笑顔の魔法を叶えたい 作:近眼
ご覧いただきありがとうございます。
アニメ本編も終わったので、遅刻気にしない精神が生まれてしまいました(ぐだぐだ)
週一では投稿しますから…!
さて、ここから完全オリジナル回です。つまりクオリティが落ちます()
そんな感じですが、この先も読んでいただけると嬉しいです。
今回は新学期の始まりということで短めダイジェスト。誰のお話かは…秘密にしておきます。卒業後、次にカップルが成立するのは一体誰でしょうか。
というわけで、どうぞご覧ください。
今日は大学の入学式。
つまりにこちゃんが大学生になる日である。素敵。拍手。
「さすがにこちゃん、スーツもよく似合うよ」
「それは嬉しいけど何枚写真撮るのよ」
「無限に?」
「もう行くわよ」
「無慈悲」
大学の入学式といえばスーツだ。多分。そうでもないかもしれない。とりあえずにこちゃんが行く大学はスーツだ。
「っていうか何で茜もスーツなのよ」
「僕は昼からお仕事だもん」
「どうせ部屋に引きこもって絵描いてるだけじゃない」
「営業しに行くんだよ」
「茜が…営業…??」
「そんな失礼な顔しないの」
僕は僕でお仕事だ。そりゃ僕は大学生じゃないからね。ちゃんとお仕事始めたからね。まだ僕一人しかいないけど。こら誰がぼっちだ。にこちゃんがいるからぼっちじゃないやい。
ていうか僕そんな営業できなさそうに見えるの。失礼な。
「あ、希ちゃん&絵里ちゃんも来たよ」
「ハラショー、久しぶりね」
「ゆーて1週間ぶりくらいだけどね」
「今までほぼ毎日会ってたんやから、久しぶりやん?」
「まあよっぽどのことが無い限り学校か練習で顔合わせるからね」
のぞえりコンビもご登場。相変わらず仲良しだ。しかし特に絵里ちゃん、スーツが似合いすぎである。エリートOL感がすごい。18歳なのに。
「それにしても、にっこちも勉強頑張ったねー」
「そうね。正直、同じ大学に入れるとは思ってなかったわ」
「ふっふっふ…宇宙ナンバーワンアイドルなんだから勉強もできて当然よ!!」
「僕がひたすら教えてたんだけどね」
「ふん!」
「ぐえ」
まあ、勉強頑張ったのは間違いない。みんなが知らない間ににこちゃんはたくさん頑張ってたのだ。褒めてあげろ。勉強教えたのは紛れもなく僕さ。
「さあさあ写真撮るよ3人とも並んで」
「何で茜が一番テンション高いのよ」
「僕は入学式出ないし」
「当たり前でしょ」
緊張しなくていいからね。
「おやー!こんなところに麗しいお嬢様方が!!こんなところでどうしたのかなおやー!!」
「天童さんは呼んでないんで帰っていいですよ」
「もうちょっと優しくしていただけますー?」
なんか後ろからスーパーテンション高い天童さんが来た。そういえば天童さんこの大学通ってたね。お仕事しつつ大学通うとか強者すぎでは。僕は出来ない。
「あ、天童さんはうちが呼んだんよ」
「え?」
「いつの間に仲良くなってたの」
「一番コンビにしちゃいけない組み合わせじゃない」
「そんなことねぇよ!!」
「一番黒幕してそうですよ」
「それは正しい」
「正しいんですね…」
天童さんは裏から人を操りまくるからね。すごく悪い人みたいに聞こえる。
「つーか、仲良くなったというか…」
「ねえ?」
「俺ら付き合ってるからなぁ」
「「「え゛」」」
「何だそのリアクション」
えっ。
何かおかしな言葉が聞こえた。
「天童さん、そういうことは冗談でもいうもんじゃないですよ」
「冗談じゃねぇぞ?」
「冗談じゃ…ん」
「ちょっと希…どういうことよ」
「そうよ、いつの間に…」
「先週?」
「じゃあファイナルライブの後なのね?」
「そうや。ちゃんとスクールアイドルを終えてからお付き合いを始めたんよ」
「じゃあいいわ」
「いいのにこちゃん」
「アイドルが恋愛しなければ私は何も言わないわよ」
「にこちゃんはある意味ずっと恋愛して痛い痛い痛い」
「何か言った?」
「痛い」
僕の耳の故障じゃないらしい。余計困る。急にどうしたの希ちゃん。にこちゃんもなんか論点がおかしいし。まともなのは絵里ちゃんだけか。
僕?僕はまともじゃないよ。何言ってんの。
あとにこちゃんつま先踏むのやめて。
