ガンダムブレイカーズ / ガンダムブレイカーズACE   作:Katudon0105

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ガンダムブレイカーズ 第35.5話 イラつくアイツ

 

モブA「お前...一体何なんだよぉ!」

 

「気になるか...? だが俺に狩られるお前に教える訳ねえ」

黒色のトールギスはその一言共に、地面へと転がっているピンク色のジンクスへと近づいた

 

モブA「やめろ... 近づくなぁ...! もうやめてくれえええ!!!!」

モブAは必死に黒色のトールギスへと懇願する

モブAのジンクスは既に両腕をもがれ、全体的にボロボロとなっている

この間にもいつでもトドメを指す隙はあった

しかし少し痛めつけてはトドメを刺さずに止め、再び痛めつけると言った事の繰り返しを行っている

「ハッハッハッ!! いいねぇ...その絶望な感じ...! もっと俺を楽しませろよ...!!!」

男はそう言うと、黒色のトールギスはビームアックスでジンクスを斬りつける

モブA「もうやめてくれ...! 何で...!」

「何でか? 今の俺はな、気に食わねえ奴の顔を見てイライラしてんだよ...! 」

モブA「俺には関係ないだろ!?もうやめろよ!」

「関係ない...まぁそうだが、俺の相手がお前なんだよ... ちょっと付き合え...よ!!!」

男のトールギスは再び、ジンクスへと斬りつける

「おい、そろそろ終わらせろ。」

突如、男のコックピットへと通信が入る

肩まで伸びた白髪の女性だ

「へいへい...04ちゃんにそう言われたら止めとくか...」

「ちゃん付けをやめろ何度も...!!」

04はイライラしながら男 リュウジへとそう言うと拳を握りしめる

「04の言う通りだ、目的を忘れるな」

後に続くかの様にサイバーコーポレーション社長 カワグチが通信へと入ってきた

「社長までに言われたらしょうがねえ...

 

おい喜べ、お待ちかねのゲームオーバータイムだ

 

EXアクション...! サイクロンアックス...!!」

黒色のトールギス... トールギスXX5はもはや達磨状態に等しいジンクスへとEXアクション、サイクロンアックスを放った

 

……………………………………………………

 

 

「アイツ...!!! 何で...!」

ユウキは不満気な顔で控え室でお菓子を食べる

「不思議だな、確かアイツは"あの件"以来は公式大会は参加出来ないはずだが...」

カドマツは煙草を吸いながらそう言う

「じゃあ何でこの大会に?」

ミサもお菓子を食べながら問う

「考えられるとすれば... 何かしらの権力者が大会運営側に圧力をかけて参加できる様にした、とかだろうがそれならどこが...?」

流石のカドマツも分からない様だ

「あー!!!!もう!!!!ただでさえウィルで手一杯なのに何でアイツがああああああ!!!!」

最高にイライラし始めるユウキ

「ユウキ君...もう少しで二次予選も終わっちゃうよ?」

「分かってるけど... 次のバトル、絶対俺の事を狙ってくるはず...」

「次の決勝進出はエースポイントによって決まるし...確実に私達の事を潰しに来るだろうね...」

「ぐぬぬ...!」

想定外の事にユウキは頭を抱える

 

……………………………………………………

 

「どうだね?トールギスXX5の調子は?」

「最高だ、 俺のデスサイズヘルの方がな」

「なんだ、合わないって言うのか?」

カワグチは不満気な顔でリュウジを見つめる

「俺はな、自分の機体でアイツを倒したいんだよ... アンタから貰った機体で勝っても嬉しくねえよ...」

「まあいい...君は君のやる事をしろ、破れば彼女がどうなるか分かっているね...?」

カワグチはニヤリと笑い、リュウジを見た

「屑が...」

「何とでも言い給え、こうなった以上...君も共犯者だ」

「...」

「早く調整に戻れ、機体しているんだ君には」

カワグチはそう言い残すと控え室から出ていく

「リュウジ... お前はマスターと何の約束をしたんだ?。」

「何でもねえよ... それより、次は絶対負けられないんだ...04ちゃんも調整怠るなよー」

「だから!お前!。ちゃん付けをやめろ!!」

去っていくリュウジの背中を見ながら04は怒りの声を上げる

 

「03... お前の恨みは晴らしといてやる...」

リュウジはポケットからボイスレコーダーを出すと録音を終わらせそう呟いた

 

 

 

ユウキ&リュウジ「「アイツには絶対負けられるか...!」」

 

 

遂に戦いは準決勝へ

 

そこにはカワグチの罠が...

 

 

 

続く

 




日曜日にガンダムベース東京行ってきました!
ビルドダイバーズのトークショーにも参加させて頂き、リク役の小林裕介さんの言いたいセリフでの爆熱ゴッドフィンガーの時には自分も思わず声を上げてしまいました...
前から買いたかったビルドストライクと会場限定のバルバトス買えて良かったです

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