ガンダムブレイカーズ / ガンダムブレイカーズACE 作:Katudon0105
「おはようユウキ君!」
ユウキは何となくミサの実家の模型屋へと寄ると、そこにはミサが居た。
「ミサ!!」
2週間振りだろうか...ミサを見るのは。
「そうだ、準優勝おめでとうミサ!」
ユウキはネットニュースで見たミサが準優勝した記事を思い出し、ミサにお祝いの言葉をかけた。
「ありがとうユウキ君! これで私も多少はレベルアップしたかな〜」
ミサは得意気な顔をした。
「よう」
そんな2人の背後から白衣を着た男性が話しかけた。
「カドマツさん!久しぶり!」
「なんだミサ、帰ってたなら言えよ。祝いになんか買ってきたのによ。」
「それより何かあったんですか?」
ユウキはカドマツに問う
「ああ... ほら、4日後に世界大会だろ?その為にお前らのシステムの調整をと思ってな? ほら、2人ともガンプラ貸せ。」
ユウキとミサはそれぞれの機体をカドマツに渡した。
「それじゃあ結構時間かかるかもだからなんか適当に時間潰しとけ」
そう言うとカドマツは2機分の調整を始めた。
「時間潰すって言ってもなぁ〜」
「うーん... そうだ!お互いにガンプラ今から作ってシュミレーターで時間潰そうよ!」
ミサの提案は賛成だ、たまには違う機体を使うのもいいかもしれない。
「わかった、さて何使おうかな〜」
「ちわー!」
「マモル...きちんと挨拶しなよ...」
模型屋へとマモルとミライが入ってきた。
「よう!ミサ!聞いたぜ、準優勝したんだってな!」
マモルはミサを見つけそう言った。
マモルもネットニュースで見たようだ
「んふふ...ま〜ね〜」
ミサはまたまた得意気な顔をした。
「2人は何してるんだい?」
ガンプラの箱を眺めている2人に対してミライは問い詰めた。
「今から簡単にガンプラ組んでシュミレーターで遊ぼうと思ってさ。ミライ達もやるか?」
「確かに楽しそうだし、色んな機体を使うのもいい練習になるね... 分かった僕もやるよ」
「俺も!俺もー!」
マモルも当然やる気だ。
「それじゃあ早速決めてから組むか!」
「「「おーう!」」」
………………………………………………
「お久し振りですね。ミサさん。」
「うん!インフォちゃんも元気そうだね!」
ミサ達へと挨拶をするインフォちゃんに対してミサは返答した。
「インフォちゃん、シュミレーター空いてるかな?」
「今なら五つ全部使用できます。」
「ありがとう!」
ユウキはインフォちゃんに礼を言い、シュミレーターへと歩みを進めた。
「勝つのは俺だぜ!!」
「いいや...僕だね...」
マモルとミライはお互いに闘士を燃やす
「こうやって皆と戦うの久しぶりだなー!」
「よし、俺なら行ける...」
ミサとユウキも準備はできている
「任せたぜ!パワードジムガーディアン!」
マモルは緑色のパワードジムガーディアンをスキャンする。
「僕はこれで行くよ」
ミライはシャアカラーのズゴックをスキャン。
「私はこれ!」
ミサはベアッガイをスキャン。
「俺はこれだ!」
ユウキはガンダムAGE1をスキャンした。
「「「「出撃!!!」」」」
4機は射出され、ステージへと向かう。
見慣れた街の光景が4機のコックピットに映し出された。
「ユウキ...君の相手は僕だ!」
先陣切ったミライのズゴックはユウキのAGE1目がけて、右手の一撃を放つ
「何の!」
ズゴックから放たれた一撃をAGE1のシールドで防ぐが...
