笑顔の魔法を叶えたい 作:近眼
ご覧いただきありがとうございます。
前回からまたお気に入りしてくださった方がいらっしゃいました!ありがとうございます!!ちなみに前々回もいらっしゃいました!!真姫ちゃん誕で焦って見落としました!!はい極刑!!!私極刑!!!
さらに、前回からはなんと!☆10評価も新たにいただきました!!本当にありがとうございます!!ついに評価のあの…なんか…棒グラフ的なアレに赤色が見えるようになりました!!その瞬間閲覧数がモリッと上がって(当社比)ちょっと戦慄しております!!やだ私緊張しちゃう…。
これからも頑張って書いていきますので、応援していただけたら嬉しいです。
今回はアニメ二期終盤。どんなお話だったか、思い出せますか?μ'sの未来を考えるお話です。書いてる私が泣いてます。
というわけで、どうぞご覧ください。
ちゃんとわかってた。
にこちゃんの笑顔は魔法のようで、それをみんなに届けなきゃって思って頑張ってた。
実際、すごくうまくいったと思ってる。だって、一番大きな舞台までたどり着けたんだから。
後悔はない。
でも、そんな魔法も終わりが近づいているのは…ちゃんとわかってる。
それをどうするかは、また別問題だけど。
「ラブライブの本大会まであと1ヶ月。ここからは負荷の大きい練習を避け、体調の維持に努めます」
「練習、随分少ないんだね」
「うん、完全にお休みの日もある」
「白鳥くんとかに話を聞いて、本番に一番良いコンディションで臨めるように調整したんだよ。ほめて」
「筋肉への負荷を最低限にしてあるのか。これなら筋力が落ちる心配もない」
「ほめて」
「藤牧さんにも聞いたんでしょ?それなら安心よね」
「ほーめーてー」
本番まであと1ヶ月というところで、僕が各所から情報を集めて作ったスケジュールを公開した。白鳥くんとかまっきーとか天童さんとか、いろんな人に話を聞いて作ったんだよ。これ以上ないくらいパーフェクトなスケジュールだよ。ほめてよ。ほめろ。まっきーを安心の根拠にするんじゃない。悔しいじゃん。正しいけど。
「…穂乃果、聞いていましたか?」
「………う、うん。ごめん。あはは…」
「聞いてすらもらえないなんて」
ほめるどころの話じゃないじゃん。
「そういえば、亜里沙ちゃんと雪穂ちゃん合格したんでしょ?」
「うん。2人とも春から音の木坂の新入生!」
「亜里沙ちゃん、ずっと前からμ'sに入りたいって言ってたもんね」
…。
「じゃあもしかして新メンバー?!」
「ついに10人目誕生?!」
「お、おいお前ら…」
「ちょっと、そういう話は…!」
嬉しい報告にテンション上がっちゃって、ついそんなことを言ってしまったみたいだけど。
残念だけど。
亜里沙ちゃんは
もう僕を褒めるとかそんな場合じゃなくなっちゃったじゃん。
「…7人目、だよ。なれるとしたら」
「……あぁ」
「卒業、しちゃうんだよね…」
「どうやろ。にこっちは卒業できるかどうか」
「するわよ!」
「僕がついてるから大丈夫だよ」
「うっさい!!」
「へぶし」
ちょっとふざけてみたけど重い空気は変わらなかった。いやにこちゃんの一撃は痛いままだわ。そこは弱体化してよ。
「ラブライブが終わるまではその先の話はしない約束よ。さあ、練習しましょう」
「とりあえずストレッチして、そのあとランニングだね。各自のペースでやること。ほら創一郎、飲み物とタオルの準備するよ」
「…」
「創一郎」
「はっ。あ、ああ…」
みんな意気消沈してる場合じゃないよ。やることやらないと。ラブライブは、もう迫ってきてるんだから。
てか創一郎まで沈んでるんじゃないよ。僕らマネージャーがしっかりしないと。
「そういえば穂乃果、何かあったんですか?」
「え?」
「顔見たらわかるよ」
ストレッチをしている二年生組が、そんな話を始めた。ちなみに三年生組はさっさとストレッチを終わらせてもう走りに行った。つまりにこちゃんに置いていかれた。かなしい。まあどうせ追いつけないんだけどね。走ったりしたらもちろん僕死ぬよ。
なお、穂乃果ちゃんに何かあったのは僕でもわかる。どう見てもテンション低いし。穂乃果ちゃんがテンション低いとか天変地異だもんね。嘘嘘ごめん言いすぎた。
「…雪穂にね、三年生が卒業したらどうするのって聞かれちゃって」
「そっか…」
「タイムリーかつダイレクトな話だね」
空気読むね雪穂ちゃん。
「穂乃果はどう思うんですか?」
「スクールアイドルは続けていくよ。歌は好きだし、ライブも続けたい」
「ふむ」
そこは悩まないんだね。
じゃあ、悩み事があるとしたら。
「でも…」
「…μ'sをどうするか。
「…………うん」
きっとみんな同じだろう。
スクールアイドルを続けるかどうかじゃない。そっちはみんなきっとやめる気はない。
じゃあ、μ'sはどうしよう?
