ガンダムブレイカーズ / ガンダムブレイカーズACE   作:Katudon0105

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ガンダムブレイカーズ 第33話 翼

「お前らー!予選始まるぞー!」

カドマツは控え室に待機するミサとユウキへと声をかけた。

「いよいよかぁ...」

「俺なら行ける...俺なら行ける...」

それぞれが緊張し、ユウキに関してはブツブツ自己暗示を呟いている

「ほら、こいつも連れてけよ」

カドマツはアタッシュケースからロボ太を取り出し、2人へと託した

「ロボ太だぁ!久しぶりに見た気がするよ〜!」

ロボ太の外見は前と変わっておりフルアーマー騎士ガンダムの姿はバーサル騎士ガンダムへと変わっていた。

「お前らが特訓してる間にコイツも新たな進化を遂げたって訳だ、さぁ張り切って行ってこい!」

「「うん!」」

 

………………………………………………

 

ユウキとミサ、そしてロボ太はシュミレーターの中へと入っていく。

「進化したのはロボ太やユウキ君だけじゃないよ!」

ミサはそう言いながら自分のアザレア・フルフォースをスキャンした。

「俺だって...!」

ユウキも自分のビルドストライクフリーダムをスキャンする。

コックピットの画面はメインカメラからの風景を映し、目の前には射出口が見える

 

「始まる...まずはここを越えよう!」

ミサ&ロボ太「うん!」「承知!」

 

「ビルドストライクフリーダム ユウキ、出るよ!」

「アザレア・フルフォース ミサ、行くよ!」

「バーサル騎士ガンダム ロボ太、参る!」

 

彩渡商店街ガンプラチームの3機は射出され、ステージ目掛けて飛んでゆく。

 

「よっと... ここは...」

無事に着地したユウキは周辺を見回す

3機の周辺は砂漠で覆われており所々に岩がある以外にらとくに見当たらない

「とくにレーダー反応もないけど...もしかしたら隠れてるのかも... 俺はあっち側を探すから2人は向こう側の敵を頼む!」

 

「OK!」「承知した、主殿も注意を」

「ありがとうロボ太!それじゃあ!」

 

そう言い残しユウキは北側を目指して飛んでいった

 

「ミサ、私達は南側へ進もう」

「ユウキ君大丈夫かな...」

「それなら先にこちら側を片付けてから主殿の所へと向かおう」

「そうだね... よーし!行こうロボ太!」

 

ロボ太の提案を飲み、ミサ&ロボ太は先に南側の敵を倒すことに決めた

 

………………………………………………

 

「それにしても何の反応も無いな...」

 

スラスターでの移動をしながらユウキは辺りを確認するも何の反応も無い。

「あっち側...何か怪しいな...」

 

ユウキはビルドストライクを向こう側の岩場へと進める。

その場所には岩が複数あり、なんとも怪しい

 

ユウキは疑惑の岩場へと到着すると...

 

ピピッ!

 

警告音がコックピットへと響く

 

モブA「かかった!!」

岩場からは灰色のグフがヒートソード片手にビルドストライクへと襲いかかる

「やっぱりか...」

ユウキはそう呟く

「わざわざ引っかかってくれてありがとよ!!!」

モブAはヒートソードの一撃をビルドストライクへと叩き込んだ

 

 

筈の場所にビルドストライクの姿はない

 

「何処だ……上か!!」

モブAのグフは上に向けてヒートロードを伸ばした

「惜しいな...!背後だよ!」

モブAのグフの背後には腰部にに手をかけるビルドストライクの姿がある

「速い...!」

それもそのはずユウキのビルドストライクは赤く輝いている

僅か一瞬の間に覚醒を起動させてグフの一撃を避けた様だ。

「頂くぜ...!」

抜刀と同時にした斜め下からビームサーベルでグフの左手へ向けて切り上げて盾を持っている部分を切り落とすと、今度は斜め上からグフを切りつけた。

「こ、...この!」

せめて一撃を当てようとモブAはヒートソードを振りまくるが、ユウキはそれを躱してカウンターとばかりにビームサーベルをグフへと突き刺して後ろへと下がった

「せっかく世界大会まで来たのにぃぃぃぃ!!!」

男の断末魔と共にグフは爆発、この時点でモブAは予選敗退となった

 

