これはネクロマンサーですか?~いいえ、ネクロマンサー(偽)の皮を被ったバグです~ 作:Aura
突然だが皆さんは神様を信じているだろうか?
「僕....は..も..しも...本当に...居るのなら....この手で殺すとまで行かなくても....絶対..に..殴り飛ばす!!」
血溜まりに倒れながらも薄れ行く意識の中で恨みを込めて吐き捨てる。
何故そんな事を突然言い出すのか?と聞かれれば話は数時間前に遡る。
~数時間前~
その日は雲一つない快晴で、昼寝するには丁度良さそうな陽気でこのまま講義なんてサボって昼寝でもしようかなんて考えながら大学の講義に行く為の準備を済ませ、鍵を閉めたのを確認し、家を後にした。
「んっ? なんか騒がしくないか?」
イヤホンで音楽を聞きながら大通りで信号待ちしているとなんだか周りの人達が騒いでいる事に気がつきイヤホンを外し、周りで騒いでる高校生と思わしき男女の話が耳に入り、内容を掻い摘んで整理すると...。
・どうやら近くで地元では有名な高級ホテルでテロのような事が起きたらしい。
・犯人は5人の男性で犯行目的はホテルで開かれていたパーティーに招待された製薬会社の研究職員夫婦とその娘拉致して研究データと身代金を要求しようとするも計画は半分失敗に終わり、夫婦は多少怪我をするも軽症だったが娘が拉致られて現在も逃亡中。
・犯人はこの近くに潜伏しているかもしれないから注意する様にニュースが流れてるらしい。
・ちくわ大明神
.....最後のに関しては突っ込まんぞ!
(まあ、何はともあれそうそう潜伏してるテロリストになんて遭遇するようなある意味宝くじの一等が当たるような出来事には遭遇しないだろ)
なんて今思えばどう考えてもフラグです!本当にありがとうございました!なんて事をしたせいで腕時計が壊れてたらしく、メールが届いたのでスマホのホーム画面を確認したところ遅刻ギリギリの時間な事に気がついていつもは使わない裏路地を走って曲がり角を曲がろうとしたところで曲がり角を曲がった先にある廃墟に真っ黒なワンボックスから5人の男性らしき怪しさ満点の集団プラス縄で素巻きにされて気絶か眠らされている12~13くらいの少女を担いで入って行くところだった。
(あっ....見事なフラグ回収乙)
等と考えながらも幸い恐らくテロった犯人達にはバレていない様なのでこのまま引き返してから警察に通報すればあの子も助かるだろって考えて道を引き返そうとしたんだが
(え、えっ? なんで....勝手に廃墟の方に進んでるんだ!!??)
なんてパニックになりながらも必死で何とかしようとしたがまるで
「.......ここは?」
目を覚ますと上下左右どこまでも続くかのような白い空間に佇んでいた。
「目が覚めたかの?」
「貴女は?」
「童は其方たち人間が神と呼ぶ者じゃ。名を
背後から声が聞こえたので振り返ると烏の濡れ羽色の様な美しい腰まで届く黒髪と巫女服に身を包っているThe 大和撫子の様な女性が佇んでいた。
「....何となく何が言いたいのか分かりますが此処は何処で、何故神の貴女が僕の前に現れたのでしょうか?」
この不思議空間や神々しいオーラから恐らく厨二の痛い人でもなければ電波系の危ない人でもない事から恐らく本当に神なのだろう。
(出来ることなら今すぐにでも息の根を止めてやりたいが此奴がやった保証はないし、もしかしたら本当は神以外の奴が何かした可能性もあるからまずは話を聞かないと....)
「色々と言いたい事があるじゃろうし、恨みや憎しみもあるじゃろう。だが、冷静に物事を見極められるとは
「....まあ、よくある転生モノの小説とかだとテンプレだから少し驚きまし、不快感はありますが一々気にしてたら話が進みそうにないのでとりあえず話を進めて貰っても良いですか?」
「う、うむ。 それでは言い訳になってしまうのじゃが―――」
女神は頬を引きつらせながらも僕に何が起きたのかの説明を始める。
要点をまとめると....
