ガンダムブレイカーズ / ガンダムブレイカーズACE 作:Katudon0105
激戦の末に、仲間達の応援等により再び覚醒したユウキはツキミのエンハンスドデファンスを撃破した。
これにより彩渡商店街ガンプラチームはジャパンカップ優勝の称号を手に入れ、
優勝特典の一つ、世界初のプロガンプラファイター ミスターガンプラとのエキシビションマッチが数時間後に迫っていた。
「なぁ?そう言えばミライは?」
ユウキはカドマツとマモルにそう尋ねる
「ああ...!そうだった!ミライがゆうk......」
「あいつなら!塾のテストがあるって言って帰ってったぞ!!」
カドマツはマモルの口を抑え、そう語った
「ミライ君も見てくれてたかな...」
「当たり前だろ!アイツも残念そうに帰ってたぜ。そうだお前ら、喉乾いただろ?ほら」
「モゴモゴ...」
カドマツは変わらずマモルの口を抑えながらミサとユウキに1000円札を渡した
「これでジュースでもなんでも買ってこい!」
「ありがとう!カドマツさん!それよりマモル君苦しそうだよ...?」
口を抑えられたマモルの顔は、呼吸が苦しくなりどんどん赤くなっていく。
「とりあえず行ってこい!」
「うん... 行こうミサ」
「うん!」
ミサとユウキは控え室を去っていった
「ぷはぁー!なにすんだよ!めちゃくちゃ苦しかったじゃねぇか!!」
「お前が変なこと言おうとするからだろ...?」
「でも!2人にも言わないと!」
「馬鹿野郎、まだこれからエキシビションマッチあるのにあいつらに心配掛けさせれるかよ... いいか?この事はしばらく俺とお前の秘密だ いいな?」
「でも...」
「それと、ほらこれ」
カドマツはマモルに対して何かが書いてある紙を渡す
「俺の連絡先だ。お前にはウイルス退治の時に迷惑掛けたからな... なんかあったら俺を頼れ」
「おっさん...」
「おっさんじゃねぇよ!いいか?とにかくアイツを見つけたりしたらまず俺に言え わかったな?」
「ああ...!」
…………………………………………
「さっきのユウキ君のビルドストライク凄かったね!なんか虹色に光ってたよ」
「いやー...アレに関しては俺もやり方が分からないんだよね... でも!覚醒は何となく掴めてきた! なぁミサ!俺達はここで終わる気はないよな?」
「え? うん...! 私達ならまだまだ上を目指せるよ!」
「ジャパンカップで終わりじゃない...!今度は世界に彩渡商店街の名を轟かせようぜ!」
「おおーう!!」
ミサも同意し声を上げる
「あ!そう言えばユウキ君、ビルドストライク大丈夫なの?」
「そうだった... 」
ユウキはビルドストライクを取り出す。
アンテナは折れており、左腕はあの衝撃で外れている
とてもエキシビションマッチに出れる様な状態じゃない
「おーい!ユウキー!」
ミサとユウキの2人に向こうから声をかける
「兄貴!それにレナ姉!」
ユウトとレナが向こうから声をかけてきたようだ
「ユウキ〜〜〜!!!」
ユウキの名を叫びながらレナはユウキに抱きつく
「ちょ!!!」
いきなり抱きしめられ驚くユウキは声を上げる
「おいおいレナ、ユウキ抱きしめる為に来たんじゃないだろ...」
ユウトは苦笑いしながらレナを窘める
「ユウキ、ビルドストライク今使えないだろ?」
「ああ... 」
「ほらこれ、次のエキシビションマッチはこれを使いなさい」
レナは思い出したかのようにユウキへとガンプラを渡した
「これって!」
ガンプラを見たミサは声を出す
「パーフェクトストライク...!」
レナとユウトに渡されたガンプラはあのパーフェクトストライクだ。
遡る事とリージョンカップ。
リュウジのデスサイズヘルを最後の力を振り絞り倒した後、その勝利を認めないリュウジによってパーフェクトストライク破壊されてしまった。
リージョンカップ決勝には兄のユウトのインパルスガンダムと破壊されても尚何とか残ったパーツで組み上げたパーフェクトインパルスで何とか優勝出来た。
ビルドストライクガンダムを使う今でもたまにストライクガンダムのことを思い出す。
