少年は甘やかされたい   作:クヤ

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ヴィータちゃんの休日

「ヴィータお願い!」

「なんであたしが……」

「他の子はみんな抜けられない仕事が入ってて、ヴィータは確か有休を消化するために休めって言われてるよね?」

「たしかにそうだけどよ」

 

なぜこんな状況に陥っているのか。

大した理由ではない。

フェイトに執務官としての仕事で、長期出張の仕事が入った。

これ自体はそれほどないことではない。

この広い次元世界において、ただでさえ人員不足な管理局においても執務官というのは、希少な人員で交代要員が少ない。

遠くの世界に行かなくてはならなくなれば、往復、それに現地での作業とひと月自宅に帰れないこともざらだ。

誰にでもわかることであった。

問題は、その執務官殿が現在子どもの養育をしており、その子供が特殊な事情を抱えているために預け先が限られるということだろうか。

 

「いつもみたいにリンディさんところでいいじゃねえか。エイミィだっていんだろ……」

「それが、地球の近くで次元嵐が起きているみたいで、今渡航が不可能なんだよね」

「マジかよ」

 

フェイトが他のがダメだったと言うということは、自分はむしろ最後に近い選択肢だったのだろう。

まあ、わかる。

お世辞にも大人っぽいとは言えない容姿だし、性格もガキっぽい。

そもそも、子供とまともに接したことがあっただろうか。

一応、はやてやなのはたちとは子供のころからの付き合いだが、彼女らが一般的な子供と呼べるか怪しいところだ。

 

「あたしがとか無茶じゃね?」

「だいじょうぶ。あの子は賢いから。本人は一人暮らし余裕っていうんだけど」

「いや、さすがにだめだろ」

 

ヴィータでもわかるむちゃくちゃな話だ。

常識的に考えてダメだろう。

 

「私も一人でも大丈夫だとは思うんだけど、何かあったらと思うと……ああやっぱり別の人に仕事をまわして……」

「わーったよ。あたしでも本当に大丈夫なんだろうな?」

「うん。何かあった時に頼れる大人さえいてくれれば、問題ないと思うから。本当にありがとう」

 

喜びをあらわにしたフェイトが手を掴んで大きく上下に振りまわす。

 

「やめろ!」

「ああ、ごめん。不安だったことが解決したから。ヴィータは毎日顔を見に行ってくれるだけでいいから。一緒にいてくれてもいいけど」

「いや飯とかどうすんだよ?」

「うん?いつも自分で作ってるよ。とっても美味しいんだよ!それに栄養バランスもばっちり!」

「はぁ?」

 

どんな子供だ。

さすがに一桁歳のガキを一人にしとくのはまずいだろ。

この日、ヴィータの休日の過ごし方が決まった。

 

 

 

 

「じゃあ、よろしくねー!」

 

結局、ヴィータの住まう八神家に子供、レクサスは預けられることになり、ヴィータは家で子供の面倒を見ることになった。

そして、フェイトは子供を任せるとさわやかに去っていった。

 

みんな忙しいの言葉に間違いはなく、このひと月ばかりは帰ってくるのが大分遅くなるだろうことが予想されていた。

或いはそもそも帰ってこないか。

さすがにヴィータもひと月は休めないが、定時には家に帰れる程度の予定だった。

なお、はやての護衛として付き従っているザフィーラに子供を預ける選択肢はなかった。

言ってみれば、使い魔ポジションで役職についていないので、いつでも休めるのだが、ヴィータでも思った。ないな、と。

 

(子供の世話してる様子が思い浮かばねえ。いや狼の姿ならありうるけどそれって、なあ?)