僕らが抜けてもμ'sとして活動していくのか。
僕らが居なくなったらμ'sも終わらせるのか。
「とりあえずそろそろ走ってきなさいな。にこちゃんたち戻ってきちゃうし。軽くなら走りながらでも話せるでしょ」
「うん…じゃあ、行ってくるね」
「行ってらっしゃい。僕はお通夜ムードの一年生ズのお尻叩いてくる」
「えっ」
「…………比喩だよ?」
「あっ比喩かぁ」
「当たり前だよ」
マジでお尻叩いたらセクハラで逮捕されちゃう。逮捕しちゃうぞ☆ごめん今のなし。
というわけでテンションだだ下がりの一年生ズのもとへ。創一郎が一番テンション低いのはなんでさ。いや何でじゃないね。彼豆腐メンタルだもんね。
「ほらほら何してんの。他のみんなはもう行ったよ」
「「「「………」」」」
「返事がない」
ただのしかばねのようだ▼
いやいや生きてるけどさ。
いやテンションは死んでるか。
「…茜くんは、
「僕に何か言ってる前にいい加減ランニングしてきなさい。ノスタルジー感じてる間にライバルに差をつけられちゃうよ」
「でも…」
「勝ってよ」
「えっ」
「ラブライブ、勝ってよ。いやむしろ負けたら許さない。僕こう見えて負けず嫌いなんだから」
「負けず嫌い…だと…?」
「何で驚愕してんの創一郎」
「運動能力では負けることしか出来ないやつが…」
「そこに直れ筋肉お化け」
「誰がお化けだ」
「そこだけ抜き出してリアクションするのかぁ」
「筋肉お化け」でワンセットなんだよ。お化けだけ抜き出して返事しないでよ。この脳筋め。いやこいつ結構頭いいんだった。
「もう、何でもいいから早く行きなさいって。ほら創一郎も僕を肩車して」
「うん…」
無理やりにでも立ち上がらせて、ランニングに行かせる。僕も創一郎に肩車してもらってレッツゴー。せっかく天気はいいんだから外で走
ガンっ。
「あぐぇ」
「…っは?!し、しまった、茜をドア枠に…」
創一郎がボーッとしてたせいか、僕がぼさっとしてたからか、部屋の扉の枠に顔面クリーンヒットした。まあただでさえ創一郎背が高いもんね、ぶつかるよね。いつもなら創一郎も僕も避けるのだけど、今回は2人ともボーッとしてたから直撃した。
「す、すまん。大丈夫か」
「にこちゃんパンチに慣れてるから大丈夫」
「…にこは一体どんな力で殴ってんだ…?」
「それより君はシャキッとしなさい」
「あ?あ、おう…」
超痛いのは確かだけど、にこちゃんパンチみたいなもんだからね。愛のないにこちゃんパンチ。やだそれ辛いじゃん。
思いっきりぶつけた額やら鼻やらを気にしながらグラウンドに出る。みんなばっちりランニング中だ。2年生たちは何かしら話しながら走ってるけど。
何話してるか気になったから、創一郎に穂乃果ちゃんの近くに行くように頼んだ。そこそこ近づいたタイミングで穂乃果ちゃんが呟いた。
「…何で卒業なんてあるんだろう」
「なになに、穂乃果ちゃんは永遠の17歳をご所望なの」
「うわぁっ茜くん!」
「うわぁって酷いな」
創一郎の上にいるんだから気付きなよ。創一郎の存在感すごいじゃん。
穂乃果ちゃんがビビってる間に、にこちゃんが追いついてきた。
「続けなさいよ」
「にこ…」
「メンバーの卒業や脱退があっても名前は変えずにやっていく。それがアイドルよ」
「アイドル…」
「某48とか46みたいなね」
「某朝娘も忘れるな」
「そっ。そうやって名前を残していってもらう方が卒業していく私たちも嬉しいの。だから…うぐっ!いったぁ…!」
「その話はラブライブが終わるまでしない約束よ」
「弾力的には痛くなさそうに見えたけど大丈夫、にこちゃん」
