ガンダムブレイカーズ / ガンダムブレイカーズACE   作:Katudon0105

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ガンダムブレイカーズ 第10話 パーフェクトな存在

あのデスサイズヘルを追い詰めたぁ!?

 

マモルの一言にユウキは声を上げた

 

「ユウキ...声がでかいぞ...」

「ユウキ君うるさい...」

 

いきなり大声を上げたユウキに対しミライとミサは窘める

 

どうやって!?どうやってアイツを!?

 

普段は割と冷静なユウキ。今日は声も上げマモルの話に対しとても興味津々だ

それもそうだろう。あれ程自分が苦戦した末に追い詰めるまでとも行かなかった機体を追い詰めたのだ、聞きたい事なんていくつもあるだろう。

 

「取り敢えず機体を掴んで自爆したんだよ」

 

マモルの口からとんでもない言葉が出てくる

そもそもミライとユウキとミサのガンプラにはオプション装備として自爆が使えるパーツなどついてない。

ウイングガンダム系統のパーツを採用すれば可能だろうが、生憎3人とも即死回避のスキルは持っていない。

即死回避のスキルもないのに自爆すればただ爆発しGAMEOVERになるだけ、まさに無駄死にだ。

 

自爆か...確かに強いけど...俺のストライクガンダムじゃ無駄死するだけだ...

 

ユウキは決して自爆戦法を非難したい訳では無い。

かと言って今からウイングガンダムを用意しても更に即死回避のスキルを手に入れなければならない。

来週に迫ったリージョンカップまで用意できる保証など何処にも無いのだ。

 

と、なるとだ...単純に武装を強化するしかない...

ユウキはそう呟くと鞄からガンプラの箱を取り出す

 

「ユウキ君、それなに?」

 

ミサはユウキに尋ねた

 

昨日の夜思ったんだ...ランチャーストライクとソードストライク...2つを重ね合わせたら最強になるんじゃないかって...

 

ユウキは神妙な顔つきでミサに語る

ユウキが取り出した箱にはパーフェクトストライクガンダムが写っていた。

 

「成程、パーフェクトストライクか...」

 

ミライはガンプラの箱を見てそう呟く

打倒デスサイズヘルを目指す為に用意した機体、これこそがパーフェクトストライク

ユウキはこの機体でリージョンカップに臨む

 

 

…………………………………………………………

 

出来た!これが俺の新しい機体...!

 

ユウキは組み上げたパーフェクトストライクを手に持ち天井に向け掲げる

 

これだよ!これ!俺はこういうのを求めてたんだ!

 

目をキラキラさせながらそう語るユウキを見てミライとミサはクスリと笑う

 

「うおおおお!!!かっこいい!!!」

 

マモルもパーフェクトストライクを見つめユウキと同じように目を輝かせる

 

 

…………………………………………………………

 

パーフェクトストライクガンダム

 

頭 ストライクガンダム

胴 ストライクガンダム

腕 パーフェクトストライク

脚 ストライクガンダム

バックパック パーフェクトストライク

武器 ビームサーベル ビームライフル

シールド 対ビームシールド(ストライク)

 

ユウキが打倒デスサイズヘルを掲げ組んだ機体

今までは遠距離型と近距離型の二択だったが

パーフェクトストライクにすることにより

遠距離も近距離も行ける万能な戦いができるようになった。

ビルダーズパーツとして相変わらずメガ粒子砲が付いている

…………………………………………………………

 

後は覚醒が使えれば言うことは無いんだけどなぁ...

だけど発動条件が曖昧だし...

 

ユウキはベッドに寝そべりながら片手にパーフェクトストライクを持ち、そう呟いた

 

ふと、兄のユウトとの戦いを思い出す

 

あの時は兄貴がバーストアクション使ってきて

焦ったなぁ...

そう言えばあの時にも覚醒したっけ...

確か...完全にピンチで...

もう少しで負けるかも...って時だったなぁ

そこから逆転して...覚醒して...

 

その前がデスサイズヘルとの戦い...

あれは...

目の前でミライが容易く吹き飛ばされて

このままじゃ俺もやられる...

そんな感じだったけなぁ...

 

その前にカマセのPG...

ミサが確かGNソードを喰らって

叩きつられて追い討ちをかけられそうな所で

ミサを守ろうとしたら...気付いたら覚醒してて

そっからのクロススラッシュ放ったなぁ...

 

ユウキは寝そべりながら、

今まで覚醒した状況を思い出す

今の自分に足りないものは何だろう

覚醒...? EXアクション?

それともバーストアクション?

分からない...

だけど急いで探す必要も無い

その答えはいずれ見つかるはず...

それよりも...眠い...

zzz...

 

ユウキは考え事末寝落ちした

 

…………………………………………………………

 

〜何処かのゲーセン〜

 

モブA「なんだあのガンダム...!」

 

そう語るのは左腕を失った白色のガンタンク乗りだ

 

「やっぱり強いや!このガンダム...!」

 

モブB「これ以上好き勝手させるかぁ!」

 

モブBが乗るのは頭のない緑色のグフ

頭のないグフはコックピットに目の前の状況が映らない為、レーダー反応だけでガンダムに対し

ヒートソードを片手に突っ込む

 

モブB「今度こそ喰らいなぁ!」

 

モブBの腕には確かに何かに当たる感覚がした

 

モブB「やったか!?」

 

戦いに置いてその言葉はフラグでしかないが...

モブBの言う通りやったのだろうか

 

否、モブBの感じた感覚は少年のガンダムが

ヒートソードを素手で受け止めただけだ

 

この少年のガンダムには、

盾どころかビームサーベルすらない

素手、恐らく拳法で戦っている

 

「おじさん!惜しかったね!」

 

少年はそう語るとヒートソードを受け止めた

逆の手でガンタンクの場所へグフを

突き飛ばした。

 

「バーストアクション!!!」

 

少年のガンダムが必殺技の構えに入る

これは...

 

「これが俺の最終奥義!!!」

 

「石破天驚拳!!!!」

 

少年のガンダムの手から巨大な気孔弾が放たれる

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴ

 

物凄い衝撃を纏った気孔弾は吹き飛ばされた2機を

確実に捉え命中

 

これを喰らった2機のパーツは弾け飛ぶ

 

「貰った!」

 

少年のガンダムはバラバラなった

ガンタンク、グフに追い討ちをかけ

GAMEOVERへと持っていった

 

「これが僕のガンプラ...!」

 

「ビルドゴッドバーニング...!」

 

ビルドゴッドバーニング、

そう呼ばれたガンダムは背中から炎の円のような

ものを出しその場に佇んでいた...

 

…………………………………………………………

 

ビルドゴッドバーニング レン仕様

 

頭 ビルドバーニング

胴 ビルドバーニング

腕 ゴッドガンダム

脚 ゴッドバガンダム

バックパック ビルドバーニング

 

ライフルやビームサーベルなどを一切使用せず

自分の拳のみで戦う

 

カラーに関しては組み上げた際のカラーリングで

青い所を全て赤に変えています。

 

 

 




短いですがガンダムブレイカーをしていたら思いついたので描きました
そろそろリージョンカップ編に入ろうと思います

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