笑顔の魔法を叶えたい 作:近眼
ご覧にいただきありがとうございます。
日曜日に投稿するほうが日程が楽ですね!!(間に合ってない)
今回はことりちゃんと雪村君のお話第2弾です。雪村君の秘密を知ったことりちゃんは一体どうするのか!
というわけで、どうぞご覧ください。
ゆっきーの才能はファッション系に特化している。
とても簡単に言うなら、
「つまりすこぶるバカなんだよ」
「えぇ…」
「掛け算すら怪しいレベルだからな。メートル200円の布地を4m買ったら800円になることが理解できんらしい」
「…あっ、もしかして…」
「なんか心当たりがあったかな」
金額の計算が雑にしかできないから、高い買い物もバンバンしちゃう。あれだけ稼いでなかったら音速で破産してると思う。
ちなみに売値が高いのは経験則らしい。「これくらいの値段ならとりあえず売れる」ってことを大雑把にメモしてあるらしく、でも相手が企業だったり金持ちだったりするのを考えてないからすごい値段にしてくる。高くても納得なクオリティじゃなかったら即破産してると思う。
「とにかく、ゆっきーがファッションデザイナーをやってるのは、それをしなきゃ生きていけないからだよ。全然好きじゃない。好きじゃないからお仕事が溜まる溜まる」
「直前に数十分で片付けるんだがな。仕事は嫌いだが、仕事の範囲外で役に立つのは好きらしい。私用で私服の製作を頼む分には快く引き受けてくれる」
「私服なんてそんなに考えることないもんね」
「そうなんだ…」
ことりちゃんは話を聞きながらも困惑してるけど、まあ仕方ないか。
僕だって好きで絵を描いてるし、桜だって好きで音楽してる。天童さんは…まあよくわかんないけど、まっきーも天才とか自分で言ってるし、やりたい仕事を選んだんだろう。
そんな「好きで始めた」仕事とは真逆。
全然好きじゃないけど、それをやるしかないからやっている仕事。
そんな仕事をしてる人は意外と多そうだけど、ゆっきーほど選択権が無いのは珍しいかもしれない。
「あれ、でも言い回しとかは結構難しいときあるような…?」
「あー、あれはまっきーの真似してるだけだから」
「馬鹿ほど難しい言葉を使うという。幼子のように覚えたての言葉を披露したい心理が働いているのだろうな。私は自然と出てきてしまうのだが」
「最後の一言が無ければ普通だったのに」
余計なことをわざわざ言うんじゃない。
まあでも、ゆっきーが頑張って難しい言葉を使おうとしているのは事実。言葉だけでもバカにされないようにしたいらしい。
あとナチュラルに自己主張しないように。
「まあだから基本的に楽しそうな顔してることはないよ。僕も楽しそうなゆっきー見たことない」
「どういった表情なら楽しそうなのか、そこは問題ではあるのだがな」
「それはまっきー側の問題」
「何を言う。私がわからないことが一般人にわかるはずがないだろう」
「本当になんで今まで刺されないで生きてこれたんだ」
もうまっきーは放っておこう。
とにかく、ゆっきーが楽しそうに生活してる姿とか想像できないからそこらへんは諦めてことりちゃん。
「…」
「ん、もしかして無邪気に楽しんでたことに引け目を感じてる?」
「…えっ?」
「気にしないで。ゆっきーは自分が特殊だってわかってるから、楽しそうな人に嫉妬したりしない。まあそもそも完成度で見たら誰にも負けないし、嫉妬する意味もないんだけどさ」
「私が全く嫉妬しないのと同