「うっさい!」
「あふん」
にこちゃんが後輩に力説してたら、見てなかった前方にいた希ちゃんに体当たりしてた。見てるこっちとしては希ちゃんの胸部装甲に跳ね返されたように見えたけど痛かったのかな。でもまあ創一郎から降りて一応心配しにいったら拳が飛んできた。痛い。なんでさ。僕心配しに来たんだけど。
「わかってるわよ…」
「わかった上で、それでもにこちゃんは言いたかったんだよ」
「でも…!」
たしかに、センチメンタルにならないように卒業絡みの話はしない約束だった。
でもなぁ。
「ほんとに、それでいいのかな」
「花陽?」
言おうと思ったことを花陽ちゃんに言われた。しょっく。
「だって、亜里沙ちゃんも雪穂ちゃんもμ'sに入るつもりでいるんでしょ?ちゃんと答えてあげなくてもいいのかな。…もし私が同じ立場なら、辛いと思うから」
「俺も、理由は違うが思っていた。本当に…μ'sの行く先が不透明なままでいいのか」
「ふむ」
まあでも、一年生が未来のことを考えてくれるなら有難い話だけどね。
「かよちんはどう思ってるの?」
「え?」
「μ's、続けていきたいの?」
「…それは、」
「何遠慮してるのよ、続けなさいよ。メンバー全員入れ替わるのならともかく、あんたたち6人は残るんだから」
「遠慮してるわけじゃないよ?…ただ、私にとってのμ'sってこの11人で、1人欠けても違うんじゃないかって」
「私も花陽と同じ。…でもにこちゃんの言うことも分かる。μ'sという名前を消すのは辛い。だったら、続けていく方がいいんじゃないかって」
「でしょ?それでいいのよ」
「だが…にこ、絵里、希が抜けて、新しいメンバーが入ったこのグループを『μ's』と受け入れられるかと言えば…正直、自信がねぇんだよ」
「あーもーほんとに雑魚メンタルね創一郎!!」
「誰が雑魚メンタルだ」
一年生も悩んでるんだね。そりゃまあ悩むだろうけど。
μ'sという名を、残すか残さないか。
全員揃ってから一年も経っちゃいないけど、思い出の詰まったこの名前をどうするか。
てゆーか残して欲しいのはわかるけど、創一郎を雑魚メンタルとか言っちゃだめよにこちゃん。事実なんだから。
まあそれはそれとして。
「えりちは?」
「…私は決められない。それを決めるのは穂乃果たちなんじゃないかって」
「…え?」
「私達は必ず卒業するの。スクールアイドルを続けていくことはできない…。だから、その後の事は言ってはいけない。私はそう思ってる。決めるのは穂乃果たち。…それが私の考え」
「絵里……」
「そうやね」
「じゃあ茜は?」
「僕も同じだよ。僕らが卒業するのは変えられない。だとしたら、来年度の
「何で私に言うのよ!」
「さっき散々言ってたからだようぐっ」
やっぱり僕ら三年生が意見するべきじゃないと思うよ。
だって僕らは居なくなるんだから。
僕らナシで決めてもらわなきゃいけない。前も言ったけど、そうしてくれなきゃ安心して卒業もできない。
「だから、もういっそ決めて。話さないようにして後回しにするのももう限界だろうし、ラブライブ優勝の先、μ'sの着地点までちゃんと決めてしまおうよ」
前々から思ってはいたけどさ。
やっぱり、宙吊りのまま本番を迎えるわけにはいかない。
ちゃんと結論は出して、そこに向かって走って欲しいんだ。
にこちゃんの笑顔の魔法の、さらにその先を。
君達が、決めるんだ。
「なんか、結局話すことになっちゃったね」
「でも、仕方なかったと思います。曖昧な気持ちのまま大会に挑むのは良くなかったですから」
三年生以外の、俺たち7人で帰っている。…もちろん、俺たちだけでこの先のことを決めるために。