「リージョンカップの後に俺とレナで何とか復活出来ないかやってたんだ。それでここまで直した訳だ!」
壊された時に折れたアンテナは少し右の方が欠けているもパッと見何らおかしな点はない。
胴の部分は流石に無理だったようで新しいストライクガンダムの胴を使っている。
「ありがとう!兄貴、レナ姉!」
「よかったね!ユウキ君!」
「早速調整しよう!ミサ!」
ユウキはミサの手を掴み、控え室へと走っていった
「良かったぜあいつの喜ぶ顔がまた見れて」
「親みたいな事言うのね。」
走っていくユウキ達を見ながらユウトとレナはそう呟く
「お前もユウキの前だと母親みたいになるけどな」
「それは... あまり否定出来ないわ...」
…………………………………………
「ほーん、やっぱり勝ったのはアイツか...」
テレビを見ながらリュウジはタバコに火をつけてそう呟いた。
「えーと、『彩渡商店街、ガンプラチームによる復興』??アホくさ... 」
リュウジはスマホで彩渡商店街ガンプラチームのネット記事を読み、そう言うとスマホをベッドに投げた。
「一足先に世界大会で待ってるぜ... お前を狩るのはこの俺だ...」
リュウジはデスサイズヘルを見ながらそう言った。
…………………………………………
「おーい!」
走るユウキとミサの後ろから声をかけたのはツキミだ。
「ツキミ...!」
「最後の戦い、楽しかったぜ。 決勝に相応しい終わりだった... 全力でぶつかったし後悔はしてねぇ!ちょっと悔しいけどな!」
ツキミは笑いながらそう言う
「今度また一緒にガンプラバトルする事があったら勝つのは俺だ!!!」
「ああ...!だけど、俺も負けねーぜ!」
ユウキはツキミへとそう答えた
「じゃあ俺達は帰るぜ。 じゃあな!エキシビションマッチ頑張れよ!ミサも!」
「ミサちゃんもユウキ君もじゃあねー!」
「ミソラちゃんもツキミ君もバイバーイ!」
「またやろうなー!」
沖縄宇宙飛行士訓練学校ガンプラチームの2人は一足先に地元へと帰っていった。
………………………………………………
「彼の様子はどうだね?」
「良好です。このまま行けば擬似覚醒システムをマスターするかと。」
カワグチに対し、そう答えたのは03だ。
「リュウジ... 彼の方はどうだね?」
「特にはありませんが、性格に難ありです。」
04は若干不機嫌になりながらそうカワグチに報告した。
「宜しい、下がりたまえ。」
「「はい。」」
2人はそう答えると部屋から出た。
「04、お前は進歩したな。」
03と呼ばれている少年は歩きながらそう呟く
「どういう意味だ。」
当然04も気になり03へと問う。
「お前に感情が産まれたのだ。これは凄い事だ。」
真顔のまま03はそう呟いた
「我々は生まれ持って感情が無いはず。しかしお前はあの男のお陰で怒りという感情が生まれた。このまま行けばお前なら悲しみや喜びの感情も覚えるのかもな。」
03はそう言うと足早に去っていった。
「私達は所詮戦う機械だ。そんなものを持っていてもなんの意味もない。」
04は去っていく03の背後を見ながらそう言った。
………………………………………
決勝から数時間経ち、遂にエキシビションマッチが始まる
「さぁ!8年振りにこの場に立った...! ユウキ君、ミサちゃん...! 楽しいバトルにしよう!」
ミスターガンプラはミサとユウキに対してそう言った。
「負ける訳には行きません!僕達も本気で行かせてもらいます!」
ユウキもミスターガンプラへ向けてそう言った。
「さぁ!8年の沈黙を破りこの舞台に立ったミスターガンプラと今年の優勝チーム 彩渡商店街ガンプラチームはどう戦うのでしょうか!エキシビションマッチ遂に開催します!」
うおおおおおおおおお!!!!!!
ハルの一言に会場は盛り上がる。
8年振りのミスターガンプラの試合、当然誰もが興奮する。
しかしその光景を快く思わない青年が立って見ていた。
「チャンプ...!」
続く
次回 ガンダムブレイカーズ 第28話 ぶつかり合うプライド につづきます