転生したら何故か親友がTSヤンデレ勇者に生まれ変わって求婚してくるんですけど!?   作:エスト瓶

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イクス君出張編です


イクス君のお仕事と厄介事

どうもイクスです。今俺はあの馬鹿隊長の命令で帝国に来ています。何故俺が帝国に来ているかと言うと最近世間を賑わせてる奴隷商人達が次に行う場所を特定し、現地の帝国兵と協力して捕まえてこいよと言われ、放り出されてきました。いや、いや普通は他国の事情に首を突っ込むのはどうかと思うんだけどな、どうやら第二王女様が帝国の皇帝と話をつけたらしいので何故か自分が派遣されました。まあ、王国でも奴隷商人に拐われた者も居るので見過ごせないので良いんだけどな……

 

「帝国も王国とそんなに変わらないな。街並みは俺的には帝国の方が好きだけど」

 

よく小説や漫画では何かと帝国が敵になる事が多いが所詮は創作物に過ぎなかった。確かに治安的な意味では王国より帝国の方が悪いがそれでも人々が笑顔があるのは確かなのだ。それに市民からはよく王族の話を聞いたりと民からの信頼も厚い。それと何でも帝国には四天王の様な者達も存在してるとか?

 

さて今回の任務は長期任務になる為に隊長から多目に渡された資金だが余り使いたくないので適当に安宿を探す事にするか。それと今回の任務に当たって王国を離れる際に姉さんとアーシャが大泣きして離してくれるまでに丸1日の説得が続いた。いや、姉さんはそろそろブラコンを卒業しようよ?姉さん程の美人なら男なんて選り好み出来るのに……、まあそんな事を言えば俺は姉さんに愛の鞭と言う名の地獄の訓練が待っているだろうけど、そして帝国に来てからも例の視線は消える事は無かった

 

「帝国の名物と言えば魔法学校か?」

 

帝国には魔法を学ぶ為の学舎が存在する。前世で言う所の学校だろう、毎年多くの受験生が色んな国から集まるのはある意味お祭り騒ぎだ。王国やその他の国は魔法学校は無い為に必然的に帝国に魔法使いの卵が集まるのは仕方の無いことだろう

 

そもそも魔法は誰にでも扱える物では無い、魔法使いに必要なのは魔力と才能だ。才能があっても魔力が無ければなれないし、その逆もまた同じだ。だから王国でも魔法使いは貴重な戦力として数えられている、最上級魔法を扱える者は国から優遇される程に

 

そしてスキルも同じだ、スキルは産まれ持った才能であり、似た様な物はあれど同じ物は一切無い。そしてスキルを多く持つ者ほど優秀と言われる。先代勇者でさえ8保有する程の持ち主だった

 

「ん~、粗方見回ったけど特にこれと言った目新しい物は見当たらなかったな」

 

まあ、当たり前か。こんな白昼堂々と人拐いが起きていたら帝国の兵達は何をやってるのだと怒鳴りに行っている所だ

 

「でさ、先生がな」

 

「全く兄さんは!」

 

「はは、本当に面白ぇな」

 

前方から歩いてくる魔法学生に視線を向けるとグループで買い物でもしているのかワイワイと騒ぎながら歩いてるのが目に入った

 

「…………」

 

その集団の中でも1番目だったのは黒髪黒目の少年だった。アリアの情報に乗っていた人物の特徴と合い、その隣の少女の腕辺りには上手く隠せているが枷の跡もあった。そして気配を探れば彼等の周囲には人とは如何なる気配も感じ取れた。恐らくは使い魔の類だろう、今は彼等と関わりたくないのでそのままスルーさせてもらおう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アイツ……」

 

「ん?どうかしたのか?ルー」

 

「いや、何でも無い」

 

ルーと呼ばれた使い魔は先程までのイクスの視線に気が付いていたが何か思い当たることがあったようだ




転生者の中でアーシャ→越えられない壁→イクス→巻き込まれ君→越えられない壁→男勇者です
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