「どうするつもり?」
「私たちで決めなきゃいけないんだよね…」
「難しすぎるよ…」
「うん。…でも、絵里ちゃんや茜くんの言うことは正しいと思う。来年学校にいるのは私たちなんだもん、私たちが決めなきゃ」
こういう時、穂乃果は強い。どんなに困難でも、やらなければならないことからは逃げない。
…俺もそのくらいの気概があればいいんだがな。
「…」
「…?創ちゃんどうしたの?」
「………いや、」
…何となく警戒していたんだがな。
「今日は天童さんが不意打ち仕掛けて来ねえなと思って」
「おいおい俺が毎度毎度不意打ちしてるみたいに言うなよ…おっとアン、ドゥ、トロワっと」
「腹立つ避け方しますね」
「避けなきゃいけない状況がまずおかしいとお兄さん思うんですよ」
警戒していて正解だった。
「天童さん…」
「おうおうなんだ君達そんなネガティヴモードになりおって。いや何でかはわかってんだけどさ」
「…また何か助言をしに来たんですか」
「まあ、ほんの僅かの手がかりだけはな。そんな核心に触れるようなことを言うと君らの為にならんからな」
そう言って天童さんは俺たちの前に歩いていって、振り返る。
「
俺たちの前で堂々と立つ天童さんが言ったのは、それだけだった。
答えはきっともう出ている。
この中の、誰に言った言葉なんだ??
「あっそうそう、滞嶺君にはもう一つ言うことが」
「…何ですか」
「心の戦いも物理の戦いと同じだ。
「何の話ですか」
「さあな?」
何故だか、今までよりも直接的な表現が少ない気がした。天童さんなりに、何か思うところがあるのだろうか。
「何かあったんですか、天童さん」
「…さあな?」
いつもより切なそうな笑顔で天童さんは答えた。何かあったのは間違いないだろうが、その何かが全く読めない。いつものことではあるが。
「さ、どうせまた帰ったら考えることがあるんだろ。俺はさっさと退散するからみんなで考えな」
「いつもより帰るのが早いですね?」
「スピードワゴンはクールに去るぜ…」
「スピード…?」
「あーごめん何でもないでございます」
よくわからないことを言って、本当に帰ってしまった。どうしたんだあの人。
「…行っちゃった」
「何だったのかな…」
「答えは、もう出てる…?」
「はぁ、何が言いたいのか全然わからなかったじゃない」
「天童さんはいつもあんな感じだろ」
総員あっけにとられてしまったが、とにかくまずは全員家に帰るのが先決だ。天童さんの言葉はまた帰ったら考えることにしよう。
どうせまたみんなで相談するんだしな。
「ただいまー」
「あ、穂乃果さん!」
「亜里沙ちゃん!来てたんだ」
「やっと帰ってきたのか。早くその子を連れてってくれ、作曲の邪魔でしかない」
「桜さんただいまー」
「おい俺がここに居るのが当然みたいにしてんじゃねーぞ」
「いつもいるじゃん!」
「いつもじゃねーよ!」
穂むらで作曲していたら、雪穂と亜里沙が来たのが1時間前くらい。それからひたすら作曲風景に興味津々なクォーターロリの相手をしていたから俺はもう疲れた。さっさと帰りたい。
「あの、穂乃果さん!ちょっといいですか!」
「ん?なになに?」
「えっと…」
いい感じに亜里沙の興味が穂乃果に移ったから、ノーパソを片付けてさっさと退散してやろう。
「みゅーず!ミュージック〜…スタート!!」
なんて事の無い、ただのμ'sの真似事だった。
だが、この瞬間、確実に時間が止まった。
俺も、茜からμ'sの状況は聞いていた。だからこそ、俺はこの純粋な憧れの刃の鋭さを察してしまった。
