転生したら何故か親友がTSヤンデレ勇者に生まれ変わって求婚してくるんですけど!?   作:エスト瓶

11 / 65
ヒロイン紹介が終わったと言ったな、あれは嘘だ

戦闘描写が雑です


アーシャの実力と狂気の第二王女

「王よ、召喚された勇者の力を見たいので死合(誤字じゃありません)をしても?」

 

ゆっくりと王の方に視線を向けるアーシャに強ばった表情で小さく頷いた。彼女の視線には「断れば今ここでお前を殺す」と言った意味を含まれた視線を向けられていたのだ。アーシャが小さく指を鳴らすと周囲に結界が張られた、恐らくは周囲の強度を上げる結界の類だろう

 

「さて、何分お前は持つかな?」

 

「糞が!舐めるなよ、雑魚キャラがよ!」

 

完全に先程までの爽やか系のイケメンの雰囲気は無くなり、口調も荒々しい物に変わっていた。恐らくはあれが彼の本来の性格なのだろう

 

「王の財宝!」

 

勇者の後ろに黄金の波紋が幾つも現れ、そこから剣や槍と言った武器が現れる

 

「死ねぇ!」

 

一斉に放たれ、アーシャに目掛け飛んでくるが彼女は1歩も下がること無く、一番最初に飛んできた剣を掴みとり二撃目の攻撃を掴み取った剣で迎撃する。勇者から放たれた武器は数百を越えていたがアーシャは顔色を変えること無くその全てを破壊する

 

「凄い…!」

 

その光景に俺は見惚れていた。一撃一撃が死に至る攻撃を彼女は難なく破壊していく、英雄とはまさにああ言うのだろうと俺は思った

 

「チッ!糞神が!使えないもん渡しやがって!」

 

攻撃を続けながら勇者は自身の近くに波紋を出し、そこから1本の剣を取り出した。それは生前でよく見た武器だった

 

「……エクスカリバーか」

 

何故転生者は王の財宝やエクスカリバーや無限の剣製を望むのだろうか?自分の力で成り上がろうとは思わないのだろうか?

 

「テメェもこれで終わりだ!エクス……」

 

「お前遅すぎ」

 

「なっ!?」

 

剣を構える勇者にアーシャは先程まで迎撃に使っていた剣を捨て、一瞬で勇者の目の前まで接近し勇者の両腕を手刀で切り落とした

 

「お前には過ぎた力だよ」

 

切り落とされた腕からエクスカリバーを取り上げるとそのまま真っ二つに折り、スキルで粉々に砕いた

 

これが本物の勇者の力ならそれは何と恐ろしい事だろう。昔読んだ本には勇者一人で国を一つや二つ落とせる程の力があると言われている

 

彼女は先程までの戦闘では一切その場を動かずに数百の攻撃を難なく破壊し、一瞬で相手の懐に飛び込み手刀で相手の両腕を切断した。恐らくは1/10の力も出ていないだろう。もし彼女が敵になった事など考えたくない

 

「ふぅ、色々と考えさせるな……?」

 

不意に何処からか視線を感じ、周囲に視線を向けるが何処にも気配が無い。騎士団に入隊してしばらく経ってから何処からか視線を感じる事がよくある、近くに気配が無いことから魔法で覗かれているのかと考えたが魔法の痕跡も見当たらなかった。あの視線の正体は何なんだ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第二王女side

 

うふ、うふふふふふふふふふふ、私(わたくし)の勇者様勇者様勇者様勇者様勇者様勇者様勇者様勇者様勇者様勇者様!

 

もっと私に気が付いて!もっと私を見て!私の勇者様、今日は貴方を間近に見れて私はとても幸せですわ!もし、ここにお父様や女勇者が居なければ私は貴方をその場で押し倒していましたのに……でも良いのです!私は勇者様のお姿を見れれば幸せですわ!

 

ふぅ、それにしてもお父様が新しく召喚された勇者は大ハズレですわね。何と言うか顔だけで成り上がった感が物凄いですし、何よりもつまらないですわ

 

(スキル・タクティカルスコープ)

 

 

【名前 佐藤創】【 性別男】

 

 

【レベル 1】【 クラス 勇者】

 

 

 

【筋力A】【魔力A】【敏捷A】【耐久A】

 

【スキル 王の財宝、エクスカリバー、無限魔力、状態異常無効化、作成、万能の知識、無詠唱】

 

彼女の前に勇者のステータス画面が現れる。それは本来なら見える筈の無いスキルまで彼女には見えていた。そして彼女は慣れた手つきで作業を始めた

 

(スキル・剥奪者)(スキル・改変者)

 

今のあの男には過ぎた力ですね。ですから私が全部【貰いましょ♪】良いですよね?

 

王女のスキルは特別なスキルにより、1日1回が限界だがそれすらもデメリットにならない程な強力なスキルだった

 

【剥奪者】は視界に捉えた者のスキルを奪う事が出来るスキル、奪われた者はスキルが無くなると言う恐ろしい事態になる

 

【改変者】は視界に捉えた者のステータスを任意で変更する事が可能で自身よりも低いレベルの物に対して発動できる

 

【タクティカルスコープ】視界に捉えた者のステータスやスキルを見る事が可能になる

 

王女のスキルにより勇者の欄から全てのスキルが消え去り、勇者のステータス欄の全てがオールEに変えられてしまった

 

ふふ、お父様にはそのお人形を上げます。存分に可愛がってあげてくださいな♪

 

新しく手に入ったスキルに第二王女は笑みを更に深め、両腕を切り落とされた勇者を花の様な笑みで見つめた

 

これも全ては私の勇者様の為ですわ♪踏み台になってくれた事に感謝しますわ♪




この国で最も危険なのは姉でも勇者でも無く、第二王女です
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。