ビルドストライクを包んでいた赤い光は消えビルドストライクは普段通りの機体性能へと戻る

「3分か... 何とか自分の使いたいタイミングで覚醒できるようになったけど継続時間5分は欲しいな...」

考え事をするように立ちっぱなしになるビルドストライクに対してCPUのジム3機が襲いかかる。

「...!しまった!」

反応が遅れたユウキに対して、既にジムは間を詰めておりビームサーベル片手にビルドストライクへと飛びかかる

ユウキのビルドストライクは振り返り、ビームサーベルを抜いてジムへ応戦の構えを見せた瞬間に何処からか飛んできたビームライフルの一撃がジム3機を貫き、そのまま爆発した。

「うおっ!」

爆風が起こりビルドストライクは少し後ろへと飛ばされるが何とか耐え、攻撃の主を探す

 

「あれは...ウイングガンダム...?」

太陽を背に崖の上へと立つウイングガンダムは、ジム3機を撃ち抜いたであろうビームライフルを構えた状態で立っていた。

 

「大丈夫かい!少年!」

ウイングガンダムの操縦主は凄いいい人そうな声でユウキへと問いかける

「あ、ありがとうございます!でもどうして...」

「いやー...自分でもよく分からないけど何故か手が動いてね...! まぁ君が無事ならいいや!また後で会おう!」

そう言い残すとウイングガンダムは何処かへと去っていった

「あのウイングガンダムの人...いい人だったなぁ...」

ユウキはそう呟くと周辺に現れだしたCPU機へと向けて飛んでいった

 

……………………………………………………

 

大会は全世界へと配信されており、応援するべくテレビはスマホ等を見ながら自分の国の代表を応援する。

 

「ふぅ......心配したわ...」

自分のアパートのテレビで大会の様子を見つめるレナはピンチになったユウキの様子を見てため息を付いた

「あのウイングガンダムが助けてくれなかったら危なかったわね...」

 

ピンポーン

 

レナのアパートの一室にチャイムの音が鳴り響いた

「はーい! ってユウトじゃない...」

「うぃーす!大会見てるー?」

レナのアパートへとずかずかと入り込んでいくユウトは早速テレビを見つめる

「何しに来たのよ...アンタ」

「いやー俺のアパート、テレビなくてさ!だからちょっと見せて貰おうと思ってね!」

ユウトはニコニコしながらレナへとそう言った

「アンタのその笑った顔、本当にユウキにそっくりね...」

「そりゃあ...兄弟だからな! それよりどう?彩渡商店街ガンプラチーム?」

レナの一言に対して少し適当に返したユウトは現在の状況を尋ねた

「今のまま行けば予選は突破だけど、さっきは危なかったわ... ウイングガンダムに助けられた感じだったわね」

「ほーん... まぁアイツらなら予選は行けるさ! それより今回は助けに行けられないからな... 」

ユウトはカバンの中にある自分のインパルスガンダムを手に取る

あれから更に強化したようで、ガンダムダブルエックスだったバックパックはディスティニーガンダムの物に変わっていた

 

「「もし... ユウキが本当にピンチなら...宇宙空間だろうが俺が助けに行ってやるからな!!!」」

 

ユウトは日本から離れる際の見送りの時に、ユウキに言った言葉を思い出した

 

「ちゃんと帰ってこいよ...!ユウキ!」

「安心しなさい、本当にピンチの時は私も加勢するから」

「まぁそうならない事が一番だけどな!」

「フフッ...そうね...」

ユウトとレナは再び視線をユウキ達へと移した。

 

……………………………………………………

 

