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「──リアムの
「なるほどなるほど……は?」
カルロの突然の言葉にリアムが驚く。それは隣のルミアも同様だった。
「いきなり過ぎないか!? 記憶思い出してまだ数分なんですが!?」
「天の知恵研究会にお前の事がバレた今、力を隠す必要は無いし隠している余裕もない。天の知恵研究会はこれまで以上にお前の事を手に入れようとする筈だ」
カルロは続ける。
「予定よりは少し早いが…致し方ない。詠唱は覚えてるな? リアム」
「ちょっ…詠唱なん…て」
リアムがまるで何のことか分からないと思った時リアムの頭の中に不思議と一つの言葉が思い浮かんだ。
その様子を見てカルロは準備を進める。その一方でアリシアはルミアへと詠唱などを教えていた。
「──以上です。エルミアナ…突然の事で申し訳ないんですが…」
アリシアは突然の事だったのでルミアを心配するがルミアは状況を受け入れていた。
「ううん、大丈夫だよ。お母さん。私はリアム君の為に生きるって決めてるから」
「そう…」
親子の二人の元にゼーロスが二対の剣を持ってくる。
「陛下…準備が完了致しましたのでそろそろ…」
「分かったわ」
アリシアはゼーロスから双剣を受け取る。リアムがルミアの隣に立つ。リアムがルミアへと小声で話しかける。
「ルミア…本当に大丈夫?」
「大丈夫だよ、リアム君。私、リアム君の力になれて嬉しいの」
「…良かった」
リアムは深呼吸をしてルミアの方へと向く。ルミアもまたリアムの方へと向き直る。そしてリアムが誓いの宣言を開始する。
「ルミア=ティンジェル…これからずっと何年先も…俺は貴女を守る剣となる。今、ここに誓う」
その言葉を受け、ルミアも誓いを宣言する。
「リアム=ロディウス…私は貴方を支え貴方を信じ貴方に尽くす。そう誓います。」
二人の宣言を聞いたアリシアが二人の前に立つ。
「リアム=ロディウス。ルミア=ティンジェル。貴方達の誓いを女王アリシアの名にかけて認めます。リアム。今ここに、貴方にこれを授けます」
アリシアは二対の剣をリアムへと渡す。それをリアムが受け取ると続けて詠唱を開始する。
「《誓う・我が力は汝の為に・我汝の剣となる》」
その言葉を受けルミアも詠唱を開始する。
「《誓う・我は汝のために尽くし・我汝を愛する》」
ルミアの詠唱が終わった途端、リアムの持つ魔法遺産が輝きを放つ。
輝きは徐々に収まっていきやがて…
「契約完了だ」
カルロのその言葉でリアムとルミアが息を付く。
「はぁ…疲れた…」
「わ、私も…」
そこにセリカが話しかける。
「おーおー上手くいったみたいだな。良かった良かった。二人共お疲れ〜」
「……アルフォネア教授はホント何の為にいたんですか?」
リアムが疑問を投げかける。それは最もな疑問だった。セリカは今回、何もしていない。
「ん? あぁ私は別件だよ。この後アリスと学院について話があってね」
「学院について…ですか?」
ルミアが首を傾げる。
「まぁ…近いうちに分かるよ」
その言葉にリアムとルミアは二人揃って首を傾げる。
「息ぴったりだねぇ…おふたりさん。流石カップル。青春だねえ…」
「「へっ?」」
その言葉にリアムとルミアが驚く。
「か、カップル!?」
「え、え、え!?」
リアムはただただ驚きルミアは顔を赤くしている。そんな二人の様子を意外そうにセリカは見る。
「なんだ? 付き合ってなかったのか? 婚約者なのに?」
「「!?」」
セリカの言葉に二人はさらに驚き顔を赤くする。そこへアリシアとカルロがやってくる。
「エルミアナ? まだリアムと付き合ってなかったのですか?」
「リアム。男としてどうなんだ」
それぞれの親が自分の子へと疑問を投げかける。
「お母さん! ほ、本当なの!?」
「本当も何も貴方達が決めたことですから」
アリシアとカルロの話によれば二人が小さかった頃二人はそれぞれ親へとルミアとリアムと結婚すると言い親である二人はそれぞれ快諾したらしい。その後、二人によって正式に婚約となった。
リアムがカルロへと問い詰める。
「なんで小さい子供の言うことで簡単に婚約決めるんだよ!? そんなのでいいのか!?」
「子供がそうしたいって言うならそうさせてやるさ。遊びとか習い事とは違うんですけど!?……る、ルミア!?」
そんなリアムの手をルミアが突然握り部屋を飛び出す。
その様子を見ていた面々は…
「あの子もなかなか大胆ね」
「陛下に…似ましたな」
「あら? 何のことでしょう?」
「……ふん」
「情けない息子だな…」
「ティンジェルのやつ。なかなかやるじゃないか」
◇◇◇
二人は王宮の中庭に居た。ルミアは息があがってる。突然の事でリアムも驚いている。
「る、ルミア…? 何を…」
「ほんっとに鈍感なんだから! リアム君は!」
「!? ご、ごめん…なさい?」
謝るリアムの様子にルミアは残念そうな顔をする。
「謝って欲しいんじゃなくて…リアム君は私の事どう思ってるの?」
「どうって…そりゃあルミアの事は好きだよ」
「その好きは友達として…でしょ?」
「……?」
何のことか分からないという顔をするリアムにルミアがキスをする。
「……!?」
リアムは突然のことに驚く。ルミアが顔を離す。
「私の気持ち…分かってくれた?」
「ルミア…本当に俺なんかでいいの?」
「いいに決まってるよ! 初めてリアム君に助けられた入学式のあの日から…私はずっとずっとリアム君の事が好きだったんだよ?」
ルミアの告白はリアムをただただ驚かせた。
「……鈍感でごめん。ルミア」
「それがリアム君だもん。いいよ?」
少しの間の後、リアムが真剣な顔でルミアの名前を呼ぶ。
「ルミア」
「はい」
「俺と付き合ってください」
その言葉にルミアは満面の笑みを浮かべて
「喜んで」
凄い最終回みたいな内容ですけど続きます。
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【お知らせ】
暫く『俺は貴女を守る剣となる』を休載し、イヴヒロインの『紅炎公と銀の剣聖』をしばらく中心として書いていきます。『紅炎公と銀の剣聖』も見て頂けると嬉しいです!休載と言ってもそれほど長いものではなく長くても一ヶ月くらいだと思います。早かったら2週間ほどで投稿再開すると思います。その辺はTwitterや活動報告にて連絡させて頂きます。これからもよろしくお願いします!