笑顔の魔法を叶えたい   作:近眼

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ご覧いただきありがとうございます。

前回からも!また!!お2人!!お気に入りしていただきました!!ありがとうございます!!もう二期も終わったのに本当にありがとうございます!頑張ります!!!

というわけで劇場版です。そういえばドーム大会は劇場版の後の話だったなー、ラブライブ本戦がドームがどうのって言っちゃったなーと反省してます。

だから私は考えました。

気にしないことにしよっ☆

そう、これが自己満クオリティです。細かいことは気にしない!


というわけで、どうぞご覧ください。




おばかさんと一緒に渡米、何も起こらないはずはなく…

 

 

 

 

 

はい、どうも皆様。波浜茜です。

 

 

卒業するかと思ったらそんなことはなかったよ。

 

 

いや卒業自体はするんだけどね。一筋縄ではいかないってそういう話。

 

 

「ドーム大会です!!」

「「「「「「「「「ドーム大会?!」」」」」」」」」

「アキバドームかぁ。あそこ照明大変なんだよな」

「そこ心配するのは茜くらいよ」

「同業者の皆様も心配してるよ」

 

 

というわけで部室なう。

 

 

「そうです!第3回ラブライブが、アキバドームでの開催を検討してるんです!!」

「なんだまだ検討してるだけか」

「十分だろ」

 

 

決定ではないんだね。いや今の人気ぶりを見たら勢いで決定しそうなレベルだけど。

 

 

「アキバドームって、いつも野球やってる?」

「野球以外もやってるよ」

「あんな大きな会場で?!」

「まあ大きいのは間違いないね」

「私たち出場できるの?!」

「いやいや、うちらはもう卒業したやん」

「今月まではまだスクールアイドルでしょ!!」

「初めて聞いたけど」

 

 

月末までは高校生っていうやつはスクールアイドルにも適用されるの。

 

 

そんな感じでわちゃわちゃしてたら、部室に理事長さんが入ってきた。いらっしゃいませ。

 

 

「やっぱりここね」

「お母さん?」

「その顔は聞いたみたいね。次のラブライブのこと」

「聞いたっていうか見たんですけどね」

「はい!本当にやるんですか?!ドームで!!」

「聞いてる?」

「まだ確定ではないけどね。だからその実現に向けて、前回の大会優勝者のあなた達に協力してほしいって今知らせが来たわ」

「あっはい聞いてないですね」

 

 

いつも通りのスルーでむしろ安心したよ。泣いてなんかないよ。ぐすん。

 

 

まあぶっちゃけ僕の話なんて余計なことだから聞かなくてもいいんだけどさ。

 

 

「理事長さん、そのエアメールは何なんです。僕らに海外に行けとでも言うんですか」

「ふふ…察しがいいわね、波浜くん」

「それって…」

「まさか!!」

「不安しかない」

 

 

理事長さんが持っていたのはまさかのエアメール。

 

 

つまり海外から僕らにご連絡が来たのだ。

 

 

 

 

 

 

 

要するに。

 

 

 

 

 

 

 

外国まで来てくれってこと。

 

 

 

 

 

 

 

大丈夫かこれ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「というわけで空港きました」

「おい」

「以前メルボルンに連行されたときのパスポートがあってよかったぞ…」

「急な話だったもんねぇ。みんなパスポート持っててよかった」

「おい」

「ちょっと茜!あんた空港詳しいでしょ、早く案内しなさいよ!」

「まあ確かに何度も使ってるから詳しいけどさ」

「おいお前ら」

「海外行くのは初めてだけど、茜くんみたいに海外に慣れてる人が一緒なのは安心できるね!」

「そりゃねー」

 

 

空港に来たはいいけど、一部迷子になりそうで不安だ。真姫ちゃんはもちろん、絵里ちゃんや希ちゃんも飛行機乗ったことあるらしいけど、この空港に詳しくなるほど乗ってはいないだろうね。

 

 

僕は詳しくなるほど乗ってるよ。有名人だもん。海外でもね。よく個展とか開くからねぇ。

 

 

 

 

 

 

 

「おいッ!!!」

「どうしたの桜。公共の場で叫ぶもんじゃないよ」

「そうだよ桜さん!あんまり大声出すと迷惑だよ!」

「やかましい!!何で当然のようにお前らが同行してんだ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

そうそう、言い忘れてたけど。

 

 

桜もいるよ。

 

 

海外でライブイベントなんだってさ。桜は顔出ししないけどライブはやるからね。どうやってんのか知らないけど。

 

 

「いいじゃん、どうせ行き先同じなんだし。便も一緒なんだし。一緒に行こうよ」

「解せん…!そんな偶然あるか…!」

「はっはっはっ、そんなん言わなくてもわかるでしょ。絶対天童さんがなんかやらかしたんだよ」

「あの人帰国したら殺す」

「すぐ殺すとか言う」

 