「喰らえええええ!!!!」

ビルドストライクはバックパックのストライクフリーダムを装備した事で使用可能になるバーストアクション フルバーストを放ち、目の前にいた6機ものジムを殲滅した

「よっしゃあ!」

思わずガッツポーズを取るユウキ

そんなユウキの背後を倒し損ねたジムがビームサーベルを突き刺す構えで襲いかかる

 

「EXアクション...! サンダーバリアント!!」

ユウキの背後のジムへとロボ太のバーサル騎士ガンダムは電気の様なものを帯び、突っ込んで行く

その一撃を受けたジムはバーサル騎士ガンダムへと連れていかれ、衝撃で爆発する

 

「ユウキ君大丈夫!?」

ビルドストライクの右側からミサのアザレア・フルフォースが走ってきた

「ありがとう...!ミサ!ロボ太!」

助けに来てくれた2機にユウキは感謝し、お礼を言う

 

ビッビー!!!

 

ステージ内に低い音が鳴る

「予選終了だ、お前ら戻ってこい!」

カドマツが3機へと通信を行い、それを聞いた3機は戦闘終了した。

 

 

…………………………………………

「お疲れ様」

シュミレーターから出てきた2人へと、カドマツは労いの言葉をかける

「今の出撃でお前らは予選突破だ、本当に良くやったよ」

「本当!?やったー!」

「はぁ...緊張したぁ...」

緊張が解けたのかユウキは膝から崩れ落ちた

「それよりユウキ、お前遂に覚醒制御できるようになったじゃねえか」

「やっぱり分かった?」

「ああ、グフに襲撃されてたの見た時は終わったかと思ったが...瞬間に赤く光ってたからな」

「ユウキ君やったね!」

「ああ...だけどもっと使いこなせる様にならなきゃ...!」

「行けるよ、お前ならな タウンカップからずっと戦いの中で成長してきたんだ... 例え負けてもきっとこの大会はお前のいい経験になるはずだ」

「そうだね... よーし!もっと強くなるぞー!」

「おー!」

ユウキの掛け声にミサも答えた

 

「おー、さっきの少年!」

右腕を上に上げ、声を上げたユウキの背後から男性が声をかける

「貴方は!」

「おう!」

男はウイングガンダムを手に、ユウキへと返事をした

さっきは太陽を背に立っていたのでよく見えなかったが炎をイメージしたような色合いをしている

「次の戦闘は俺とだ、宜しくな!」

そう言うと男は握手を求める

「はい!宜しく御願いします!」

ユウキも快く握手に応えた

「よーし!それじゃあまた後でな!!」

「あ!あの名前を!」

去ろうとする男を止め、ユウキは名前を尋ねた

「俺か?俺はクロウってんだ!それじゃあいいバトルにしようぜ!!!」

今度こそクロウは去っていく

「お前ら次はジャパンカップと同じルールの奴だがどうするんだ?」

カドマツは椅子に座りながら2人へと問いかけた

「あー... あの1人出場の選手に考慮した奴か...」

「なら、...今回もユウキに託すね」

「いいの?...」

「うん!その代わり絶対勝ってね!」

「分かった! 絶対準決勝の切符を掴んでくる!」

「決まったな... それじゃあ30分後に始まるからユウキは用意しとけよ」

「OK! そうだ!アレを使おう...!」

ユウキは思い出したかのようにカバンを漁り何かの用意をした

 

……………………………………………………

「1位で予選通過...流石だな」

カワグチは予選の結果を見ながらそう呟く

「やめろ、褒めても何も出ないぜ?...」

リュウジはカワグチへとそう返し、自分の機体を見つめる

「その機体は我々が用意してやったんだ... いいか、負ける事は許さない...」

カワグチは冷たい声でリュウジへと言い放つ

「分かってるよ... 勝てばいいんだろ?このトールギスXX5でよ...」

リュウジはそう言い、ガンプラの調整を始めた

 

 

 

 

続く

 

 

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