転生したら何故か親友がTSヤンデレ勇者に生まれ変わって求婚してくるんですけど!? 作:エスト瓶
「全く、お父様は何をお考えになってるのでしょ!」
第二王女マリアは先程父親の言葉に相当頭にきたのか普段からは考えられない程の怒気を出しながら怒鳴っていた
「国王様もお嬢様の事を思っての事だと……」
「それは無いわね。あの人が私にそう言った感情を向けた事など一度もないのだから」
「…………」
「はあ、今は一人にさせて」
「畏まりました」
メイドを部屋から追い出し周囲に誰も居ない事を確認し、防音結界を作り、先程までの怒気が嘘の様に消え去り誰に向けるわけでもないく深い笑みを浮かべていた
「ふふ、本当にあの男は私の思う様に動いてくれるわね♪よくあれで国王なんてやっていられるわ」
国王がマリアに伝えたのは魔法学校で毎年恒例の闘技大会があるから代役として代わりに見に行ってこいと言われたので表面上は嫌々と言った感じにしていたが彼女にとってはまたと無いチャンスたった
「帝国には貴重なスキル持ちが居るかもしれませんしね♪そして手に入れたスキルで……フフ」
マリアは何処までも惚れた男に貢ぐタイプの様だった。そしてその対価は男の全て、人権、時間、思考、発言、行動、男の全てをマリアは欲した。己を唯一認めてくれる存在を他の誰にも渡すわけにはいかないのだ
「既に薄汚い雌犬が3匹居ますが関係ありません。私の全てをもって勇者様を綺麗にさせてあげますわ♪」
それから1週間の時間が過ぎ、マリア第二王女は帝国に向かう際に護衛役をイクスに任命し、王国帰還までの間は如何なる理由であろうと決して側を離れる事を禁じられた
「イクス様は闘技大会は見たことは?」
「いえ、自分はありません」
「そうなのですか?では私と一緒ですわね♪」
自分の取って置きの笑みを浮かべるとイクス以外の者達が赤面し顔を背ける。そんな光景を見たアリアは表情は変えなかったが心の中では舌打ちをしていた
「イクス様は今回の闘技大会はどう思われますか?」
「そうですね、魔法使いの卵達がどれくらいの実力を発揮するか楽しみです」
「まあ、そうですの?優秀な者達が居れば良いですね♪」
「はい。そろそろ開会式が始まります。準備をお願いします」
「分かりました♪」
それから間もなく開会式が始まり、マリア第二王女が来た事に生徒達や観客席は大変盛り上がっていたのは言うまでも無い
「お疲れ様でした。大変素晴らしい物でした」
「ありがとうございます♪そろそろ始まりますね」
視線を向けると丁度選手達が現れ開始の合図が聞こえた
(ふふ、精々頑張ってくださいね♪私が欲しいと思う程のスキルを持ってる人達は特にね♪)
(そして優勝者チームには取って置きの【ご褒美】がありますから頑張ってくださいね♪)
この後の展開を考えるだけでマリアの表情は緩み、自身が考えた計画が進めばイクスを手に入れると言う笑みが溢れる
欲しい物は何を犠牲にしても絶対に手に入れるのがマリア第二王女様です
コメントでクラウン家の子供は大丈夫なのかと言うコメントがありましたが大丈夫です。生まれる前に魔法や錬金術で処置し、本来よりも性能や見た目を良くしているのがクラウン家です