ガンダムブレイカーズ / ガンダムブレイカーズACE   作:Katudon0105

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ガンダムブレイカーズACE 第12話 二人のプライド

ユウキは1人、居候させて貰っているミサの実家の模型屋で頭を抱えていた

 

突如起こった差出人不明のトイボットによる爆発事故...

当然影響は大きく、彩渡商店街の客足は再び減ってしまい再び商店街はピンチを迎えようとしていた。

 

ユウキ「...ッ!」

 

何も出来ない自分が憎い 商店街を狙った奴が憎い... 憎い憎い憎い憎い...

 

そう思い詰めるユウキは憎悪に駆られる

ガンプラを失った今、出来ることは無いのだ

 

ミサ「ユウキ君、カドマツさん来たよ...」

 

ユウキ「今行く...」

 

……………………………………………………

 

カドマツ「この前は悪かった...!」

 

ユウキとミサの顔を見たカドマツは深く頭を下げる

 

ユウキ「顔上げてよ... カドマツさん」

 

カドマツ「俺がお前達に助けを求め無ければ... こんな事には...!」

 

ミサ「いいんだよ...カドマツさん また私達で盛りげるから... この商店街を...」

 

カドマツ「だが...!」

 

ユウキ「そっちも...本当は俺達のこと心配出来る程暇じゃないんだろ...? 知ってるよ、トイボットが生産中止になったこと」

 

ユウキの言う通り、トイボットは爆発事故による影響で

、ハイムロボティクスは生産中止の決定をした

その他のロボットもウイルスによる影響が懸念され政府立ち会いの元、現在も会社への捜査が始まっている

例え、ハイムロボティクスが白だとしても... トイボットやその他ロボットの製造は停められてしまっている現状、売上にも影響が出るだろう。

 

ユウキ「それに、俺はあんな事じゃ... 諦めねえ 絶対商店街を狙った奴を見つけてぶっ倒す...!」

 

「相変わらずだな... お前は」

 

3人「!?」

 

どこかで聞き覚えのある声を聞いた3人は声の主へと視線を移す

 

ユウキ「お前...!」

 

リュウジ「よぉ」

 

リュウジ... 死神などと呼ばれていた男、リージョンカップではユウキのパーフェクトストライクとの死闘の末敗北、その後にパーフェクトストライクを破壊するなどユウキからしたら天敵でもあった。

その後は世界大会で再び再開、決着の途中に命令に背いた事に激怒したサイバーコーポレーション社長 カワグチによる妨害ではまさかの共闘で、暴走を続けるトールギスXX5を撃破した。

ネオジオングとの最終決戦では、亡き相方 04に託された暗黒騎士ギャンRで参戦した後は姿を消していた

 

その男がなぜ今ここに... ユウキは困惑と少しばかりの憎悪と再開の喜びがあった

 

ユウキ「何の用だ...」

 

リュウジ「おいおい...そんなカッカすんなよ 久々の再開を喜び合おうぜ」

 

ユウキ「分かったから で、何の用だ?」

 

リュウジ「 ほらよ、」

 

リュウジはユウキへ何かを投げ渡す

 

ユウキ「これ...!」

 

リュウジ「ガンプラねえんだろ しばらくそれ使ってろ」

 

リュウジが渡したのはガンダムF91とクロスボーンガンダムX1を組み合わせたガンプラだった

 

……………………………………………………

 

ガンダムFX91

 

頭 ガンダムF91

胴 クロスボーンガンダムX1

腕 ガンダムF91

脚 クロスボーンガンダムX1

バックパック クロスボーンガンダムX1

シールド ABCマント

 

……………………………………………………

 

リュウジ「これで、"あの時"の恨みは終わりだろ?」

 

ユウキ「勝手に決めんな!! でも、ありがとな...!」

 

リュウジ「ふん...」

 

ユウキは少しばかりあの時の事... パーフェクトストライクを破壊されていた恨みを引き摺っていたが、リュウジのまさかの行動に少し喜んでいた

 

カドマツ「で、要件はそれだけか?お前が来るって事はまだ他にもありそうだが...」

 

リュウジ「ああ、お前らに教えといてやるよ」

 

リュウジは模型屋のフリースペースに足を組んで座る

 

リュウジ「この商店街を襲った奴についてな」

 

3人「...!!!」

 

ユウキ「知ってんのか...?」

 

リュウジ「逆に気付かねえのかよ... 俺はすぐ分かった

カワグチのおっさんだ...」

 

3人「!!!???」

 

ミサ「でも、自殺したんじゃ...!」

 

