転生したら何故か親友がTSヤンデレ勇者に生まれ変わって求婚してくるんですけど!?   作:エスト瓶

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メイド服のスカートはロングが一番だと自分は思いますね

訂正メイドの水無月さんをツクヨミさんに変更しました


魔王とメイドと吸血姫

城を出てから1か月が過ぎ、俺達は遂に魔王城に到着した。道中に勇者を狙う魔族達が居たがアーシャが一人で全部追い返した。アーシャは異種族には凄く甘いので余程の事がなければ殺しはしないらしい。ただし人間は問答無用で躊躇い無く殺るとの事

 

道中は特にこれと言ったハプニングも無かった。魔王の四天王とか出て来て戦う場面とか想定していたが一切そんな事も無く、順調に魔王が住んでいる魔族の国に到着した。中に入ると魔族の人達が凄いフレンドリーで俺は驚かされた、逆に俺以外のメンバーは特にこれと言った驚きも無く普通に魔王城に向かって行った

 

「お待ちしておりました。勇者様方」

 

魔王城に入ると銀髪の綺麗なメイドさんに出迎えられました。その際に見惚れていたのは言うまでもない。メイドと聞くと時間を止めるメイド、魔王の嫁のメイド、異業種達が作ったメイドを思い浮かべるが目の前に居るメイドは魔王の嫁のメイドを思い浮かべるな。因みに今も昔も前二人のメイドは大好きです!寧ろ目の前に居るメイドさんなら嫁に欲しいです!

 

「おや、私の様な者を欲しがるとは随分と変わった殿方ですね」

 

「え?」

 

クスクス笑うメイドさんに俺は呆けた顔をして居るが周りのメンバーが呆れた様子で此方を見つめていた。つまり……

 

「口説くのは構わないけど用事が終わってからね?」

 

代表として切り出したのはアーシャだったが流石の俺でも顔が真っ赤になるのは分かった。恥ずかしいいいいいいいい!!

 

「ふふ、それでは魔王様が居る所にご案内しますので付いてきてください」

 

「ほら行くよー」

 

「うぅ、穴があったら入りたい……」

 

何で初対面のメイドさんにあんな事を言ってしまったんだ俺は……いや、あのメイドさんが魅力的過ぎるのが悪いんだ!あの銀髪もそうだけど顔も美人だしスタイルも良い、これでモテないと言ったらこの国の男の価値観は可笑しいと笑ってやる

 

「イクスーまた声に出てるよ?」

 

「へ?」

 

視線をメイドさんの方に向けるとこちらには向いてなかったけど耳が真っ赤なのが見て分かった。可愛いなぁじゃなくて!本当にすみません

 

「ここが魔王様が居られる部屋です」

 

しばらく歩くと目的の場所に到着した。そのままメイドさんが三回ノックした後に扉を開けて中に入ると玉座が見えた

 

「遠い所から良く来てくれましたね。勇者様方」

 

玉座に座っていたのは女の人が優しい笑みを浮かべながらこちらに来るように手招きしていた。俺が困惑していると他のメンバーは気にする事無く奥の方に進んでいくので俺も付いて行く事に

 

「魔王様お久し振りです。最後にお会いしたのは3年ぶりですかね?」

 

「ええ、そうですね。貴女が勇者になる為に此処に来てから既に3年ぶりですね」

 

何でこんなにほのぼのなの?普通は殺伐とした雰囲気で決戦前に少し会話をしてから戦いが始まるような……

 

「あ、紹介が遅れましたね。私の仲間のマリア、フル、アリア、イクスです」

 

「皆さん初めまして。私はこの魔王城の主のアーケスト・フェニックスです。アーレスとお呼びください」

 

「フェニックスって事は」

 

「はい、私の能力は不死です。どんなに殺されようと決して死ぬ事はありません」

 

倒せない魔王とかどうやって倒せば良いんだよ……

 

「ここで話すのもどうかと思うので私の部屋で話しましょ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玉座から移動した俺達はアーレスさんの部屋にてお茶会が始まっていた。お茶を淹れてくれたのはさっきのメイドさんだった。名前はツクヨミさん、何でも先祖が魔王に転生した異界の者が日本人だったとか。だからツクヨミさんも相当に強いらしい。強さで言えばアーレスさんの次に強いとか

 

「アーレス入るわよ」

 

お茶会を楽しんでいると突然誰かが部屋に入ってきた。そちらに視線を向けるとゴスロリに身を包んだ少女だった

 

「あら?お客さんが来てたの?」

 

「ええ、勇者様達が訪ねて来てくれたのでお茶会を開いていたのよ。貴女もどう?」

 

「いや、私は遠慮するよ。娘達が待っているからね」

 

二人の会話をしている中、俺はある事が気になった。ゴスロリを着た少女に何処か既視感があった。だけど何処で見たかは覚えて無い

 

「あら?坊やもしかしてあの時の坊やかしら?」

 

一通り会話が終わったのか俺達の方に視線を向けるとゴスロリ着た少女にそんな事を言われた

 

「やっぱり何処かで会ったのか?」

 

「ええ、数年前にね。あの時はお腹が空いて倒れている所に貴方が食べ物を分けてくれて助かったわ」

 

「もしかしてあの時の人か!」

 

言われて思い出した。確かに何年か前に行き倒れていた女の人に食べ物を分けてあげようと思ったら血を吸われたのだ

 

「でも姿があの時のままなんだが……」

 

「ふふ、それはそうだもの。私は吸血鬼なのだから。貴方から分けてもらった血のお陰でここ数年は吸血する必要も無い程に渇きが無いのよ」

 

「はあ……それはどうも?」

 

「ええ。それに貴方のお陰で私も二児の母になれたのだもの感謝しきれないわ」

 

「は?」

 

彼女の言葉に一瞬で部屋の温度がマイナスに突入した。正確に言うのであればアーシャから異常な程の冷気が出ていた

 

「貴方から分けてもらった血が余りにも生命力が濃くて吸収しきる前に身体に入っちゃてね。それで吸収しきる頃には私のお腹の中に子供が出来ていたのよ」

 

「あの子達も喜んでいたわ。貴方が父親だって事にね、帰って来た時には興奮しっぱなしだったわ」

 

「えええええええええええ!!」




知らぬ間に二児の父親になるとかイクス君の女難は凄いとしか言い様がないなぁ(遠い目)

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