この間、久しぶりに学校から連絡がきた。
なんでも今年の学園祭で演奏してほしいとのことだ。
まあ、来年とか言っていたら今の三年生に猛抗議をくらうところだろう。
その件について346からも連絡が来ていたので、了承の返事を返している。
大体半年は時間があるからまだいくつか曲を増やしていってそこから選べばいいだろう。
学園祭は金土日と三日間やるが、金曜日は学生のみで土日は一般開放となっている。
だから金曜日に生徒向け、土日で一般来場向けに演奏するわけだが、金曜日はいいとして、土日のキャパとか大丈夫なのだろうか。
その辺については学校と346で煮詰めるらしいので俺らは演奏にだけ意識を向けていればいいらしいが……まあ、何とかなるだろうし、何とかするしかない。
「ほら、できたぞ」
そんなこんなで結局学校にいけないことは変わりない。
だから手料理を作るという約束を思い出したのでそれを果たしている。
一年以上前くらいに交わしていたからほとんど覚えていなかったが、この間ふとした時に思い出した。
みんなは覚えていたらしかったが、どうせ忘れているからと放っておいたらしい。
けど思い出してしまったからには作らないわけにはいかない。
どうせみんな暇しているのだから。
「……普通に美味いな」
「ダークマターでも出てくると思っていたか?」
「今まで料理しているところを見たことがないから、私も含めてみんな驚いているんだ」
「こんぐらい野菜切って炒めるだけじゃん」
俺が作ったのは男料理みたいなもんだ。
野菜切って、炒めて、焼き肉のたれで味付けしてハイ、完成。
……ただ。
「翠くん、女料理みたいな味付けですね」
「ああ。碧の料理も好きだが、やっぱりこの豪快さみたいなのがたまらないな」
「碧くんが高級料理で翠くんが食堂みたいな感じですかね」
この世界だと逆になる。
まあ、そらそうだよな。逆なんだもの。
いろいろと言ってはいるが美味いと口にして食べているので文句はない。
それに碧みたいな料理はできなくないが、面倒が先立って性に合わないんだよな。
まあ、これで約束は守ったわけだし。
もう十分だろう。
「兄さん、僕と一緒に料理のお店開いてみる? 店の内装をこだわればいけそうだと思うんだけど」
「いや、毎日はさすがに無理だわ」
「そっか。なら気が向いたときにでも頼もうかな」
「……気が向いたらな」
すでに碧の中で店を出すことが決定事項になっている気がする。
いや、俺としては構わないんだが、なぜ俺にも料理をするよう勧めてくるのだろうか。
あと、できれば料理屋じゃなくてスイーツ店がいいです。
それと営業時間は短めで碧に負担がかからないようにっていうのと、俺用のも別枠で用意しておいてもらえると嬉しいです。
活動報告で隣に引っ越してきた子の案を募集してました
蘭子ですが、一度熊本で会い、厨二になるルートと
逆に堕ちないで清楚蘭子ルートと二つ案を考えてたので今回はすみません
頂いた他の子達も少し考えてみます
まだ確定じゃないので今からでも案があればお願いします
一番ありそうなのは今思いついたので、情事を覗き見る奏ですかね