ユウキ「遺体も見つかったって聞いたぞ!」

 

リュウジ「ハァ...頭ユニバースかよ... あいつの会社は宇宙エレベーターに関わっただけじゃねぇ...」

 

カドマツ「...! アンドロイド...!」

 

リュウジ「正解〜!」

 

リュウジは指を鳴らしてカドマツの方へと人差し指を向ける

 

カドマツ「アンドロイドで自分そっくりなものを作ってから死んだように見せたって言うのか!? 流石にバレるだろ...」

 

リュウジ「じゃあ聞くが、素人目で03と04がアンドロイドって見分けつくと思うか? そりゃアンタは仕事柄ロボットをよく見るだろうからすぐ分かると思うがな」

 

カドマツ「確かに...言われてみればそうだな...」

 

ミサ「私も言われないと気づかないかも...」

 

ユウキ「???」

 

リュウジ「それに、あのオッサンはお前らに恨みを持ってる筈だ 当然あの金髪のいけ好かない奴にも そして俺にも」

 

五年前...世界大会中にウィルと計画の邪魔をする彩渡商店街ガンプラチームの命を狙い、バイラスとカワグチで作成したウイルスで決戦の地 宇宙エレベーターを強制的に引き離し、宇宙の彼方へと葬るという計画が行わようとしていた

 

しかし、彩渡商店街ガンプラチーム ウィル、そして今まで戦ってきたファイター達の協力の元、何とかウイルスを根絶することに成功。

バイラスは捕まり、カワグチは逃亡を続けている

 

自殺したというニュースが世間を騒がせる中、もし本当に生きているなら確実に狙っては来るだろう...

 

ユウキ「それなら...あの時の2人は...」

 

ユウキはトイボットのウイルス殲滅中に出会ったブリッツガンダムとデュエルガンダムを思い出す

 

リュウジ「どうやら単独で動いている様じゃないな... まぁいい、分かったことがあったら伝えてやる ほらよ」

 

リュウジは紙の様なものをユウキへ投げつける

投げつけてきた紙には数字のようなものが書かれていた

 

リュウジ「俺の電話番号だ 覚えておけ」

 

リュウジはそう言い残して店から出ていく

 

 

リュウジという新たなる強大な戦力を得たユウキ達は、彩渡商店街を狙った敵へと対抗する想いが生まれた

 

……………………………………………………

 

カズマ「遂に...この日が来たか...」

 

カズマは鏡に映る自分を見ながらそう呟く。今日は聖騎学園との練習試合...

昨年の優勝校との練習試合となってくると、カズマもクールさを欠いてくる

陸宗との練習試合ではこれまで愛用していたグフカスタムを失ってしまったが...

 

カズマ「行けるはずだ... 俺なら...」

 

魔王バルバトスを見つめ、カズマは気合いを入れる

 

「行けるはず... ねぇ...」

 

カズマ「出てくるな...!」

 

「そう怒んなよ 誰がお前を天才ファイターと呼ばれるまでにしてやった?」

 

カズマ「お前なんか居なくても...俺は!」

 

「ハハハ!傑作だ! 仲間も救えないような奴に、何が出来るんだよ...」

 

その一言で、カズマの脳裏にはあの時の光景が浮かぶ

目の前でズタズタにやられていく仲間... そしてそれを救うことが出来なかった自分...

 

脳裏に浮かぶ光景でカズマを吐き気が襲う

 

「お前は無力なんだよ... 父親はお前を見捨て、仲間はお前から去っていった... 俺が居なきゃ覚醒も使えねえ... 何が出来るんだ?」

 

カズマ「うるさい... うるさいうるさいうるさい!!! 俺から消えろ!!!」

 

「俺はお前自身... お前が作り出した影だ 今のお前には俺は消せねえよ...」

 

カズマ「何なんだよ...! クソが...!!!」

 

カズマは洗面台の物を薙ぎ倒す

 

「ハハハハハハ!!!...」

 

謎の声は嗤いながら消えていく

カズマは吐き気を抑えながら、蛇口を全開にすると顔を水で濡らした

 

「カズマ...?」

 

洗面台の鏡には、カズマの背後に立つ1人の女性が映し出される

 

カズマ「ごめん...起こしちゃった...?母さん」

 

女性はカズマの母親、ユミだ。

 

ユミ「凄い叫んでたけど...大丈夫...?」

 

カズマ「いやー嫌なこと思い出しちゃって! 俺は大丈夫だから! 母さんこそ大丈夫?ご飯ちゃんと食べた?」

 

