笑顔の魔法を叶えたい 作:近眼
ご覧いただきありがとうございます。
前回からもまた、お気に入りしてくださった方々がいらっしゃいました!!2名も!!ありがとうございます!!!
毎度毎度やかましいかもしれませんが、毎度毎度嬉しいんです。許してください!!(開き直り)
さて、ついにアニメ二期のラストとなります。皆さま忘れ物はございませんか?
それでは、最後のひと時を。
どうぞ、ご覧ください。
終わりませんけどね!!!
「すごいにゃー、ほとんど空っぽ!」
「じゃあここにあったのって、本当ににこちゃんの私物だったってこと?」
「違うわよ!私が特別に貸し出してたの!」
「貸し出し…」
「物は言い様にゃ…」
「おっかしーなー、2年生の時は貸し出す相手もいなかったはずぐえ」
「あんたがいたでしょ!!!」
「ぐるじぃ…」
式が終わって、部室に戻るとほぼ棚一つまるごと空になってた。まあ片付けたの僕らなんだけどね。少しずつ持ってきたのがこんな大量になるとは思わなかった。持って帰れてよかったねにこちゃん。とりあえず首から手離してしんじゃう。
「でも、ここに何もなくなるとちょっと寂しくなっちゃうね」
「何言ってんのよ。アイドル研究部なんだから次の部長が家にあるものを資料として持って来ればいいでしょ」
「別に持ってこなくてもいいんだけどね」
「…次の部長?」
「そういえばまだ決めてなかったな」
「決めてないんかーい」
僕ら3年生が知らないところで決めてるもんだと思ってたよ。
「花陽」
「えっ」
「頼んだわよ」
そう思ってたら、にこちゃんが突然花陽ちゃんを指名した。まぁ花陽ちゃんしかないとは思うけどね。
思うけどさ。
「ぇ…え、えええええええ?!?!」
花陽ちゃんに急に重役を押し付けたらこうなるじゃん。
だがしかし。
愉しいからノっておこう。
「さてじゃあ祝勝会だ」
「えっえっ、ええええ?!まっ、待って茜くん引っ張らないでぇ!」
「何の祝勝会だよ」
「気にしちゃダメよ。茜は楽しんでるだけだから」
「人がうろたえるのを見て?」
「人がうろたえるのを見て」
「外道かよ」
「聞こえてんぞー」
誰が外道だ。失礼な。純度100%の愉悦部だよ。
というわけでお隣の部屋で新部長誕生の瞬間を激写しよう。
「むりむりむりむりぃ!!誰か助けてぇ!!」
「ふふん助けなど来ないよ」
「めちゃくちゃ楽しそうだな」
「愉しいよ」
「でも実際、まさか生徒会長を兼任させるわけにはいかないでしょ」
「黒板に部長って書いとこう」
「追い討ちかけないの」
でっかく書いておけば目立つよね。周りにも色々書いておこう。うーん仰々しい。写真も撮っておこう。花陽ちゃんと一緒に。
「まぁ花陽が適任といえばそうなんだがな」
「そうね。あなた以外にアイドルに詳しい人、ほかにいないんだし」
「創一郎詳しいじゃん」
「やらんぞ」
「まだ途中までしか言ってないじゃん」
返事が早いよ。フライングダメ絶対。
「で、でも…部長なんて…」
「凛だってμ'sのリーダーやったんだよ!かよちんならできる!!」
「っていうか凛ちゃんはこれからもリーダーやるんでしょ」
「そうよ。一番適任でしょ」
「でもぉ」
「できるわよ、あなたなら。こんなにたくさん助けてくれる仲間がいるんだから!」
まぁ実際、誰も反論しないあたりにみんなの意思が現れてるだろう。結局、部長みたいな集団の長ってのは一番愛が深い人がやるもんだ。にこちゃん然り、元生徒会長の絵里ちゃん然り。現生徒会長の穂乃果ちゃんもそうだろうね。
集団を引っ張っていくリーダーに必要なのがやる気なら、集団をまとめる頭に必要なのは愛だと思うんだよ。
「もっともっと賑やかな部にしといてよね。また遊びに来るから!」
「えっわざわざ遊びに来るの」
「行くでしょ」
「まったく考えてなかった」