・まずは本来なら僕は死ぬはずじゃなかった。
・なら何故死んでしまったかと言うと本来場で死ぬのはあの拉致された少女で、その少女は女神様曰く『其方に分かりやすく説明するとハイスクールDxDに出てくる聖書の神陣営の敬虔な信者で、下級天使3名と中級天使2名のお気に入りだったからと言う理由だけでその天使達が勝手に其方の運命は狂わせられたのじゃ!!』と、女神様も説明のさなか我が事の様に激怒して下さったことから説明の途中で今までの無礼を謝り、続きを促すと更にとんでもない事が判明する。なんと件の天使共は僕を操り少女を助けたことがばれたら処分されるので僕を勝手に殺しただけじゃ飽き足らずに自分たちの保身の為に
・次に当然そんな事されてしまった僕は本来なら存在そのものが消えるはずだったが、突然自分が生み出し、納める国で不自然なイレギュラーを感知した女神様がすぐさま今居る所謂神域と呼ばれるここに僕の魂とかき集められるだけの存在の痕跡を集めてくれたことでこうして名前や記憶に欠損は確かに存在するけれど話すことが可能である程度の人格も残すことが出来たそうで感謝してもしきれない。
・そして最後に件の天使たちはそんな罪を犯せば存在を消したところで翼が黒く染まり、堕天することすら気がつかなかった様であっさりばれて現在は地獄の最下層にある阿鼻地獄と呼ばれる最も辛い所に未来永劫収監されることが決まり、二度と日の目を見ることが無いそうだ。
「―――と、言うわけで愚か者たちにはきっちり制裁をし、監督不行な上司や聖書の神からも其方へのお詫びをしっかりとぶん取って来たから安心するとよいのじゃ♪」
「お詫びですか? それは生前の行いとかは関係なく天国に行ける的な物でしょうか?」
「いや、今回の場合はイレギュラーにイレギュラーが重なってしまった為に其方には転生してもらうことになっておるのじゃ」
「特典を1~3つ授けて剣と魔法の世界やラノベやアニメやゲームの世界に転生させて進ぜよう!!的な俗に言う神様転生と呼ばれてるあれですか?」
「うむ! 因みに過去に別の世界の危機でどうしてもしなければ不味い事態になった事から神様転移と呼ばれるものは数回程度あったが今回の其方の様な神様転生と呼ばれるものは其方が初めてなのじゃ♪」
「え!? そ、そっかぁ....よくよく考えたらそんなイレギュラーな事がしょっちゅやってたら世界が無茶苦茶になるだろうし、神様がミスって殺しちゃったテヘペロ☆なんてやらかすわけないですもんね」
「うむうむ! なので童も仕事がない時や休憩時間にその手の小説を読んで『そんなミスやる者なんぞ居たら今頃世界は滅びておるわ!!』みたいな感じで笑い飛ばしておったのじゃが童のミスではなかったがこの様な機会があるとは年甲斐もなく気分が高揚しておる!!」
「なんだか神様と言っても僕ら人間とそれ程感性とかは変わらないんですね」
「まあ、確かにそういうイメージはあると思うが大体は宗教的と言うか政治的な関係で威厳とかなければならぬ場面がある時は其方らがイメージするような厳粛な神々って感じじゃがそれ以外ではそれ程違いはないからのぉ。
とと、思った程話し込んでしまって脱線してしまったが其方には先程言ったように転生してもらうことになっておって、転生先は所謂チートを与えても問題ない世界にしなければならなかった影響でハイスクールD×Dをベースにした限りなく近い並行世界に行ってもらうことになってしまったのじゃが、こちらで勝手に決めてしまったのと彼奴らからのお詫びも含めて特典は今から引いてもらうクジでランダムじゃが5つ与えることになっておるからそうそうパワーインフレ激しい世界でもやっていけるじゃろ」
「え!? 確かに転生するならなるべく平和な世界とかが良かったってのは本音ですが5つもランダムのクジとは言え貰ってしまってもいいんですか?」
