戦姫絶唱シンフォギア~転生した運命をひっくり返す者~ 作:ウランルトマ
とあるライブ会場
ここで今、ある計画と同時進行で、この世界で人気ツインボーカルユニット、『ツヴァイウィング』のライブの準備をしていた。
???「スゥ······ハァ······」
???「緊張してるのか?翼」
翼「奏」
ライブステージの裏で、緊張を解すために深呼吸するツヴァイウィングの一人である風鳴翼。
そして、その翼に声を掛けたのは、もう一人のツヴァイウィングである天羽奏。
この二人には、歌手として以外にもう一つの顔があった。
全人類共通の特異災害『ノイズ』
ノイズには、通常兵器での攻撃は一切通用せず、ノイズに触れられた人は炭素化して死んでしまう。
そんなノイズにも唯一対抗できるのが、『聖遺物』と呼ばれる欠片から作り出された『シンフォギア』と呼ばれる物である。
そのシンフォギアの一つが、『雨羽々斬』。その『装者』が翼である。
そして、奏も『ガングニール』と呼ばれるシンフォギアの装者である。
今回のライブは観客に歌を聞かせるのと同時に、装者の二人が歌うことで発生する『フォニックゲイン』で、新たに発見された欠片ではない完全聖遺物『ネフシュタンの鎧』を覚醒させるためである。
翼「奏は、緊張しないの?」
奏「するさ、でも、それ以上に、こんなにデカイステージで嬉しさが大きくて、緊張なんて吹っ飛んだよ‼」
翼「そっか♪」
???「いい顔だな、二人とも」
翼「伯父様⁉」
奏「ダンナ」
奏と翼が話している所にやって来たのは、二人が使用しているシンフォギアや聖遺物の管理、及び対ノイズ対策部署である『特異災害対策機動部二課』の司令官で、翼の伯父でもある風鳴弦十郎である。
弦十郎「二人とも、今日は頼んだぞ‼」
奏「任せときなダンナ‼あたしらの歌で会場を盛り上げてやるよ‼」
翼「そして、私たち二人のフォニックゲインで、ネフェシュタンの鎧を覚醒させてみせます」
弦十郎「期待しているぞ、二人とも‼」
そう言った弦十郎は、控え室を後にした。そして、翼と奏の二人はライブの準備に取り掛かった。
その頃、ツヴァイウィングのライブ会場の外で暗い顔をしている少女がいた。
???「はぁ······。私って呪われてるかも」
少女の名前は、立花響。ツヴァイウィングのライブには親友の小日向未来とともに来る予定であったが、急な用事で来られなくなってしまったのだ。
響「私、このユニット、あんまり知らないんだよね」
リク「どうかしたの?」
響「えっ?」
響に話し掛けたのは、ウルトラマンジードこと朝倉リクである。
リク「なんだか暗い顔をしてたから」
響「えっと、友達が急にこれなくなってしまって」
リク「そっか」
リクは響の話を聞いてこれからライブを聞くような人の顔に見えない理由を理解した。
リク「なら、僕と一緒にライブを聞かない?」
響「えっ、いいんですか?」
リク「うん、いいよ」
響「はい♪」
その後、リクと響が会場内に入ってしばらくすると、会場が暗くなった。
そして、音楽が流れだし、会場に明かりが灯る。
そこから二人の少女が出てきた。天羽奏と風鳴翼である。
観客席の人々は、一気にテンションが上がり、会場中が熱気に包まれる。
リク(これがツヴァイウィングの歌······心に思いが伝わってくる)
二人の歌に魅了されているリク。
ふと、リクが隣に視線を移すと、響が楽しそうにペンライトを掲げていた。
そんな響を見てリクは、口元を緩ませる。
リク(さっきまでは落ち込んでたけど、ちゃんと楽しんでる。)
だが、リクは事前にレムがハッキングして得た情報から、このライブ会場で、何かの実験が行われているのを、知っているので少し不安が残っている。
奏「もっと盛り上がっていくぞー‼」
会場中『オォオオオオオ‼』
会場中が盛り上がり、歌が再び始まろうとしたその時
ドカァァーン‼
いきなり爆発が起きて、会場中が一時静まりかえる。
響「なにっ⁉」
リク「爆発⁉」
そしてすぐに、上空から正体不明の物体が会場中に降りてきた。
響「の、ノイズ⁉」
全人類共通の認定特異災害ノイズが会場中に現れ、次々と人々を襲っていった。
襲われていた人々は灰となって消えていった。
響「人が······⁉」
リク「響‼君は逃げろ‼」
響「えっ?リク君⁉」
リクはすぐさま立ち上がり駆け出す。
そして、一人の男の子が泣きながらへたりこんでいた。
そこにノイズが迫っていた。
リク「くそっ‼」