「甘いね!」
ズゴックはそのまま力を右腕に込め、ズゴックの右腕はAGE1のシールドを貫いた。
「マジかよ!!」
想定外の事態にユウキはシールドを切り離し、ズゴックへと右脚で蹴りを入れる
「くっ...!」
ズゴックにシールドなど付いていない為に防ぎようのなくその一撃を許してしまい、ズゴックは怯んでしまった
「今のうちに!」
ユウキはズゴックから距離を取り後ろへ下がると、右手に握ったドッズライフルを構えてズゴックを狙い、放った。
「まだだ...!!」
ミライはまだ諦めない
ドッズライフルの一撃を何度か受けながらもユウキのAGE1目指して突き進む。
「マジかよ...!」
止まる気配の無いズゴックを見てそう呟いたユウキは何度もドッズライフルでズゴックに対して攻撃する。
蓄積したダメージにより左腕が吹き飛ぶズゴック、
「僕は...これでも止まらないよ!」
左腕を失いながらもなお進み続けるズゴック、
「しまった...」
ドッズライフルは弾切れになってしまい、何度引き金を引いても意味は無い
「しょうがねえ...!」
ドッズライフルを投げ捨てたAGE1はビームサーベルに持ち替えた。
「ユウキィィィ!!!」
「ミライィィィ!!!」
AGE1へと飛びかかり右腕を突き出すズゴックと
それを迎え撃つべくビームサーベルをズゴックへと向けるAGE1...
このぶつかり合いに勝者などいなかった。
「まさかね...」
「まぁある種平等かもな」
ズゴックの胴を貫くビームサーベルと、AGE1の胴を貫くズゴックの右腕。
両者の機体は機能停止し、互いの画面にはGAMEOVERと現れた。
………………………………………………
一方こっちはマモルとミサ。
「何処だ!何処だ!!」
マモルのパワードジムガーディアンはミサの姿を探す。
ビルの影に隠れたベアッガイは反撃のチャンスを伺う。
「あの機体に遠距離攻撃してもあのシールドで防がれちゃう... もう突っ込むしかない...!」
ミサのベアッガイはビームサーベル片手にビルの影から飛び出し、マモルへと飛びかかった。
「そこか!!!」
握っているビームマシンガンの攻撃をベアッガイへと放つが、ミサからしたらそんなもので怯んでいる場合ではない。
「おりゃああああ!!!!」
ミサはマモルへとビームサーベルの一撃を叩き込むが、
「まだまだぁ!」
パワードジムガーディアンはバックパックからサブアームを展開し2枚のシールドでその一撃から防いだ。
「今度はこっちの番だぜ!」
ベアッガイを退けたマモルはバックパックに接続された2本の大型ライフルを稼働させ、ベアッガイへと撃ち尽くした。
「きゃああああ!!!!」
モロに一撃を喰らったミサのコックピットは残りのゲージが僅かな事を知らせる様に赤く点滅し始めた。
「さて、行かせてもらおうか!」
マモルは両肩からビームサーベルを抜き、ミサのベアッガイへと近づく。
パワードジムガーディアンを守っていたシールドは使用限界が来たようで2枚のシールドはバックパックへと収納されていく。
「(これに賭けよう...)」
「とりゃあああ!!!」
自分へと声を上げ迫ってくるパワードジムガーディアン... 両手を上げ、握られたビームサーベルの一撃はベアッガイへと襲いかかる...
