ガンダムブレイカーズ / ガンダムブレイカーズACE   作:Katudon0105

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ガンダムブレイカーズ 第28話 ぶつかり合うプライド

ここはジャパンカップエキシビションマッチの最中だ。

 

「はああああああ!!!!!」

ミスターガンプラのケンプファーは、ガーベラストレートを片手にアザレアへと切りかかった

「危ない!」

ミサの危険を感じたユウキのパーフェクトストライクはビームライフルでケンプファーの手を撃ち、何とかミサへの攻撃を防ぐ。

「ユウキ君!ありがとう!」

「主殿!まだだ!」

ロボ太はユウキへと呼びかけた

「行くぞ!ユウキ君!!」

それと同時にミスターガンプラのケンプファー、今度はユウキのパーフェクトストライクへと向かっていく。

「負けられるかよ...!」

ユウキはパーフェクトストライクのバックパックからシュベルトゲーベルを両手に握り、ケンプファーへと突っ込んでいく。

ぶつかり合うシュベルトゲーベルとガーベラストレート

 

「「はあああああああ!!!!」」

 

互いに声を上げ、剣を交えるその様はまさに負けられないというプライドのぶつかり合いだろう。

 

「おらああああ!!!」

ユウキのパーフェクトストライクは力を込め、ミスターガンプラのケンプファーのガーベラストレートを弾いた。

「くっ...!」

攻撃を弾かれたケンプファーは後ろへ下がり、膝を付いた。

「この感じ...! 思い出すよ、私がファイターだと言うことを...!!!」

そう言ったミスターガンプラのケンプファーは赤く光り始めた。

 

「まさか...アンタ...!!」

覚醒...

過去にもユウキの他にリュウジと呼ばれていた黒パーカーの男やレンが使用したのは見た事はある

そもそもユウキは最近までガンプラバトルに興味など無く、ミスターガンプラの名すら知らなかったのでミスターガンプラが覚醒システムを使える事など知らない。

 

「君達もファイターなら感じるはずだ!心の中から滾る戦いたいという思い...!さぁ、覚醒したまえ!」

ミスターガンプラのケンプファーは彩渡商店街ガンプラチームの3機へと再び向かってくる。

「行くぞ!ミサ!」

「うん!」

アザレアはマシンガンを、パーフェクトストライクはアグニに手を掛け、ケンプファーへと放つ。

「いい攻撃だ!だが!」

覚醒したケンプファーはその一撃を避け、止まることはない

「ロボ太!」

「承知!」

ユウキの声に応えるように、パーフェクトストライクとアザレアの背後からは、ケンプファーへ向けてフルアーマー騎士ガンダムが飛び出した

「EXアクション! 炎の剣!!」

向かってくるケンプファーへ向け、フルアーマー騎士ガンダムは炎の剣の一撃を叩き込むが、

「遅い...!!」

EXアクションを叩き込んだ筈の場所にはもうケンプファーの姿はない

「速い...!」

ミスターガンプラは、ロボ太の一撃を覚醒する事により可能になる凄まじい機動力で避け...

「背後がガラ空きだ!」

フルアーマー騎士ガンダムの背後からガーベラストレートの一撃を叩き込んだ。

「しまった...!!!」

一撃により地面へと叩きつけられるフルアーマー騎士ガンダム。

「ロボ太!」

その光景を見たミサはケンプファーへと突っ込んでいく。

「ミサ!」

ユウキの声は届かず、ミサのアザレアはビームサーベル片手にミスターガンプラへと突っこむ。

「仲間を思いやるその気持ち...!素晴らしいが、ただ救いたいという想いだけではどうにもならない!」

ケンプファーはアザレアの一撃をガーベラストレートで受け止めた後弾き返す。

「きゃあああああ!!!」

ミサも同じように吹き飛ばされてしまった

 

「パーフェクトストライク...!力を貸せ...!!!」

ユウキのパーフェクトストライクは赤く光出す。

「行ける...! おりゃああああ!!!」

覚醒したユウキはパーフェクトストライクでミスターガンプラへと突っ込む。

「さぁ!来い!」

ケンプファーはユウキと同じように突っ込んだ。

 

「「はあああああああ!!!!!!」」

 

先ほどとは違い、互いに覚醒した2機のぶつかり合うガーベラストレートとシュベルトゲーベルの衝撃で辺りへと衝撃波が起こる

 