「ふんっ!」
「あふん」
わざわざ遊びに来る気は僕は無かったんだけど。だって邪魔じゃん。邪魔じゃない?僕はそう思ったんだからむやみに殴らないのにこちゃん。
「…うん!私やる!部長頑張るよ!!」
「やったにゃー!」
「じゃあ副部長は真姫ちゃんね!」
「ええっ?!何で私?!」
「そりゃそうだろ。花陽が部長、凛がリーダー、俺がマネージャー。2年生の3人は生徒会役員だし、真姫しかいない」
「そ、そうだけど…!」
「みんな、頼んだわよ」
「これで心置きなく世代交代できるねぇ」
「ま、待って!私はまだ…」
「まだ?」
「………………もう!別にいいけど!!」
部長のついでに副部長も決まった。よかったよかった。今まで副部長というポジションが無かったことにもつっこまれなくてよかった。今までは勝手に穂乃果ちゃんを副部長にしてたからね。いや決めるのめんどくさかったから。
あと真姫ちゃんがこんな時にもツンデレしてた。いいね。ツンデレクイーンの称号を与えよう。いらない?そんなこと言わないで。
「さあ、これで必要なことは全部終わったね。じゃあうちらはそろそろ行こっか」
「えっもう行っちゃうの?!」
「せっかくだし、校舎を見て回ろうと思って」
「じゃあ私たちも行くよ!だってほら…この11人でっていうのは、これで最後だし…」
…………おっと?
「…あれ?」
「あーっ!言ったにゃー!」
「え?あ、あああああ!!」
「はーい『最後』って言っちゃった穂乃果ちゃんは皆様にジュース一本おごりましょうねー」
「えー!!」
「茜楽しそうだな…」
そう。最後の最後で寂しくならないように、「最後」という言葉を使った人は全員にジュースを一本奢るという罰を与えることにしていたのだ。
そんなの誰が考えたのかって?
そんなの決まってんじゃん。
僕だよ。
絶対穂乃果ちゃんか凛ちゃんが言うと思った。あー愉し。
「穂乃果の奢りのジュースはおっいしっいなー」
「ふへへまさしく予定通り」
「どういたしまして…」
「絵里、あんまり茜と一緒にノリノリになってると愉悦部の一員になるわよ」
「ゆえつぶ…??」
「スローガンは『他人の不幸は蜜の味』だよ」
「クソ野郎じゃねぇか」
「失礼な」
というわけで、中庭でジュースをいただく僕ら。創一郎だけはすごく申し訳なさそうな顔してる。そんな顔しなくても。あと誰がクソ野郎だ。知ってる。
「そういえば最近パンあんまり食べてないわね」
「うん、ラブライブも終わったし我慢してたんだ」
「炭水化物は太りやすいからな、運動しなくなるタイミングで控えるのは正しい判断だろう」
「それでも結局ダイエットしましたがね」
「「したんかい」」
いくら食生活を変えても穂乃果ちゃんは穂乃果ちゃんだったらしい。どうせケーキとか食べまくってたんだろう。穂乃果ちゃんだし。
「さて、ジュースも飲んだし…まずはどこに行こうね」
「…つっても、そんなに行くところないんじゃねぇのか?」
「じゃあとりあえずアルパカでも見に行こう」
「えっ」
「何でアルパカなんだよ」
「なんとなく?」
行き先なんてノリで決めるもんだよ。
というわけでなんとなくアルパカ小屋に到着。白いのと茶色いのが仲良く並んでた。これがいつも通りなのかは知らない。
「久しぶりー!」
「おお、ことりちゃんがアルパカをもふってる」
「茶色いのはなんか絵里を見てるが」
「てか睨んでる?何かしたの絵里ちゃん」
「い、いや…」
ことりちゃんにひたすらもふられてる白パカに対して、何故か茶色アルパカにやたら睨まれてる絵里ちゃん。なんかしたのかな。
「それにしても随分太ったにゃー」
「言われてみれば…」
「エサあげすぎたんじゃないの」
「いや…太った?脂肪のつき方がおかしくないか?」
「いやわかんないよそんなの」
