転生したら何故か親友がTSヤンデレ勇者に生まれ変わって求婚してくるんですけど!?   作:エスト瓶

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よし、次からはイチャイチャ回だ!(白目)


女勇者VS双子殺人鬼 下

そこからはまさに一方的だった。放つ魔法や技を全て相殺し、アーシャが放つ技を一方的に受けた双子は既に死に体になっていた

 

「どうして?僕達はお嬢様から産み出された最高傑作なのに!」

 

「許さない!貴女だけは絶対に許さない!」

 

「………」

 

倒れ付しても尚も睨み付ける双子にアーシャの瞳には感情が宿っていないかの様な視線で剣で構える。そしてアーシャから放たれる全力で剣を双子目掛けて振り下ろそうとした瞬間だった

 

「もう良いだろ?」

 

イクスが双子を庇う様にして振り下ろされた剣を受け止めていた

 

「…………」

 

「確かにこの二人がやった事は許されないけどさ、それでも戦う力が無くなった子供を殺すのはどうなんだ?」

 

「……退いて」

 

「悪いけど退けないな。生憎と俺は偽善者なんでね?目の前で戦う力が無くなった子供を殺す勇者を放置できないんだよ」

 

「……その双子はまた同じ事をする。だから今の内に殺した方が良い」

 

「確かにな。今のこの双子を黙って放置するとまた同じ様に殺すかもな?でもさ、勇者が子供を殺すのはどうかと思うんだよな!」

 

剣を跳ね退けたイクスは懐から青色の液体が入った瓶を双子の方に放り投げた

 

「それ飲んだらさっさと帰れよ。今回は目を瞑ってやるから」

 

「何で僕達を助けるの?」

 

「私達は貴方を殺そうとしたのに……」

 

「だってお前達が殺した人間は全部何かしら罪を犯した奴等だったろ?騎士団としては面倒な事が減った事には感謝してるが、それでもお前達子供が行ったと心苦しくてな」

 

苦笑を浮かべながら答えるイクスに双子は何処か驚いた表情を浮かべていたがすぐに消し、落ちている瓶を拾い上げて中身を全て飲み干した

 

「……おにーちゃんは不思議だね。僕達みたいな壊れた人形に優しくするなんて」

 

「はは、当たり前だろ?子供に優しくするなんて当たり前の事なんだからな」

 

ナデナデと頭を撫でてあげると二人は頬を染めながらもイクスのナデナデを目を閉じながらも感じていた

 

「よし、お前達は帰れ。この事は俺が報告しておくから、それと今後こんな危ない事はするんじゃないぞ?」

 

「ふふ、僕達を誰だと思ってるの?」

 

「私達は暗殺者よ?危ない事なんて今後も沢山あるわよ」

 

「それでも危険な事はあまりするなよ?」

 

「……分かったよ。おにーちゃんのお願いなら聞いてあげるよ」

 

「全くレディーに対する態度じゃないわね」

 

「はは……」

 

「今回は帰るけど今度は僕達に付いて来てよね?」

 

「多分な」

 

「むぅー!良いもん!今度はお嬢様と一緒に来るもん!」

 

「兄様、帰る準備が出来ましたよ?」

 

「それじゃあまたね!おにーちゃん!」

 

「今度はお嬢様も連れてくるからね!」

 

眩しい光と共に双子の姿が消えると共に先ほどまでの空間が消え去り、先程と同じ路地裏に戻っていた

 

「……何で止めたの?」

 

いつの間にか元の姿に戻っていたアーシャの声には怒気が含まれていた。まあ怒るのも無理は無いけどな

 

「言っただろ?俺は偽「嘘つかないで!春人がそんな事するわけ無いだろ!」……」

 

「知ってる?私が何れだけ春人の事が心配してたか?突然目の前から消えて、僕の唯一の心の拠り所だった場所が無くなった気持ちが分かる!?」

 

「アーシャ?何を……」

 

「あの双子に狙われていた時の春人を見て僕の頭の中が真っ白になったんだよ。また春人が僕の前から消えるのかって?」

 

「お前……まさか!?」

 

「でも、もうそんな事はさせない!僕の春人を誰にも渡さない!例え世界がどうなろうと関係無いよ。だからね、春人……」

 

あり得ない力でアーシャはイクスの腕を掴み、壁際に押さえ付け顔を近づける

 

「僕の側から離れないでね?じゃないと君以外の生物が死んじゃうからね♪」

 

そしてアーシャと交わした2度目のキスは口の中に血の味しかしなかった




今回物凄い強引に終わらせてしまった……。そして勇者が闇落ちしかけている……
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