何とか立ち上がったアザレアとフルアーマー騎士ガンダムはその衝撃を耐えるが、

「きゃあああああ!!」

再びアザレアは吹き飛ばされてしまう。

吹き飛ばされたアザレアに対し、ロボ太は駆け寄ると

「ミサ、私達は離れていよう...」

驚きの言葉がロボ太から放たれる

「でも!」

当然ミサは反論した

「主殿の邪魔になる...」

そう言ったロボ太とミサの目線の先には、互いに剣を交えるケンプファーとパーフェクトストライクの姿があった。

とてもアザレアでは追いつけないスピードでの戦いだ

「私達は日本一のチームなのに...?」

「世界は広いな...」

ミサは渋々ロボ太の考えに同意しその場から離れた

 

………………………………………………

 

「私が思っていてた通り、君たちは素晴らしいチームだ...! だが、君達の中には差が生じてしまっている...! 」

ケンプファーはガーベラストレートによる一撃を放ちながらそう語る

「差なんてない...! 」

パーフェクトストライクはシュベルトゲーベルでガーベラストレートの一撃を弾き返しながらそう反論した。

「覚醒システム...使えると使えないとでは戦いに差が生まれてしまう... しかし、私は君達ならその壁すらも超えられると信じている...!!」

「当たり前だ!俺達は日本一のチーム...!必ずどんな壁も超えてみせる...!!!」

ミスターガンプラの一言にユウキはそう返した

「その想いだ!その想いこそが君達を強くする...超えられない壁など無い...その想いを忘れずに進んでくれ...!」

「ああ...!絶対に忘れない!!!」

そう応えたユウキのパーフェクトストライクの一撃はケンプファーへと直撃し、ミスターの機体は再び膝を付く。

「君の...勝ちだ...!」

ミスターガンプラは自ら負けを認めた

 

「エキシビションマッチ...!勝者は彩渡商店街ガンプラチームです!!会場の皆様!あのミスターガンプラを撃破した彩渡商店街ガンプラチームに拍手を!」

 

うおおおおおおおお!!! パチパチパチパチ

 

会場からは惜しみない拍手と声援が飛ぶ

 

「素晴らしいバトルだった。年甲斐もなくはしゃいでしまったよ。」

ミスターのケンプファーはパーフェクトストライクへと握手を求めた。

 

その瞬間

 

「はしゃぎ過ぎだよ...」

「な!?」

 

突如ケンプファーへと何かしらの機体による攻撃が当たり巻き添えになる形でケンプファーとパーフェクトストライクは吹き飛ばされる。

「何なの!?」

いきなり吹き飛ばされたチームメイトを見てミサはそう声を上げる

「外部から侵入してるのか!?」

ロボ太は2機へと攻撃した機体を見つめ、そう呟く

「あのー?こんなの予定にはー?」

大会運営側のMCハルにすらこの状況は知らされていないようだ。

「君は...まさか...ウィル少年なのか?...」

乱入してきた機体 アストレイゴールドフレームをベースにした機体を操る少年の事をウィル少年と呼んだミスターガンプラ。

「引退したチャンプがバトルをしてたのでね。その無様な機体にやられた様だけど手加減して上げたのかい?」

ウィルは悪態を付く

「テメェ...!」

当然ユウキはイラつく。

「私は手加減などしていない!」

当然ミスターガンプラは反論する

「へぇ、八年前は手加減してくれたのにかい?」

ウィルはミスターガンプラへとそう反論する

「君、よかったね。手加減してくれる優しいチャンプでさ。彼もこう言ってるんだ、さっさと日本一のトロフィーを持って帰りなよ」

「お前...!」

ユウキはシュベルトゲーベルに手をかけると

ウィルへ向け、急加速した。

「へぇ、凄いスピードだ。」

ウィルも負けじとガーベラストレート片手にユウキへと加速し、互いにすれ違った。

その後ウィルの機体はガーベラストレートを鞘にしまうと、

「止まって見えたよ」

その一言共にパーフェクトストライクは全身バラバラになった。

「このおおおおお!!!!」

ミサはウィルに対して突っ込むも、

「下手くそ。」

アザレアの頭を持ち、地面へと叩きつける

「君は力の差が分かってるみたいだね。」

ウィルはロボ太の頭を撫で、その場から姿を消した

「なんだよもぉ...」

叩きつけられたアザレアは上を見ながらそう呟いた

「すまない...全て私の責任だ...」

ミスターガンプラはそう呟いた。

 

 

続く

 

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