脂肪のつき方がどうのこうのなんてわかるわけないじゃん。むしろ創一郎はわかるのかよ。怖いわ。
「待って!…これって、もしかして赤ちゃんじゃ…」
「「「「「「ええー?!」」」」」」
「ってこの茶色い方がメスだったのか…?!」
「知らぬ間に白昼堂々と交尾してたんだねぇ」
「やめろ言及すんな」
「これでまた賑やかになるね!」
「あんまり気にしてなさそうだからいいんじゃない?」
「よくねえよ」
太ったんじゃなくて、繁殖してた。っていうか茶色い人相悪い方がメスで、白い目がキラキラしてる方がオスだったのね。これは意外。逆だと思ってた。
アルパカ小屋を後にして、今度は講堂に来た。
「わー!久しぶりにここに立つとやっぱ広…く、ない?」
「そう感じるのは私たちが少しだけ成長できたからなのかもしれません」
「まだ信じられないもんね…」
「うん…」
「ラブライブの舞台で歌ったなんて…」
「確かに夢のような一瞬ではあったけどね」
「お前は何でもかんでも受け入れるのが早すぎるだろ…」
「おかげさまでこんなんになっちゃったよ」
学校の講堂はそこそこ広いはずなんだけど、いろんなところでライブをしてきたからか広いと思わなくなってきたらしい。そりゃまあ学校の講堂でしかないからね。大きなホールやドームなんかと比べたら大したことない。
そうやってさらっと経験を受け入れてしまうのが僕の長所で欠点だよ。僕の心は躊躇するとか受け流すとか知らないの。
これから覚えていかなきゃね。
もう一度外に出て、大きな桜の木の下。青空と桜の下で9人の歌姫たちが並んで寝転がっていた。写真撮っておこう。
「最初に9人で歌った時も、こんな青空だった。…そう思ってたんやろ?」
「…ええ」
「うちもや」
のぞえりコンビのそんな短い会話が聞こえた。9人揃って初めてのライブの日も確かに晴天だった。ついでに言うと準備が大変だった。正式にではないけど、11人揃ったのもそのライブだった。
「あの日、君が手伝ってくれてなかったらどうなってたのかな」
「さあな。手伝わないなんて選択肢は無かったからわかんねぇよ」
「言うねえ」
恥ずかしげもなく言うもんだね。
まぁ、それだけ誇りある行動だったってことだよね、きっと。
「ありがとね」
「どういたしまして」
何に対してのお礼か、とか。そんなことを聞かなくてもきっと伝わってるだろう。
きっとね。
「最後はやっぱりここね」
「うん!」
色々回って、最後に来たのはいつもの屋上だった。まぁ、僕らの思い出の大半はここにあるわけだしね。
「考えてみれば、練習場所がなくてここで始めたんですよね」
「毎日ここに集まって」
「毎日練習した」
「できないことをみんなで克服して」
「ふざけたり、笑ったり…」
「…全部、ここだった」
ただ練習しただけじゃない。色んなことがここであった。楽しいこともあったし、辛いこともあった。絵里ちゃんがスパルタしに来たのとか、穂乃果ちゃんが辞めるとか言い出したのとか、にこちゃんが兄妹の前でソロライブしたのとか。
本当に、色々あった。
ここで起きたこと全部が今の僕らに繋がってる。ラブライブ優勝者のμ'sへと。
「そうだ!」
「わぁびっくりした」
感傷に浸ってると、急に穂乃果ちゃんが大声を出した。すぐ人の鼓膜を破壊しようとするね君ら。
そのまま屋上から出て行ったと思ったら、バケツとモップを持って戻ってきた。何なの。
「見てて!」
「何をさ」
答えは返ってこなかった。代わりに、穂乃果ちゃんはモップを濡らして屋上の床に何事か書き始めた。
やがて現れたのは。
「できた!」
「…μ'sか」
「なるほどね」
水で書かれた、μ'sという文字。なかなかセンスのあることするねぇ。
写真撮っておこう。
「でも、この天気だからすぐ消えちゃうわよ?」
「…それでいいんだよ」
