転生したら何故か親友がTSヤンデレ勇者に生まれ変わって求婚してくるんですけど!? 作:エスト瓶
知らぬ間に二児の父親になってた。話を聞く限りその子供達は前にアーシャと戦ったあの双子だとか……年齢を聞いてみると4歳だとか。吸血姫さんが得意とする時間を加速させる魔法を使い肉体年齢を14歳まで成長させたとか、どうりで精神が幼いと思った
「別に認知はしなくても良いわよ。私もまさか人間との間に子供が出来るとは思わなかったし」
「いや、流石にそれは……」
間違いとは言え、相手を妊娠させてしまったのだから男として責任は取らなくてはいけないと思う。てか妊娠させて認知しないとか人間として屑だと思ってる
「ふーん、人間の男は女を無理矢理犯して孕ませるのが趣味だって聞いたけど貴方は違うのね」
「いや、それは極一部で殆どの男はちゃんと認知します」
「ならちゃんと認知してくれるのね?」
「はい」
「そう、この【原初の吸血鬼】を貰い受けるのだから覚悟しなさいね?」
「え?」
原初の吸血鬼?それってこの世界で然も力を持っている一人と言われている人物じゃ……
「あ、因みに私って物凄く嫉妬深いから浮気した日には覚えておきなさい。一晩かけて貴方の血を全部抜き取ってあげるから」
呆けているイクスに小さな笑みを浮かべた後に彼女はイクスの頬に手を添えて優しく頬にキスをして部屋から出ようとする
「そうだわ、名乗るのを忘れていたわ。私の名前はシルフィリア・アルカードよ。呼ぶ時はシルフィとでも呼んで、これからよろしくね【旦・那・様】♪」
部屋を出ていったシルフィリアを尻目に部屋の温度はマイナスを突破しイクスは後ろを振り向く事が出来なかった。背中からは6人分もの冷たく鋭い冷気を纏った視線がイクスの背中に突き刺さっていた
「イクス、ちょっと【お話】しようか♪」
「そうですね。私もイクス様と少し【お話】したいですね♪」
「…………【お話】」
「お姉ちゃんは悲しいよ。今日で弟君が消えてしまうから……」
「殿方が人前で口説くのはどうかと思われますが?それと私への言葉は嘘だったと?」
「んー、これは少し【教育】が必要ですね」
「あの、ちょっと待って!」
ジリジリと近付いてくる彼女達にイクスは必死の説得を試みるが全て失敗に終わり、お話と言う名の教育が三時間に渡り続いたとか
「ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!」
「もう、次からは気を付けてね!」
お話が終わる頃にはイクスはその場で土下座をしてひたすらに同じ言葉だけを繰り返していたのは言うまでもなかった
「お母様何があったの?凄く嬉しそうだよ?」
「そうね。凄く良い事が合ったわ。それに貴方達にとっても良いことよ?」
「良いこと?」
「ええ、前に王国で会った人を覚えているかしら?」
「うん!覚えているよ!僕達を作ってくれた人でしょ?」
「もしかしてあの人が私達のお父様に?」
「ええ、あの人も貴方達を受け入れてくれたわ」
「「やった!」」
「ふふ、これからは存分にお父様に甘えなさい」
やったね、イクス君!子供には困らないね!