ユミ「うん!カズマが作ってくれた朝ごはん美味しかったよ」

 

カズマ「それなら良かった... あっ!もうこんな時間! 母さん、それじゃあ行ってくる! なんかあったら連絡して!後、昼頃に叔母さん来るって言ってたから! 」

 

ユミ「怪我しないでねー!」

 

ユミは家から出ていくカズマの背後を見つめながら、叫んだ

 

ユミ「ゴホッ...! ハァ...ハァ... 」

 

少し無理して声を出しすぎたのか、ユミは咳き込んだ

 

…………………………………………………………

〜ヒグチホビーパーク〜

 

カズマ「待たせたな、3人とも」

 

レイ「おはようございます!先輩!」

 

既にレイ、タツキ、ユウシは集まっており、カズマの到着を待っていたようだ

 

レイ「聖騎学園の方は既に準備完了みたいです。俺達も行きましょう!」

 

カズマ「そうだな... それじゃあ行こうか、3人とも!」

 

3人「「「了解!!!」」」

 

 

…………………………………………………………

 

レイ「AGE2 ダブルバレット レイ、行くよ!」

 

タツキ「FAライトニング タツキ、出るよ!」

 

ユウシ「デュナメスGNHW/R ユウシ、いくぜ!」

 

カズマ「魔王バルバトス... 出る」

 

 

 

キョウヤ「白騎士トールギス 出るぞ!」

 

リン「キョウヤ様をお守りするのだ!行くぞ!」

 

モブA,B「ハッ!」

 

前回優勝校 聖騎学園 VS 創介学園の2チームによる戦いが遂に始まる

……………………………………………………

 

ユウキ「すげえ……みんなガンプラ変わってる!」

 

ユウキの言葉の通り、ほかの3人のガンプラは前のとは変わっている部分か多々見られ、カズマに関してはガンプラが変わっていた

 

タツキ「ヘヘッ! これが俺の新しいガンプラ、FAライトニングガンダム!」

 

かつてのスタイリッシュなデザインとはかけ離れた重厚感のあるガンプラ、頭のライトニングガンダムと胴のストライクフリーダムは過去に使用していたライトニングストライクとは変わらないが、腕はEx-S,脚はファッツ,バックパックはアストレイブルーフレームセカンドLと、速さを捨てて攻撃力を増したガンプラへと姿を変えた。

更には肩部にビルダーズパーツで、ウイングバイダーを装着させているなどてんこ盛りだ。

カラーリングも白を基調としており、所々にライトニングガンダムをイメージした青が見える

 

ユウシ「俺だって!俺だって!」

 

ユウシのガンダムデュナメスも少しばかり変化がある。

過去にレイのピンチを救った時は何も改造していないノーマルのデュナメスだったが、現在は腕と脚にケルディムガンダムGNHW/Rのパーツを使用し、GNシールドピット

などを使用出来る他に、こちらもビルダーズパーツで右肩に対艦ビームランチャーを装着させており、遠距離での支援が更に強力になっている

 

タツキ「先輩のは... 何だか、禍々しいですね...」

 

カズマ「カッコイイだろ?」

 

ユウシ「いやー... 厨二...」

 

カズマ「オホン! 俺もグフカスタムも失ってからどうするか悩んでいたが、この機体案が浮かんでな。」

 

レイ「やっぱり... グフカスタムは...」

 

カズマ「ああ... 思っていたよりダメージが深刻でな。 だが、何時か必ず蘇らせるさ それより、あのフォーメーションが来るぞ!」

 

カズマの機体の向くほうからは3機のギャンがこちらへと迫ってきていた

 

リン「フォーメーショントライデント... 行くぞ!」

 

モブA,B「了解!」

 

両端の白いギャンの間を、真ん中のカスタムされているギャンが先頭へと立ち、三角形のようなフォーメーションで迫ってきていた

 

リン「キョウヤ様から託された... 白騎士ギャン...! これを活かして聖騎学園に勝利を!!!」

 

頭と胴はギャン、腕はデナン・ゾン、脚はローゼンズールという編成で組まれた白騎士ギャンはGNランスを片手に創介学園の4機を狙う。

 

カズマ「俺は奴らの対象をやる... お前達は奴らを頼むぞ!」

 

レイ「危なくなったら知らせてくださいよ! すぐに向かいます!」

 

カズマ「心強いな... さぁ!創介学園ガンプラチーム、戦闘開始だ!」

 

ユウシ&タツキ&レイ「了解!!!」

 

 

……………………………………………………

 