「え?」
「残らなくていいってことでしょ。僕らが見た。僕らだけが見た。他の誰にも見られることのない、僕らだけのμ'sだよ」
「うん、そういうこと」
すぐ消えるものでいい。
僕らだけに見える証であれば、それがいい。
「「「「「「「「「「「ありがとうございました!!」」」」」」」」」」」
最後に全員で、屋上に向かって頭を下げた。日差しは直撃するし、雨が降ったら使えないような場所だったけど、僕らにとって唯一の練習場所。
1年間、ありがとう。
「…この部屋ともさよならだね」
「…そうね」
屋上から正門に戻る前に、僕とにこちゃんは部室に立ち寄った。にこちゃんの私物がほぼ撤去されて、かなり殺風景になった部屋。1年生の時に、初めて部室に入ったときの景色に似ていた。
「パソコンは置いていくの?」
「うん。データはHDDに移したし、ある程度資料も残してあるから。単純にパソコンあった方が便利だろうしね」
「太っ腹ねぇ」
「お金はあるからね」
元々は僕の私物であるデスクトップパソコンは部に残すことにした。誰かがいちいち持ってくるより楽でしょ。
「色々あったねぇ」
「ほんとにね。アイドル研究部を作って、みんな辞めちゃって、2人になって」
「ずっとここに居た気がするね」
「実際ずっとここにいたでしょ。お昼も放課後も」
「にこちゃんがダンスの練習したり勉強したりしたしね」
「茜はこっそり人を集めようとしたりしてたわね」
「そんなにこっそりやってなかったと思うけど」
懐かしい記憶だ。
僕ら2人は、僕ら2人だけが、この部室に3年間いた。みんなの三倍くらいここにいて、その分だけ思い出があった。
正直辛い思い出もたくさんある。
でも、それをひっくり返すレベルで楽しいことが降り注いできた三年目だった。
「ありがとね、茜。いつも側にいてくれて」
「こちらこそありがとうにこちゃん。いつも側にいてくれて」
「同じこと言うんじゃないわよ」
「いいじゃん。同じこと思ってるなら」
昔よく座ってたみたいに、にこちゃんが窓際の席に、僕がその隣に座る。今はみんなが好き勝手座るからこうして座ることもなくなったけど、やっぱりこの位置が一番しっくりくるね。
「楽しかった?」
「楽しかったよ。もちろんにこちゃんがいてくれたし」
「私のおかげってわけでもないでしょ」
「にこちゃんのおかげだよ。にこちゃんがいなかったら僕は今ここにはいないんだから」
「はぁ…茜は変わらないわね」
「結構変わったつもりなんだけどな」
「根っこの部分が変わってないのよ。恥ずかしいことも惜しげもなく言っちゃうところとか」
「恥ずかしくないもん」
「ふん」
「あぼん」
チョップが飛んできた。痛いよ。いやいつもに比べたら控えめだけどさ。でも痛いもんは痛いよ。
「…私は変わったかな」
「にこちゃんも変わらないよ。今日もいつも通りかわいい」
「そうじゃなくて!」
「かわいいこと自体は否定しないのね」
さすがにこちゃん。
「中身の話よ!」
「わかってるよ。ちゃんとにこちゃんも変わったよ」
「例えば?」
「人に頼れるようになった。人を信じられるようになった。一人で全部やろうとしてた昔より、ずっと魅力的になったよ」
「…魅力的とか言うんじゃないわよ」
「なになに何か言った?」
「うっさい!」
「へぶっ」
にこちゃんだって大人になった。もちろんまだ強情なとこもあるけど、随分ゆるくなったと思う。ばっちり魅力的になってるよ。
だから正拳突きはやめてください。
「みんな大きくなったよ」
「背は伸びなかったけど?」
「そうではなく」
背の話は禁止。僕もにこちゃんも不幸しかない。
「精神的に。みんなそれぞれ何かを乗り越えてここまで来た。だから優勝できたんだと思うし、こんなに晴れやかなんだと思う。μ'sのみんなは僕の誇りだよ。きっと、この先の人生でもずっと」