その隙を付きベアッガイはガラ空きの頭部へとビームサーベルを突き刺す。
「嘘だろ!何も見えねえ!!」
マモルのコックピットにはメインカメラがやられた事で何も映らず状況が確認出来ない。
「貰ったよ!EXアクション クロススラッシュ!」
ビームサーベルをX状に振り、その一撃をパワードジムガーディアンへと叩き込んだ。
「もう少しだったのにー!」
パワードジムガーディアンは機能停止、勝者は唯一残ったミサだ。
最後まで諦めずに逆転のチャンスを狙った事が勝利へと繋がったのだろう。
………………………………………………
「いぇーい!私の勝ちー!」
シュミレーターから出てきたミサは喜びの舞を踊る
一足先に終わっていたユウキとミライはその光景を苦笑いしながら見つめた。
「くそー...もう少しだったのに...」
マモルはパワードジムガーディアンを握り、シュミレーターから出てきた。
「そろそろ終わったんじゃないかな?」
あれから割と時間は経った方だ、調整も終わっていても不思議ではない。
「それじゃあ僕は今から塾だし失礼するよ」
「あー俺も、頼まれ事あるんだった!じゃあな!」
ミライとマモルは用事がある為に帰っていった。
「じゃあ行こうかミサ」
「そうだね」
ミサとユウキもゲームセンターを後にし、カドマツが待つ模型屋目指して帰っていった。
……………………………………………………
「準備は出来たかね?」
カワグチはリュウジへと尋ねる。
「アンタはアンタで持っていく物多すぎじゃねえか?」
「私は現地でやることがあるのでね...」
「ウィルとかいう奴を潰すことか?」
リュウジは煙草に火をつけ、そう尋ねた
「ここは禁煙だと何度言えば... まぁそうだ。彼はどうしても邪魔でね、それに私の友人の復讐相手でもあるからね...」
「あの胡散臭いオッサンか、類は友を呼ぶってな...」
「言葉を慎め、彼は素晴らしい友人だ。何度も世話になっている程に。」
「ほーん... で、俺のやることは何だ?」
「君には...彩渡商店街ガンプラチームを倒してもらいたい、それに君も恨みがある相手がそのチームに居るだろ?」
「別にアンタ程そいつを恨んでねえよ... ただ今度こそ俺が強いと教えてやりたいだけだ...」
「まあいい...彼らに負けることは許さない...どんな手を使ってでも彼らを潰せ。いいな?」
「はいはい...社長様の言う通りに...」
「それでは失礼するよ、まだ準備があるのでね」
カワグチは部屋から出て行った
「...」
リュウジはピッと何かのボタンを押した
「これじゃあ証言としては足りねえか...」
リュウジはボイスレコーダーをポケットにしまいそう呟いた。
「正義の味方気取りをする訳じゃねえが...あのオッサンのやり方は気にいらねえ... 」
リュウジは煙草の火を消して、部屋から出た。
………………………………………………
「ほら、出来たぜ」
カドマツは2人にそれぞれの機体を渡した
「ありがとう!」
「ありがとうカドマツさん」
2人はそれぞれカドマツに対してお礼を言った
「いいってことよ、こっちも自社製造のトイボットの名前が広がって感謝してるぜお前らにな。」
「折角ここまで来たんだ...絶対勝とう!」
「うん!彩渡商店街の名前を今度は世界に轟かせようね!」
「それなら、ますます負けてられないな」
「うん!」
「ああ!」
カドマツの言葉に答える2人。
何気ない事から始まったユウキの日々
タウンカップから始まったその舞台は遂に世界大会へ
必ず勝つ...!
ユウキやミサの心の中にはその思いがあった。
「2人なら不可能なんてない... 俺たちの力見せてやろうぜミサ!」
「うん!」
2人の少年少女の思いは世界大会へと闘士を燃やす
…………………………………………
「待ってろ... 今度こそ俺がお前より強い事を証明してやる...!」
リュウジは彩渡商店街の名前を見てそう呟く
…………………………………………
「楽しみにしてるよ... 彩渡商店街ガンプラチーム...」
ウィルは自分の機体、ガンダムセレナスを見つめそう呟いた。
…………………………………………
それぞれの思いが重なる世界大会
そこにはカワグチによる罠等が待っていた。
最終章、ついに開幕_________
次回から最終章の世界大会編に入ります
少し更新遅れると思います
一応思いつくならアフターエピソードも書くつもりです
NEWガンダムブレイカー発売までにはどうにか終わらせたいです(終わると思いますが)