ハピバ!作者!
世の学生が夏休みに入る少し前。
この時期はどこへ出かけるにしてもまだ人が少ないはずだろう。
俺らは常に長期休みみたいなものだからね。
美優はまだバレてないから、キチンと学校に通っている。
ちっひーと奈緒、あと楓も真面目組であるため、勉強はしている。
みんな教科書読んで大体理解するから楽でいいよね。
普通はこんなこと出来ないけど。
「って事だからどっか行こう?」
「夏休みで人が増える前にってことですか?」
「最近、ちっひーとか心読んでくるの怖い」
「これだけ濃い時間を過ごしてるんだ。それに翠を相手にするならこれぐらい出来ないと振り回されるしな」
奈緒に頭を撫でられながらそんな事を言われてしまった。
それに対してみんなは否定するわけでもなく、頷いているし。
「どこか遠出するんなら菜々とか美優も一緒じゃないと」
「菜々はどうにかなるとしても、美優は真面目だから学校休ませたりするのは悪いな……」
「なら近場でブラブラするとかは?」
たまには何も考えないで出かけるのもアリかもしれない。
なんて思ったりしたけれど、大体何も考えてないからいつも通りだったわ。
ってか、菜々は働かなくても大丈夫なのに。
結構、あそこ気に入ってるのかな。
確かにいい雰囲気で、通い詰めたくなる。
「近場……ってよりはおっきなとこ行っときゃ時間潰せそうだよな。……あっ、有名人らしく銀座でオサレするか!」
「オサレ……って今時言わないでしょ」
「別に無理して有名人らしい事しなくてもいいと思うが」
「いや、やる!」
キチンとバレないように変装していこう!
そう口にすればちっひーと奈緒は諦めたように息を吐く。
楓と心はウキウキして楽しそうだというのに。
「翠が大人しくしていると思えないからもう疲れているんだ」
「さすがに脱走しないって。……しないよ?」
こいつに首輪でも付けてやろうかといった目で二人が見てくる。
あれ。この世界はもっと男性に甘々じゃなかったかしら?
そんなこんなで各々外着に着替えたり、荷物を準備して集合したわけだが。
「なんで女装しているんですか?」
「男ってだけで視線集めそうだし、そしたらバレちゃうじゃん? それはそれで面白そうだけど」
「似合ってるのが腹立たしいな」
「とても似合っていますよ」
「私、そっちに目覚めそうかも」
ちっひーと奈緒のなんとも言えない目がこれまた面白い。
楓は手を叩いてニコニコとしているし、心は……ほっとこう。
いろんなケアはやっているから下地はできている筈だ。
なので母さんから少し借りてネットでやり方を調べ、軽く化粧を施してある。
服もスカート履こうかと思ったが、靴と合わなそうだからパンツスタイルのコーデにした。
デニムじゃなくて裾が広がってるやつだからパッと見はスカートに見えなくもない。でもスカートじゃないから靴と会う筈。
ちなみにこの服、母さんが俺に女装させるために買ったやつだ。
写真撮って送っとこ。
「なんか私、負けた気分なんだけど」
「それは心の戦闘力が低いから……仕方ないね!」
「女声で言われると腹立つ!」
「翠くんと知っていなければ普通に女の子ですね」
よし、準備もできたし向かいますか!
気が向いたら活動報告見てください…
あと、Aqoursのヤンデレも書いてるんで、気が向いたら読んでください…