で、肝心の絵里ちゃんは黙ってるけどどうしたの。
「…」
「どうしたの絵里ちゃん。黙っちゃって」
「わ、私だけ…」
「ん?」
「彼氏いないの私だけ…??」
「あっ」
「確かに…」
なんか急に申し訳なくなった。
「まあ今日は入学式なんだから細かいことは気にしない」
「そうよ、彼氏なんていてもいなくても同じよ」
「じゃあ僕いなくていい?」
「だめ」
にこちゃんの熱い手のひら返しだ。うれしい。
「まあまあ、メンタルブレイクしてる場合じゃないぜ?うちの大学はサークルが多いからな、入学式が終わったらすっげー勢いで勧誘されるぞ。疲れるのはまだ早い」
「確かにビラ配りしてる人たちの巣窟みたいになってますね」
「巣窟とか言わないであげてくれ」
「天童さんは何のサークルに入ってるんですか?」
「俺は何もやってねーよ。いや正確には名ばかりサークルを立ち上げて放置してるな、勧誘されないように」
「そんなことできるんですね」
「おう、サークル作るのもメンバーがいれば自由だからな」
「ちなみにサークル名は?」
「ヨウシャヤマゴボウ研究会」
「よう…?」
「毒草じゃないですか」
天童さんが毒物作る人みたいになってる。
でもたしかに勧誘の勢いはすごい。講堂に続く道の両サイドにはずらりとビラ配りをするお兄様お姉様が並んでいる。こわい。しかもあれビラ配ってるというより押し付けてるね。
「じゃあうちはそのヨウシャヤマゴボウ研究会に入ろ」
「部室も何もねぇぞ?」
「いいの。天童さんと一緒なら」
「「ごふぁあ!!」」
「絵里、ダメージ受けすぎよ」
「てかなんで天童さんまでダメージ受けてんの」
突然の甘絡みに絵里ちゃんが耐えられなかった模様。なぜか天童さんも耐えられなかった模様。なんでさ。
「いつまでもここにいるわけにいかないでしょ。また後で写真撮ってあげるからとりあえず入学式行ってきな」
「はーい」
「な、何かしら、この敗北感…」
「にこちゃんは何してんの」
「サークル作るのは自由…」
「おっと3年前と似た波動を感じる」
だいたいわかる。
にこちゃん、アイドルサークル作る気だ。
茜たちが何をしているかわからんが、在校生組も当然新年度だ。
「今度はスピーチ忘れなかったよ!!」
「ほとんど原稿と違うこと言っていたでしょう?!」
「まあ穂乃果に覚えろという方が無理だろ」
「まあそうね」
「ひどいよ!!」
入学式での生徒会長スピーチは穂乃果が好き勝手喋っていた。ファイナルライブを終えてから急いで原稿を作った海未がかわいそうだ。何で海未が原稿作ってんのかは察しろ。
「とりあえず早よ準備しろ。この後は部活紹介兼ライブなんだから」
「そうだよ!早く準備しに行こう!!」
「6人での初めてのライブになりますね…」
「ちょっと不安かも…」
とりあえず、昼過ぎにはライブが待っている。去年穂乃果たちがやった講堂ライブだ。今年の新入生は3クラス分の人数らしいし、人も多く来るだろう。しかも今は旧3年生組はいない。今までとは勝手が違ってくる。
だが。
「…だ、大丈夫!」
「かよちん…」
「私たちもたくさん練習してきたし、ユニットでもライブしたりしたんだから…6人でも大丈夫!」
「…うん!」
「花陽…立派になったな…」
「うう〜…」
「いや無理して気合入れたのか」
新部長の花陽が発破をかけてくれた。拙い発破ではあったが、効果は十分だろう。
旧3年生組には頼れない。
だが、俺たちだって1年間何もしなかったわけじゃない。成長している。できることも増えている。
俺たちだけでも大丈夫だ。
「さあ、行くぞ。新しい俺たちを見せてやろう。ライブの後には体験練習もあるんだ、気合入れていくぞ」
「うん!」
「テンションあがるにゃー!」
新しい時代の幕開けだ。やってやろうじゃねぇか。
もちろん、ライブは大成功だった。
曲だって過去の使い回しだったが、十分完成度の高いパフォーマンスをしてくれた。これで失敗と言われたらキレていい。
だが。だがしかしだ。
「体験練習に来てくれたのが3人だけなんて…」
「もっと来てくれるかと思いましたが…」
「お姉ちゃんそれ私たちに失礼じゃない?」
思ったより体験練習まで来てくれる子が少なかった。というか3人中2人が見知った顔だ。