「だからことりちゃんが気に病む必要はないよ」
「人が話している時に割り込むんじゃない。親に習わなかったのか」
「あー僕長らくご両親に会ってないからわすれちゃったなー」
そもそも天才を名乗る以上、得意分野でトップを張れないようじゃあ面汚しだもんね。
「というわけだから凹まなくていいよ。そんな大したことでもないし」
「うん…」
「まあそうはいってもすぐ割り切れるもんでもないか。知ってしまったものは仕方ないし、どうやって関わっていくかは君が決めることだよ」
なんとかフォローしたいところだけど、流石に難しいね。僕のことじゃないしね。
っていうか、どっちかっていうとことりちゃんというよりゆっきーの問題だしね。
今日もやる気が出ない。
納品依頼はたくさんあるし、明日納品のものもあった気がするが、まあ明日やればいい。面倒だ。
気分が乗らない時に南ことりから連絡が来ると、仕事から逃げられるから少しありがたい。
「しかし…場所が無いとはいえ、毎回階段を登らされると疲れるぞ…」
「ご、ごめんなさい…」
だが、作りかけの衣装を見るとなるとそこら辺の喫茶店なんかで作業するわけにはいかない。結果的に南ことりの自室を提供してもらうことになったが、彼女の部屋は二階だ。車椅子を置いて階段を登らなければならない。
そんなに大変なことでもないんだが、疲れるものは疲れる。
「わざわざ話し合うために金のかかるところに行くのも意味がわからないしな、仕方ないことではあるんだが…。さあ、今日の用事はなんだ。確か袖のフリルについてとか…」
さっさと本題に入ろうとしたところで気づいた。南ことりが深刻そうな表情をして黙っていることに。
「…どうした。何かあったか」
「えっ…いえ…」
聞いてみても、答えは返ってこない。気になる。気になるが、聞いても返ってこないものはどうしようもない。
「あっ、あの」
「ん」
返ってきた。
「…あの、茜くんと藤牧さんから…雪村さんは、好きでデザイナーをしてるわけじゃないって聞いた…んですけど…」
「…チッ」
「ひっ」
「ああ、すまない…君に苛立ったわけじゃない。黙っていたかったんだが」
茜と蓮慈が余計なことを喋ったらしい。勘弁してくれ、この子には知られたくなかったから黙っていたんだぞ。
「…じゃあ、俺がバカだって話も聞いたんだろ」
「え、えっと…」
「いい。実際その通りだ。計算もできないし、歴史も知らないし、理科もわからん。世界地図もわからん。よく行くアメリカやフランスもどこらへんにあるのかいまいちわかっていない」
この子だって、こんな情けないやつに教えて欲しくはないだろうに。
「幻滅しただろう?こんな程度の低い人間がファッションの最先端なんだ。努力しなくても頂点に立てる頭の悪い奴が先頭にいたらファッション界も先行き不安だろう」
しかし、知られてしまったならもう仕方がない。南ことりももっとかしこいやつに教えてほしいだろうし、俺の出番はここまでだ。
「騙したようで悪かったな」
いや、きっとそうじゃない。
俺が、この子の前では優秀なデザイナーでいたかっただけだ。
化けの皮が剥がされた以上、この子の指導役を名乗る資格はない。
だから、もう帰ろうかと思って身をひねった瞬間だった。
袖を引かれた。
机の向こうで俯いていた南ことりが、身を乗り出して俺の服の袖を掴んでいた。
「…………か」
「…え」
「なんで…なんで、そんなこと言うんですか…」
泣いている…?
