ガンダムブレイカーズ / ガンダムブレイカーズACE   作:Katudon0105

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ガンダムブレイカーズ 第29話 嫉妬と友情の狭間で

〜宇宙空間のステージ〜

 

「マモル、来るぞ...!」

「ああ...!」

ユウキとマモルは自分達へと向かってくる灰色のエクシアを警戒する

「...」

灰色のエクシア___ レクイエムエクシアを操る少年、ミライ。

ジャパンカップの最中に連れ去られ、少しの間姿を見ていなかった彼はまるで感情の無い戦闘ロボットの様な姿となりマモルとユウキの前へと現れ、2人に勝負を挑んだ。

「ミライ...!思い出せ!」

そう呟き先陣を切ったのはマモルのAGE3 フルアーマーフォートレスだ。

ジャパンカップで起こった、コンピューターウイルスによる大会の乗っ取りに対して出撃したマモルのAGE3は激闘の末にプロヴィデンスガンダムによって両腕や脚がもげボロボロの状態となっていたが、この3日間の間に修復出来たようだ。

「...」

何一つ喋らないミライのエクシアは向かってくるAGE3のビームサーベルの一撃をGNソードで受け止める。

「ずっと心配してたんだぞ!!俺も、カドマツのオッサンも!」

半分怒りも込めた一撃をエクシアに向けて放つも、どれも受け流されてしまう。

「ミライ...!」

AGE3の後ろからはビルドストライクがビームライフルを握り、エクシア目がけて数発放つ

 

「ミライ あのシステムを使え。」

シュミレーターの外にいる03はミライへとそう言い放つ

「あのシステム...?」

これを聞いたカドマツは少し不安になると自分もマモルとユウキの2機へと通信を入れる

「お前等!なにか仕掛けて来る気だ!気を付けろ!」

カドマツは2人へと警告するも遅かったようだ。

 

「...ッ!!!」

少しだけ声を出したミライのレクイエムエクシアは禍々しい紫色のオーラを纏い始める。

「なんだ...これ...」

今まででミライが見せた事無いようなオーラに驚くマモルは少しばかり判断が遅れ、

「マモル!気を付けろ!」

ユウキは警告するも

「遅い...」

「しまった...!」

あっという間に距離を詰めたエクシアから放たれたGNソードの一撃がAGE3に叩き込まれてしまう。

マモルはそれを間髪右腕で防ぐも、GNソードはそれを切り落とし、AGE3は右腕の関節から先を失ってしまった。

「これじゃあ... EXアクションが撃てない...」

EXアクションを失った事はかなりデカい。

もはやマモルは残された左腕での攻撃に賭けるしかない。

「マモルを...よくも...!」

加速したユウキのビルドストライクはミライのエクシアに距離を詰め、腰からビームサーベルを1本抜きエクシアに切りかかる。

「...!」

当然GNソードで受け止める

「マモル!」

「え? あ、おう!」

鍔迫り合い状態になっているエクシア目がけてAGE3 フォートレスの左腕から一撃を放つ

「はっ!」

自分のビルドストライクにフォートレスの一撃が当たる前にとユウキは離れようとするが、

「逃がしは...しない...」

そう呟くミライのエクシアに左足を掴まれてしまう。

「くそ!ミライ!」

 

ドオオオオオオオンン

 

宇宙空間に爆破音が轟く

AGE3 フォートレスから放たれた一撃がぶつかった場には

 

無傷のレクイエムエクシアの姿があった

 

一方のビルドストライクは何とか脱出したようだが爆発に軽く巻き込まれてしまい、足の部分が壊れたようだ。

 

「ミライ...!お前強くなったな!」

ユウキはミライへ対してそう言い放った。

「だけど、その強さはお前の強さじゃない... 与えられた強さだ。」

「君に... 何が分かる...」

あれだけあまり喋らなかったミライは遂に会話を始めた。

「君にタウンカップで負けてから...僕はもう一度君に並ぶ為に努力した... それでも君はどんどん僕を置いて強くなる...! その為には例え与えられた力でもいい... それでも僕は君と同じ位の力で戦いたかった...! 」

ミライはそう語る

「馬鹿じゃねえの...」

ユウキはミライの言葉に対してそう返す

「...ッ?」

「貰った力なんてお前の本当の力じゃないだろ? そんなんで俺と戦って何が楽しいんだよ! 本当に俺を超えたいなら...! 自分の力でかかってこい!!」

「ユウキ...」

「強い弱い...そんなのどうでもいい...! ガンプラバトルを楽しめない今のお前はどうやったって俺達には勝てない! それを今から俺達が教えてやる...!マモル、まだ行けるか?」

「ああ!腕がもがれようが関係ねぇ!」

「行くぞ...!ミライ! お前も自分の力でかかってこい...!」

ユウキのビルドストライクは腰から二本目のビームサーベルを抜き、二刀流の構え。

そのままエクシアへと突っ込んでいった。

 