「…そうね。誇らしいわ」
「だから、胸を張って出ていこう。ここに何も残らなくても、いや残らないからこそ、僕らは忘れないから」
感傷に浸るのもここまで。
もう僕らはこの部屋の住人じゃなくなる。それでいい。ここで過ごした日々は、僕らの誇りだから。
「さあ、行こうか、にこちゃん」
「うん」
「「ありがとう、僕ら(私たち)の部室」」
2人で、手を繋いで、部屋から出る。
『見なさい茜!私たちの部室よ!!』
『僕が申請したんだけどね』
『ここから始まるのよ!私の宇宙ナンバーワンアイドル活動が!!』
『うん、頑張ろう』
『さあやるわよ!まずは日本一!!』
『スタートから目標がでかいよ』
走馬灯のような、懐かしい景色が見えた気がした。
「…叶ったよ、にこちゃん」
「…うん」
それだけ言って、部室の扉を閉める。
そのまま振り返らずに歩き出す。
もう、ここに思い残すものは無い。思い出も持って帰ろう。
先に進む覚悟はできているから。
そして、正門。
みんな思い残すことは無いみたいだ。そんな顔をしてる。
「じゃあ、行くわね」
絵里ちゃんの一言で、遂に正門から一歩踏み出
ぴろん。
「…花陽ちゃん、このタイミングでそれは」
「何よ、こんな時に」
「ご、ごめん…」
「まったく、いつまで経っても緊張感のねぇグループだ」
「うぅ…」
踏み出そうとしたら花陽ちゃんの携帯から緊張のカケラもない着信音が聞こえた。ほんとにもう。肝心なところで横槍が入る。
しかも内容を確認するらしい。後でやんなさいよ。
「え…ええええええええ?!?!」
「花陽?」
「どうしたのよ?」
「うーん嫌な予感しかしない」
さらに絶叫までし始める花陽ちゃん。これはなんかめんどくさいことに巻き込まれるパターンだ。早く出ようよ。僕個人としてはさっさと卒業してにこちゃんに告白したいんだけど。
しかし状況が許してくれない。
「大変です!!」
「どうしたの?」
「ここでは言えません!!部室に戻らなきゃ!!」
「えええ?!」
「いやそうはならんでしょ」
「実際にそうなってるが…」
何故かとんぼ返りする花陽ちゃん。しかも穂乃果ちゃんを引っ張っていってしまった。いやもうここで言いなさいよ。早く帰ろうよ。
「ちょ、何なのよいきなり!」
「んーなになにー教えてー!」
「の、希?!」
「おいこらー」
希ちゃんが追いかけていってしまった。この悪ノリ大魔女め。
「はぁ…追っかけるしかないかぁ。創一郎」
「おうよ」
観念して創一郎に乗せてもらう。こうなったら追いかけて何が何なのか突き止めなければ。
「今度は何ですか?!」
「にゃー!!」
「まだ終わってないってこと?」
「なにそれ意味わかんない!」
「行って確認するしかなさそうね!」
「みんな楽しそうだねぇ…」
「ちょっとぉ!今日卒業式なのよ?!」
「まったくだ…本当に、緊張感のカケラもねぇな」
「うわわわわ!…よーし、みんな続けー!」
「よーしじゃないんだよなぁ」
「良くはないが、これがμ'sだろ」
「間違いないね」
何が何だかわかんないけど花陽ちゃんを追いかける一同。本当に何なんだ。
でもまあ。
タダでは終わらないのがμ'sなのかもね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ついにアニメ二期完結です。長かったような、短かったような…いろんなオリジナル回を挟んだせいで異様に長くなってしまった気もしますが、無事ここまで来れてよかったです。穂乃果ちゃんの走馬灯シーンの代わりに本作の主人公&メインヒロインの走馬灯を少しだけ入れました。死ぬわけじゃないんですけどね!
そしてご想像の通り、劇場版もちゃんと書きます。グローバル人材の波浜君がいるからアメリカも安心!!(フラグ)