「どうですか!練習したんです!」
「………………………うん、バッチリだったよ!」
「本当ですか!嬉しいです!」
悪意なんて微塵もない。だからこそ、穂乃果は笑顔で答えるしかなかった。
だが。
「…私、μ'sに入っても問題ないですか?」
「あ、あはは…」
無知は罪であると。
この瞬間はきっと何より雄弁に語るだろう。
穂乃果が愛想笑いだけ残して去った後。帰るつもりだった俺は、亜里沙に声をかけた。
「…なあ、あー、亜里沙、ちゃん?」
「はい!」
呼びなれないせいで変な疑問形になってしまったが、当の亜里沙は元気に返事をしてきた。元気かよ。
「…君はさ。μ'sのどこが好きなんだ?」
「え?」
「さ、桜さん?」
「雪穂、すまん。静かに」
雪穂は俺が何を伝えようとしているか察したようだ。だが、邪魔はさせない。
これ以上、この子に罪を重ねさせないように。
知らせなければならない。
「えっと、μ'sのライブを見てると、胸が熱くなって…」
「ああ、すまん。そういうことを聞きたいんじゃないんだ」
「??」
「ライブのことはいい。
「どんな…μ's?」
「そう。誰がいる?」
「えっと、穂乃果さん、お姉ちゃん、海未さん、ことりさん、にこさん、希さん、花陽さん、凛さん、真姫さん!」
「ああ、そうだな」
ちゃんと9人全員言えるようだな。実際は茜と創一郎もいるんだが、あいつらは裏方だし別にいいだろう。
「なあ、亜里沙」
「はい!」
「μ'sに君が入っても、いや君じゃなくても雪穂でもいい。君たちが入ったら、それを君はμ'sと呼べるか?」
「……………え?」
「そもそも、絢瀬…あー、君のお姉ちゃんたちはもう卒業するんだ。
「…え、え?」
「桜さん…」
「雪穂、待て」
「…」
不安そうな雪穂を制して、少し屈んで亜里沙に目線を合わせる。混乱しているのが手に取るようにわかる。
「君は知らなければならない。
「…!!」
「桜さん!なんでそんなこと…!」
「知らないわけにはいかない。彼女たちに憧れるのならば。あいつらが今、失われる今のμ'sと、その先についてめちゃくちゃ悩んでるって」
泣き出しそうな亜里沙にも容赦はしない。
むしろ容赦するわけにはいかない。
こうしなければ、亜里沙は自分が愛するμ'sを無意識のうちに傷つけ続けることになる!!
「さあ、答え合わせの時間だ」
最善のための選択肢は、きっと一つ。
酷な選択をさせることになるが。
「君は、μ'sに入るか?」
それでも。
彼女は、彼女たちは。
逃げてはならない。
「…………………………いいえ…、入り、ません。入れません…!!」
「亜里沙…」
亜里沙は、泣きながら俯いていた。
雪穂も、悲しそうな表情で亜里沙を見つめていた。
可哀想かもしれないが、こうしなければならなかったと思う。穂乃果たちが先に進むにしても、この子たちが先に進むにしても。
できないことは、できないと認めなくてはならない。
…そういう意味では、この瞬間、亜里沙は誰よりも大きな一歩を踏み出したのかもしれなかった。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
さて、μ'sはどうなるんでしょうか。今回は波浜君は関与しないスタンスらしいので滞嶺君に頑張ってもらわなきゃいけないんですが…何せ彼は豆腐メンタルですから…。大丈夫かなぁ。
あとはいつも通りのチョイ役天童さん、短いながら久しぶりの活躍をする水橋君。年下の亜里沙ちゃんに懐かれてますが、彼がロリコンなわけではありません。ちゃんと理由があります。だから誤解しないであげてぇ!!笑