笑顔の魔法を叶えたい 作:近眼
ご覧いただきありがとうございます。
前回からまたお気に入りしてくださった方がいらっしゃいました!ありがとうございます!!毎回前書きで宣言してるのでそろそろ「うるせぇ!!」って言われそうですね!でも私嬉しいのでやめません!!!(鋼のメンタル)
さて、今回は天童さんの過去編です。こういう平仮名のタイトルってすごい切なさを感じませんか?私は感じます。切ない…タイトルだけで泣いちゃう…()
というわけで、どうぞご覧ください。
物心ついた時から一人だった。
孤児院なんつーところはそんなにいいところじゃなくて、親を知らない、もしくは親を失った子供がすし詰め状態の施設だ。まともなやつなんているわけない。塞ぎ込んだり、暴力的だったり、そんなのばかりだ。
そんな環境の隅っこで俺は暮らしていた。
わざわざ騒ぎの中心部に突っ込むなんてするわけがない。何故だか幼い頃から冴えていた頭で、騒乱に巻き込まれないように常に目立たないようにしていた。
そしてずっと見ていた。
何であいつはすぐに手が出るんだろう。
何であいつは突然泣き出すんだろう。
何であいつはすぐに黙ってしまうんだろう。
何で先生はここで怒るんだろう。
全部見ていた。
見て、考えていた。
見ていたから、そのうち次に何が起こるかわかるようになってきた。
誰が何をするかわかるようになった。誰のせいでそうなったかわかるようになった。どうしたら自分が巻き込まれないかわかるようになった。
だから俺はいつも、四六時中起こる騒ぎの外側で読書ばかりしていた。
どこの国の、どんな本を読んでも、最後に勝つのは愛された人で、そうでなければ罰されるような話ばかりだった。
シンデレラは王子の愛を受けて幸せになり、意地悪ゆえに王子の愛を受けなかった姉達は眼を抜かれた。
人魚姫は王子の愛を受けられなくて泡となって消えた。
そんな話ばかりだ。
そんな、常に被害者である者たちに自分の姿が重なった。
きっと、自分は生まれた時から幸せになる権利を剥奪されたのだろう。
だって、物心ついてから愛を学ぼうとしたって遅すぎる。
当たり前のものが、当たり前と思えない時点で、スタートラインには立てないのだ。
親を失った子なら、愛を知っているからまた取り返せるかもしれない。
だが、初めから親などいたことがない俺は…愛が何なのかすら知らないまま生きてきてしまった。
まだ幼いながら、そんな現実を知ってしまった。
……だが、知ってしまったからって諦められる性格でもなかった。
そう、あれはもうすぐ小学校に入るという時だった。
「天童君、ちょっといい?」
「何ですか、院長さん」
本を読んでいたら、孤児院の院長に呼ばれた。要件は当然わかっている。
「さすがにわかってるかもしれないんだけど、
そう、俺は、ずっと「天童」という苗字しか持っていなかった。捨てていった親がなぜか苗字だけ偉そうに残していったのか、どこかの誰かが勝手に決めたのかは知らないが、とにかく苗字だけ授かっていた。特に人と関わらなかった俺は別にそれでも困らなかったが、流石に学校に通うとなると住民票やら戸籍やらの関係でフルネームが必要になったんだろう。
「自分の名前は自分で決めたいかなって思ってね。自分の名前、何がいいかな?」
普通に考えて、勝手に名付けておけばいいだろと今は思うが、流石に当時そんなことは考えていない。
事前に読めていたイベントなのだから、当然前準備はしてあった。
「…一位がいいです」
「一位?ナンバーワンの、一位かい?」
「はい。ぼく、一番幸せになりたいです。だから、名前も一位にします」
願いは口に出してこそ。
俺の人生の目標は、名前に刻むことにした。
愛なんて知らない。
愛なんて無くていい。
それでも俺は幸せになってやる。
「…そうして、俺は天童一位になった。誰よりも幸せになるために、一位になるために」
