作者はそこそこ元気にオリジナルを楽しんで書いてます。
やっぱり、労働ってのはほどほどがいいに決まっている。
二日連続働くなんて馬鹿げているのだ。
火曜日と木曜日も休みにすれば、働くのは月、水、金だけであり、どの日も今日が終われば明日は休みだとモチベ爆上がりである。
こちらの方が仕事の効率は上がるのではないだろうか?
「そんなわけないだろう」
「ですよねー」
目を覚ませば昨日と同じようにパジャマ姿のまま346へと運ばれていた。
寝ぼけた頭のまま独り言を呟いていたのだが、どうやら奈緒がいたようで突っ込まれてしまう。
「それで、今日のお仕事はどんなの?」
「昨日に引き続いて曲を録るぐらいだな」
「え、それで終わり?」
「なんだ、もっと増やして欲しいのなら早く言ってくれ。今からでも──」
「いやあ! 今日も大忙しだぞ!」
危うく仕事を増やされるところであった。
呆れている奈緒は置いておき、テーブルの上に置いてあったコンビニ袋からオニギリを取り出して腹ごしらえを。
けど、ちょっと待って欲しい。
確かに労働するのは嫌だが、ずっと休みだというのもいただけないのではないだろうか?
ダメ人間まっしぐらというのは当然なので一度置いておき、考えてみるが。
俺、休みの日にしていることといえば寝るかヤるかの二択でしかない。
この世界、娯楽が無いわけでもないが、前の世界ほどあるわけでもない。
正確には女性向けはあるけども俺にハマるのが無いと言えばいいか。
だからといって自分が作るのも何だかなといった感じであるので文句を言う筋合いはあまり無いのだが。
仕事を選べる立場にいる俺は楽しいものだけ選んでいけばいい具合に印象も良く、いい具合に時間も潰せるのでは無いだろうか。
そして仕事をするからこそ、休日のありがたみがわかり、光り輝くのでは!
「そういう事なのか、奈緒!」
「どういう事だ。しっかり説明しろ」
「つまり、二日に一回は仕事をしよう!」
「…………は?」
仕事にやる気が出たというのに、その反応はあまりでは無いだろうか。
「「「…………は?」」」
レコーディングの前に同じことをみんなに言ったのだが、それに対するちっひー、心、菜々の返事が奈緒と一緒なのはいただけない。
楓は楽しそうにニコニコしているだけだし、美優はよく分かっていないのか首を傾げている。
常務は俺が働くと聞いてとても嬉しそうで、きっと頭の中ではどんな仕事をさせるか考えていることだろう。
「いやさ、思ったのよ。俺はこのままだとダメ人間になってしまうと」
「……もう十分手遅れでは?」
「ウサミン、後でお仕置きな」
「何でですかっ!?」
騒がしい発情ウサギは置いておき、話を進めるとしよう。
「なので二日に一回ほど、楽しいなと思った仕事をやろうかなと」
「……少しサボり癖のある人がジョギング始める的な」
「心も後でお仕置きな」
「えっ」
二人は俺との付き合いが短いわけじゃないのだから、ちっひーと奈緒を見習って余計なことは口出ししないようにすればいいのに。
まあ、それでも口にしちゃうところが二人の可愛いところでもあるのだが。
取り敢えず今日の仕事をしよう。
今回歌うのは、
「モンゴル800」さんから『小さな恋の歌』
「Roselia」さんから『FIRE BIRD』
懐かしきアニメ「金色のガッシュ!!」から『カサブタ』
と、全部テンションの上がる歌にした。
『FIRE BIRD』だけ楓に歌ってもらい、他二つは俺が歌予定である。
今の俺は何でもできそうな気がするほどやる気な満ち溢れている。
本当はお気に入りが4500になったら更新しようと思い、気付けば4530。
次の更新はまたそのうち……。
え?作者のお仕事事情ですか?
トッテモタノシイデスヨー