黒の剣士と幼馴染みの進む道(リメイク中)   作:雪楓❄️

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第1話 〜デスゲーム開始〜

〜サラside〜

 

広場に転送されて少ししたら、上空に真っ赤なローブを着たアバターが現れた。

 

「プレイヤー諸君、私の世界へようこそ」

 

(私の…世界?)

 

「私の名は茅場晶彦。今やこの世界をコントロールできる唯一の存在だ。」

 

(あれが、茅場晶彦。でも、何のために集めたんだろう?)

 

「諸君らは既に、メインメニューからログアウトボタンが消失していることに気づいていると思う。しかし、これは不具合ではない。繰り返す、これは不具合などではなくソードアート・オンライン本来の仕様である。」

 

「し、仕様だと…?」

 

横にいるクラインさんが小さな声で呟いた。

キリトも唖然としているのか、口を開いている。茅場晶彦はそんな事は気にしないかのように続けている。

 

「諸君らは今後、自発的にログアウトする事はできない。また、外部からの強制ログアウトも有り得ない。もし、それが試みられた場合ーーーー」

 

私は、その先の言葉を予想して固まってしまった。

 

「諸君らの脳は、ナーヴギアによって破壊される。」

 

脳の破壊。それはつまり人の死を意味する。

私は恐怖のあまり、声も出なかった。

 

「脳を破壊するって。あいつ、頭おかしいんじゃねぇか?なぁ?キリト」

 

私はクラインさんの質問に対する、キリトの答えに、安心を求めた。が、それは無情にも現実を突きつけられてしまった。

 

「いや、可能だ。ナーヴギアのマイクロウェーブの原理は電子レンジと同じだ。リミッターさえ、外せば脳を破壊できる。」

 

更に、キリトは説明を続ける。

 

「それに、ナーヴギアには大量の予備バッテリーが搭載されてる。外部からの強制ログアウトは不可能だ。」

 

「ほんとに…?」

 

 

 

「なお、誠に残念なことに実際に警告を無視してプレイヤーの家族、友人がナーヴギアの解除、破壊が試みようとした例が少なからずあり、その結果ーー」

 

一瞬の静寂の後…

 

「―――既に二百十三名のプレイヤーが、現実世界から永久退場している」

 

茅場晶彦のアバターの周りにはその事件のニュースらしき

画面がいくつも表示された。

 

そして、茅場晶彦はさらに続けた。

 

「しかし、十分に留意してもらいたい。今後、このゲームにおける一切の蘇生手段は機能しない。HPが0になった瞬間、諸君らのアバターは永久に消滅し、同時に…諸君らの脳はナーヴギアによって破壊される。」

 

(HPが0になった瞬間…?)

 

私は想像出来てしまった。死ぬ瞬間を。

そして、理解もした。このゲームは本物であると。

 

 

「諸君らが解放される条件はただ一つ。このゲームをクリアすればよい。諸君らが、現在いるのはアインクラッド最下層。そこから、その層の迷宮区を攻略し、最上階にいるボスを倒せば次の層が解放される。それを繰り返し、アインクラッド第百層にいるボスを倒せば、ゲームクリアである。」

 

「クリア…?第百層だと!?ベータじゃ、ろくに上がれなかったんだろ!?」

 

「では、最後に一つ。諸君らのストレージに私からのプレゼントを入れておいた。確認してくれたまえ。」

 

全プレイヤーがその言葉に従い、ストレージを確認する。

 

「手鏡……?」

 

そこには、リアルよりも少し大人の女性らしい自分が写っていた。

次の瞬間…

先程のように、光に包まれる。

 

 

 

光が収まるとーー

 

そこには、14年間慣れ親しんだ自分の顔があった。周りをよく見てみると野武士面の男の人と、よく知っている女顔の少年がいた。

 

「キリト…!?と、…クラインさん??」

 

「オメェさんら誰だ?」

 

「サラと、…もしかして、クラインか?」

 

「てことは、オメェさんらがキリトとサラか!?」

 

周りをよく見ると、先程よりも男女比が明らかに変わっていた。スカートを履いた男性などなど……

 

「けどよぅ、何だってこんなことを…」

 

「どーせ、すぐに説明してくれるさ。」

 

キリトが空中のアバターを指さして言った。

 

 

「諸君らは今、”何故?”と思っているだろう。何故SAO及びナーヴギア開発者である茅場晶彦はこんなことをしたのか?と」

 

茅場晶彦はゆっくりと続けた。

 

「私はこの世界を作り、観賞するためにSAOを、ナーヴギアを作った。そしてその目的は、既に達成せしめられた。………以上で、ソードアート・オンライン正式サービスのチュートリアルを終了する。プレイヤー諸君の、健闘を祈る」

 

最後にそう締めくくり、アバターは消滅してしまった。

 

 

 

〜キリトside〜

 

アバターが消滅した後、広場は叫び声と悲鳴に埋め尽くされていた。

 

(このままじゃ不味いな)

 

「サラ、クラインちょっと来い!」

 

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

 

「サラ、クライン俺はこれから次の村に向かう。2人はどうする?」

 

俺は2人の顔を見ながら続けた。

 

「さっき、あいつが言っていたことが本当ならばこの辺のmobはすぐに狩り尽くされる。MMORPGの供給するリソースは決まっている。そのためにも、次の村を拠点にした方がいい。」

 

「わ、私はキリトに着いていく。もう、覚悟も決めたから…」

 

「悪ぃな。俺は広場に置いたきたダチを置いては行けねぇよ。」

 

「そうか…。なら、何かあったらいつでもメッセージ飛ばしてくれ。」

 

 

「おう!じゃあな。俺だって、こう見えて前のゲームではギルドの頭張ってたんだ。オメェさんにならったテクでどうにかしてみせらぁ」

 

俺は、サラの手を引いて歩き出した。

 

「キリト!サラ!おめぇら、案外可愛い顔してんな。結構好みだぜ。おれ!」

 

「お前もその野武士面の方が何十倍も似合ってるよ!」

 

「クラインさんも、そっちの方が好みですよー!」

 

走り出して、振り返った時にはもうクラインの姿は なかった。

 

 

(紗倉だけは、絶対に現実に帰してみせる!)

 

 

 




今回はここで終わりです。

そこで質問何ですが、もしサラにユニークスキルを持たせるとしたら攻撃系か、サポート系どちらがいいですか?活動報告にてアンケートを取るので良ければお願いします。
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