「そう、だったんですね…。変わった名前やとは思ってましたけど、自分でつけた名前だったなんて」
「そりゃ普通は思わないさ。自力で自分の名前を付けるなんて機会ないからな。改名することはあるだろうが」
机の上の脚本をどかして、夕飯の支度をしながら俺の過去を希ちゃんに話した。…そんな予定は無かったというか、俺の昔話をする予定なんて一生ない予定だったんだがなぁ。希ちゃんが絡んでくるとあれもこれも狂う。
……………っていうか夕飯の支度をしているのが俺じゃなくて希ちゃんなのは何故だ。
「…………なあ、当然のように台所に立ってるのが逆に清々しいんだけどさ。俺料理できるからね?人にご飯を振る舞ったことは無いけど、結構長いこと一人暮らししてるから自信あんのよ?何で君料理してんの?」
「さっきも言ったやないですか。お礼ですよ」
「さっきも別にいいって言ったはずなんだがなぁ」
ほんとにペース乱してきやがるなこのボインボインお嬢さん。後ろからおっぱい揉んでやろうか。
「何か変なこと考えてません?」
「考えてません」
「えー、天童さんのことやからエッチなこと考えてるかと思ったのに」
「君は俺を野獣か何かだと思ってんの?」
一瞬ビビったが、冗談で言ってるだけだろう。もちろん俺も冗談で思ってたことだし。冗談だぜ?ほんとほんと。
「それで、小学校に入学した天童さんはいつからそんな変なテンションになったんですか?」
「変なテンションゆーな。…まあいいか。小学校に入学した俺はな…」
希ちゃんと会話していると、シナリオを考える暇がない。単純に暇がないというより、俺の頭が考えないようにしている感じがする。なんだこの子、脳波干渉デバイスか何か持ってんのか?
小学校に入った俺は、3年生までは孤児院と同じように隅っこで目立たないように過ごしていた。
この頃には自分の才に気づいていたからだ。人の行動を先読みし、先の先を読み、さらにその先も見通す。その力を鍛えるために見抜いた未来をノートに綴り、毎日修正しながら過ごしていた。
今日は居眠りをした木村が怒られる。
明日は体育で貝塚が転んで膝を擦りむく。
明後日は森が車に轢かれそうになる。
今よりは大雑把で数日先を読むのが限度だったが、確かに
変革を起こしたのは9歳の時だった。
「掃除、早く終わったから手伝うよ」
「えっ?あ、ありがとう」
「プリント運んでるの?手伝うよ」
「ほんと?!ありがとう!重かったんだよねー!」
「これ落としたよ」
「おっ、サンキュー!」
まずはちょっとした親切をするようにした。
本当に些細なことばかりだが、その些細な行動が俺の評価を上げると知っていた。
ちょっとずつ俺の評価を上げる、という作業を1年ひたすら行ってきた。
何故そんなことをしたか。
それほど大きな学校ではなかったから、委員長の存在感は大きかった。だからこそまずはその席を狙った。よく立候補する真面目君やら目立ちたがりを押しのけるために、地味なやつからいいやつへ、いいやつから頼れるやつへ。評価を上げて、その席に座れるように周りのやつらを操作した。
無駄に妬みを買わないために、投票では真面目君と僅差で勝てるように調整した。彼にも親切を提供することで、彼にも自分が人格者であることを印象付けた。
そして、5年生の頃には実際にそうなった。
委員長に就任し、なんだかんだで文句を言う者はいなかった。誰もが「天童一位は委員長に相応しい」と思っていた。
まずは一歩。
次の、中学時代への布石が出来上がった。
そのまま6年生でも委員長を務め、卒業時には先生方から「今までで最高の生徒だ」と賞賛された。もちろん、俺がそうさせた。ここでの評価が中学でも生きるから。
中学校に上がった俺は、小学校のころよりテンションを上げていった。この先、真面目で親切なだけでは上に立てないと読んだからだ。元気で、快活で、勉強ができて、強いやつが人気をとる。コミュ力があればなお良い。その全ては、小学校の頃から地道に鍛えて身につけていた。