リン「キョウヤ様の元へは向かせない...!」

魔王バルバトスの目的が自分達ではないことを察したリンはGNランスをライフルモードへと変形させ、魔王バルバトスへと狙い打つ

 

ユウシ「ライフルにはライフルだ...! 狙い打つぜ!」

 

カズマ「こいつは任せた!」

 

高く飛んだ魔王バルバトスの背後には、GNスナイパーライフルを構えたデュナメスGNHW/Rの姿があった

 

リン「なッ...!!!」

 

GNスナイパーライフルの弾は綺麗な直線を描き、白騎士ギャンへと襲いかかる

 

リン「このォ...!」

 

咄嗟にビームシールドを展開して事なきを得た白騎士ギャン、狙いはデュナメスGNHW/Rへと移る

 

ユウシ「簡単には落ちてくれないか!」

 

 

 

モブA「キョウヤ様の元へは! 」

 

待ち構えていた白い普通のギャンは、専用ビームサーベルで魔王バルバトスへと襲いかかる。

 

カズマ「隊列を崩していいのかい!!!」

 

当然、魔王バルバトスはその一撃をメイスで受け止めて2機は鍔迫り合いになる

 

タツキ「先輩!そいつは俺が!」

 

鍔迫り合いになっている2機の上空へと佇むFAライトニングは、タクティカルアームズをガトリングへと変形させて弾丸の雨をギャンへ降り注がせる

 

カズマ「ナイスタイミング!」

 

タクティカルアームズによる弾丸の雨に怯んだギャンの隙を突いた魔王バルバトスは専用ビームサーベルを弾き飛ばしてメイスでギャンへと横殴り命中させる

想定外の一撃にギャンのファイターは混乱しているようだ。

 

モブB「まだ俺がいr... があああああ!!!!」

 

喋っている途中のモブBへと、どこからか放たれたキャノンの一撃が命中した。

 

レイ「こっちはお任せを! 先輩は敵の大将の方へ!」

 

ノーマルだったAGE2はダブルバレットへと変化しており、先ほどの攻撃はレイによるものだったとカズマは理解した

 

カズマ「助かるぜ! さぁ、敵の元へ...」

 

キョウヤ「私の元へ向かう必要は、無い」

 

カズマ「恐ろしいな、いつの間に俺の背後にいた...?」

 

カズマが下の方を見ると、魔王バルバトスの胴体を専用ビームサーベルが貫いていた

 

キョウヤ「天才ファイターと呼ばれていたから期待したが... とんだ期待はずれだ...」

 

???「俺は知ってたぜ...!」

 

魔王バルバトスから全く違うトーンの声が聞こえてくる

 

キョウヤ「...!?」

 

カズマ「出て... くるな...!!!」

 

???「おいおい...折角手助けしてやろうと思ったのによぉ...」

 

カズマ「お前の力なんて借りなくても...!」

 

???「そうやって過信して、また仲間を失うのか?」

 

カズマ「ッッッ!!! お前...!!!」

 

自分の胴体から専用ビームサーベルを引き抜き、投げ捨てるカズマ。

冷静だったはずの先ほどとは違い、かなり取り乱している

 

キョウヤ「よく分からないが... ただ倒すのみ...!」

 

白騎士トールギスは投げ捨てられた専用ビームサーベルを拾い上げ、風雲再起の脚で魔王バルバトスへとビームサーベルを掲げて迫っていく

 

カズマ「負ける訳には... ...ッッッ!!! 覚醒...! 」

 

魔王バルバトスの両目が赤く光るその瞬間、紫色のオーラを纏い始める

 

キョウヤ「...ッ!? なんだこのオーラは... まさか、覚醒か...!? だがぁ!!!」

 

白騎士トールギスはオーラを纏ったまま動かないバルバトスへと専用ビームサーベルで斬り掛かる

 

 

 

 

 

が、その場には魔王バルバトスの姿はない

 

 

「「どこ見てんだ 俺(様)はこっちだ」」

 

カズマの声と先ほどのもう1人の声が合わさり、白騎士トールギスを挑発する

 

レイ「先、輩...?」

 

遠くからその光景を見るレイは禍々しいオーラを放つバルバトスへと恐怖感が生まれる

 

タツキ「アレが...!」

 

ユウシ「覚醒なのか...?」

 

リン「キョウヤ様!」

 

白騎士トールギスの背後に回った魔王バルバトス、メイスを白騎士トールギスへ向ける

 

カズマ?「「さぁ...! 今度は俺(様)の番だ」」

 

 

 

続く




次回 第13話 嗤う影
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