 

かくしてヴィータの子育てが始まったのである。

 

 

 

 

(なに言ったらいいかわからねえ)

 

レクサスはヴィータを見つめていた。

それはもう、じ~~~っと吹き出しが見えてきそうなほどに。

自分の何がそれほど視線を集めるというのか。

 

「よろしくねヴィータおねいさん!」

 

にぱあ、ちょっとあざといほどににっこにこな笑顔だった。

眩しい笑顔にちょっと引きながら「お、おう」としか返せないヴィータだった。

 

「あー、なんだどうするよ?」

 

自分からあれしようこれしようというのを諦めて、本人に選択させてみることにした。

 

「ゲーム持ってきたから一緒にやろうよ」

「ゲームとかやるの久しぶりだな。手加減しろよ?」

「大丈夫。操作とか簡単な奴だから」

 

 

「つええな……」

「おねいさんも強いよ?」

「世辞はいい。次は勝つ!」

「わーい」

 

 

「お姉さんおいしい?」

「ギガうめー。はやてに匹敵するぞお前」

「よかったーにへへ」

 

 

「じゃあ電気消すぞー」

「おやすみなさい」

「おう、おやすみ」

 

 

翌日

 

「んあー、そういえば一緒に寝たんだったか」

「んにうー」

 

朝起きて、寝癖の付いた頭を掻きながら、いつもと違うぬくい感触に現実を思い出す。

あたしがガキの世話とかなー。

平和な顔して寝てやがる。

こいつめ。

 

「ほっぺたやべえ……」

「ふみゃー」

 

布団を引っぺがしたせいか、ぬくもりを求めてヴィータに引っ付いていた少年のほっぺたをつつくと、子供特有の魔性のもち肌だった。

 

「子供っていうのもいいな……」

 

まあ、はやてが結婚でもしなきゃ縁がないんだろうけどな。

でもなー、はやてが結婚とかしたらあたしらどうなんだろ。

まあ、未来のことは分からんか。

気にしてもしゃーなし。

 

「ほれ起きろー」

「うなーあと半年……」

「おまえは冬眠でもする気か?」

「ぬおーやめろー」

 

苦笑しながら頭をわさわさしてやれば、まだ眠りたりないのか、手から逃れようとあっちこっち頭が動き回る。

なんだかおもしろかった。

 

「うぬ」

「起きたか」

「おはようヴィータ」

「なんか昨日と違くないか?」

 

眠気まなこなせいなのか、どうにも昨日のキラキラオーラを感じない。

微妙に居心地が悪い感じの奴。

 

「初日ぐらい媚を売ってみたがいかがだったろうか。感想をいただきたい」

 

まじかこいつ。

アレ演技かよ。

過保護なフェイトが一人残して出かけても安心していられる理由を垣間見た。

 

「うぬ、己は基本的に、能動的には動きたくない。あのキャラはとても疲れる。アニメで見た子供。何故子供とはあれほどにパワフルなのか。しかし、初日ぐらいはがんばってみた」

「おい子供。あーなんて言ったらいいかわからねえ」

「では寝よう」

「いやもう朝だろう」

「ともに二度寝という至福を味わおう?」

「あー、それも悪くないかもな」

「では」

「まあ、起きるけどな。そんであたしが起きるんだからお前も起きろ」

「うーさすがにフェイトと同じようにはいかない」

「フェイトの奴、誘惑に負けるのかよ……」

「むしろ自主的に二度寝に入る?」

「休みじゃあ仕方ねえか?忙しくて疲れてるだろうしな」

「家のことは己が終わらせておく、フェイトは己をかわいがることに精を出せばいい」

「それもどうなんだ?」

「フェイトは雑事に煩わされず己に癒される。己はかまってもらえて満足。うぃんうぃん」

「ガキに世話されてんのかよ。あいつ……」

 

それは一人にしといても不安は覚えないわ。

むしろ、手が空く分負担減な可能性すらありやがるぞ。

大丈夫なのかフェイト。なんだかフェイトの今後が心配になるヴィータであった。

 

 

 

 