「よう、おはよう!今日の数学の宿題ちゃんとやってきたか?」
「天童おはよう…あっ!忘れてた…!!て、天童!悪いけど…」
「オッケーオッケー、皆まで言うな。後で返せよ?」
「ありがとう…!」
「いいってことよ!おっと前田さん、ハンカチ落としたぜ!」
「わっほんとだ!ありがとう!」
「いえいえどういたしましてー!」
明るくする術は知っている。人の評価を得る術も知っている。勉強も高校レベルまではやっておいたし、運動も体力テストで最高点を取れるレベルまで上げておいた。
事前に小学校での評価を上げておいた成果も出ていた。
「ねえ、天童くんってどんな人なの?そっちの小学校の子からすごい人気だけど」
「そりゃそうだよ!天童くんってすごいんだよ!」
「おっ天童の話か?あいつを知らないなんて損だぜ損!」
「そ、そんなに…?」
新たに友達を増やした同級生が、主に女子が、口コミで俺の評価を伝えてくれる。それがまた、俺自身が地道に評価上げするよりも遥かに早く俺の評判を広めていく。評価を上げる手段としてはこの上なく効率的だ。
特に、中学以降は部活というデカいコミュニティがある。
それが何より大きい。何がって、部活では学年が入り乱れていることが、だ。入学してから最短で上まで評価を伝えるにはもってこいの場だ。そのために他人の評価を上げたと言っても過言じゃない。
俺自身もサッカー部に入って活躍した。先読み能力をちょっと試合に使うだけで勝率はかなり上がった。ゴールキーパーをしていれば全体を見渡せるやつだ
かくして、夏休み明けの生徒会選挙では、一年生でありながら先輩達を押し退けて生徒会長の座を掴み取った。
ここまで来たらあとは難しくない。俺の望むシナリオ通りに、人もシステムも動かせる。流石に大々的にシステムを変えるのは難しかったが、生徒の支持を集めてしまえば民主主義では大勝利だ。数の力で押し勝てる。
そうして、多くの人の支持を受けて中学を卒業した。もちろん進学先は名門進学校。そこへ行けるように努力はしたし、その結果が出ることも知っていた。
あと、中学時代にやっておいたことが他にもある。
それは、高校から一人暮らしをするための布石。
小学時代から構想しておいた脚本の数々を、手当たり次第披露していった。所詮中学生、という評価も速攻で拭い去る出来の脚本はすぐに界隈で有名になり、孤児だということを公表したら俺の脚本を高く買ってくれるところも出てきたくらいだ。当然そうなるように仕向けたんだが。
そして、仲間の調達だ。
「えーっと…『君の絵を見させてもらったよ。素晴らしいとしか言いようがない…言葉で表現できない、怖いくらいの感動を覚えた!こんな絵は見たことがない!…僕は今、最先端の芸術を創り出すグループを作ろうとしてる。僕の脚本は前送った通りで、こいつを完成させるには君の力が不可欠なんだ。お金は用意してある。僕と一緒に働かないか?』…んー、こんな感じか。5回くらいは断られるだろうが、俺の舞台を見せれば関心を持ってくれるだろう。…で、『君の曲聴かせてもらったよ。不思議だな、音楽を聴くだけでこれほど心が動いたことはない!これは君の確かな才能と不断の努力によるものに違いない。そんな君を僕が作るグループに招待したい。最高の芸術を創り出すために、君の手を借りたい!どうかな?』うん、まあ、こんなもんだろ。こっちは説得に随分かかりそうだが…1年あればいけるだろ」
そう、当時まだネットでちょっと話題になる程度でしかなかった波浜茜と水橋桜。この二人の引き抜きだ。
俺の最高の脚本を最大限に活用するには、そのバックアップが欠かせなかった。だったら俺と同等の才能を持つ天才を仲間に引き入れておく。幸い、情報収集してる時に尋常じゃない才能を秘めた、世代の近いやつらを見つけたから、積極的に勧誘した。
まあ、