「よいよい♪ 5つと言っても完全にランダムじゃから物凄い微妙な物かもしれぬし、デメリットが高い例えば直死の魔眼の様なメガネで抑えなければ発狂コースみたいなやばい物から他の神々がノリノリで入れた手から和菓子が出るとか頭に花が咲くだけの超能力みたいなしょうもない物も交じっておるから最低でも3つは与えないとあの世界では転生させたけど速攻死にました!では転生させた意味がないし、目も当てられぬからのぉ」
と、苦笑しながらいつの間にか用意したのか神社のおみくじの時の番号が書かれた棒が出てくる筒を手渡される。
「なんとく想像は出来ておると思うがおみくじ感覚でその筒を逆さにして出た棒に巻き付けてある紙に特典が書かれておるから一々数字を確認して引き換えるなんて面倒な事はしなくて済むから気軽に引いてしまうとよいぞ♪」
「なんだか僕よりも女神様の方がノリノリな気がしますけど....そういう事ならとりあえずまずは1回目を引いてみますね」
苦笑いを浮かべながら少し緊張しながらも筒をひっくり返し、少し振ると1本の紙が丁寧に巻きつけられた棒が出てきたので手に取って紙を広げてみると....
・Fate風ステイタス表示で幸運&黄金律EX(文字通り規格外なので正し必ずしも幸運だったり、富が舞い込んでくるとは限らない。例.とんでもなく厄介な事に巻き込まれたり、一時的に破産なんて感じになってから結果的に後々プラスになる)
「「.........」」
あんまりにもあんまりな内容に一瞬固まり、女神様と目を合わせ―――
「「だ、誰(じゃ)!? こんなふざけた物を入れた人は(者は)!?」」
―――と、息ぴったりなツッコミを入れてしまう程だった。
「え、えっと....因みにチェンジするこt「無理じゃ!?」デスヨネー」
あっさり無理と言われ思わず頭を抱えて落ち込んでしまう。
「ま、まあ....まだ後4回チャンスがあるのじゃから落ち込むこともないじゃろ?」
「そ、そうですよね! まだ4回もありますもんね!」
と、気を取り直し2回目のくじを引き、紙を広げて確認すると....
・これはゾンビですか?のユークリウッド・ヘルサイズの肉体・能力・装備(衣服・下着・プレートアーマー・ガントレットの一式とおまけで大鎌になるペンといくらでも書けるメモ帳)
「.....僕....男なんだよなぁ」(遠い目)
「いやいや! それよりも重要なことあるじゃろ!」
「....幸運EXって呪いに加えて迂闊に声が出せない・感情を出せない・表情も出せないの三重苦とか現実逃避シナイトヤッテラレナイト思ウノデス」
「ま、まだじゃ! もしかしたらあと3回で何かしら取り返せるかもしれぬ!」
「.....今のがフラグにならないと良いなぁ」
遠い目でフラグにならないように祈りながらくじを引き、紙を広げる。
・緋弾のアリアの初代シャーロック・ホームズの身体能力に加えある程度の頭脳(正し原作通り盲目となるデメリットとは他に伊Uメンバーの能力は特典に含まれず、別特典の為使用不可能)
「神は死んだ!」
「生きておるわ! しかし迂闊に声が出せない・感情を出せない・表情も出せないの三重苦+盲目とか呪われてるとしか思えぬのぉ。まあ、それくらいせねばいくら何でもチートどころかバグキャラになってしまうから丁度いい調整ではあるがこれでは生き地獄じゃな」
「幾らなんでもこれは酷すぎませんか?」
確かにユークリウッド・ヘルサイズのスペックに加えてユークリウッド・ヘルサイズの弱点ともいえる身体能力をカバー出来、あのチート探偵の身体能力とある程度の頭脳があればかなり有利になるがデメリットの盲目が今までのデメリットに加わったことでメリットよりもデメリットの方が高い為に思わずネタに走ってしまったのは許して欲しいし、女神様の言う通り下手したら生き地獄...いや、逝き地獄(誤字だと良いなぁ)コースにこのままだと亜音速で突入しそうな勢いである。