「で、昨日のが演技だとすると普段は何やってるんだ?」

「一般的な家事と、昨日とあまり変わらずごろごろ?」

「やっぱやってんのか家事。どこで覚えたんだよ……」

「生まれた時から?知識だけは豊富」

「あ?あーそうかお前プロジェクトFだったか」

「うぬ」

「おまえ、なんか思うところねえのか?」

「科学者が馬鹿すぎてツライ」

「はあ?」

「己は実験的も実験的につくられている。正直よくまともな生き物が誕生したと我ながら思う」

「どういういみだ?」

「現存する偉人の遺伝子を適当に勘だけでミックスし、なんかいけてしまったので誕生したのが己」

「まじか」

「現実が奇すぎてツライ。そんな馬鹿が科学者であることがツライ。そんな馬鹿が貴重なデータいっぱい持ってたのがツライ」

 

人生の汚点であると言い切りやがった。

そこまで言われる科学者にちょっと興味がわいたぞ。

 

「なんか大変だったな」

「今はフェイトに甘やかされる日々を享受しているので問題ない。ヴィータも存分に甘やかしてくれていい。甘やかしセンサーに反応があるからヴィータもきっと大丈夫」

「なんだその珍妙なセンサーは」

「己を甘やかしてくれそうな人に反応する勘。勘と言うところが生みの科学者を思い出して微妙なのでセンサー」

「お前その科学者本当に嫌いなのな」

「死ねばいい」

「そこまでか」

 

ちょっと戦慄した。年齢を考えると大した接触期間でもないだろうに、そいつはいったい何をしたというのか。

聞きたいような聞きたくないような。

 

「というわけで、いっしょにごろごろする」

「どういうわけだよ。いや、まあ、いいけどな……」

 

 

 

 

「マジでごろごろしかしなかったな今日」

「今日もとてもいい日だった」

「そうかよ」

 

普段の休日と大して変わらなかった気がするヴィータである。

テレビ見ながらお菓子を食べる。

完全にいつも通りだった。

違うのは、抱き枕が人間だったこと。

気が付くと抱き枕にしている辺り何か特殊な力でも働いていたのだろうか。

問題なのは子供の体温が思ったより心地よくて、すぐ眠くなったことだろうか。

昼寝とか何年振りだよ。

 

「きょうは何食べる?」

「ああーなんでもいい。つーかお前がなに作れるかあたし知らねえし」

「大体なんでも作れる。レシピがあるならなおよい。あと、準備に数日かかるものはあらかじめ言っておいてほしい。当日でも不可能ではないけど、さすがに面倒」

「できんのか」

「できる。魔法は万能」

「そんなしょーもないことに使うなよ」

「う?魔法は雑務処理用?」

「いやちげーだろ」

「掃除も洗濯もこれ一つで完璧にこなせる」

「まじか、魔法スゲエ。じゃなくてお前がすごいんじゃねえのそれ?」

「さあ?他人と比べることに興味はない。ただ、仮にも偉人系遺伝子を継いでいる。よほど失敗してない限り何かしらには秀でている」

 

あたしは少なくとも魔法で掃除とかできない。

ついでに料理も手伝いぐらいしかしたことねえから、一人じゃできねえ。

できるシャマルはたまにするミスが致命的だから、台所には入ってほしくない。

見た目とか普通だからたちが悪い。

せめてまずそうに作れよ。

 

 

 

 

「オムライスか……」

「ふわとろー」

「プロかお前」

「なお、己はふわとろより薄焼き卵の方が好き」

「じゃあなんでこれにした?」

「技術力アピール?」

「たしかにすげえけど」

 

一時期流行った、オムレツ開くふわとろオムライス。

これって家で作れるんだな。知らなかった。

 

「くっうまい」

「いえー」

「このデミグラスソースが美味すぎる。いったい何入ってるんだ?」

「いろいろ、魔法で時短した」

「こいつまじで魔法を日常使いしてやがる」

「まほーちょーべんり」

「普通そんなに細かくつかえねえよ。細かく使う必要すらないしな」

 

ていうかこいつ、まだ年齢一桁っていうかあたしよりさらに小さいんだからいくつだ?