中二くらいだっただろうか、その頃には二人とも引き抜けて、早速活動を始めていた。初めて直接会ったときはお二人の(精神的な)ヤバさにドン引きしそうになったが、なんとか真人間に近づけることができた。今でこそこいつらの予測もできるが、今思えばあれがシナリオ通りに事が進まなかった最初の例だな。
二人揃って精神やられてる人の顔してたらそりゃ引くだろ。
とにかくだ。茜、桜、一位の頭文字からAsai、「英才」とかけてA-sai、超常レベルの際と超常現象の「Phy」をかけて
「うーん、なかなかカッコイイ名前じゃね?どうよほら」
「にこちゃんの名前が入ってない」
「だから一体誰なんだにこちゃんは」
「にこちゃんはにこちゃんです」
「なるほどわからん。桜君はどうよほら」
「…いいんじゃないですか」
「見てないだろ君」
まあ全部俺が考えたんだがな。
だって茜も桜も心ここに在らずなんだもん。
「まったく頼むぜ?俺君らより一足先に高校行っちゃうんだから、予定合わせるの大変になるんだ。君らもお金稼がないと大変だろ?」
「それはその通りです。にこちゃんのためにも頑張らなきゃ」
「だからほんとにこちゃんは何者なの?」
「何だっていいですよ、そんなに稼がなくても生きていけますし」
「そんな痩せ細った体で言うことじゃないわい。ほれハンバーガー食え」
当時一番疲れたのはこいつらの相手だったかもしれない。高校に入ったら本格的に脚本・舞台の仕事を始める予定だったから、それまでにこの二人をまともにしなきゃならなかったからな。
「高校は中学とさほど変わらない。違ったのは入学した瞬間から名が通っていたことだな。脚本家としてすでに名声は得ていたから」
「なんだか普通のサクセスストーリーに聞こえますけど…」
「普通ではないだろ」
「ふふっ確かに」
中学時代の話を終えたあたりで、希ちゃんの料理が終わったようだ。机に運ばれてきたのは天ぷらうどん。そういえばこの子の得意料理「おうどんさん」って書いてあったな。おうどんさんて。うどんが急に格式高い食べ物っぽく聞こえる。
「はい、おうどんさんです」
「ああ、ありがとう。…なぁ、うどんって言えばよくないか?おうどんさんってなんかやたら高貴な響きなんだけど」
「えー、おうどんさんはおうどんさんですよ」
「何のこだわりだよ」
特に意味は無いんだろうか。
いただきますをして食べてみると、これはなんと随分美味い。やたら時間かけて作ってんなとは思ったが、出汁を取るところからやっているのか。汁まで美味い。味の素使えばよかろうに。天ぷらもサクサクだ、俺は揚げ物は面倒だから作らないのだが、もし作ったとしてもこうは作れないだろう。
「美味しいですか?」
「…ん、まぁ…それなりに」
「うふふ。天童さん、嘘つくとき目逸らしますよね」
「マジ?」
「はい。すぐわかります」
「…くそぅ、今まで嘘つく必要なんて無かったからな…」
素直に美味いというのが微妙に恥ずかしかったから誤魔化したんだが、即見破られた。この子も観察眼鋭いな。
「…それで、天童さんは幸せになれたんですか?」
「まだ道半ばだよ。今もこれまで通り外道の生き方をしながら、一番幸せになるためにシナリオを書いている。それがこの紙の山」
「外道の生き方なんてしてました?」
「外道だよ」
うどんを食いながら話の続きをする。うどんは美味いが、こんな話をするとなると箸が進まない。
「俺は俺が幸せになることしか考えてない。だから要所要所で他人を押しのけて高い地位に就いたりしている。その結果、
俺の目の届かない位置で行われたイジメのことも知っていた。
知っていながら、止めなかった。
いじめられた子が不登校になってから、「知っていたら止められたのに!」って慟哭する方が、
今でさえ、正義のために犯罪は「起こさせる」。正義といっても、やっぱり俺が後でクソ野郎どもに足を引っ張られないための間引き作業でしかない。正しい正義感なんかではない。結局自分のため。
