ガンダムブレイカーズ / ガンダムブレイカーズACE   作:Katudon0105

29 / 66
ガンダムブレイカーズ 第27話 終幕ジャパンカップ

〜研究所〜

 

白衣の男「これよりテストを開始する。」

白衣の男はそう言うと何かのシステムを起動させた。

「ミライ君、さぁ出撃しろ」

白衣の男はミライにそう語りかけるとミライのレクイエムエクシアは出撃した。

 

「まずはレベル5で行こうか... 」

白衣の男はパソコンで何かを始める。

するとレクイエムエクシアの前にはドムが3機現れた

「ミライ君、今の君から”アレ”が使えるはずだ。試してみたまえ。」

「...」

ミライは無言で返す

するとレクイエムエクシアは紫色の光を纏い始めた。

「そうだ...そのままドムを撃破しろ」

白衣の男の声と同時に紫色の光を纏ったエクシアはドムめがけて物凄いスピードで距離を詰め、GNソードでその内の一機を破壊。

更にエクシアの背後から2機のドムが襲いかかるが、振り向き様にGNソードを振り、一機は爆発。

残りの1機となったドムは止まらずに、ビームサーベルで突撃するも今度はライフルへと変形したGNソードをドムの胴部分へと密着させてそのまま4発程撃ち放ち、最後の1機も機能を停止した。

「素晴らしい... これが我がサイバーコーポレーションの作り出した機体...!」

そう語る白衣の男の背後へと男が近づいてくる。

「ほう...出来たのか、アイツの機体」

白衣の男の背後から近づいていたのはリュウジだ。

「心配するな、君の機体ももうすぐで完成だ。」

白衣の男はリュウジへとそう語る

「それにしてもあのオッサン恐ろしいな...あんな顔して作る物がおぞましくて震えちまうよ...!」

リュウジは震える真似をしてそう言った。

「あの人の考えには驚かされるよ... 使用者の感情を奪い、ただただ戦闘ロボットへと変えるシステム... ハッキリ言って人間のやる事じゃない...」

「そんな奴の下で働いてるアンタらも俺からしたら恐ろしいぜ、おー怖 おー怖」

リュウジは白衣の男にそう言い放つと煙草に火をつけ研究室から出ていった。

「さて、システムはいい方へと進んでいる... 擬似覚醒システム... これを誰でも行うことが出来れば...!」

白衣の男は再びパソコンで何かのシステムを起動させた。

「さぁ、ミライ君... 君には悪いがこれもガンプラバトルを面白くする為...! 犠牲になってくれ...!」

白衣の男は再びシステムを起動させ、ミライは敵の機体へと突っ込んでいった。

 

…………………………………………………………

 

〜ジャパンカップの会場〜

 

こちらの砂漠のステージの方では熱いバトルが繰り広げられている

 

 

「何で...!敵が3機...!?」

ミサは目の前の状況に驚く

先ほど彩渡商店街ガンプラチームはトヨサキモーターズとの戦いで勝利し、残るチームは3組。

自分達がトヨサキモーターズと戦っている間にどちらかが残っている...そう思っていた。

しかし、目の前には鹿児島ロケットのスターゲイザーCと沖縄宇宙飛行士訓練学校ガンプラチームのストライクノワールCとGNアーチャーC。

「ごめん...!私達も勝ちたいの... それに就職したい...!」

ミソラは2人へと謝った

するとツキミは

「宇宙飛行士になれるのはせいぜい2人...ここでお前達を倒して優勝すれば鹿児島ロケットに借りができる... 安心しろ!手は抜く気はないぜ!!」

ガンディライユはビルドストライクガンダムへと向けて、両手で大型対艦刀を握りしめて加速する。

「当たり前だ...!こっちも手を抜く気はない!」

ビルドストライクガンダムは向かってくるエンハンスドデファンスに対して腰からビームサーベルを抜くと...

「「はあああ!!!」」

ツキミとユウキは声を上げ、大型対艦刀とビームサーベルはぶつかり合う

 

「ロボ太!スターゲイザーの相手をお願い!」

「承知した!!!」

ミサとロボ太も遅れを取らぬようにそれぞれの相手へと向かっていく

 

「ミサちゃん!!」

「ミソラちゃん!!」

ミソラのガンディライユとミサのアザレアはビームサーベルでの鍔迫り合いを始める

「「絶対に負けられない...!!」」

ツキミとユウキの様に2機はぶつかり合った

 

 

「そこだ!」

スターゲイザーCから放たれたビームライフルの一撃はフルアーマー騎士ガンダムへと向かうが

「まだまだ!!」

小柄な体型を活かし、ロボ太はそれを軽々と避ける

「こうなったらこっちも直接いくしかないね!」

「望む所だ!」

スターゲイザーCもビームサーベルを持ち、フルアーマー騎士ガンダムへと向かっていった

 