 

まあ、同じタイミングで同じ場所に同じ便で行くなんてそうそう有り得ないよね。絶対天童さんが何かした。むしろこの場に天童さんが居ないのにびっくりだ。

 

 

「俺がいないのはおかしいと思ってるな…?」

「いるんですね」

「殺します」

「待ってー待ってー空港は警備厳しいのよー」

 

 

居たわ。

 

 

ふつーに居たわ。

 

 

いないわけなかった。

 

 

後ろにいつのまにかいるのやめてもらえませんかね。怖い。

 

 

「天童さんもアメリカに用事っすか」

「当然よ。流石にお見送りだけでこんなところまで来ないさ」

「来そうですけどね」

「来ないよ?」

「アメリカで何かするんですか?」

「そりゃ俺なんだから舞台さ。脚本家だぞ?」

「そういえばそうでしたね!」

「そういえば…だと…?」

「誰も覚えてないですよ」

「うちは覚えてるよ!」

「まあそれは希ちゃんだし」

「うちも特別枠なん…?」

「酷いよ茜くん!!」

「今のダメなの?」

 

 

希ちゃんも黒幕属性じゃん。

 

 

「あーもう…アメリカなら静かで居られると思ってたんだがなぁ…」

「はっはっはっそんなの俺が許すわけねえじゃん」

「アメリカのどこが一番治安悪いんすか?」

「えっなんでそんなこと聞くの…?目が覚めたらスラムにいたとかシャレにならないよ桜クン。肝臓取られちゃう」

「ひぃ…」

「天童さんそんなホラーなこと言わないでください。そういうのダメな子もいるんですから」

「事実を言ったまでさ!!」

「なんでそこでドヤ顔するんですか」

 

 

急に臓器売買の話とかされたら一部の子がビビっちゃうじゃん。ほら、見知らぬ土地に行くってだけで軽くブルってる海未ちゃんが青ざめてる。よくない。

 

 

「まあいいじゃねえか。俺がいるということは、明るい未来が保証されてるってことだぜ?」

「その間に波瀾万丈がありそうなのが怖いんですよね」

「………………ソンナコトナイヨ?」

「何ですか今の間」

 

 

絶対なんかやらかす気だこの人。

 

 

「さあさあこんなところで立ち止まってないで!出国審査に手荷物検査もしなきゃならんのだからのんびりしてる場合じゃないぜ、ターミナルまでは行っておかなきゃ後で焦るぞ!」

「急にまともなこと言い出した」

「いつもまともだるぉ?!」

「天童さん、毎回つっこんでたら話が進みませんよ」

「うぐっ、ごもっとも…」

「希ちゃんによる痛恨の一撃」

「…なあ、天童さんってあんなに物分かりよかったか?」

「どうだろう。天童さんのことだからわかんない」

「まぁ、そうか…」

「何納得してんだてめーら」

 

 

天童さんはいつも何考えてるかわかんないもん。

 

 

でも、あんまりのんびりしてるわけにもいかないっていうのは正しいね。早いとこ諸々の手続きは済ませておこう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

というわけで。

 

 

アメリカ到着。

 

 

その次はホテルに移動だね。へいタクシー、僕らをホテルまで。

 

 

「絵里!大丈夫なのですか?!」

「平気よ。そのメモ、運転手さんに渡して」

「しかし、穂乃果たちには桜さんが、絵里たちには茜がいて英語が通じるのにこちらには創一郎しかいないんですよ?!」

「そ、創一郎…()()…だと…」

「ちょっと海未ちゃん創一郎がガチ凹みしてる」

「海未ちゃん、次の人待ってるから!」

「乗るにゃー!」

「ああっちょっと!」

 

 

海未ちゃんがすこぶる不安そうだったけど、まあ大丈夫でしょ。行き先みんな同じだし。天童さんもいるし。ん?天童さんはどこ?

 

 

「ほら茜、助手席!」

「あー僕が助手席なのね」

「当たり前じゃない。私より英語得意でしょ?」

「真姫ちゃんより賢いとなると医者にならざるを得ない」

「賢いとは言ってない!」

「それはそれで酷くない?」

 

 

色々言われつつ僕らもタクシーに乗る。天童さんほんとどこ行ったんだろ。

 

 

「…まあいっか。それよりも海未ちゃんが心配だねぇ。変なとこ連れて行かれないかって騒いでそう」

「騒いでると思うわよ?天童さんも変なこと言ってたし」

「だよねぇ。正規のタクシーならちゃんと目的地に連れてってくれるんだけどねえ」

「それよりも桜さんが当たり前みたいに穂乃果ちゃんたちと同じタクシーに乗ってたことがびっくりなんやけど」

「まあ桜はツンデレだし」

「行き先も同じだし。都合よかったんでしょ」

 

 

このタクシーに乗ってるのは僕とにこちゃん、真姫ちゃん、希ちゃん。海未ちゃんチームは海未ちゃんとことりちゃん、凛ちゃん、創一郎。穂乃果ちゃんチームは穂乃果と桜、花陽ちゃん、絵里ちゃん。適当に分けたらこうなった。適当すぎない?