「結局はただの自己中だ。止められたはずのいじめ。止められたはずの事故。止められたはずの殺人。どれもこれも止めなかった。それができるのに、全部俺の幸せのために見過ごしてきた。…そうしてでも、俺一人だけが幸せになりたいんだ。外道だろ?」
俺が止めなかったから死んだ人がいた。
俺が手を出さなかったから死んだ人がいた。
小学校時代に、見えないところで行われていたイジメを止めなかった時から。俺の外道の人生は始まっていた。
俺の手は誰かを助けることなんてない。
自分の幸せにしか使えない。
愛を知らぬまま幸せになるのに、他人のことを気にかけている余裕なんてなかった。
だけど。
「普通やないですか?」
「……………………は?」
それを、否定するやつがいた。
「人を押しのけて自分が幸せになろうとするなんて、普通にあることやないですか?少なくともうちはそうだと思います」
「まさか。普通、他人の不幸を黙って眺めるか?」
「眺めると思いますよ?」
「はぁー??」
何言ってんだこの子。
「普通はイジメなんて止められないと思います。普通は事故なんて防げないと思います。普通は殺人なんて止められないと思います。人間ってそんなにすごい生き物じゃないんです。だからみんな、自分が幸せになるために必死に生きてるんです。そう簡単に人の幸せを優先できる人って、いないんです」
「…」
「多分、天童さんもわかっていましたよね?イジメを知ってる人がいるのを知っていて、その人がイジメを止めないことも知っていたなら。正義のヒーローなんてほとんどいないんです」
「だが、俺はそれを止められる立場にいた…!!」
「それでも、止められるかどうかは別ですよ。きっと天童さんが、知りうる限りのイジメや事故や犯罪を全部止めようと思ったら、それこそ天童さんは幸せになれないと思います」
うどんを食べ終わって器を片付けた希ちゃんが、腹立つくらい優しい目で俺を見てくる。俺にはわからない、
「きっと、天童さんは優しい人なんです。自分で無意識に分かっていたんじゃないですか?
「…結局誰も助からないなら優しくもなんともないだろ」
「そんなことない。だって、
「…」
それは。
きっとそうだ。
助けないのが当たり前だというのなら、わざわざそれを口にして自分を外道と罵ることはない。
ああ、分かってたよ。
愛がなくたって幸せになるつもりだったけど。
一度見捨ててしまってから、ずっと心に棘が刺さっていた。
それでも、やってしまったからにはもう引き返せなかった。
全部見捨てていかなければ、シナリオ通りの幸せは手に入らなかった。
だから、ずっと自分の心を見ないようにして、知らないふりをして、気づかないふりをして。これだけが唯一の道だと自分に言い聞かせていた。
「天童さんは悪くないんです。ただ幸せになろうとしただけなんですから」
「…はぁ、よく言うよ。君こそが、自分の幸せより他人の幸せを優先するタイプの人間じゃないか」
「そんなことないですよ?」
「そんなことあるわ。今までもそうやって、人の本音を見抜いてアドバイスしてきたんだろ?絶対自分を後回しにしなきゃそんな気は回らないだろ」
ああ、そうか。
俺は、希ちゃんのことが好きだった。
好きな人の行動は読みたくないって、無意識に思っていたらしい。
俺ができなかった理想の生き方を体現していたから。
俺にはそれが眩しくて、羨ましくて…知らぬ間に、恋をしていたんだな。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
天童さんがいい人に見えるようなそうでもないような。それよりも全部認めてあげる希ちゃんの包容力に女神感を覚えるような。そんなお話にしました。そう思ってください()
孤児院がどんなところなのかは私は知らないので想像で書いてます。気分を害された方がいらっしゃったらごめんなさい。
とにかく、遂に恋しちゃった天童さんがどうするのか…天童さん編は次回で完結です!