 

「おかわりあるよ?」

「食う」

 

とりあえず、飯に罪はない。

美味しくいただいた。

デザートはチーズケーキだった。

これも手作りらしい。

フェイトの奴良い生活してんな。

最近は忙しいから、はやての飯もあんまり食えてないしな。

 

 

 

 

 

「おら、今日は出かけんぞ!」

「えー」

「なんだよ不満そうだな」

「ごろごろこそ至高」

「否定はしない。もう何日も家でゴロゴロしてるだけじゃねえか。体壊すぞ」

「問題ない。日向ぼっこはしている」

「いや筋肉が落ちるだろう?」

「問題ない。電気パルスやその他技能で、トレーニングしている。己の筋力量は理想的」

「またか」

「まほうちょーべんり」

「まあ、それはいい。それでもたまには歩け」

「かまわないと言えばかまわない。しかしどこへ何しに行く」

「買い物でいいだろ。そろそろ食材が減ってきたし」

「買い物……そういえば買い物とは本来、スーパー的なものに行くのだった」

「いや、ほとんど一人暮らしみたいな状態で、なんで買い物について知らねえんだよ」

「さすがに幼児が一人で買い物に行くのは危ない。己の買い物はだいたいお使いを頼むか、通販が基本」

「そういえばお前子供だったな……」

「どこから見てもぷりてぃな幼児」

 

こいつがそんな普通のことを言うと、それだけで違和感を覚えてしまうのは毒されすぎだった。

 

「己、実は値切りという物に興味津々」

「いや、スーパーでそんなことすんなよ?」

 

ちょっと不安になったヴィータであった。

 

 

 

 

 

 

「やべえ。あたしが堕落する」

 

レクサスを預かることになってはや数日。たまっていた有給をある程度消化し、仕事に戻らなくてはならなくなった。

その時点で、家に一人置いておいても何の問題もないだろうことを理解できてしまったあたり、ヴィータも毒されていた。

時々遭遇した八神家の面々には、初日の媚びっぷりは披露せずに、しかし適度に甘えに行くのだから大したもの。

その間手持無沙汰になっている自分に気が付いて、愕然とするところまでワンセットだった。

懐に潜り込むその素早さに、戦慄が隠せない。

シグナムなぞは、子供の相手は得意ではないのだが、なんて言いながら頭をなでていた。

癖になる頭。今宵の手は頭を求めている。

そして何故かはやてにはやたらと気安かった。

「はやて、ちーっす」

レベルで気安かった。ついでに言うと甘えに行かなかった。

もしかしたら好みがあるのかもしれない。

お姉さんぶろうとしたリインは逆に捕獲されて、ヴィータも合わせて川の字になってごろごろした。

見ている目が珍妙な生物を観察している感が漂っていたことだけ気になった。

 

そしてまあ、預かっていることには違いないと、定時上がりで自宅に帰ると。

お風呂は沸いているし、食事もあとは仕上げだけな状態。

デザートも出てくる。

ついでに言えば、ほこりも落ちてないし窓もピカピカだった。

預かる前よりも、全体的に忙しい八神家の生活水準が上がっている気がした。

 

そんな日が何日も続くと、ふと気が付く。

これフェイトのことバカにできないんじゃねえの?

 

ガキに世話されてんのかよ……ガキに世話されてんのかよ……ガキに世話されてんのかよ……ガキに世話されてんのかよ……ガキに世話されてんのかよ……ガキに世話されてんのかよ……ガキに世話されてんのかよ……ガキに世話されてんのかよ……ガキに世話されてんのかよ……ガキに世話されてんのかよ……ガキに世話されてんのかよ……

 

かつて言った言葉が、己に返ってきているような気がした。

 

 

「な、なあ。なんかしてほしいこととかねえか?」

 

かといって何かできることがあるかというとそういうことはなく。

本人に聞いてみるしか残された選択肢はなかった。

 