 

 

「しかしまあ、外国から呼ばれるなんて名誉なことだねぇ」

「そうよ!名誉なことなの!!」

「にこちゃんうるさい!」

「理事長さんはこっちのテレビ局がスクールアイドルを紹介したいから音ノ木坂にオファーがあったって言ってたんよね」

「海外まで名前が届くなんてさすがに思わなかったよ」

「アキバドームの収容人数は第2回決勝会場のおよそ10倍よ!」

「10倍…?!そんなに大きいの?!」

「日本最大級だもんねぇ。だからこそ、さすがに今の実績だけじゃ押さえにくい」

「それでこの中継でさらに火をつけて、ドーム大会への実績を作ろうってことやね」

「もし実現したら私たちも呼ばれるかも…!!」

「僕らは卒業してるよ」

「いいのよ!!」

「いいのかい」

 

 

とまあ、海外遠征の要項はこういうこと。ドーム大会実現に向けてのアピールなわけだね。次世代のためにも頑張ろう。

 

 

普通にみんなで渡米とか楽しいしね。

 

 

「でも旅費も宿泊費も出してくれるんだから快適極まりないよね」

「毎年こうやって呼んでくれないかしら」

「さすがに無理じゃないの。優勝したら来れるかもしれないけど」

「頼んだわよ真姫ちゃん!」

「うぇえ?!次に私たちが優勝してもにこちゃんには関係ないでしょ!」

「OB代表よ!!」

「横暴すぎない?」

 

 

引退する人はおとなしく出て行こうよ。

 

 

ふと外を見たら高層ビル群が見えてきていた。もうすぐ到着かな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「……………へ?」」」

「…おい」

「これがホテル…ですか…?」

「何か違うような…」

「お化け屋敷みたいだにゃー」

 

 

こちら滞嶺。

 

 

ホテルではなく廃墟に着いた。

 

 

…………は?

 

 

「あああ!!!」

「どうしたの?!」

「聞いてたのと名前が違う!!」

「「えええええ?!?!」」

「何もやらかさないわけはなかったか…」

 

 

額に手を当てて天を仰ぐ。まあ、穂乃果だもんな。やるよな。いややるとは思ったが自体が深刻すぎるだろ。

 

 

仕方ねぇな。

 

 

「ほんとはこんな名前だったはず…」

「凛、マップ出せるか」

「え?スマホでいいなら…」

「スマホでいい。出してくれ」

「うん」

 

 

スマホのマップで正しいホテルの位置を確かめる。だいぶ遠いじゃねぇかおい。

 

 

だがまぁ、日本と違ってここは土地が平らだ。おまけに道が広い。

 

 

 

 

 

 

ならば。

 

 

 

 

 

 

1,000kmくらいなら走れる。

 

 

 

 

 

 

「お前らこっちこい」

「創一郎、今それどころじゃ…わあああ?!」

「えええっ、創ちゃんまさか?!」

「にゃあああ!そ、それは流石に!」

「うるせえ黙ってろ、舌噛むぞ!」

 

 

 

 

 

 

 

3人を抱えて、走り出す。

 

 

ゆっくり加速すれば首が折れたりはしないはずだ。風圧は我慢してもらうとして、スーツケースは風圧に持ち上げてもらうとして、3人の人間と4人分の荷物を持って俺は走り出した。

 

 

もちろん普通に走るんじゃない。歩道より、車道より、更に早く進む道がある。

 

 

「いやぁああああ!!そっ、創一郎!!飛ん、飛んでますよおおおお?!?!」

「飛んでねぇ。跳んでるんだ」

「いいいいくらビルが多いからってえ!」

「屋根の上を飛んでいくのは反則だし怖いにゃああああ!!!」

「飛んでねぇ」

 

 

それは、空路。

 

 

幸い丈夫そうなビルは腐るほどある。足場には困らない。最短最速でホテルに直行してやる。

 

 

その後穂乃果に説教だ。

 

 

 

 






最後まで読んでいただきありがとうございます。

相変わらず巻き込まれる水橋君。相変わらず巻き込んでくる天童さん。相変わらず破天荒な滞嶺君。相変わらず不憫な波浜君。いつも通りです。
ここからが本番ですからね!!
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