黒の剣士と幼馴染みの進む道(リメイク中)   作:雪楓❄️

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亀更新で申し訳ないです……。
こここら、若干オリジナル回が増えると思いますがご了承ください。


あと、フィリアの誕生日が決定しましたね!!
かなりうれしいです!!
皆さんはSAOで推しのキャラいますかね?
もしいたら、共有できたら嬉しいです!!


それでは本編どうぞ


第19話

 

………キリトが行方不明になった。

 

今までも、1日中どこかにレベリング行ったりすることもあったし時々朝までどこかに潜っていることなんてザラにあった。

それに今回は、あのフィリアと一緒じゃないらしい。フィリアはよく私かキリトを連れてトレジャーハントに行くから時々こういうことがあるのだけど今回はフィリアはギルドの方で事務仕事らしい。

それを抜きに今までは連絡があったのだけど今回はそれすらないのが気にかかる。

アスナさんの話では、リズも連絡がつかないらしく行方不明らしい。

 

(………あのバカ。何やってるの?)

 

私はその日、眠らずにキリトのことを待った。

 

 

 

 

 

 

 

(……帰ってこない)

 

翌朝になってもキリトは帰ってこず、連絡すらも寄越さない。

 

(リズも連絡つかないし、何してんの2人して。)

 

連絡すらないことにイライラしながらも、追跡不可になっている2人の居場所を交互で見ながら待つこと数時間。

 

漸く2人の居場所がマップ上に出てきた。

 

(………ここって…)

 

結果から言えば、2人とも同じフィールドにいた。

 

(………さて、リズのお店に行こう)

 

私は2人に心配させた報いを受けさせるため、急いでリズの店へと向かった。

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

〜49層 リンダース〜

 

カラン

 

(……開く。もう帰ってたか)

 

どうせなら2人が帰ってくる前に店の前で待ってようかと思ったけど、それは叶わなかったらしい。

 

「………お邪魔しまーす」

 

いつもならば、元気よくリズが挨拶してくれるのだが今回はそれはなく代わりに店の奥から小気味よい金槌の音がした。

 

(……珍しい。そんなに集中してるなんて)

 

リズはどんな時だろうとお客が来れば飛んで出てきていたが、それだけ今作っている武器に集中しているということだろう。

 

(あ、終わった)

 

小気味よく聞こえていた金槌の音が止んだところで、私は奥の工房の方のドアを開けることにした。

 

ガチャ

 

「……へぇ、キリト。それが隠してたものかぁ」

 

私がドアを開けると丁度キリトが新しい武器でソードスキルを試しているところだった。

それも両手に武器を持った状態で。

 

「……なっ、サラ!?」

 

「サラ、どうしてあんたがここに?」

 

突然私が出てきたことで驚いたのか2人ともかなり面白い顔になっている。

 

「……2人とも、まずは言う事あるんじゃないかな?」

 

この2人にはまず説教をしなければいけない。

何故って?

誰にもどこに行くかも伝えず、みんなに心配かけたからである。

 

「……えっと、サラさん。申し訳ございませんでした!」

先に土下座をしたのはもちろんキリト。

リズはキリトが土下座したことで少し驚いたあと落ち着いてから私に謝った。

 

「えーっと、サラ心配かけてごめん。」

 

「うん、リズはいいよ。どうせキリトが巻き込んだだけだろうし」

 

元々、リズに説教するつもりなんてない。

大方、キリトが巻き込んだだけだと思うから。

キリトが巻き込まない相手なんて、フィリアぐらいだと思う。フィリアはキリトと似てるし、むしろ2人揃うと大変なぐらい。

 

「……さて、キリト言い訳はないかな?」

 

「え、あちょっと待ってくれ。頼む」

 

キリトは必死に懇願してくるが、私は知っている。キリトが反省していない事ぐらい。

元々引き篭もりのくせに、好奇心の塊でゲーマー魂に火をつけ無理ばかりするキリトに何を言っても無駄なことは知っている。

 

キリトに1発お仕置きをしようと拳を振り上げたのだが……

 

「…リズ!!心配したよー!」

 

思いもよらぬ乱入者によってそれは阻まれた。

 

「…あ、アスナ」

 

「リズ、心配したんだよ?メッセージは届かないし、いったい昨夜はどこにいたのよ!私黒鉄宮まで確認しに行っちゃったんだからね!」

 

「ご、ごめん。ちょっと迷宮で足止めくらっちゃって…」

 

「迷宮!?リズ1人で?」

 

アスナさんが驚くのも無理はない。

職人職のリズが迷宮で足止めを食らうなんてことは殆どないに等しい。

まぁその原因を作ったのが、私の幼馴染みだと思うと申し訳ないけど。

 

「ううん、あの人と……」

 

そう言って、リズは私の足元で土下座中のキリトを指さした。

すると、アスナさんは口を開けたままフリーズした。

 

「……えっと、サラじゃないよね?」

 

「はい、そうですね」

 

「じゃあ、その下で土下座してるの?」

 

「えぇ。ごめんなさい、真っ黒のせいで」

 

私がそう言うとアスナさんはもう一度ポカンと口を開けてフリーズしてしまった。

「……どういう状況?」

 

「これが多大なるご迷惑を掛けたので、説教中ですね」

 

「あ、なるほどね。」

 

これで納得してくれるアスナさんもアスナさんだろう。

常日頃から、フィリアとキリトに手を拱いている私たちの間だから通じるものでもある。

 

「さて、それじゃあ私はお暇するので後のことはお願いします」

 

そう言って私は工房の方から出た。

理由は言うまでもないだろう。だって、アスナさんのキリトを見る目が明らかに以前とは変わっていたから。

あそこの空間に私がいるのはとても辛い。

 

(………キリトモテるんだよね。私はキリトのことどう思ってるんだろう……)

 

今まで幼馴染みのゲーム仲間としか思ってこなかった。

それで今までは良かったんだと思う。でも、アスナさんやシリカちゃん、そしてリズのキリトに対する表情を見ていると嫌でもわかることもある。

 

(……私が近くにいていいのかな)

 

幼馴染みだからという理由だけで近くにいて、みんなの恋路の邪魔になっていいのだろうか。

 

私の心の呟きに答えてくれる人は誰もいなかった。

 

 

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