次回はすぐ投稿できるようにします。
明かされる真実
遠征学修は事件の事もあり中止となった。生徒達は惜しみながらもフェジテへと帰還した。
そして再び日常が始まる。そうリアムは思っていた。だが、フェジテに帰った次の日。リアムは王宮へ呼ばれた。
「女王陛下から話ってなんだ…?」
リアムが呼ばれた理由を考えながら女王陛下の部屋の前へと案内される。女王陛下の部屋に差し掛かった時、反対側から一人の少女が自分と同じように兵士達に案内されこちらに向かってきているのが見えた。
その少女は一目見ただけで誰かわかった。それは少女も同じことで
「!?───ルミア!?」
「リアム君!? どうしてここに…?」
二人が驚いていると近くの兵士が扉の向こうへ向け口を開く。
「女王陛下、アルザーノ帝国魔術学院のリアム=ロディウス。ルミア=ティンジェルの両名をお連れ致しました」
(ルミアがいるから薄々気付いたけど特務分室だからって訳じゃないのか)
「ご案内して下さい」
女王の言葉により扉が開かれルミアとリアムの二人が部屋の中へと入る。
「!? あ、アルフォネア教授!?」
そこにはソファに腰掛け足を組んで寛いでいるセリカの姿があった。
「おー。やっと来たか」
「な、何でここに…?」
「いやーアリスに呼ばれてね。こいつらもな」
セリカは奥を指さす。
そこにはアルベルトとカルロの二人が壁にもたれ掛かっていた。
「兄貴にアンタまで…」
「全員揃ったようだな」
ゼーロスが全員揃ったことを確認すると兵士へと合図を出す。すると兵士は部屋から出て扉を閉めた。
この場にいるのはアリシア、ゼーロス、セリカ、アルベルト、カルロ、リアム、ルミアの7名だった。
扉が閉まるのを確認すると女王アリシアが話し始めた。
「リアム=ロディウス。貴方の事をこれから話します」
「え? 俺のこと?……ですか?」
ルミアとリアムは驚き顔を見合わせる。
「まずは貴方の記憶を《
アリシアに呼ばれたカルロがリアムの前へと立つ。
「《
するとリアムを頭痛が襲い、その痛みからリアムはその場で苦しむ。
「リアムくんっ!」
ルミアが心配しリアムの元へと駆け寄ろうとするがリアムは手でルミアを制止する。
「……大丈夫。今治った」
リアムにアルベルトが話しかける。
「……思い出したか? 9年前の記憶を」
「あぁ。思い出した」
そしてリアムはカルロの方を向き
「久しぶりだな。父さん」
「大きくなったな。リアム」
「無事、記憶を《
アリシアの言葉にリアムが頷く。そしてカルロは本題を話し始めた。
「今から9年前の真実を話す───」
※※※
まず、俺達の一族には他の人間には無い、ある『力』があった。その『力』は『
リアムの記憶はリアムが、天の知恵研究会に狙われないようにする為、母親であるシャルロット=ロディウスが使う魔法遺産の『メモリーシール』の力によって封印していた。『メモリーシール』によって封印した記憶はシャルロットが決めた条件により解放される。リアムの記憶の解放条件は「父親として現れた俺が《
一族の強大な力は天の知恵研究会に狙われ襲撃を受けた。天の知恵研究会にスパイとして潜入していた俺はその事を襲撃の直前に知り、一族へと伝えた。だが、襲撃までに時間がなかった。一族はリアムを生き残らせる事にしたんだ。よって俺はリアムを旧友のフレイザーの家に預けることにした。
「じゃあ、俺が兄貴に拾われたのは…」
「そういう事だ」
そして一族は天の知恵研究会の襲撃を受け、その襲撃から生き残ったのはリアム。お前一人だけだ。
「じゃあ母さんは…」
「シャルロットはその時に…死んだ」
また、天の知恵研究会がお前の情報を掴まないよう、シャルロットは親友であるアリシア女王に頼み、女王の根回しなどもありお前の情報が天の知恵研究会に知られることは無かった。
※※※
「これが9年前の真実だ。そしてここに二人を呼んだのはリアムの
「なるほどなるほど……は?」
そういえば三嶋くろね先生のタペストリー買ってみました。非常に良きです。オススメですね。3000円とお高めですけどね。
次回は9年前の天の知恵研究会と一族の戦闘を書きますのでお楽しみに!
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