以前鍔迫り合いを続けるユウキとツキミ。

「せっかくここまで来たんだ...楽しもうぜ!!」

ビルドストライクは頭からバルカン砲を放ち後ろへ下がって行く。

「くっ...! まだまだぁ!!」

放たれたバルカンにより少しツキミは少し怯んでしまう。

負けじとエンハンスドデファンスは下がっていくビルドストライクへとビームライフルの一撃を放つが、ビルドストライクはそれを左腕のシールドで吸収した。

「吸収した!?おもしれぇ...!やっぱりこうじゃねぇとな...!」

ツキミは驚きながらも何処か楽しそうだ。

 

……………………………………

一方こちらはミサとミソラ

 

「ミサちゃん!逃がさないよ!!」

ミソラのガンディライユはランチャーストライクのアグニへと手をかけ、アザレアへと高圧縮プラズマエネルギーを放つ

「やば...! だけどまだ終わりたくない...!!!」

放たれた一撃をアザレアは間髪避ける事に成功する。

「今度はこっちだよ!!」

アザレアはミソラの機体へとマシンガンの一撃を放ち制圧射撃を行う

「くっ...!」

ミソラはシールドでその一撃を耐えたが、ミサの攻撃はこれで終わりではない

「まだまだだよ!!」

怯んだGNアーチャーへとミサはビームサーベルを片手に突っ込むと、その一撃はミソラのガンディライユを貫いた

「ツキミ...!」

そう言い残しミソラの機体は機能を停止した

 

…………………………………………

 

「ちょこまかとぉ!!」

スターゲイザーはビームサーベルの一撃をフルアーマー騎士ガンダムへと放つが

「簡単には当たらぬ!!」

ロボ太は再び軽々とそれを避けた

「今度はこちらから行かせてもらうぞ!」

フルアーマー騎士ガンダムは攻撃を避けた後、スターゲイザーへと突っ込んだ。

「長い戦いでおかしくなったかい!」

ロクトは突っ込んで来るロボ太へと再びビームサーベルを降るが、

「遅い!」

ロボ太は凄まじい速さでスターゲイザーの胴へと突っ込んで行くと右腕で渾身の一撃を御見舞した

「何!?」

反動で後ろへと吹き飛ぶスターゲイザー、勿論ロボ太はそのチャンスを見逃さない

「EXアクション 炎の剣!」

手に持つ剣に炎を宿し、その剣の一撃をスターゲイザーへと叩き込んだ

「私の勝ちだ...!」

ロボ太はそう呟くとスターゲイザーは爆発、ロクトは画面に表示されるGAMEOVERの文字を見つめて

「僕の負けか...」

そう呟いた。

 

………………………………………………

 

「ミソラ!先輩...!」

ミソラとロクトは倒され、残されたツキミ

「俺1人でも...諦められるかよ...!」

ツキミはそう呟き、エンハンスドデファンスはビルドストライクへと再び突き進む。

「俺達もこれで終わりにしようぜ...!!」

「望むところだぁ!」

ツキミの問いかけに応えたユウキは腰から再びビームサーベルを抜き、突き進んでくるエンハンスドデファンスへと駆け抜ける

「「はあああああああああ!!!!!」」

まさに負けたくないという意地のぶつかり合い。

「楽しいな...!ユウキ...!」

「ああ...! だけどいつまでも楽しんでいられない...!」

「当たり前だ...!決着、つけようぜ...!!」

「ああ...!」

鍔迫り合いを続けるユウキとツキミ。

お互いに引く様子はない。

「ユウキ君!頑張れー!」

「主殿!」

ミサとロボ太はこの戦いを邪魔せずに遠くからただ眺め応援していた。この間に入って戦うのは野暮な気がしたからだ。

「ツキミ...!お願い!」

既に負けてしまったミソラもツキミを応援する

 

「ユウキー!行けー!」

「負けるんじゃないわよ!」

応援席でユウトとレナが声を上げ応援する

「兄貴ー!」

「負けるなー!」

「ユウキ!諦めるなー!!」

その隣には弟のユウシと母と父

 

2人とも頑張れー! いけー! 諦めるなー!

