転生したら何故か親友がTSヤンデレ勇者に生まれ変わって求婚してくるんですけど!?   作:エスト瓶

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書いていく内にどんどん第二王女様が黒くなっていく!この子もヒロインの一人なのに!


マリア女王の愉快で不愉快な計画 中

(何か退屈ね……)

 

闘技大会を眺めていてもこれと言った逸材は見当たらなかった。確かに中には何人の選手に注目していたがそれもある程度分析したら興味を失ってしまった

 

「次のチームは学校全体が注目しているチームらしいですよ」

 

「そうなのですか?それは凄く楽しみですね♪」

 

どんなに退屈でも暇でも決して顔には出さない。王女としての面子もあるがやはり、好きな殿方に幻滅されたくないのが1番の理由だろう

 

(まあ、どんな相手かは知っていますしね。そしてこれからの展開も……)

 

彼女にとってはこれから起こる事もそしてその先の未来も彼女は知っている。知っているからこそ彼女は何もしない。その未来が彼女にとっては只の余興に過ぎないのだから

 

「あの銀髪の子が居るチームは魔法学校では底辺に居る者達らしいですね。魔力が少ない為に差別を受けたりとか」

 

「まあ!酷いです!魔力だけで人を差別するなんて!」

 

「ローズ王女様の言う通りです」

 

そんな会話をしていると試合が始まる。相手は魔法学校で優等生とされるチームだが難なく優等生チームを倒す所で視線を切った

 

(退屈ね……こんな生も死も無い退屈な試合を見て何を学ぶのかしら?戦いとは【死】が合ってこその争いなのに……)

 

表情だけは微笑みながら試合を眺めてるが既にマリアにとっては試合など頭の中に無かった。そんな暇があれば1秒でもイクスとの距離を縮める方法を考えた方が有効だと思っている程に。その後も試合は進んで行き、遂に決勝戦を迎えた。上級生のチームと銀髪の子が率いるチームがぶつかる事になった

 

お互いのチームは激しい戦いだった。お互い2勝2敗により最後はチームリーダー同士の試合が始まった。お互いの全力で向かい合い、そしてお互いの最後の力を振り絞りぶつかる瞬間、二人の間に何かが落ちてきた

 

「……ふふ、来た♪」

 

誰にも聞こえない程の小さな呟きと同時に落ちてきた物を確認する

 

「我は魔王様に支えし悪魔の一人、ハーゼ!貴様等下等種族を滅ぼす者なり!」

 

ハーゼと名乗る悪魔はその場に居るだけで押し潰されそうな程の空気をまとい、観客席の方に視線を向ける。そしてニヤリと笑うと手をゆっくりと観客席の方に向ける

 

「死ね下等種族共」

 

そう言い放つと手から黒い光線の様な物が飛び出しそのまま観客席の方に当たり爆発した

 

一瞬で会場は大混乱に陥り、観客や生徒達は我先にと出口を目指す

 

そんな光景を見てもマリアは怯える所か少し笑みを深めた。既にこの光景を知っているからだ。そして先程の攻撃も本来なら防がれていた筈なのに彼女が見た光景とは全く違っていた。何故なら本来ならハーゼが放った黒い光線はイクスが防ぐ筈だったのに彼は防げなかった。いや、正確に言うのであれば防げなかったのでは無く【防ぐ事が出来なかった】のである。その理由は目の前の少女の命令のせいである。【如何なる理由であろうと決して側を離れる事を禁じる】この命令によりイクスは一切マリアから離れる事が出来ないのだ

 

「ローズ王女様、今すぐに此処から離れた方が良いです」

 

「大丈夫です。私が先に逃げたとあれば王国の恥です。それにイクス様が守ってくださるのでしょ?」

 

「はい。この命に変えてでも」

 

「なら、問題ないでしょ?」

 

小さく微笑みながら中央に居るハーゼに視線を向ける。既にハーゼの目の前には先程の銀髪の少年と彼の使い魔の天使が対立していた

 

(別に何人死のうが生きようが私には関係ない。殺したければ殺せば良い。ただし私の勇者様に刃が向けば…………)

 

(ふふ、だからせめて足掻いてくださいね。私と勇者様の為にも♪)




第二王女のスキルはこの世界ではチートを越えた何かだと個人的に思うんだよね。後は思考力とか
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