何故だ。
「私が教えてほしいって言ったんです、雪村さんのことは茜くんから聞いて、それでも雪村さんに教えてほしいから今日もお願いしたんです!なのに
ボロボロ涙を零しながら、お世辞にも女の子がしていい顔とは言えないレベルで顔をくしゃくしゃにしながら、彼女は叫ぶように言った。
「なんで自分が、デザイナー以外のことができない自分が悪いみたいな言い方をするんですかぁ!!!」
まともに返事ができなかった。
迫力に押されたからじゃない。
言われたことが理解できなかったからだ。
「雪村さん頑張ってるじゃないですか…好きなことじゃなくても、それしか出来なくても、自分ができる精一杯で頑張ってるじゃないですか!それじゃダメなんですか?!やりたくないことも頑張っているのはすごいことじゃないんですか?!」
「…頑張ってなんかいない、俺は自分の才能を…」
「才能があったって!それを上手に使えるとは限らないんです!雪村さんは自分の才能を一番役に立つ方法で使えるように頑張ってるじゃないですか!」
こんなに怒られたのは初めてかもしれない。
怒っている意味はわからないが。
そして、あまり好き勝手叫ばれるとこっちも苛立ってくる。
「…頑張っているかどうかは君にはわからないだろ。俺は仕事を貰ってもやる気が出るまで放っておく人間だ。そして大体ギリギリまでやる気が出ない。納期ギリギリになって嫌々作るのがほとんどだ。頑張ってなんかいない」
「でもっ!ちゃんとお仕事してるんですよね?!人の役に立てるように頑張ってんですよね?!」
「うるさいなッ!!!」
つい大声を出してしまった。
怖がらせてしまったのか、南ことりの表情が若干引き攣る。
だが、大声を出した勢いが止まらない。
止まれない。
「君に何がわかるんだ!!ただでさえバカで愚鈍で好きでもない裁縫の才能にしか恵まれなかったのに!事故で足まで失って!まともに一人で生きることすらできなくなって!!そんな人生が君にわかるか!!五体満足で!十分な素養もあって!才能にも溢れる君に!!俺が理解できるはずがあるか!!!」
本心だった。
ずっと思っていて、誰にも言わなかった本音。
俺はあまりにも人と違いすぎて、誰も俺を理解してくれない。わかってくれるはずもない。
『足を事故で失ったって。かわいそうに』
『でもデザイナーの才能があってよかったね』
『それだけ才能があったら楽して暮らせるでしょ?羨ましい』
『手があれば服は作れるでしょ。いいじゃん足くらい』
『好きなことだけやって稼げるなんて気楽でいいなぁ』
うるさい、黙れ、お前たちに何がわかる。
「…無難に生きたかった」
カーペットに雫が落ちた。
いつのまにか、俺も泣いていた。
「何の才能も無くてもいいから、そこら辺の一般人と同じように生きていたかった!!こんな才能に頼らずに、朝起きて、会社に行って、何かしらの業務をして、家に帰って寝るような、そんな生活の方がよかった!!こんな、こんな、ただ才能を披露するだけの生活なんて俺はしたくなかった!!!」
変わった人生じゃなくて。
多少辛いことがあったとしても。
どれだけの時間かはわからないが、しばらく二人とも無言で泣いていた。時折嗚咽が聞こえるだけで、他の言葉は無かった。
両手で顔を覆っていたから気づかなかったが、いつのまにか南ことりが隣に来ていた。
そして、前触れもなく。
そっと俺を抱きしめた。
柔らかく、少し甘い匂いがした。
不思議と安心する。
「…ごめんなさい」
「…何故謝る」
「ごめんなさい、私、雪村さんのこと、何も知らないのに」
「…当たり前だ」
お互い、知り合って1年も経っていない。よく知らなくて当然だ。
「でも、でも、一つだけ絶対伝えなくちゃいけないことがあるんです」
「…?」
俺を抱きしめたまま、耳元で囁くように言った。
「私は、あなたがいたからこうしてファッションに興味を持っているんです」
「…俺が?いたから?」
「はい。今も忘れない、絶対忘れない。6年前に、雑誌であなたの作った服を見た時のこと」