 

それを見ていた会場の観客も2人を応援し始めた

「会場は2人の決着を声を上げて応援しています!どちらが勝ってもおかしくないこの勝負、制すのはどちらの選手でしょうか!!」

MCハルは熱く実況を行う

「燃えてくるぜ...! ユウキ、勝つのは俺だああああ!!!」

ツキミのエンハンスドデファンスは更に大型対艦刀を握る手を強めた。

次第に圧倒し始めるエンハンスドデファンス、ビルドストライクは少しづつツキミの気迫に圧されていく。

ダメだ...!圧されていく...ユウキの心の中は次第にその思いが溢れていく

 

「まけるなー!ユウキ君ー!」

「主殿ー!」

「「「ユウキー!!!」」」

 

折れそうな心の自分に対してそれでも仲間は諦めずに応援してくれている

「そう...だよな... 諦めらないよな...!こんな所で...!」

ユウキの心は諦めない心を取り戻し始める

「感じるぜ...! この力...! 皆の応援の力が...ガンダムに!!」

そう呟いたユウキのビルドストライクは赤く光出し始める。

「ビルドストライク...! 俺に!!力を貸してくれええ!!!!」

叫んだユウキのビルドストライクはレンの時と同じように7色へと光り出した。

「覚醒か...!だけど俺も諦められるか!!!」

ツキミは更に力を込める。

「今の俺はビルドストライクと一心同体...! 誰も俺の想いを止められない!!」

7色の光を纏ったビルドストライクはビームサーベルに力を込める。

先程はエンハンスドデファンスへと圧されていたが、最後まで諦めない心 そして仲間の応援の力で更なる覚醒をしたユウキのビルドストライク。今度はツキミのエンハンスドデファンスを圧倒し始めた。

 

「やっぱり楽しいな...!ガンプラバトルは...!」

「ああ!だけど...これだけは譲れない...!」

 

「「俺が!!!1番強いという事は!!!!」」

 

「これが俺の...!」

「究極の力だああああ!!!!」

 

出せる力を全て出し切る両機。

すると

 

ピシッ...

ポキッ...

 

あまりの力に耐えきれず、ビームサーベルと大型対艦刀は壊れ始めた。

 

「これだけじゃない...!!」

ビルドストライクは腰から2本目のビームサーベルを抜くと、武器を失ったエンハンスドデファンスへと切りかかる。

「全てをこれにかける!!!!」

ビルドストライクは出せる限界までの力をビームサーベルに込め、エンハンスドデファンスへと叩き込んだ。

「これで終わりじゃねぇ...!!!」

ツキミはビルドストライクから放たれたビームサーベルの一撃を素手で何とか受け止めようと掴み始めた。

「いっけええええええええ!!!!!」

「こい!!!ユウキ!!!!!」

 

ぶつかり合う2つの力の影響で辺りに爆風が起こり砂煙が舞ってしまい、2機の姿が確認出来ない

 

「ユウキ君!」「主殿!!」

「ツキミ!!」

 

チームメイトは未だに姿が確認出来ない自分の仲間へと声をかけた

 

砂煙が消え、状況が確認できる...

 

アンテナが折れ、左腕もない程ボロボロになったビルドストライクの足元には、上半身と下半身のバラバラになったエンハンスドデファンスが倒れている。

 

ビルドストライクは唯一残った右腕を上げる。

右手には折れた二本目のビームサーベルがあった。

 

「強かったぜ...!ユウキ...!」

ツキミはGAMEOVERと表示される画面を見つめ、ユウキにそう言った。

 

「勝った... 勝ったあああああああ!!!!」

「主殿!!!!」

 

ボロボロになったビルドストライクへとアザレアとフルアーマー騎士ガンダムが近づいてくる。

「ユウキ君!」

「ミサ... 俺やったか?...」

「うん...!」

 

「と言う事で...今回のジャパンカップ優勝は...彩渡商店街ガンプラチームです!!!!!」

 

うおおおおおおおおおあ!!!!!!

 

ハルの一言に会場は湧く

 

「ユウキー!」

「よくやったわよ!」

ユウトとレナは労いの言葉をかける

「兄貴ー!おめでとうー!」

「ユウキー!!」

「かっこよかったぞー!!」

ユウキの家族もユウキへと叫んだ

 

「ユウキ...!!カドマツさん!ユウキ達優勝したって!!」

「何!?本当か!? 行くぞ!マモル!」

「おう!」

カドマツとマモルはユウキ達の方へと向かった。

 

 

 

「おめでとう!彩渡商店街ガンプラチームの諸君!」

ユウキ達の近くへとやってきたのはミスターガンプラだ。

「優勝した君達と、私は数時間後にエキシビションマッチを行おう!」

「あの...ミスターガンプラとバトル出来るって!ユウキ君!」

「ああ...!僕も負けませんよ!ミスターガンプラ!」

ミサとユウキはそう語る

「是非とも楽しんでバトルしよう!では数時間後にまた会おう!」

 

様々なライバルとの死闘やウイルスによる妨害などの事があった波乱のジャパンカップは彩渡商店街ガンプラチームの優勝で幕を閉じるのだった。

 

 

「やはり彼らは我々の障害になり得るな... ”彼”には彼らの相手をして貰おうか...」

カワグチはモニターを見てそう呟くと電源を落とした。

 

 

 

続く

 




訂正とお詫び
この小説ではツキミの機体の名前をガンディライユと呼んでいましたが正しくはエンハンスドデファンス。
ミソラがガンディライユでした。申し訳ございませんでした。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。