理由は後書きにて....
さて、今回はイチャラブと言いましたが、あんまりですね...
すんません。またイチャラブ回を別の機会に作ろうと思います。
それでは、どうぞ!
乗り物を大体制覇するとお昼位になっていた。
人は結構増えてきた。
皆お昼から来んだな。中には校外学習か修学旅行かで俺達と同じ位の人達もいる。
ぐー、ぎゅるぎゅるぎゅる。
しまった。お腹が空いて腹の虫が鳴いてしまった。
くそ!恥ずかしい!!
「うふふ。お腹空いたの?」
恥ずかしいが千歌から笑いを取れたからよしとしよう。
よしとするしかあるまい。
「よし!どっかで飯食うか.....」
袖を誰かに引っ張られた。
気のせいかとも思ったけど、くいっくいっと遠慮がちにそれは続いている。
なんだろうと後ろを振り向くと文字通り呼吸が止まった。
「..........ねぇ?......お弁当作ってきたんだけど.....食べない?」
袖をつまんでいたのは千歌の指先だった。
俯き加減のため、彼女の表情は伺えない。
だが、千歌の顔が見れなくて残念だなと思うより、助かったという気持ちの方が強かった。
もう今の状態で、心臓は爆発しそうだ。
「弁当.....千歌が作ってくれたのか?」
「うん。まぁね....」
「食べる!てか食べない訳が無いだろ?食べる所探そうぜ!」
「うん!!」
手作り弁当か.....
早く食べてみたい。
向かった先は、芝生が眩しい広場のようなスペースだった。お弁当を持参するにあたって事前に調べてくれていたらしく、周囲のお客さん同様、レジャーシートまで用意されていた。
手を拭くためのおしぼり、冷たい麦茶の入った水筒まである。
千歌、意外と気合い入ってないか?
俺が出来たのは木陰に場所を取り、シートを広げるくらいだ。
「ちゃんと味見もしたから、大丈夫だと思うんだけど......」
遠慮がちに言いながら、千歌が2段重ねのランチボックスのふたを開ける。
上の段にはおかずがぎっしりと詰まり、下の段には色とりどりのおにぎりが並んでいた。
「あっ!唐揚げ!ハンバーグ!エビフライも!!」
どれも俺の好きなものばかりだ。
嬉しくなって、つい大きな声になる。
もうテンションがおかしくなっていて、恥ずかしいと思わなくなっていた。
「良かった。好きなものがあったみたいで......」
「あったどころじゃねぇよ!好きなものばかりだ。千歌ってエスパーか?」
「エ、エスパー!?」
冗談半分のひとことに、千歌は本気になって考える。
本当にバカだな.....冗談だって......
「エスパーっていうなら鞠莉ちゃんだよ!!私は探偵かな?」
「なんでエスパーは鞠莉で千歌は探偵?」
一体どういうことだろうか?
千歌はあっと自分の口を押さえた。
言いすぎた、と言わんばかりの態度だ。
「教えろよ!気になるだろ?」
「えっと、その.....鞠莉ちゃんの件は言わなくていい?」
「あぁ。分かった。じゃあ千歌の探偵は?」
「それは....えっと....和君が家に来てから何を食べてたかなとか何の料理を食べてる時が嬉しそうだったかなって思い出して......」
「へ?それって、つまり......」
つまり、千歌が俺の事を見ていたという事だよな?
こうやって好きなものばかり、作ってきてくれるくらいに。
「......っ」
ぶわっと顔が赤くなるのが分かり、自分の口を手で覆い隠した。
こんなに暑いのは、カンカン照りの太陽のせいではない。
幸せ過ぎて、めまいを覚えそうだ。
「い、いただきます!」
俺はパンッと両手をあわせ、ありったけの感謝の気持ちを込めて言った。
最初に手を伸ばしたのは、1番の好物であるからあげだ。
「.......どうかな?」
「めっちゃ美味い!!美味いしか言えねぇけど、美味い!!」
「あははっ!沢山あるから、いっぱい食べてね?」
既に2個目に箸を伸ばしていた俺は、リスやハムスターのように頬を膨らませながら、こくこくと頷く。
千歌も食べないのかと視線で促すと、ようやく千歌も箸を手に取った。
「GWって他に予定あるの?」
「GW中に?うーん。特には無いかな?千歌は?」
「うーん。私は、本当はAqoursで練習じゃなくてもいいから遊びたいかな?」
「Aqoursで?」
「うん!もちろん、和君もね....」
「俺も?Aqours?」
「もちろん!!大事なメンバーだよ!」
"大事なメンバー"ね.......