「ええい!! こうなったらどうせ幾ら引いても悪化するだけなんだから呪いでも何でも受け入てやる!!」
と、意気込んでクジを引いた結果がこちら。
・C³ -シーキューブのフィア・キューブリックの拷問処刑器具「
「「...............物凄い腹立つ(のじゃ)!!」」
「絶対これ入れた神様は性格最悪でしょ!!」
「まったくじゃ!! しかしこれで更にまずくなってしまったの♪」
「そうですね♪」
「「HAHAHA.....どうしよう(なのじゃ)」」
それから数十分僕と女神様は冷や汗を流しながらどうにか出来ないかと必死に考えたが打開策も出なければラストのクジを引いてからでないともしも打開策が見つかったとしてもクジの結果次第では打開策が使えない場合もあるという結論の元最後のクジに全てを賭けた結果がコレ。
・獲得特典によるデメリットの全ての消去。そして体質や本質などによるモノは任意でon・offの切り替えが可能になる。(例.吸血鬼の肉体を貰った場合に発生する日光や十字架、銀の弾丸などの弱点を普段はoffにして弱点をなくし、同族とかと会う時に等に怪しまれないようにonにする等の救済処置に使用できる。)
と、言う内容で今までの悩みに悩んでたデメリットがもしかしたら一気に帳消しにできるんじゃないかって内容だった。
「こ、これがあればもしかしてもしかしますかね?」
淡い期待を胸に震える声で女神様に質問する。
「......もしかするとどうにかなるかも知れぬがこれを考え出した者に聞かねば少々不明な点があるのじゃ。しかしこの特典を考えた者の名が分からなければ質問しようもないのから困ったのぉ」
「.........ん?」
特典が書かれた紙を良く読み返すと下の方に
「あの~....女神様?」
「なんじゃ?」
「この特典書いたの日本神話をあまり知らない僕ですら知っているような大物女神様の名がかかれているんですが?」
「なんじゃと!?」
眉間にしわを寄せて悩んでいた様子から一転し驚きの表情に変わり、僕の手から紙を少し乱暴に取ると右手を右耳に当ててまるで電話するかの様に一人で話し始めながら少し離れて行ったことから恐らく伊耶那美命様に質問しているのだろう。
それからしばらくして何故か目に涙を浮かべている女神様が戻ってきた。
「どうでしたか?」
「どうやら今まで悩んでいたデメリットのバーゲンセールは回避でき、ユークリウッド・ヘルサイズの言葉にしたモノが現実化する力は意識することで使用できるように変更され、感情を動かすことや感情によって表情を変えたりする事で起きる厄災は起きない代わりに無限ともいえる魔力を生み出す心臓と不老の力が宿る血の影響で寿命が物凄いことになってしまうのじゃ。そして箱型の恐禍の呪いは所有者には無効化されるが
「え!? 滅茶苦茶やばくないですか!!」
「うむ、正直やばいのぉ。故に其方の肉体はある程度の年齢で送り出すことに加えて力の使い方と向こうの世界には魔法が存在することから幾ら膨大な魔力があろうと知識がなければ扱えぬことは分かっておるので予め其方を送り出す際に其方の魂に情報を入れて送り出す事が決定したから安心すると良いのじゃ♪ それと転生先の世界の日本神話の者達に其方の後ろ盾を頼んでみた所三大勢力がの者達が日本で許可な好き勝手しておるわ、二天龍とか呼ばれておるトカゲ共がもうすぐ大暴れするみたいな預言とかもあることから其方の受け入れは大歓迎の様じゃ♪」
「確かに色々と支援したりしてくれるのはありがたいんですが転生先って原作開始までどれだけかかるんですか!? それと向こうの日本神話の神々に後ろ盾の話を付けてくれたことには感謝してもしきれませんがそんな事が出来てしまう女神様って一体.....」
