戦姫絶唱シンフォギア~転生した運命をひっくり返す者~ 作:ウランルトマ
少女たちの周囲で燃え盛る炎。それはとてつもなく熱く汗が滝のように溢れ出てくる。
???「···セレナ···セレナ!待って‼」
???「マリア姉さん···私行くよ」
マリアと呼ばれる少女とセレナと呼ばれる少女の姉妹。二人は、身勝手な大人たちの実験による犠牲者である。
その二人は今、目の前の怪物と対峙していた。
セレナ「あの怪物を···『ネフェリム』をなんとかできるのは、私と私のシンフォギアのアガートラームだけ。だから私行くよ。姉さんやマム、ここで生き残っている人たち全員を救うためにも」
マリア「セレナ!あなたが犠牲になる必要なんてない‼」
セレナ「·········」
セレナは、そんなマリアの手を振りほどく。そして、聖唱を歌い、シンフォギアを身に纏う。
怪物······ネフェリムと対峙するセレナ。
そして、己が死ぬ覚悟を持ち、絶唱を歌おうとするセレナ。
セレナを止めようとするマリアの下に、初老の女性···ナスターシャが走る。
そこに、頭上から瓦礫が落下してくる。ナスターシャはマリアを突飛ばすことでマリアを守ったが、自らが瓦礫の下敷きになってしまう。
マリア「マム⁉」
ナスターシャ「行きなさい、マリア‼」
マリア「ッ‼······ごめんなさい!」
マリアは、ナスターシャを残して行くことに罪悪感を感じながらも、セレナを止めるために走り出す。
マリア「セレナァァァァー‼」
必死にセレナを止めるために走るマリア。しかし、走っても走っても追い付けない錯覚に陥りそうになってしまう。
それでも走り続けるが、途中で転んでしまう。
そして、マリアの前でネフェリムが、拳を高く振り上げて······。
セレナが絶唱を歌いかける。
そのセレナに向けて、手を必死で伸ばすマリア。
誰か、誰でもいいから、セレナを助けて‼
私は、どうなってもいいから。セレナだけは······‼
嫌だ!本当は死にたくなんてない‼
マムやマリア姉さんともっとずっと一緒にいたい‼
その願いは、神に届くことはなかった。
しかし
若きウルトラマンには確かに届いたのだ。
???「ジーッとしててもどうにもならねぇ‼」
???「融合‼」
???『フウヤッ‼』
???「アイゴー‼」
???『ダアァ‼』
???「ヒァウィゴー‼」
???「ハッ‼」
『ウルトラマンベリアル‼ウルトラマンキング‼我王の名の下に‼』
『トロワ‼』
???「変えるぜ、運命‼ハッ‼ジィィィード‼」
『ウルトラマンジード‼ロイヤルメガマスター‼』
そしてそこには、マントを羽織った金色の巨人が立っていた。
二人「えっ⁉」
リクがウルトラマンキングによって転生した場所は、燃え盛る建物の中だった。
リク「ここは···?」
そこで見たものは、黒髪の少女と金髪の少女が手を繋いで走っているところだった。
だが、その途中で黒髪の少女が転んでしまい、瓦礫の亀裂の間に足が挟まってしまう。
???「私はいいから。切ちゃん一人で逃げて」
???「だめデス調‼二人で逃げるんデス‼」
リク「手伝うよ」
切歌「えっ?」
リク「この娘を助けるんでしょう」
切歌「はいデス‼」
リク「僕が瓦礫を持ち上げるから君がこの娘を助けるんだ」
切歌「わかったデス」
リク「いくよ」
そして、リクが瓦礫を持ち上げている間に切歌が調を助け出した。
調と切歌「ありがとう/ありがとうデス」
リク「どういたしまして。それじゃ、二人は逃げて」
調「あなたも一緒に」
切歌「そうデス」
リク「ごめんね、僕にはまだやるべき事があるんだ」
そう言うとリクは、二人が逃げて来た方向とは逆に向かって走り出した。
切歌「あっ」
調「待って‼」
リクはたどり着いた場所では、怪物とそれに立ち塞がる少女、そして転んで動けずにいる少女を見つけた。
リク「ジーッとしててもどうにもならねぇ‼」
リクは、カプセルケースからベリアルカプセルを取り出す。
リク「融合‼」
ウルトラマンベリアル『フウヤッ‼』
ベリアルカプセルを起動し、スキャナーにセットする。
リク「アイゴー‼」
ウルトラマンキング『ダアァ‼』
次にキングカプセルを起動して、スキャナーにセットする。
リク「ヒァウィゴー‼」
ジードライザーのスイッチを押す。そしてベリアルとキングのウルトラカプセルをスキャンする。
リク「ハッ‼」
するとそこから、キングソードが出現する。
リク「変えるぜ、運命‼」
キングソードに手をかざす。
『トロワ‼』
リク「ハッ‼ジィィィード‼」
『ウルトラマンジード‼ロイヤルメガマスター‼』
そこには金色の巨人が立っていた。
ジード『君は下がっていてくれ』
セレナ「えっ?」
『アン・ドウ』
キングソードに手を二回かざす。
リク「ハッ‼」
ジード『スウィングスパークル‼』
キングソードから金色の斬撃を放つ。
ネフェリム『ガァッ⁉』
その斬撃はネフェリムに当たり激しい火花が散る。
『解放せよ、宇宙最強の力‼』
リクはジードライザーでキングソードをスキャンする
『アン・ドウ・トロワ‼』
キングソードに手を三回かざす。
ジード『ロイヤルエンド‼』
キングソードを頭上に掲げ光のエネルギーを吸収し、キングソードと左手を十字にクロスする。
そこからは金色の光線が放たれネフェリムに直撃する。
ネフェリムはその光のエネルギーに耐えかねて爆発した。
その後ジードは瓦礫に埋もれていたナスターシャを助け出した。
セレナ「あの、ありがとう」
その巨人は私からのお礼を聞くと頷いて空の彼方へ消えていった。
マリア「セレナ‼」
セレナ「マリア姉さん!」
マリア「大丈夫なの、セレナ?」
セレナ「うん、あの巨人が助けてくれたから」
マリア「そっか」
ナスターシャ「無事ですか二人とも」
二人「マム‼」
ナスターシャ「私もあの巨人に救われました」
するとそこに二人のよく知る少女たちがやって来ました。
セレナ「調‼切歌‼」
調「皆、無事?」
セレナ「うん、二人もあの巨人に助けられたの?」
切歌「巨人?なんのことデスか?私たちを助けてくれたのは男の子デスよ」
えっ?男の子?この研究所には、男の子なんていないはず……?
ナスターシャ「もしかしたらその男の子があの巨人なのかもしれませんね」
マリア「そうね、また会った時はきちんとお礼をしなきゃ」
セレナ「うん」
リク「レム、あの怪物がウルトラマンキングの言ってた怪獣かなぁ?」
レム『それは違うと思います。あの怪物からは生体エネルギーが感じられませんでしたから』
リク「そっか」
短い会話を終え、リクとレムは、ネオ・ブリタニア号で日本へと向かった。
ウルトラカプセルナビ
リク「今日のカプセルはこれだ!」
ウルトラマンベリアル『フウヤッ‼』
レム『ウルトラマンベリアル、身長55メートル、体重4万5千トン、リクの父親であり、光の国が生んだ最強最悪のウルトラマンです』
リク「次回も見てください」