転生したら何故か親友がTSヤンデレ勇者に生まれ変わって求婚してくるんですけど!?   作:エスト瓶

5 / 65
今回は生前の主人公の死ぬまでの事かな?あと親友登場


生前の思い出

「あ、春人!」

 

少し離れた場所で手をぶんぶんと振りながら笑顔で近寄ってくる男に春人と呼ばれた男は小さい溜め息を吐いた

 

「叫ばなくても聞こえてる。それとあまり外で大声を出すのもどうかと思うぞ?」

 

「あはは、ごめんごめん」

 

「それより何か用事があったんじゃないのか?」

 

「あ、そうだった!春人はこれから暇?暇なら駅前に出来たレストランに行かない?」

 

「んー、別に良いけど。たまには女子を誘えよ」

 

「何で?僕は春人と行きたかったんだけど。もしかして嫌だったかい?」

 

「いや、別に嫌じゃないけどさ」

 

「なら問題は無いね。ほら早く行こう」

 

「ちょ!?腕を引っ張るな!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『うわ、超懐かしい夢だな』

 

先程の光景を何処か遠い目で見て居たのはイクスだった、先程の光景は生前の春人…イクスの記憶の1つだった。転生してからは生前の夢を見る事は無かった筈なのに今日は何故か色々の生前の事が夢で現れてくるのだ

 

例えば幼稚園の頃の夢は初めて親友の奏とであった時の記憶だった。幼稚園の頃は女みたいな名前だって笑われていたのを俺が止めに入ったんだけかなぁ。そこから奏は俺とよく居る様になったんだよな

 

「全く!名前を弄るなんてアイツら最低だな!」

 

「…君は僕を虐めないの?」

 

「虐めるわけないだろ!あ、俺は春人って名前なんだ!よろしくな!奏」

 

「うん、よろしく春人!」

 

何故だかアイツの頬が赤かったのは照れ臭かったんだろうな。初めての友達にどう言った態度で接して良いか分からなかったんだろう

 

 

 

小学生になってから奏は色んな人物に注目されるようになった。女の子からはキャーキャーと黄色い声が飛び交い、男の子から運動や勉強などが出来る事から引っ張りだこだった。

 

「相変わらず他の皆に人気だな」

 

「そうかな?僕的にはどうでも良いんだけど」

 

「全くお前は……」

 

「それよりも今日は春人の家で遊ぶんでしょ?早く行こうよ!」

 

それでも何故か奏は常に隣に居たのだがどうしてだろう?親友としては早く他の友達も作って欲しかったのだが

 

 

 

中学に上がる頃には奏は何処かの小説に出てくる様な完璧超人な爽やかイケメンに成長していた。文武両道、才色兼備と言った言葉がまさに似合う男に成長した奏はこの頃から上級生、同級生、下級生から週に数回告白される事が多くなった。何故か告白される度に俺も同伴させられるのだが何故だ?

 

「あ、あの!わ、私と付き合ってください!」

 

「ごめん。僕には君の気持ちに答える事は出来ないんだ……」

 

「そうですか……」タッタッタ

 

「何であの子の愛の告白を断ったんだ?」

 

「えっと僕には心に決めてる人が居るから……」

 

「へぇー、お前を落とす奴が居るなんてなぁ。誰だ?」

 

「ふふ、内緒」

 

結局その後は奏と一緒に駅前で遊んだけどアイツの想い人って誰なんだろうか?

 

 

 

 

高校に入ると奏の凄さが更に膨れ上がった。ギャルゲーでよく見る展開が自分の目の前で繰り広げられていた。ほんわかした先輩だったりツンデレ同級生、甘えん坊な後輩だったりと言った面子が奏を取り囲んでいた。俺のポジションは完全に親友ポジションに収まりましたよ!やったね!チクショ!

 

「あまり奏を困らせてると嫌われるぞ?」

 

「うっさいわね!馬鹿春人!」ドゴォ

 

「痛った!?」

 

「ふん!」スタスタ

 

「どうしたの!?春人!怪我してるじゃないか!?」

 

「ん?ああ、ちょっと◯◯と言い合いになってな」

 

「◯◯さんが……」

 

「ん?どうかしたか?」

 

「ううん。何でもないよ。それよりも早く保健室に行こう」

 

「ああ、分かった」

 

怪我の原因を教えると小さな声でツンデレの名前をボソッと呟いた後に何かを考える様な素振りをしていたが一体何を考えていたんだろう?

 

 

 

次の日からツンデレの同級生は学校に来なくなってしまった。何でも精神的に不安定になってしまい、学校に行けなくなってしまったらしい。一体アイツに何があったんだ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???side

 

僕は人が大嫌いだ。他の者より変だと感じるとすぐに周囲を囲んでその人物を虐げる。一人では何も出来ない低能風情が……、そんな中で彼は現れた、低能共から僕を救ってくれたヒーローが現れた。彼は何て事も無い様に僕に笑顔を向け、握手を求めてきてくれた。そして僕は彼、春人と友達になった、それからはずっと春人の後ろを付いて行く様になった。小学校の頃に彼から親友と呼ばれた時は涙が出そうな程に嬉しかった。彼はそこまで僕の事を思っていた事に感謝と感激が同時に襲ってきた

 

中学に入る頃には僕の周りには低能共が群がってくる様になった。周囲が僕を称賛の声を向けるがそんなどうでも良い事は頭に入ってこなかった。春人から愛想良くしろって言われたから周囲に愛想良くしていたらそれを勘違いした低能な雌共が僕に告白をしてきた。正直言って虫酸が走った、『気持ち悪い』『吐き気がする』『僕に話し掛けるな』と言った事を言いたかったが近くに春人が居るから適当に振ることにした。その後は春人に先程の低脳な雌の事を聞かれたがどうでも良かったが適当に答えた。僕にとって君が一番なのだから

 

高校に入ると中学より更に酷くなり、僕の周囲には雌共が常に群がっている状況に陥ってしまった。その程度ならまだしもあの雌はあろうことか春人を邪魔者扱いし始めたのだ。その光景を見て僕は強い殺意を覚える程に雌を心の罵倒を放っていた。春人の姿が見えなかったから探してみると右足を怪我していたので理由を聞いてみるとあの春人に対して罵倒を放つ雌が蹴ってきたらしい。あの雌だけは絶対に許さない。殺しても殺しつくせない程に殺したい衝動に刈られたが今は春人を保健室に送らなくては……

 

その後はあの低能な雌を呼び出し、徹底的に心のへし折り、2度と外に出れない程に心を殺してやった

 

 

 

 

 

 

 

春人が死んだ。原因は車に跳ねられて後頭部を強く打って死んでしまったらしい。本来なら運転手を今すぐ殺したい衝動に刈られるが周囲の証言を聞いてある疑問が浮かんだ。春人は普通に信号が変わるまで待っていたが突然飛び出した事によって跳ねられたらしい。そして春人の真後ろに居た女子生徒が春人が死んだ時に何処かに逃げていく様を見ていたらしい。そして調べた結果分かった。春人を殺した真犯人が、犯人はあの心を折った低能の雌だった。そして僕の中の何かが切れた

 

 

 

 

 

許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さないゆるさないゆるさないゆるさないゆるさないゆるさないゆるさないユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイ殺す殺す殺す殺す殺すコロスコロスコロスコロス

 

あの女だけは何があっても絶対に殺す!僕から春人を奪った償いをさせてやる!

 

春人、少し待ってて欲しい。僕もすぐにそっちに行くから、今度は絶対に春人を守って見せるよ




初っぱなから親友が闇落ちしてましたね
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。