俺もAqoursだ、と言われて嬉しいはずなのになんかモヤモヤしていた。
ランチボックスも空っぽになり、片付けを始めた。
そんな時...
「あの....Aqoursの高海千歌さんですよね?私、Aqoursの大ファンで......」
「え?本当ですか?ありがとうございます!でも私達、1回しかライブとかしてませんよ?」
「これからもするんですよね?それにあのライブは中継で全世界に繋がってましたよ?」
えっ!?あれって全世界に!?
鞠莉がパパが来なかった用って言って撮ってたやつだよな?俺が後ろで撮っていた。
「そうだったんだ....ありがとうございます!」
「これからも頑張ってください!応援してます!」
「はい...よろしくお願いします!」
流石にもうAqoursとして活動しないなんて言えないよな....
ファンの人に嘘をついたからか千歌は哀しげな瞳をしていた。
お昼を食べ終わった俺達は水族館を見た。
「あぁ〜!可愛い!ペンギン!」
「本当だ!可愛いな。千歌!あっちにシロクマ居るぞ!」
「シロクマも可愛い!でもここにかえるが居ないのが残念だなぁ〜。」
「かえる!?」
「そう。かえる。淡島には居るんだよ!」
かえるか.....
やっぱ千歌って変わってるよな。
「ねぇ。今失礼な事考えたでしょ?」
「いや、滅相もございません。」
「そう?」
おい。千歌、目がマジだったぞ!
楽しい時間というものはあっという間で日が暮れた。
俺達は夜のイルカショーを見て帰ろうとしていた。
本当ならその後の花火も観たかったが、それを観ていると志満ねぇと約束した門限を守れないので千歌からの却下を喰らった。そんなに志満ねぇって怖いのかよ!!
まだ少し時間があるからトイレに行ってくると言い、千歌の傍から離れてしまった。
それがいけなかったんだ......
和君がトイレに行ってるから、私は外で待っていた。
するとガラの悪い人達が千歌の方に来た。
「ねぇねぇお嬢ちゃん、1人?」
「何ですか?やめてください!」
「俺達と遊びに行こうよ?」
「離して!私は待っている人が居るんです!」
無理やり私の手を引っ張ってどこかへ連れていこうとする。
嫌だ。嫌だ。助けてよ。和君!
「千歌!!」
和君は遠くから走って来た。
「なんだてめぇ?」
「彼氏だけど?」
か、彼氏.....
「やんのかおらァ!!!」
「怪我しない程度にかかって来な?」
かかって来なって!!
危ないよ!和君?
私の心配はよそにあっという間に5人もいたのに倒してしまった。
こんなに強かったんだ.....
でもそんな事よりも.....
「バカ和馬!!」
私は初めて歳上の人を呼び捨てにした。
「なんで私を1人にしたの?」
「ごめん。」
「どうして危ない事するの?」
「ごめん。」
「怖かったんだよ?」
「ごめん。」
私は言いたかったことを全部言った。
すると和君は私を抱きしめて.....
「でも、もう1人にしないから.....」
「え?」
「俺がずっとそばに居て守ってやるから....」
それって.........
「俺、今ので分かった。もう千歌が居ないなんて考えられない。.........好きだよ。千歌。」
耳元で囁かれたのがくすぐったいような嬉しいような....
私は言葉を理解した後、涙が流した。
どうしよう....。すごく嬉しい。
「大丈夫か?どうした?」
「私だって、和君の事大好きだよ!」
私の気持ちを伝えた瞬間、私達が本来なら観れなかったはずの花火が打ち上がった。
まるで私達の事を祝うかのように....
私の気持ちはあのガラの悪い人達のおかげで和君に伝えることが出来た。
もちろん怖かったから許さないけど....
少しだけ感謝している。
ありがとうございました。
意外と長くなってしまいました。すいません。
前書きで3日連続で投稿している理由を書くと言ったので書きます。
作者はもうすぐ試験となります。
2週間前切っているのです。
本当に、試験ってなんであるんでしょうね。
っと言うことで!
せめて2人をくっ付けてからと少し急ぎました。
驚いた皆さん申しわけありません。
それから、ここで2人はくっつきましたんで、何か要望が有りましたら教えてください。
それでは、また2週間後位にお会いしましょう♪