その男の子に向かってリクは、走り出す。
ノイズたちが、その男の子に触れようとした時、リクはウルトラマンとしての身体能力の高さを生かして、ノイズを紙一重で回避しながら、男の子を助けた。
男の子「あ、ありが······ヒグ······とう······ヒグ······お兄ちゃん」
母親「坊や‼」
男の子「ママ‼」
リクに助けられた男の子は、母親の元に駆け寄り母親に抱き締められる。
そして母親はリクに顔を向ける。
母親「ありがとうございます‼」
リク「お礼はいいから早く逃げて‼」
母親「はい‼」
母親はリクにお礼を言うと、男の子を連れてすぐに逃げる。
リクは振り返ると先ほどまでそこにいたノイズが、響に向かっていた。
リク「響‼早く逃げて‼」
逃げようとする響だったが、足を痛めて逃げられていなかった。
そこにノイズは段々と響に迫ってくる。
しかし、その時
奏「はぁあああ‼」
ノイズたち『ッ⁉』
奏がガングニールのシンフォギアを纏い、その手に持つ槍でノイズたちを薙ぎ払い、響を守った。
だが今度は、奏を狙ってノイズが攻撃する。
奏「早く逃げろ‼」
響「くっ‼」
足を痛めている響は足を引き摺りながら逃げようとする。
奏はノイズの攻撃を必死に阻止するが、少しずつ、しかし着実に押されていくにつれて、ガングニールに亀裂が入る。
やがて亀裂が入った部分が砕け、後方に飛んでいく。
そして、その砕けた破片が響の胸に突き刺さってしまう。
奏「しまった⁉」
リク「響‼くそっ‼ジーっとしててもドーにもならねぇ‼」
リクは響を守るために、ウルトラカプセルを起動する。
リク「融合‼」
ウルトラマン『シャァッ‼』
リク「アイゴー‼」
ウルトラマンベリアル『フウヤッ‼』
リク「ヒァウィゴー‼」
『フュージョンライズ‼』
リク「決めるぜ、覚悟‼ジィィィィード‼」
『ウルトラマン‼ウルトラマンベリアル‼ウルトラマンジード‼プリミティブ‼』
ジード『シュワッ‼』
リクは、ウルトラマンジードとなり、ノイズの前に立ち塞がる。
奏と翼の二人はノイズとの戦闘中にも関わらず、驚きで、動けないでいた。
それもそのはず、いきなり目の前に青い目をした黒と赤のラインが入った銀色の巨人が現れたからである。
ジード『響を守っていてくれ』
奏「ッ‼あぁ、わかった‼」
奏は、いきなり目の前に現れた巨人に話し掛けられ一瞬驚いたが、直ぐ様巨人の意図を理解した。
ジードは奏の返事に頷くとノイズに向かって、ファイティングポーズをとる。
ジード『いくぞ‼レッキングロアー‼』
ジードは、口からエネルギー障壁を起こしてノイズを吹き飛ばす。
ジード『レッキングリッパー‼』
ジードは両手を身体に密着させるようにクロスさせ、勢いよく前に開く。すると、腕の間から三日月型の光輪を発射し、ノイズを切り裂く。
奏「すっげぇ」
翼「奏‼」
翼が奏に近付いてきた。
奏「あの巨人は、ノイズを倒してる」
翼「うん、味方なのかな?」
奏「わかんねぇけど、信じてみよう」
ジード『これで終わりだ‼レッキングバースト‼』
ジードは両手を身体の前でクロスさせ、顔の上に上げ両手を左右に開く。ジードの身体の回りからエネルギーが漏れだし、足下の瓦礫が浮き上がる。そして、左右に開いた両手を身体の前にだし、十字にクロスする。すると、そこから赤黒い雷を帯びた青い光線がノイズに向かっていった。その光線は、破壊光線の如くノイズを爆発させる。
奏「マジかよ‼」
翼「すごい破壊力」
それを見ていた翼と奏はその破壊力に驚きと恐怖を抱いた。
ノイズをすべて倒したジードは、奏と翼、そして響に視線を向けたあと、上空に視線を向ける。
翼「ま、待って‼」
奏「お前は一体なんなんだ‼」
ジード『僕はジード。ウルトラマンジードだ‼』
奏「ウルトラマン······?」
翼「ジード······?」
その言葉を視線をもう一度向けながら言う。
そして
ジード『シュワッ‼』
ジードは空高く飛んでいった。
翼「あっ⁉」
奏「いったまったな」
翼「とりあえず司令に報告しよう」
その言葉を最後に会場での戦いは終わった。
ウルトラカプセルナビ
リク「今日のカプセルはこれだ‼」
ウルトラマンキング『ダアッ‼』
『ウルトラマンキング‼』
レム『ウルトラマンキング、身長58メートル、体重5万6千トン、ベリアルの起こしたクライシスインパクトによって消滅の危機にあった宇宙を救ったとてつもないエネルギー量を持つ伝説の超人です』
リク「次回も見てください」