「何を悩んでいる。 お前には擬似覚醒システムがある。 それを使い奴を倒せ。」

03はミライへと命令した。

「君に言われなくても分かっている...! 」

エクシアは再び禍々しい紫色のオーラを纏い、自分へと向かって来るビルドストライクを迎え撃つべく、GNソードをビームライフルへと変形させビルドストライクへと放つが

「行くぜ!ミライ!!!」

ビルドストライクは赤く光りはじめ、更にエクシアへと突っ込んでいくスピードが上げ、ビームライフルの一撃を避けると

「おりゃあああああああ!!!!!」

声を上げたユウキは二本のビームサーベルの一撃をエクシアへと叩き込んだ。

「くッ...!」

ビームサーベルはエクシアへと喰いこみ、パーツは悲鳴を上げるかのようにミシミシと音を立て始める。

「ミライ...!お前は元から弱くなんかない...!!!」

「...!!」

「だけど今のお前は心が弱い...! それさえ越えればお前は誰にも負けない!」

「ユウキ...! だが僕も負ける訳には行かない...!」

エクシアは力を振り絞り、擬似覚醒システムの力を右手に込め、ビルドストライクの右腕に叩き込む。

ビルドストライクの右腕は破壊されエクシアに対して一撃を叩き込んでいるのは左腕だけになった。

後は左腕... エクシアは今度は左腕に力を込め同じように攻撃しようとするが

「させるかよ!!!」

今度は背後からビームサーベルの襲い掛かった。

「マモル...!」

AGE3のビームサーベルはエクシアのバックパックへと攻撃を叩き込んだ。

「ミライ...! 約束しただろ!俺とお前のコンビで大会に出るって! 」

「僕を許してくれるのか... 君達を倒そうとしたというに...!」

「当たり前だろ...! 俺達親友だからな!」

「だから...!1人で抱え込むなあああ!!!」

2機の力は更にエクシアへと喰い込む。

「2人とも...ありがとう...」

ミライはそう呟くとレクイエムエクシアは耐えきれなくなり爆発した。

コックピットにはGAMEOVERの文字が。

「...ッ!!」

ミライのレクイエムエクシアは完全に壊れ、同時にミライの頭に激痛が走った。

 

 

「やはり無理か...。 」

その光景を見ていた03はその場から離れ始めた。

「凄かっただろ?アイツらの友情パワー?」

カドマツは03へと話しかけた

「友情パワー。下らない。 」

「なんだよ、お前にも1人くらいはいるだろ?守りたい奴が。」

「...」

03の頭には1人の女性が浮かぶ。

「...そんなものはいない。」

03は頭に浮かんだものをかき消しそう答えた。

「お前の上司... いやマスターとやらは何者だ? 子供連れ去って洗脳なんて恐ろしいなんてもんじゃない...犯罪だ。 それを分かってやってんか?お前らは!」

カドマツの口調は少しばかり怒りが見えた。

「お前に話す義務などない。所詮俺はあの方の言いように扱われるロボットだ。」

「お前...! 」

「これで終わりだと思うな。 あの方は執念深い。またお前等を邪魔しに来るように仕向けるだろうな。」

03はそう語り、ゲームセンターから出ていった。

 

…………………………………………

 

「ミライ!おい!」

「おい!大丈夫かよ!」

ミライの目は少し開き、そのまま起き上がった。

「僕は...何を...」

「ミライー!」

「心配したんだぞ!この野郎!」

ユウキとマモルはミライへと抱きついた。

「ちょ!君達!離れろ!」

「この馬鹿野郎〜!」

「グスッ! うわーん!」

抱きついてくる2人を引き離そうとするミライだったがガシッと掴まれなかなか離れない。

「気分はどうだ?何か覚えてるか?」

「いえ... と言うかジャパンカップは!?」

「そこから記憶がないのか... 安心しろ彩渡商店街の勝ちだ。日本1になったんだよ。」

「うわーん!」

「馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿〜!」

半泣きになっているユウキとマモルを見てミライは少しクスリと笑った。

「おめでとう... ユウキ。そして2人共ありがとう...」

「へへ!いいってことよ!」

「それより大丈夫か?ミライ?」

「ああ...!だけどこれが...」

ミライの手元にはボロボロになり壊れた灰色のエクシアがあった。

「そういやアイツが擬似覚醒システムって言ってたな... ちょっと調べたいからエクシアを貸してくれないか?」

「構いませんよ。 僕にはまだガンプラありますし。」

「助かるわ、なにか分かったらまたお前らに連絡する。とりあえずミライ、お前は休め。じゃあな」

カドマツはそう言い残しゲームセンターから去っていった。

………………………………………………

 

「報告は以上です。」

「彼もやられたという訳か...」

カワグチは03の報告を聴き顔を顰める。

「情報の方は大丈夫なんだろうな!?カワグチ!?」

「安心しろバイラス。負けたら彼の頭からは記憶を消す様に細工してある。 とは言え...彼らに擬似覚醒システムがバレたら大変だがね...」

「そこは安心を。こちらに回収した物がございます。」

03はエクシアを取り出した。

確かにボロボロだがあの時にやられた物ではない。

「ならば安心だ。まあ03、お前が私に偽物を渡していない限りはな... まぁいい下がりたまえ。」

「はい。」

03はバイラスとカワグチの居る部屋から出た。

「これでいい... 奴らがアレに気づけば...」

「アイツらが擬似覚醒システムに気づけばどうにかなるってか...?」

「...!?」

03が顔を上げるとそこにはリュウジがいた。

「安心しろ、誰にも言わねえよ 」

「お前は...あまり信用できない...。」

「なら別に信じなくてもいいぜ? 」

「...」

「俺もあのオッサンはあまり好きじゃねえからなぁ... 俺こう見えても口硬いからよだから安心しとけ?な?」

リュウジは口に煙草を咥えながらそう言った。

「ここに居たか。それに03も。」

廊下の奥から04が現れた。

「研究長がお呼びだ。お前のデスサイズヘルが完成したらしい。」

「それなら行きますか ほら、早く行こうぜ04ちゃんよぉ?」

「お前... その呼び方をやめろと何度も...!!」

04は怒り堪えながらそう言いリュウジの後を追いかけた。

「...」

 

…………………………………………

 

 

 

続く

 




NEWガンダムブレイカーの情報出ましたね!
発売日の頃は船乗ってるのでプレイは少し遅れますが楽しみにしながらこの小説書いたり仕事したりモンハンしたりしたいと思います
個人的にはビルドファイターズシリーズから参戦機体を増やして欲しい!
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