6年前…?当然だが覚えていない。何千と服を作ったのに覚えているわけがない。
「すごく綺麗なパーティードレスでした」
「…どれのことかわからないが、パーティードレスは確かに何度も作ったな」
「本当に感動したんです。私もいつかこんなドレスが着てみたいって思って、お母さんに頼んでミシンの使い方を教えてもらって、お小遣いを貯めて生地を買って…」
「…俺の作品を見て、ファッションの勉強を始めたのか?」
「はい!あなたの作品のおかげで、こうしてファッションの勉強をして、穂乃果ちゃんたちとスクールアイドルをして、夢に向かって頑張れるんです」
…不思議だ。
「だから、自分に価値がないみたいに言わないで。少なくとも私はあなたのおかげで救われたの」
聞き慣れた賞賛でも嫉妬でもない、感謝の言葉。初めて聞いた、俺自身を肯定する言葉。
それを聞いただけで。
「…うぅっ」
「…雪村さん?」
「待って…」
「えっ?」
「もう少しだけ…」
「…」
「もう少しだけ、このままでいさせて…離れないでくれ…」
「…はい」
涙が止まらない。
俺がたしかに誰かのためになれていると、初めて知ったからなのか。
ずっとこうして抱きしめられていたくなった。
「…すまないな、わざわざ家までついて来させてしまって」
「いえ、大丈夫です。私が勝手についてきたんですから」
あの後、そのまま何事もなく衣装の話を…できるわけなかったから、そのまま帰らせてもらった。大声が聞こえたであろう南ことりの母親にはなんだか妙な笑顔を向けられたが、気にしないことにする。
時間もそこそこ遅くなっており、人通りは無かった。
「…俺は」
「?」
「君が羨ましかった」
「えっ?」
「才能があって、未来があって、自由に生きられる君が…ずっと羨ましかった」
何度思ったことだろう。
この子のように生きられたら、と。
十分な才能を持った上で、それに頼らない生き方だって選べるような人生だったら、と。
「だがな、基本的に俺は本来、他人に興味を持たないはずなんだ。覚えられないしな。でも君だけは違った、羨ましかった」
「…」
夕日が綺麗だ。いつか、南ことりの誕生日も、こんな夕焼けだった気がする。
そう。
記憶力も乏しい俺が、この子のことをこんなにも覚えているのは。
「きっと俺は…君が好きなんだ」
「…………………ふぇえ?!?!」
そういうことだろう。
茜がうるさいほど言っていた、「好きな人のことだったら忘れないよう多分」って言葉を鵜呑みにするなら(流石にほぼ毎日言われたら嫌でも覚える)、間違いなくそうだ。
そもそも自分でもなんとなくではあるが恋心を感じている。
たまには自分を信じてもいいだろう。
「え、えっと…」
「…まあ、困るよな」
「いえ、嬉しいです!」
「ん?」
「ぴぃっいやっあのっ」
振り向くと、夕日に負けず真っ赤な南ことりがいた。
なるほど、これが恋か。
なんて…幸せな気分なんだろうか。
「あ、あの…もしかして、恋愛的な意味で…」
「…悪いが他の意味を知らない」
「ぴぃっ」
「何だその鳴き声」
ことりという名のごとく鳥のような声が出るな、この子。
「…それで、あー、えっと…付き合って、くれるか?」
「ふぇ、ふぁ、あ、あの…よろしくお願いしましゅ…」
「…ふはは。今噛んだか?」
「う、うううぅぅ…」
つい頰が緩んでしまった。ああ、嬉しい。こんなに嬉しかったことは今まで一度もない。
今日のこの日のことは、いくら俺でも絶対忘れない。
こんな俺を受け入れてくれたこの子のことを、俺は絶対忘れない。
「ありがとう、ここが俺の家だ」
「ここが…」
「ああ。せっかくだから上がっていくといい」
「ええ?!あ、あの、もしかしてご両親…あれ?茜くんみたいにいなかったり…」
「…いるに決まってるだろう。俺たち3人そろって家族全滅ってわけじゃない。聞いてないか?あのバスには俺の両親は乗っていなかった」
「あ、そうなんだ…よかっ…………よくない!!」