「ほっぺちゅー?」

「ふ、ふざけんな」

「なぜ焦る?普通にじょーだん」

「そ、そうか。冗談か」

「頭、撫ぜれ」

「お、おう」

 

挙動不審なヴィータに深く突っ込んだりはせず、頭を突き出すレクサス。

ヴィータに甘えるという行為で、普段している添い寝とごろごろ以外のあまえ方が他に思いつかなかったのは秘密である。

ぎゅーもなんか違うし、膝枕はもっと違かった。

 

「髪さらさらだな……」

「子供ゆえ」

「あー終わりだ。終わり」

 

なんだか気恥ずかしくなってやめてしまった。

そういえば、ぬいぐるみのように扱うことはあっても、頭をなでることはしていなかったなと、思った。

 

 

 

 

そんな日々を過ごしていても終わりというのは来るもので。

 

「ヴィータ助かったよ。ありがとう」

「別に大したことしてねえよ」

「レクサスは一人で何でもできるけど、やっぱり子供だから」

 

安心感が段違いだったよ!とフェイトが言う。

絶対に一人でもたくましく生きていくだろうなと、ヴィータは思ったが、口には出さなかった。

 

「じゃあ、ヴィータにバイバイしようね」

「ヴィータ、ばいばい」

 

フェイトの背中にぷらーんと乗っかっていたレクサス。

 

「おう」

 

また来いよ。小さな声でそう告げて、うに、と返す声がした。

そうして小さくなっていく二人の背中を見えなくなるまで、なんとなく見つめ続けたのだった。

 

 

 

 

「ヴィータ寂しいんやろ?」

「べつに、んなわけねえし……」

「強がらなくてもいいのだぞ?」

「ちげえ!」

「あらあら、ヴィータちゃんも母性に目覚めちゃったのかしら」

「うるせえ!知るか!」

 

久しぶりに我が家に揃った八神家。

ビール片手に、最近忙しかったからと慰労会じみたことをしていた。

が、話題にされるのは、ここのところ預かっていたレクサスのことで。

みんながみんな、ヴィータをからかおうとしてくるのだった。

 

「あれが、一般的な子供ではないのは分かるがな」

「なんで、私にだけあたり強かったんやろか」

「いや、あれはあたりが強いとは違うんじゃ?」

「結局一度も甘えにこんかったしなぁ」

「聞いてみたら、なんか甘える気がしなかったというか、腹黒さを感じたらしいぞ」

「私のおなかは黒くないわ!」

「ええー最近のはやてちゃんは、ねえ?」

「ノーコメントです主」

「ノーコメント」

「みんなひどい!ザフィーラは私の味方やもんなー」

「……」

「ザフィーラまで!こうしてやる!」

「主、おやめくださいっ」

「はやてちゃん酔ってますねえ」

「一仕事終わったのだ。気を抜くことも必要だ。ザフィーラには悪いが」

「頑張れよザフィーラ」

『おまえたち……』

 

 

 

 

「はー酔っぱらうのは気持ちええな。そんじゃそろそろお開きにしよか」

「そうですね。リインももうだいぶ前から寝てしまっていますし」

「私がベッドに入れてきますね」

「たのむわー」

 

ビールの缶が散乱し、つまみもほとんど残っていない。

なかなか楽しい一夜であった。

 

「おっと」

「足元にお気を付けください」

「あぶねえぞ。はやて」

「いやー、酔っぱらってるなあ」

「大丈夫か?水持ってくる?」

「へーき、へーき。そや、ヴィータ」

「なにはやて?」

「今日は久々に一緒に寝よか?」

「……うん」

 

少し迷った後に、そう返事をした。

 

「うーん。やっぱりうちの鉄槌の騎士はかわええな!」

「はやて、酒くせえ」

「ヴィータも飲んでたやん。照れるな照れるな」

「照れてない」

 

顔が赤く見えるのは、酒気の所為か、それとも。

 




なぜや、これが書けて何故フェイトに甘えられないのか。
あとヴィータちゃんもかわいい。
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