「よいよい♪ それと其方は生前日本神話に関わらず神話関係はアニメやゲームの知識程度であまり詳しく知っておらんかった様じゃし、そもそも童は日本神話の主神なんじゃが記録に残ってるのは僅か1回のみじゃから知らぬのも無理はないのぉ」
「え!? 主神なんですか!?」
「うむ! まあ、基本は裏方で表は天照達に任せておるから其方に分かりやすく説明するなら少し違うところもあるが童と天照達はオーナーと経営者の様な関係じゃな!」
「oh....一気に俗ぽくなりましたけど何か納得しました」
「まあ、細かい事を気にしてるとそれこそ神話は大抵関係性とか複雑じゃから何となくで理解しておれば問題ないのじゃ。 それと転生に関してじゃが肉体が女から男に変えたり、特典に万が一の不具合など起きないようにする為色々と調整するのに時間がかかっておるから終わるまで折角じゃから談笑でもしておるかのぉ」
「何から何までお手数かけてしまって申し訳ありません。そしてお気遣い頂きありがとうございます!」
「よいよい♪」
しばらく談笑したり、向こうでの注意事項や日本神話への接触する際に本人確認の品として翡翠製の勾玉を貰い転生の準備がついに整ったようだ。
「それではこれより転生に入る。と、言っても其方の後ろにある障子を開けて一歩踏み出せば一瞬意識を失って気がつけば転生しておるとは思うが其方の今世の肉体は元ネタがネクロマンサーだけに恐らく冥界で目覚める事になるじゃろうが1時間程待ってもらえればすぐに高天原へと転移させるからなるべく悪魔どもには見つからぬようにの」
「あ~.....やっぱりユークリウッドの性質上そこは変えられないんですね」
「これでも頑張った方なんじゃがどうしてもこればかりはのぉ。まあ、それでもなるべく早く捕捉して転移させるので我慢して欲しいのじゃ」
女神様が悪いわけではないのに申し訳なさそうな顔でそんな事言われたら罪悪感で良心が痛む。
だから―――
「いえ、気にしないでください! 本来なら転生なんて機会どころか誰にも知られることなく消えていたかも知れないので女神様には感謝しかないんですし、バグレベルの特典を貰っておいて文句を言うなんて真似は出来ませんよ。何度もしつこいと思われるかもしれませんが本当に女神様には感謝しているんです。」
―――誰にも知られずに悪意によって消えるはずだった僕の事を助けてくださりありがとうございました。
この姿ではこれが感謝を伝える最後にして最高のタイミングだろうから女神様には僕の事でこれ以上気負って欲しくないし、罪悪感に囚われて欲しくないから笑顔で感謝の気持ちを込めてしっかりと感謝の気持ちを伝える。
「ッ!?// う、うむ...まぁ...なんじゃ.....童とはあまり会えぬと思うが今度会った時は酒でも飲み交わしながらゆっくり話そうではないか//」
「はい!! それでは行ってきます!!」
「うむ、達者での!!」
そして僕は障子を開け、新たな生を受ける為に踏み出した。
「........無事に行った様じゃな。しかし幾ら可能な限り散り散りになった魂と記憶を集めても自らを確立するうえで必要不可欠な名をなくし、更には
一人となった神域で涙を流しながら先程旅立った友の事を思い浮かべ、一人言葉を紡ぐ。
「其方がどのような軌跡を歩み、奇跡や絆を紡ぐのかは分からぬが、名がなければ色々と不便じゃからの。故に其方は性別は男じゃが心優しき其方にはこの名が相応しいじゃろ―――」
―――其方の名は
沈み行く意識の中で聞こえるはずがないのに確かに聞こえた友の声と与えられた名と友の想いを今度こそ失わないようにしっかりと心と魂に刻み、約束を果たす為に