の妹よ」

 

 「フフフ、魔理沙さんももっと食べて下さいね。まだありますから」

 

 「おお!じぁお言葉に甘えて」

 

 魔理沙達は夢命の料理に舌鼓をうっていた。肉じゃが以外にも作っていたのだ。そうして話をしながら時間は進んでいった。

 

ーー数時間後

 

 魔理沙も帰って夜もフケた頃、神社の縁側に一人の人影が見えた。夢命だ。夢命は月を眺めている。

 

 「·····」

 

 すると、

 

 「ゴホ!ゴホゴホ」

 

 咳をしだした。そして、

 

 「ゲホォ!」

 

 血を吐いたのだ。夢命はヒゥー、ヒゥーとする息を整え、手に付いた血を見ると

 

 (もうちょっともってくださいよ。私)

 

 夢命は手に付いた血を洗い流すと寝室に戻った。

 

 そして、神社には静寂しかなかった。

 

 

 

 

 




 という訳でタグに書いたとうりオリキャラ多数です。異変一つで一人、二人のオリキャラを出す予定です。読んでくださった方々ありがとうございました。早めに投稿できるよう頑張ります。良ければ感想もお願いします。
 ではまた。

  
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