「何故だ。死んでいてほしかったのか」
「ち、違うよ?!でも今上がったらご両親が…!!」
「それがどうかしたのか」
「ううう、デリカシーの無さは変わらない…!!」
俺の両親に会うのが問題なのか。
いや、母さんに会うのはいろんな意味で問題かも知れん。
どうしようか悩んでいたら、家の玄関が突然開いた。
「瑞貴ー!今女の子の声が一緒に聞こえたけどぉ!」
「こら紗枝、仮に女の子の声が聞こえたとして邪魔するんじゃない」
「ああんお父さんったら大胆っ」
「…すまん」
「え、えっと…?」
母さん…雪村紗枝と、父さん…雪村心華。二人そろってご登場だった。
「…もしかして、お母さん?」
「…そうだ。何というか…すまない」
「ふぇえ…すっごく…お、大きい…」
「?背はそこまで高くないはずだが。160cmくらいが女性として大きいかどうかは知らないが」
「あ、えっと、そこじゃなくて」
「あら可愛い子…あっもしかしてμ'sの南ことりちゃんじゃないかしらぁ?瑞貴もいい子と仲良くなったのねー」
「わぷ」
人の彼女を窒息させる気か。胸に埋めるな。
あと小声で何か吹き込むんじゃない。何を言ってるかわからんが。
「こら紗枝、初対面の女の子を窒息させるんじゃない」
「いやんお父さん、そこ敏感なの」
「首の筋肉まで性感帯とは恐れ入った」
「父さん、その変態早くうちに入れてくれ。警察沙汰は勘弁だ」
「こら瑞貴、親を変態呼ばわりするんじゃない。変態だが」
「もっと言って♡」
「もうダメかもわからん」
親との初顔合わせがこんなんだと、今しがた彼女になった南ことり…いや、
雪村さん…いえ、
すっごく、大きい人でした。
あの、えっと、胸が。
Gくらいあるんじゃないでしょうか。
「あら可愛い子…あっもしかしてμ'sの南ことりちゃんじゃないかしらぁ?瑞貴もいい子と仲良くなったのねー」
「わぷ」
そしてスキンシップが激しいです。く、苦しい…。
「…ありがとう」
「へ?」
「瑞貴、すごく晴れやかな顔してる。あの子があんなに幸せそうな表情をしてるの、私も初めてみたわぁ」
「…そう、なんですか?」
「うん。ずっとお勉強も運動も苦手で、足も失って…楽しいことなんて何も無いって言ってたのに、今日はとても楽しそう。あなたのおかげよね、本当に、ありがとう」
「…はい」
髪もふわふわで、垂れ目で、話し方もゆるふわな方だけど…ちゃんと瑞貴さんのことを愛してる、立派なお母さんでした。
私が瑞貴さんに希望をもらったように、私も瑞貴さんに何かを与えられたみたいです。
「…ところで瑞貴とはどこまでヤったのかしらぁ?」
「ふぇえ?!や、ヤったって、え、えっと、なんっ、」
「うふふうろたえちゃって可愛いわねぇ」
「こら紗枝、初対面の女の子を窒息させるんじゃない」
「いやんお父さん、そこ敏感なの」
「首の筋肉まで性感帯とは恐れ入った」
なんかすごいこと聞かれた気がします。
ちょっと瑞貴さんのお母さんには敵わない気がしました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
少し駆け足気味になってしまいましたがいかがだったでしょうか。私は雪村君が叫ぶあたりで泣きました。自分で。書きながら。
ことりちゃんは優しくてふわふわしてる感じなので、こうして包容力のある感じで雪村君を包んでいただきました。不安そうにしていたり恥ずかしがったりと感情の動きが多めなのもポイントのつもりです。
そして本編の時間軸では初登場の雪村母。同人誌御用達みたいな外観と中身なくせにちゃんとお母さんです。やだ素敵。お父さんの影が薄くなっちゃう。
今回で雪村君とことりちゃんのお話は完了となります。すぐ終わっちゃいました。でも時々その後のお話は書いていこうと思います。
それにこの章自体はまだ終わりませんし。才能に感謝していない人が他にもいますから。わかりやすい人とわかりにくい人がいると思いますが…どうでしょうか?