ラブライブで優勝した学校なんだから、もっと人気が出てもいいと思ったんだが…。
「…」
「創ちゃんが落ち込んでるにゃ」
「だ、大丈夫…今日は3人ってだけで…」
「花陽もだいぶ元気なくなってるわよ」
そんなことはない。俺は元気だ。…元気だ。
「ハラショー…ここが部室なんですね!」
「ふあー!!なんだか感動です!!」
「…雪穂と亜里沙はわかるんだが、もう1人の子は一体どちら様だ?」
「あっ、申し訳ありません!申し遅れました、私は松下奏と申します!いつもお兄さまがお世話になっております!!」
「あ、どうも、滞嶺創一郎です…ん?お兄さま?誰のことだ?」
μ'sに松下性のやつはいないぞ。
いや…松下?松下といえば…
「うーん、松下さん…あっ!もしかして…」
「はい!文学者で小説家で詩人なお兄さま、松下明の妹です!!」
「「「「「「「ええっ?!」」」」」」」
「ま、松下さんに妹さんがいらっしゃったのですか?!」
「いらっしゃったのです!!ふふん!!」
想像もしなかった。あのいい人オーラが溢れ出る松下さんに妹がいたとは…。だがテンションが違いすぎないか?この子元気すぎるだろ。穂乃果や凛と同じものを感じる。
「奏は礼儀正しくていい子なんだけど、元気すぎて何かやらかすから気をつけてねお姉ちゃん」
「やらかしませんよぅ!!」
「昨日亜里沙に突撃してたじゃん」
「あっ…あれは、その、走ってたので!!」
穂乃果や凛と同じものを感じる。
「…まあ、元気っつーことは体力有り余ってるだろ。体験練習、楽しんでいってくれ」
「はい!」
「よーし、じゃあ屋上へ行こう!」
「うん!」
「練習はいつも音ノ木坂の屋上で行っているんです。案内しますね」
「「「はい!」」」
3人ともやる気は十分なようだ。あまり無理させないようにしなければな。
「しかし、なぜあまり人が集まらなかったんだろうな?」
「うーん…もしかして
「あ?優勝したなら注目されるだろ」
屋上に向かいながら、花陽がそんな答えを出した。何故そうなる。
「えっと、だって私たち、世間的には
「そんなことはねぇと思うんだが…確かに外から見たらそう見えるか」
確かに、古参でもなければ第一回ラブライブについては辞退した身だ。大半の人には第二回から急に出てきて優勝をかっさらったスーパーアイドルに見えるだろう。
初心者が入るには敷居が高く見えるかもしれない。
「そこらへんの意識も変えていかねぇと、スクールアイドル人口を増やすのは難しいのかもな…」
「うん、頑張らないとね」
スクールアイドルの未来を預かった身だ、この先のことも考えていかなければな。
「…順調そうだな」
「ああ、これも湯川氏のおかげだ。人間の頂点たる私でさえ手が届かない技術を彼が作ってくれたからこそ、成功する確率が格段に上がった」
足…正確には足の切断面だが、そこの定期検診の時に蓮慈はいつもより上機嫌でそんな話をしていた。
「ふむ、義足用に埋め込んだ電極も問題なし。しかし義足はほとんど使用されていないようだが」
「…必要ないからな」
「そうとは思えんが。日本中、世界中がバリアフリーなわけではないだろう?」
「…」
俺が義足の練習をしないのは、特別な理由ではない。面倒だからだ。今現在必要に駆られていないわけだし、別に構わんだろう。俺が頼んで作らせたわけでもないし。
「まあいい。とにかく、茜も精神の安定を取り戻し、私も目的の達成が近い。
「…うるさい」
相変わらず蓮慈は知ったような口を利く蓮慈。
いつも思うんだ。
「お前らと一緒にするな」
俺は蓮慈や茜とは違う。
お前らみたいに、幸せに暮らしていないんだ。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
絵里ちゃんがスーツ着たらエリート感すごいと思うんです。アニメでも凛ちゃんウエディングの時にスーツっぽいの着てましたけど。
新入部員は、μ'sは高嶺の花すぎるということであまり集まらない感じにしました。多分講堂は満員でしたけど!!きっとこれからスクールアイドルをもっとメジャーにしていくんです。
そして最後の雪村君。男性陣闇抱えまくってますね!誰のせいでしょうね!!私です!!!