転生したら何故か親友がTSヤンデレ勇者に生まれ変わって求婚してくるんですけど!?   作:エスト瓶

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どんどん闇落ちして行く……


転生者狩り

「ハッ……ハッ……!」

 

暗い森の中で男は必死に走っていた。何かから逃げているのか身体中に切り傷や焦げ痕があるが今の男にとってはそんな事を気にしていられない程に必死に逃げていた。しばらく森を走り続けていると丁度森の真ん中に来たのか周囲に木々が無く、近くに泉がある程度だった

 

「ハァ……ハァ……に、逃げられたのか?」

 

男は安心したのかその場に座り込み何かを考え始めた

 

「クソ、彼奴が最近話題になってる殺人鬼かよ!何で俺の所に来るんだよ。俺はただ平穏に第二の人生を歩きたいだけなのに……」

 

この男は転生者である。神の気まぐれによりこの世界に転生させられたが特にこれと言った活躍をする事無く平穏に過ごしていた

 

「何なんだよ!あの殺人鬼は!」

 

「僕?僕は貴方達を狩る者だよ」

 

「―――!?」

 

男は慌てて振り返ると先程まで誰も居なかった筈なのに男の真後ろに黒いローブと顔を隠す為の仮面を付けている人物がそこには居た

 

「な、な、な、何で!?」

 

「あの程度で逃げれると思った?残念だけど特典を使いこなせなかった君の敗けだね」

 

ローブの人物の手には斧が握られている。その斧にはベッタリと血が付着しており黒ずんでおり、既に何人もの人物の命を喰らってきたのは言うまでもない

 

「俺はアンタに何もしていないだろ!俺はただ平穏にこの世界で暮らしたいだけだ!」

 

「ふーん、そうなんだ。僕には関係無いね」

 

「クソ!」

 

男は悪足掻きで砂をローブの人物にぶつけてから逃げようと背中を見せる「遅いよ?」とその言葉と共に背中に衝撃と同時に鋭い痛みが襲い、その場に倒れ混んでしまった

 

「人に物を投げるなって教わらなかった?」

 

ローブの人物の手には先程まで持っていた斧が無く、ゆっくりとした足取りで男の背中に刺さっている斧を引き抜く

 

「君がいくら平穏に過ごしていても僕にとってはどうでも良いことなんだよ?でもね、君は転生者だ。だから僕は君を殺す、僕の望みの為に」

 

「こ、この化け物め!」

 

男が叫ぶと同時にローブの人物は手に持っていた斧を男の首を跳ねた

 

「僕は化け物じゃないよ?ただ愛しい人の為に頑張るか弱い妻だよ」

 

物言わぬ存在となった男にローブの人物はニッコリと微笑んだ後に男の事が書かれた紙を死体に投げると紙は一瞬で燃え始め、死体と一緒にこの世から消え去ってしまった

 

「さて、これで46人目だっけ?あの子が全部特典持っていってるから危ないなぁ。後何れだけこの世界に転生者が居るんだろうね。まあ後一ヶ月もあれば狩り終わるから良いけどね」

 

既にこの世界に転生した者を46人を狩り終えているがそれでもまだまだ転生者が居る事に彼は溜め息を吐きながら歩き出す

 

「これが終わったら今度は神狩りでもしようかな。この世界に2度と転生者が現れないように」




チートキャラが特典を大量に所持してるとかマジで笑えない件について
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